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210112 会計領域にRPAを導入するときに気を付けること ぴかちゅうさん
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comucal
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January 12, 2021
Technology
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210112 会計領域にRPAを導入するときに気を付けること ぴかちゅうさん
comucal
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January 12, 2021
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Transcript
RPALT 関西スペシャル 2021.1.12 廣瀬智史 会計周りに導入するときに 注意すること7選
Agenda はじめに 自己紹介 会計領域にRPAを導入するときに気を付けること7選 まとめ
おまけ
はじめに ◼ このLTの目的 ✓ RPA導入の業務対象に、会計周りは必ず対象に上がってくるが、うまくいかないケースも多い ✓ 会計周りに導入するときの注意点を共有し、失敗を減らすことでRPAの価値を上げることが目的 ✓ 自己満足ではなく、本当に為になるLTを目指して活動しています ◼
資料の扱いについて ✓ この資料は発表後にPDF形式でアップする予定なので、そちらをご参照ください (後でConnpassから資料格納完了のメールが飛びます) ✓ 過去に5回ほど登壇している資料も、同じSlideShareに上がっているので参考にしみてください (業務分析や要件定義、開発時のTipsなど)
自己紹介 ◼ 経歴 ✓ 新卒大手SIer入社、保険関連のシステム保守開発に従事(VB.net/C/JAVA, Oracle) ✓ bizroboに触って、RPAをやりたくなり、コンサルティングファームへ転職 ✓ 地獄のSAP導入でアメリカに行って5kg痩せた後、Uipathでのロボ開発プロジェクトへ参画
◼ RPA経験 ✓ 某大手メーカーの経理部、SCM部、人事部に対して構想策定~開発(Uipath)、導入を経験 ✓ 某大手保険会社に対して、要件定義~開発(BizRobo)、導入を経験 (メンバーが足りていないこともあり、がっつり開発・導入までやっています) ◼ 最近の知って驚いた出来事 ✓ 友達の奥さんとペアーズでマッチングしてしまったこと ✓ 友達がビットコイン当たって、億り人になっていたこと
会計周りに導入するときに注意すること7選 ① InとOutを確定させる ② ロボが登録する仕訳について、一つ一つ合意を得る ③ 伝票登録時に2重チェックを行う ④ 内部統制の観点から問題がないか確認する ⑤
登録時の細かいオプションデータは外だししておく ⑥ システムVer.UP時にできるだけ修正工数が少なくなるように設定 ⑦ 他部門と共通化できる業務か確認する
InとOutをきちんと確定させる ◼ 当たり前のように見えるが、様々なシステムのデータや書類を使って伝票登録を行う場 合、Inputがお客様の中でもきちんと明確になっていない場合が多い ◼ Outputとして、レポート形式にするのか、それともExcelにログを書き出すのかを要件定 義時に、徹底的に明確にする Input 書類 Input
データ レポート InとOutを 明確にする
ロボが登録する仕訳について、一つ一つ合意を得る ◼ RPA導入は業務改革プロジェクトの一貫なので、業務で大切な仕訳の詳細な確認 は当たり前です ◼ システムで登録されている仕訳とお客様が考えている仕訳が違う場合があるので、実際 に検証機を使って登録される仕訳を確認してもらう 売掛金A 200 売上
300 売掛金B 100 売掛金A 100 売上 300 売掛金B 100 売掛金C 100 顧客レビュー 結果 特定の場合のみ3つ目 の勘定科目を使用する などイレギュラーが存 在する場合がある ヒアリ ング時
伝票登録時に2重チェックを行う ◼ ロボが間違えて登録しないようにチェックを設けることは、皆さんやられているが、2重 チェックまでやることが必要。Inputデータに対するチェックと登録時のチェックの2重 チェックを盛り込むと、誤登録は格段に減る ◼ 現状作業している担当者(パートさんがやっていることもある)を呼び出してもらい、 どのようなチェック作業をしているか必ず確認する。社員の経理担当者が知らないこと がたくさん出てくるので、その内容を盛り込む Input
書類 Input データ 登録用 データ 会計DB Output 書類 チェック チェック 【RPAフロー】
内部統制の観点から問題がないか確認する ◼ RPAが行う作業が、内部統制上の観点から問題がないかクライアントの上位者もしく は監査担当者に必ず確認してもらう ◼ 公認会計士が直接見るケースも増えているので、InとOutがクライアントおよび会計士 が見てもわかるような形にしておくと、監査チェックが通ることが多い Input 書類 Input
データ 登録用 データ 会計DB Output 書類 【RPAフロー】 Inputとして ファイルサーバ に残しておく 登録用データと 比較できるよう な形がベスト
登録時の細かいオプションデータは外出ししておく ◼ 細かいオプションデータとは、SAPでいうところの伝票タイプや税チェック、原価センタなど ◼ 外出ししておくことで、部門や業務が違っていても柔軟に対応できる 登録項目を細かくし ておくと、想定外の 修正時にも役に立つ
システムVer.UP時にできるだけ修正工数が 少なくなるように設定 ◼ 今後の対象システムVer.UP時(SaaSやERPなどはよくあること)には、どうしてもロボ の改修は必要となるが、クライアントからすれば無駄な工数でしかない ◼ できるだけ修正工数が少なくなるように、モジュールの共通化、インプットの外出し、 セレクターの変数化など、特定の状況でのみ稼働することをできるだけ避ける
他部門と共通化できる業務か確認する ◼ 要件定義時に、他部門で同じ業務を行っていないか確認し、同じ業務があれば詳細に 業務内容を聞き、同じロボで対応できるよう業務改善を行う ◼ 会計周りでは、他部門と業務内容が被っていることが非常に多い。他部門まで視野を広 げて対応してあげることで、今後の案件にもつながってくる 債権部門 債務部門 経費部門
共通化を図ること で、クライアント の満足度を上げる
まとめ ◼ 会計周りに導入するときは、先に挙げた7つに気を付けよう ◼ 会計周り以外の人事やロジ、在庫管理等でも使えるコツでもあるので、参考にしてみてください ◼ RPAはまだまだ浸透しきっていない技術なので、頑張って市場価値あげていきましょう!!
おまけ(宣伝) ◼ 日本教育に疑問を持ったので今後はエンジニアを育てる側も立ちたいと思い、以下のプログラミングスクール運営 のお手伝いをしています。主催者の方はふつうのおっちゃんに見えて中々やり手です ◼ 問題解決の手段としてプログラミングを教えているスクールは他にあまり無いので、興味のある方は見てみてくださ い。PythonやIT業界の基本といった、小・中学生には普通教えないようなコンテンツもあり、中々魅力的ですし、 今後も充実させていきます。 【プログラミング教室のテクノロ】 https://programming-school-technolo.com/