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『IDOLY PRIDE』の安定運用を支える多機能管理ツール【CAGC2024】

CyberAgent
March 08, 2024
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『IDOLY PRIDE』の安定運用を支える多機能管理ツール【CAGC2024】

弊社開発のスマートフォンゲーム『IDOLY PRIDE』で利用している多機能管理ツールについてご紹介します。
この多機能管理ツールは弊社開発の専用WEBツールで、「プランナー」「エンジニア」「QA」「CS」といった幅広い職種のメンバーの作業をサポートしています。
各職種のメンバー向けに様々な機能を実装した結果、その機能数はなんと...驚異の50以上。
「アイドルスキルシミュレーター機能」「SQL不要の行動ログ閲覧機能」「お知らせ作成機能」「マスタデータの検証機能」etc.
本セッションでは、「IDOLY PRIDEのガチャがユーザーに届くまで」の流れを通して管理ツールがカバーする機能の幅広さについてご紹介します。

https://cagc.cyberagent.co.jp/2024/session/index.html?id=X8e2QJk4

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March 08, 2024
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Transcript

  1. 福島 萌史 Fukushima Kizashi 3 2020年に株式会社QualiArtsにプランナーとして新卒入社。 『IDOLY PRIDE』の新規開発からアプリリリース、運用フェーズまで携わる。 現在はゲーム内新コンテンツの企画開発や運用業務全般に従事。 末吉

    貢 Sueyoshi Mitsugu 2020年に株式会社QualiArtsにサーバーサイドエンジニアとして新卒入社。 『IDOLY PRIDE』では複数の機能開発やインフラ構築を担当。 現在はサーバーサイドチームのリーダーを担当。
  2. 『IDOLY PRIDE』では、毎月100前後の施策がリリース 『IDOLY PRIDE』の追加コンテンツ 8 新ガチャ 新アイドル 新衣装 新ヘアスタイル 誕生日

    各種イベント 『IDOLY PRIDE』を「より長く」「より楽しく」プレイしてもらえるように 作業量を抑えながら 不具合を少なくする ことで より多くのコンテンツを提供 『IDOLY PRIDE』では、毎月100前後の施策がリリース
  3. 『IDOLY PRIDE』の追加コンテンツ 9 『IDOLY PRIDE』では、毎月100前後の施策がリリース 新ガチャ 新アイドル 新衣装 新ヘアスタイル 誕生日

    各種イベント 新ガチャ をご紹介 実際の運用フロー 「ガチャがリリースされるまで」を例に
  4. 11 例)ガチャがリリースされるまで データ作成 デバッグ 本番リリース 仕様策定 施策を開発環境で用意 「開催日時」「施策内容」を決める データ作成 動作を実現するデータを設定する

    デザイン作成 「バナー画像」「イラスト」 「3Dモデル」を作る 不具合が無いかをテスト 意図した挙動になっているか? 表示画像が合っているか? ガチャの確率が合っているか? 正しい文章で表現されているか? 実際に遊べるようになる
  5. 12 データ作成 デバッグ 本番リリース 仕様策定 施策を開発環境で用意 「開催日時」「施策内容」を決める データ作成 動作を実現するデータを設定する デザイン作成

    「バナー画像」「イラスト」 「3Dモデル」を作る 不具合が無いかをテスト 意図した挙動になっているか? 表示画像が合っているか? ガチャの確率が合っているか? 正しい文章で表現されているか? 実際に遊べるようになる データ設計・作成ミス 作業コストの肥大化 データ作成ミスによる デバッグ工数増加 操作ミスによる 不具合増加 例)ガチャがリリースされるまで 不安 材料
  6. 13 データ作成 デバッグ 本番リリース 仕様策定 施策を開発環境で用意 「開催日時」「施策内容」を決める データ作成 動作を実現するデータを設定する デザイン作成

    「バナー画像」「イラスト」 「3Dモデル」を作る 不具合が無いかをテスト 意図した挙動になっているか? 表示画像が合っているか? ガチャの確率が合っているか? 正しい文章で表現されているか? 実際に遊べるようになる 例)ガチャがリリースされるまで 自社開発の多機能管理ツール で解消 そんな”不安材料”をすべて データ設計・作成ミス 作業コストの肥大化 データ作成ミスによる デバッグ工数増加 操作ミスによる 不具合増加 不安 材料
  7. 17 多機能管理ツールの導入による効果 データ作成 デバッグ 本番リリース 仕様策定 施策を開発環境で用意 「開催日時」「施策内容」を決める データ作成 動作を実現するデータを設定する

    デザイン作成 「バナー画像」「イラスト」 「3Dモデル」を作る 不具合が無いかをテスト 意図した挙動になっているか? 表示画像が合っているか? ガチャの確率が合っているか? 正しい文章で表現されているか? 実際に遊べるようになる データ設計・作成ミス 作業コストの肥大化 データ作成ミスによる デバッグ工数増加 操作ミスによる 不具合増加 不安 材料
  8. 18 データ作成 デバッグ 本番リリース 仕様策定 施策を開発環境で用意 「開催日時」「施策内容」を決める データ作成 動作を実現するデータを設定する デザイン作成

    「バナー画像」「イラスト」 「3Dモデル」を作る 不具合が無いかをテスト 意図した挙動になっているか? 表示画像が合っているか? ガチャの確率が合っているか? 正しい文章で表現されているか? 実際に遊べるようになる 多機能管理ツールの導入による効果 お知らせ生成 自動検証 スキル設計 etc. マスタタグ機能 ログ閲覧機能 データ作成・入力 機 能 例
  9. 23 データ作成 デバッグ 本番リリース 仕様策定 施策を開発環境で用意 「開催日時」「施策内容」を決める データ作成 動作を実現するデータを設定する デザイン作成

    「バナー画像」「イラスト」 「3Dモデル」を作る 不具合が無いかをテスト 意図した挙動になっているか? 表示画像が合っているか? ガチャの確率が合っているか? 正しい文章で表現されているか? 実際に遊べるようになる 多機能管理ツールの導入による効果 お知らせ生成 自動検証 スキル設計 etc. マスタタグ機能 ログ閲覧機能 データ作成・入力 機 能 例 スキル設計 機 能 例
  10. 29 データ作成 デバッグ 本番リリース 仕様策定 施策を開発環境で用意 「開催日時」「施策内容」を決める データ作成 動作を実現するデータを設定する デザイン作成

    「バナー画像」「イラスト」 「3Dモデル」を作る 不具合が無いかをテスト 意図した挙動になっているか? 表示画像が合っているか? ガチャの確率が合っているか? 正しい文章で表現されているか? 実際に遊べるようになる 多機能管理ツールの導入による効果 お知らせ生成 自動検証 スキル設計 etc. マスタタグ機能 ログ閲覧機能 データ作成・入力 機 能 例 機 能 例 データ作成・入力
  11. 32 ブラウザ Kubernetes Engine CloudSQL (マスタデータ) Google Drive (スプレッドシー ト)

    管理ツール マスタデータのインポート/エクスポート機能のシステム図
  12. 34 データ作成 デバッグ 本番リリース 仕様策定 施策を開発環境で用意 「開催日時」「施策内容」を決める データ作成 動作を実現するデータを設定する デザイン作成

    「バナー画像」「イラスト」 「3Dモデル」を作る 不具合が無いかをテスト 意図した挙動になっているか? 表示画像が合っているか? ガチャの確率が合っているか? 正しい文章で表現されているか? 実際に遊べるようになる 多機能管理ツールの導入による効果 お知らせ生成 自動検証 スキル設計 etc. マスタタグ機能 ログ閲覧機能 データ作成・入力 機 能 例 機 能 例 お知らせ生成
  13. HTMLの入力を簡略化するための「専用のカスタムタグ・属性」 ①カードイラストの参照 37 s-img attribute <img s-img="img_xx" /> ↓ <img

    src="https://sample.com/notice/xx..jpg"> 上記のように、画像の名前 (アセット名)を 入力するだけで URLに変換される
  14. 38 HTMLの入力を簡略化するための「専用のカスタムタグ・属性」 ②スキル詳細の参照 s-card <s-card>card-abc</s-card> ↓ <h2 class=”tile”> ピックアップスキル </h2>

    <h2 class=”tile”> セット衣装 </h2> 上記のように、サーバー側で保持している HTMLテンプレートが自動的に適用される
  15. システム構成 39 Cloud LoadBalancer Cloud CDN Kubernetes Engine アセット Cloud

    Storage Bucket rclone お知らせ Cloud Storage Bucket rclone download アセット upload 管理ツール
  16. 41 データ作成 デバッグ 本番リリース 仕様策定 施策を開発環境で用意 「開催日時」「施策内容」を決める データ作成 動作を実現するデータを設定する デザイン作成

    「バナー画像」「イラスト」 「3Dモデル」を作る 不具合が無いかをテスト 意図した挙動になっているか? 表示画像が合っているか? ガチャの確率が合っているか? 正しい文章で表現されているか? 実際に遊べるようになる 多機能管理ツールの導入による効果 お知らせ生成 自動検証 スキル設計 etc. マスタタグ機能 ログ閲覧機能 データ作成・入力 機 能 例 機 能 例 自動検証
  17. 46 データ作成 デバッグ 本番リリース 仕様策定 施策を開発環境で用意 「開催日時」「施策内容」を決める データ作成 動作を実現するデータを設定する デザイン作成

    「バナー画像」「イラスト」 「3Dモデル」を作る 不具合が無いかをテスト 意図した挙動になっているか? 表示画像が合っているか? ガチャの確率が合っているか? 正しい文章で表現されているか? 実際に遊べるようになる 多機能管理ツールの導入による効果 お知らせ生成 自動検証 スキル設計 etc. マスタタグ機能 ログ閲覧機能 データ作成・入力 機 能 例 機 能 例 マスタタグ機能
  18. 53 データ作成 デバッグ 本番リリース 仕様策定 施策を開発環境で用意 「開催日時」「施策内容」を決める データ作成 動作を実現するデータを設定する デザイン作成

    「バナー画像」「イラスト」 「3Dモデル」を作る 不具合が無いかをテスト 意図した挙動になっているか? 表示画像が合っているか? ガチャの確率が合っているか? 正しい文章で表現されているか? 実際に遊べるようになる 多機能管理ツールの導入による効果 お知らせ生成 自動検証 スキル設計 etc. マスタタグ機能 ログ閲覧機能 データ作成・入力 機 能 例 機 能 例 ログ閲覧機能
  19. 55 ①シンプルクエリ: ログ名、時間、ユーザーIDで絞る select * from item_get where 2023/10/01 <=

    timestamp and timestamp <= 2023/11/01 and user_id = “ABC” ②カスタムクエリ: ログ名、時間、ユーザーID + 任意の要素で絞る select * from item_get where 2023/10/01 <= timestamp and timestamp <= 2023/11/01 and user_id = “ABC” and is_gift = true 用意された2つの機能
  20. 57 Kubernetes Engine 内部でSQLを実 行 管理ツール 行動ログ DB (クエリテンプレート )

    テンプレートを取 得 ユーザーの行動ログ閲覧機能