試験に役立つモデリングの紹介/The Introduction to Modeling for Testing

A97eee01397705443a72a48ce29d3e19?s=47 Cybozu
September 12, 2020

試験に役立つモデリングの紹介/The Introduction to Modeling for Testing

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Cybozu

September 12, 2020
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  1. 試験に役⽴つ モデリングの紹介 サイボウズ 株式会社 渡邉 豊幹

  2. 渡邉 豊幹 ⾃⼰紹介 2011年新卒⼊社、QA 現在は販売管理システムを担当 サイボウズ株式会社 開発本部

  3. 中⼩企業向けグループウェア ⼤企業向けグループウェア 業務アプリ構築クラウド メール共有システム 製品紹介

  4. • モデルを作成し、試験に活⽤した話 • メリットと作成時のポイント お話しすること

  5. アジェンダ 担当プロダクト/チームの紹介と抱えていた問題 実施した解決策「モデルセットを作成する」 作成時のポイントとコストについて 今後の展望

  6. 担当プロダクト • ⽶国市場向けの販売管理システム • ユーザー 1. 製品のエンドユーザー • 試⽤申し込みや契約 など

    2. 社内のセールスチーム • 特別価格での発注やライセンス管理、 キャンペーンの設定 など ൢച؅ཧγεςϜ ֎෦αʔϏε End User Sales Team
  7. チームの紹介 チーム構成 開発スタイル 状況

  8. チームの紹介 チーム構成 開発スタイル 状況 • 開発チームは6名(うち QAは3⼈) • セキュリティ検証は社内専⾨チームに依頼 QA

  9. チームの紹介 チーム構成 開発スタイル 状況 • スクラム開発(1スプリント1週間) • リリース頻度は約2回/週 試験後に QA

    がリリース
  10. チームの紹介 チーム構成 開発スタイル 状況 実装前に全て設計することや、内部の詳細な ドキュメントを作成することはせず、 段階的に開発を⾏いリリースしている 事前に全てを 設計しない

  11. チームの紹介 開発スタイル 状況 1. 開発が進むにつれて処理が複雑になる 2. 各機能の仕様書はあるが、全体像を把握で きるドキュメントが無い チーム構成 個々の

    機能仕様書は あるけど…
  12. 開発上の問題点 試験の影響範囲が把握しにくい 新規メンバー/他チームへの教育コストが⾼い

  13. 開発上の問題点 試験の影響範囲が把握しにくい 新規メンバー/他チームへの教育コストが⾼い 連携している外部サービスとのシステム境界が 複雑になり、試験設計の難易度が上がる

  14. 開発上の問題点 試験の影響範囲が把握しにくい 新規メンバー/他チームへの教育コストが⾼い 個々の機能の詳細な仕様書はあるが、 全体像を把握するための資料が無い

  15. 開発上の問題点 試験の影響範囲が把握しにくい 新規メンバー/他チームへの教育コストが⾼い 基本的なケースのモデルを 作成して解決できないか

  16. なぜモデルが必要? ひも? • ⽂書よりイメージの⽅が概要をうまく掴める • 細かい点だけに着⽬すると全体像を掴みにくい かべ?

  17. モデルに着⽬したきっかけ 平鍋健児さんを招いて開催された社内勉強会 • アジャイルにおいて必要⼗分な設計とは? • ⼀貫性を保って開発するには? • 効果的な対話のために必要なものは? → シンプルなモデルセット(Keeps)を

    作成する、というアイディアを知る Keeps!
  18. Keeps? モデル モデルとして残すもの ・安定している ・寿命が⻑い Keeps 残さないもの ・実装中に変わる ・⼀度共有して捨てる Temps

  19. Keeps? モデル モデルとして残すもの ・安定している ・寿命が⻑い Keeps 残さないもの ・実装中に変わる ・⼀度共有して捨てる Temps

    共通理解を促す シンプルな モデルセット
  20. 作成したKeepsの紹介 Keeps システム全体の構造を表すもの Architecture 業務で扱う対象とそれらの繋がりを表したもの Domain Model ユーザーから⾒たシステムの代表的な使い⽅ Key Use

    Cases
  21. 作成したKeepsの紹介 Keeps システム全体の構造を表すもの Architecture 業務で扱う対象とそれらの繋がりを表したもの Domain Model ユーザーから⾒たシステムの代表的な使い⽅ Key Use

    Cases
  22. 作成したKeepsの紹介 Keeps システム全体の構造を表すもの Architecture 業務で扱う対象とそれらの繋がりを表したもの Domain Model ユーザーから⾒たシステムの代表的な使い⽅ Key Use

    Cases
  23. 作成したKeepsの紹介 Keeps システム全体の構造を表すもの Architecture 業務で扱う対象とそれらの繋がりを表したもの Domain Model ユーザーから⾒たシステムの代表的な使い⽅ Key Use

    Cases
  24. 作成したKeepsの紹介 Keeps システム全体の構造を表すもの Architecture 業務で扱う対象とそれらの繋がりを表したもの Domain Model ユーザーから⾒たシステムの代表的な使い⽅ Key Use

    Cases ユースケース図 コミュニケーション図
  25. ユースケース図 ※⼀部秘密情報のため、実際の表現を変えています

  26. ユースケース図 特定の操作の 影響範囲がわかる ※⼀部秘密情報のため、実際の表現を変えています

  27. コミュニケーション図 渡されるデータや 実⾏ API を記載 ※⼀部秘密情報のため、実際の表現を変えています

  28. 改善できた点 試験の影響範囲が把握しにくい 新規メンバー/他チームへの教育コストが⾼い

  29. 改善できた点 試験の影響範囲が把握しにくい 新規メンバー/他チームへの教育コストが⾼い 1. 連携サービスとの境界や、サービスが実⾏される タイミングが分かりやすくなった 2. 仕様書では細かい挙動に注⽬しがちだが、 俯瞰して影響範囲を⾒ることができる

  30. 改善できた点 試験の影響範囲が把握しにくい 新規メンバー/他チームへの教育コストが⾼い 1. システム全体で各ユーザーがどのような操作を ⾏うのか、俯瞰して⾒ることができる 2. 各ユースケースごとのシステムの振る舞いに ついても概要が把握しやすい

  31. 改善できた点 試験の影響範囲が把握しにくい 新規メンバー/他チームへの教育コストが⾼い その他 1. モニタリング対象の API を洗い出す際に活⽤ 2. E2E

    のテストの改善で活⽤
  32. 作成時のポイント ⽬的を明確にする チーム内で合意をとる ツールを活⽤する

  33. 作成時のポイント ⽬的を明確にする チーム内で合意をとる ツールを活⽤する 1. スコープを明確にし、作りすぎを防ぐ 2. 作成するケースを最⼩限に抑える ゴール

  34. 作成時のポイント ⽬的を明確にする チーム内で合意をとる ツールを活⽤する 1. メンテナンスコスト含めて検討する 2. 更新すべき情報について共有する 協⼒が不可⽋

  35. 作成時のポイント ⽬的を明確にする チーム内で合意をとる ツールを活⽤する PlantUML を使⽤し作成コストを抑えた

  36. 作成時のポイント 1. 誰でも同じような図を作成できる 2. コードなので git でバージョン管理できる ⾒た⽬の微調整が難しいが、厳密な表現より 概要を把握できることを優先して使⽤ PlantUML

    コードで UML を作成するツール
  37. メンテナンスについて ルール 作成コスト メンテナンスコスト

  38. メンテナンスについて ルール 作成コスト メンテナンスコスト • 開発時(仕様変更時)に PG/QA が修正 • 上記ルールは他の機能仕様書などと同様

    既存のプロセスに 合わせる形で開始
  39. メンテナンスについて ルール 作成コスト メンテナンスコスト • 10⼈⽇程度 • 計11枚の図と説明を作成 クラス図 ×1

    オブジェクト図×1 ER図×1 コミュニケーション図×1 ユースケース図×7
  40. メンテナンスについて ルール 作成コスト メンテナンスコスト • 2020年6⽉の運⽤開始後、誤りを⼀度修正 • 仕様変更による修正はまだ無し

  41. 今後の展望 チーム内⽤語を記載 ADR の記載

  42. 今後の展望 チーム内⽤語を記載 ADR の記載 チーム特有の⽤語を定義し記載することで 認識に齟齬が⽣じることを防ぐ

  43. 今後の展望 チーム内⽤語を記載 ADR の記載 Architecture Decision Records と呼ばれる、 アーキテクチャ上重要な意思決定の 背景を記載し、暗黙知が増えることを防ぐ

  44. まとめ • 下記問題を解決するために Keeps を作成した • 試験の影響範囲が把握しにくい • 新規メンバー/他チームの教育コストが⾼い •

    作成ポイント • ⽬的を明確にする • チーム内で作成について合意をとる • 楽に作成できるツールを活⽤する • メンテナンスのルールを決める • 今後の展望 • ⽤語の定義と ADR を記載する
  45. 参考情報 • 平鍋健児さんの資料 「 Modeling in the Agile Age」 https://www.slideshare.net/hiranabe/modelin

    g-in-the-agile-age-228224347 • PlantUML https://plantuml.com/