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Dentis_導入事例集.pdf

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患者とつながる歯科業務支援システムDentisの導入事例をご紹介いたします。

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  1. 課題 V 父と自分が担当する患者それぞれを紙台帳で管理することが難しく なっe V 予約やリマインドなどの電話でのやり取りに時間を取られていe V 歯科医院として、より集患・採用できるようブランディングしたかった 解決策 V

    Web患者管理機能で患者のプロフィールを細かく可視化しe V Web予約機能と自動リマインド通知で連絡工数を削減しe V クラウドツールを使っていることがブランディングにつながり、集 患・採用をしやすくなった 効果 V Web予約機能によって電話予約対応の時間が半分以上削減され、職員 が業務に集中できる環境をつくれe V リマインド通知機能により、目に見えて無断キャンセルの数が減っe V 導入前と比べて1日の客数が大幅に増えたが管理できている 最初は父用の紙の管理台帳と、自分用のDentisを併用していた ― 事業承継のタイミングでDentisをご導入いただきましたが、いつごろからデジタル化を考えてい らっしゃったのでしょうか。 考えていたのは事業承継の前からですね。「Web予約」と「患者情報のデジタル管理」の機能に興味がありま した。 もともとは紙の予約管理台帳で管理していたんですよ。父と私のそれぞれで、担当の患者様の予約情報を記録し ていました。でも父が「明日の診察の準備をしたいから」と、毎日、実家に台帳を持ち帰っておりました。 患者様のなかには、私に直接電話をかけて予約をされる方もいらっしゃるのですが、父が持ち帰ってしまうと私 は予約情報を確認できないわけです。そこでだんだんと「紙の不便さ」がわかってきて、クラウドにしたいと感 じ始めました。 また患者様が増えてきたタイミングでもありました。今後はより多くの患者様に対応するために、歯科衛生士や 歯科助手などスタッフが増えていくことはわかっていました。患者情報と情報を扱う職員が増えるなか「一枚の 紙を交代しながら全員で確認すること」は今後より難しくなると思い、「クラウドの予約ツールに切り替えな い?」と父に提案したのがきっかけでしたね。 3 ©2022 Medley, Inc.
  2. 4 ©2022 Medley, Inc. ─ お父様の反応はいかがでしたか? 猛反対、というわけではなかったのですが、賛成と反対で半々といった感じです。「自分は見開きで確認できる 紙台帳を使い続けたい」と言ってましたね。そこで「自分がメインで使うし、今後はクラウドが主流になってい くから」と説得して導入を決めました。 だから最初の1カ月は父のために紙に書いて、私のためにDentisにも記録して……と、紙とクラウドを同時並

    行で使っていました。 でも紙に書ききれなくなったんですよ。最初は2列×5日のスケジュール表を見開き2ページで確認できたんで す。つまり10列分あったんですけど、患者様が増えるにしたがって歯科衛生士分の列が追加になったんで、3列 ×5日になってしまった。 それで物理的に紙の予約管理台帳が見開きで使えなくなったので、父もだんだんとDentisを使うようになりま した。
  3. 5 ©2022 Medley, Inc. 予約とメッセージの自動化で、業務効率が大幅にアップ ― そこから「Web予約管理」「Web患者管理」だけでなく「メッセージ機能」なども使っていただ いています。最初の印象はいかがでしたか? まずいちばん良かったのは「Web予約」ですね。こちらからアクションをしなくても、空いている枠に勝手に 予約が入ってくれる。これは楽でした。それまでは、電話対応をして予約管理台帳に書き込んでいたので、かな

    り業務削減になったと思います。 ─ だいたいどのくらい削減されましたか? 導入時は月に40人ほどの予約がありましたが、20~30人はWeb予約を利用してくださいました。そのため電 話予約への対応にかかる時間が半分以上削減されたことになります。スタッフが業務に集中できる環境づくり、 という面で大きなメリットがありますね。そのぶん余裕をもって、業務に臨めるので、ミスが起きにくくなった とも思います。 導入時だけは、それまでの予約内容などを紙からDentisに移行する必要があるので、ちょっと大変でした。で も長い目で見ると、メリットのほうが圧倒的に多いと思います。私自身、もう紙を使っていたときのことは、ほ とんど覚えていないですし、戻れないですね。
  4. 6 ©2022 Medley, Inc. ― そのほかに嬉しかった機能はありますか? 「リマインド通知」も、役に立ってくれている実感がありますね。鈴木歯科医院では予約済みの患者様に対し て、前日の正午にSMSを自動で送っています。サラリーマンの方でも、昼休みであれば見てくれるんじゃない か、と思ったから正午に設定しました。 それまでは「忘れやすい人」だけに当日の朝に電話する、くらいだったんです。その結果、無断キャンセルが相

    次いでいました。無断キャンセルがあると、事前準備を含めてスタッフの時間が無駄になってしまう。だから解 決したい大きな課題でしたね。 Dentisを使えば、設定した時間に自動でSMSを送ってくれます。最近では統計を取っているんですが、送付先 のうち8割はちゃんと開いて確認してくれているんですよ。なので、無断キャンセルはほとんどなくなりまし た。コロナもあってキャンセルされる方はいらっしゃいますが、必ず連絡をしてくれるため、業務時間が大幅に 無駄になることはありません。
  5. 7 ©2022 Medley, Inc. 「クラウド化」は「患者様の安心感」という意味でも必須に ― レセコンや電子カルテは他社様のクラウドツールを使われていますが、これはDentisに課題が あったんでしょうか? 機能やサポート体制としては遜色ないのですが、私が新規指導に関わる可能性があるので、広く用いられている 歴史と実績がある会社を選んだ、というだけです。

    以前はオンプレ型を使っていましたが、やはりクラウド型は便利です。 ─ オンプレ型とクラウド型の違いはどこにあると思いますか? オンプレ型のレセコンを使っていたときは、レセプトチェックがかなり大変でした。毎月何度か、休診日に医療 機関を開けてベンダーに来てもらっていたんです。 その点、クラウド型であれば、やり取りが簡易にできます。チャットツールで「この方とこの方を修正してくだ さい」といった感じですね。つまり出張料がなくなって、時間が確保されました。 反対に「オンプレ型がクラウド型より便利な部分」はたぶんほとんどないと思います。ネット環境が悪いとき に、動作が重くなるくらい……。ほとんど気にならない程度ですね。 ― なるほど。事業承継されたのをきっかけに、ここまでクラウド化を進めていらっしゃるのもすごい ですね。 もうオンプレのレセコンにも、紙台帳にも戻れないですね。紙はありえないと思ってます。 それと「デジタルを取り入れていること」って、今は患者様の信用に関わることですよね。患者さんは「デジタ ル化できているか否か」で「信頼できる医院かどうか」を判断している部分があると思います。
  6. 8 ©2022 Medley, Inc. ─ 少し前に「ホームページのない歯科医院ってちょっと不安だよね」という時期があったと思います が、それに似てる感覚というか……。 そうですね。ブランディングとしても重要だと思います。「この病院って最先端だったな」という実感が「また 来よう」と思っていただくことにつながると思うんですよね。そのうえで、まず「Web予約機能」は大きなイ ンパクトがあるのかな、と。

    また「採用面」でも、貢献してくれていると感じていますね。歯科衛生士さんや歯科助手さんは、まず書類を応 募する前にホームページを確認すると思います。そのときにタブレットを見るか、紙台帳を見るか、で応募意欲 が大きく変わると思うんですよ。同じ歯科医院でも、デジタル化しているか否かで、業務の量がまったく違いま すから、当然ですよね。 ─ なるほど。対外的な会社の見え方としても、デジタル化にはメリットがある、と。 はい。特に私のように事業承継をする方は、若いドクターが多いです。そして「今から自分が主導して"新しい 歯科医院"をつくるぞ」と考えていると思います。だからこそ、それまで先代が紙で管理していたとしても、クラ ウドに切り替えるべきだと思いますね。たまに同世代のドクターと話すのですが、もう「紙での患者管理」の話 をしている人はいません。みんなクラウドツールを使っていること前提で、情報交換をしています。 だからこれから事業承継される若い歯科医師の方は、まずクラウド必須です。そのうえで、Dentisであれば、 予約から問診、患者管理、カルテ、レセプトと、すべてクラウド上で完結します。また導入時には細かくサポー トしてくださるので、初めてでもスムーズにクラウドに移行できるのがいいです。おすすめですね。
  7. 課題 D 開業に合わせて紙のカルテや問診票をなくした" D 患者様に「思ったより楽だ」と思っていただき、リピートしてほしい 解決策 D Web問診機能で紙の問診票をなくしv D Web予約、Web問診、リマインド通知で患者様のストレスを軽減する

    ことに成功した 効果 D スタッフが患者様のデータを探す時間を大幅に短縮できv D 紙の問診に比べて患者様の待ち時間が15分早くなった 勤務医時代の辛い経験から「ペーパーレス」を決意 ― 山﨑先生には開業と同時にDentisを試していただきました。もともとクラウド型のツールに関心 をお持ちだったのでしょうか。 はい。開業する際は「絶対ペーパーレスにしよう」と思ってましたね。予約管理台帳、問診票、カルテなど、紙 媒体を使わずに作業する歯科医院を目指していました。 私がもともと勤めていた歯科医院では「紙の整理」にかなり時間を取られていました。多くの歯科医院が同じ状 況だと思うんですが、とにかく"カルテ置き場"が増えていくんですよね。紙のカルテをボックスに収納して、ス ペースがなくなったら、また新しいボックスを作って……という業務に無駄な時間を取られていたんです。 また紙媒体だと「患者様のデータにアクセスしにくい」という点も問題でした。例えば数年前の患者様が再診に いらっしゃったときに、膨大な紙のカルテを一枚ずつ確認して過去のデータを探さないといけないんですよね。 しかも患者様自身が数年ぶりの来院なので、過去の記憶を忘れていて「初めて来ました」と申告されることもあ ります。データが記録されていないので、初診か再診かを判断しにくいのも課題でした。 10 ©2022 Medley, Inc.
  8. 11 ©2022 Medley, Inc. ─ やはり紙での管理だと、さまざまな課題があったのですね。このほか患者様の予約台帳も紙で管理 しているというお話もよく伺います。患者様の予約を1枚の紙にペンで書いて管理している医院もあ るようですね。 そうですね。前に勤めていた歯科医院ではWebで管理していたので、予約管理に関しては課題はなかったです ね。ただ紙の予約管理台帳は働きにくいだろうな、と思います。例えば誰かが予約管理台帳を確認している間

    は、他のスタッフが確認できない。これだけでストレスですよね。ミスにつながる可能性もあります。 ─ 開業時はどのようにツールを探しましたか? まずはWebで検索しました。「Web問診票」とか「電子カルテ」とかで調べて、気になったものを試していま したね。周りの開業医の先輩は紙を使っていたので、相談できる人がいなかったんです。そのため、自力でツー ルを探していました。 ─ Dentisをお試しいただいたのはそのころですよね。 はい。いろんな会社のツールを試していた最中に、知り合いを通じてお声がけいただいたのがきっかけでした。 最初の印象として「Web問診機能があること」が嬉しかったのを覚えています。 カルテと同じように問診票もデジタル化したいと考えていました。でもWeb上で問診ができるツールは少な かったし、どれもしっくり来ていなかったんですね。だから開院当初は自分でGoogle Formsを使って問診票 を作ろうと思っていたくらいなんですよ。 でもGoogle Formsで問診にお答えいただくためには、事前に患者様のメールアドレスを取得する必要がある。 どうしようかな、と思っていたときにDentisのWeb問診を知れたので、嬉しくて、導入を決めました。
  9. 12 ©2022 Medley, Inc. ― 紙での問診より時間が短縮されている実感はありますか? もちろん。Web予約時に書いていただけると、事前に患者様の情報を把握できます。そのため、ご来院してい ただいてから、ほとんどお待たせすることなく診察できる。開業前に勤めていた歯科医院と比べると、患者様を お待たせする時間が15分は短縮されたかな、と実感しています。 しかも問診データはクラウド上で簡単に確認できるので、再診の際にすぐ見つかります。これも嬉しいです。

    またWeb予約と同時に問診を書いていただけるので「服薬中の薬」や「今までのかかった医療機関」などの情 報を正確に教えてもらえます。来院後だと、みなさま「なんていう薬だったっけ……」と思い出せないことが多 いんです。Web予約とWeb問診を組み合わせることで、ご自宅などで確認しながら申告していただけるのが大 きいですね。より安心して処置ができると思います。 ─ 患者様の予約管理機能はいかがでしょうか。 すごく楽ですよ。スタッフがそれぞれのPCやiPadでいつでも予約状況を確認できますし、1つのスケジュール 画面上で患者様のプロフィールや症状、来院理由を一緒に見られる。もし予約時間が変更になっても、簡単に修 正できます。紙の予約管理台帳を使うと「字が汚い」とか「書き間違えた」という理由でミスが起きる可能性も あるじゃないですか。クラウドで管理することで、ミスをする確率が減るし、スタッフの業務効率化につながっ ている実感もありますね。
  10. 13 ©2022 Medley, Inc. 患者様へのリマインド通知でロスをなくせる ― そのほか「リマインド通知」や「メッセージ機能」といった、歯科医院と患者とのコミュニケー ションを取れる機能を使っていただいています。 実際、予約済みの方がキャンセルになると、予定していた時間とその分の診療代はロスになります。また無断 キャンセルをした患者様って、気まずくなってもう来なくなってしまうパターンもあります。そう考えると、1

    回だけじゃなく、数回分の診察・処置ができなくなるわけですよね。だからやっぱりリマインド通知は重要だと 思います。私たちはDentisのリマインド通知機能を、予約を忘れがちな60歳以上の方に向けて送っています。 予約日時に合わせて自動で送ってくれるので、手動で操作をする必要がないのが嬉しいですね。送っている実感 がないくらいです(笑)。 ─ リマインド通知をはじめ、患者とのコミュニケーションは、リピート率を高める効果があります。 安定して来院者数を獲得するために大事だと思いますが、こうした集客面は開業時に意識していまし たか? 集客面の仕組みは、具体的には考えていなかったです。ただメッセージによって「かかりつけ医」として認識し てもらいやすくなるのは、実際そうだと思いますね。ただ、私たちは周辺地域の歯医者さんよりも早くインプ ラントの治療ができる知識・技術があるので、そこで差別化をしようとは考えていました。 ですが、それでも1回目で「楽だったな」と思っていただけないとリピートもありえないと思っています。歯科 医院は競争が激しいからこそ、より高いホスピタリティを提供する必要があると考えているんです。 そういった意味では「リマインド通知」で「安心できるな」と思っていただけますし、「Web予約」「Web問 診」によって、患者様に「意外と早く終わったな」と感じていただける。再診していただくうえで役に立ってく れることは実感しています。
  11. 14 ©2022 Medley, Inc. 今後は「サブカルテ機能」に期待! 関わってくれる人が「自分の時間」を楽し める歯科医院を ― 今後、Dentisに期待している機能はありますか? 「サブカルテ」を確認・編集できる機能があるといいですね。契約時にはDentisにサブカルテの機能がなかっ

    たので、電子カルテは他社の製品を使っています。カルテはもちろん重要ですが、実際に診察や施術をするうえ ではサブカルテを使います。だからサブカルテの機能がある他社の製品を取り入れたんですよね。 ただ、予約・問診状況とサブカルテを同時に見られないので、けっこう面倒なんですよね。だからサブカルテと アポイントを1つの画面上で同時に確認できたらいいなぁ、と。 ──実はサブカルテの機能を開発している最中なんですよ(2022年8月現在)。 そうなんですね! サブカルテ機能が完成したらぜひ教えていただきたいです。 サブカルテとアポイントを同じ画面で見られることによって、スタッフも仕事をしやすくなると思います。今後 もDentisを使いながら、患者様・スタッフ含め関わってくれる人に「楽だな」と感じていただき、自分の時間 を楽しめるような歯科医院を作っていきたいですね。 ― 本日は貴重なお話ありがとうございました!
  12. 15 ©2022 Medley, Inc. CASE 03 CLINICSを活用して患者のニーズに合わせた矯正歯科を実現 患者・クリニック双方のメリットを追求した新しい歯科医院とは 「矯正歯科クリニック柏の葉」さま 矯正歯科クリニック柏の葉は、2018年に柏の葉で開業し、「患者一人ひとりのニーズに対応した矯正治療」を

    コンセプトに現在では200人以上の矯正患者を抱える矯正専門医院です。 院長の浅田薫先生は、長年フリーで矯正歯科医としてのキャリアを持ち、さまざまな症例を経験してきました。 またご自身も過去に2回の矯正治療を経験し「歯並びに対するコンプレックス」は誰よりも理解できるのと「矯 正をして良かった」と思えた喜びを多くの方に体験してもらいたいとの思いから、2020年7月にCLINICSを導 入。マウスピース矯正の経過観察においてオンライン診療を日々活用しています。 今回は浅田先生に「オンライン診療を導入して感じたメリット」や「初診にこそオンライン診療をおすすめした い理由」を伺いました。 ※ Dentisに先駆けて運営しているCLINICSオンライン診療サービスをご利用いただいている時期のインタビューとなります ※ インタビュー当時 (2020.10) のご活動状況であり、現状とは異なる場合がございます
  13. 16 ©2022 Medley, Inc. 課題 U 患者数が増えるにしたがって予約が取りにくくなり、患者様にストレス をかけていe U 長い矯正治療の最中で患者様のライフスタイルに変化があってもケア

    し続けられる体制を構築したかった 解決策 U オンライン診療によってユニットの枠が空き、より効率的に診察でき るようになっe U スマホ越しに診察できるため、患者様が引っ越しをされた後でもケア し続けられるようになった 効果 U 治療期間が長い歯列矯正の治療において、患者様が生活スタイルに合 わせて受診でき、満足度が向上していŒ U 問診、受付、会計の手間・時間が削減され、スタッフの業務効率化に つながっている オンライン診療の導入で患者・スタッフのストレスが軽減、好循環が生まれた ― なぜオンライン診療導入に至ったのでしょうか。 まずは「患者さんの来院回数を減らす」ことが目的でした。医院の売り上げを高めるには「多くの患者さんを診 ること」が必要です。もちろん患者数を増やすためには、その分のスタッフが必要になります。スタッフを増や せば、その分多くの患者様に対応できますが、ユニット数と診療時間は変わりません。つまり1ユニットごとの スケジュールを過密にするしかないんです。 すると「患者様が予約を取りにくくなる」という問題が出てきます。「希望の時間に予約が取れない」「変更す ると次の予約が3カ月先になってしまう」なんてこともあるんですね。矯正はただでさえ治療期間が長いので、 予約が取りづらいことは患者さんにとって大きなストレスになってしまいます。 またアポイント調整が複雑になり、スタッフにも負担が増えていく。無理にスケジュールを詰め込むと、こうし た「悪循環」につながってしまうわけです。 それでも、治療を希望してくれる患者さんがいる限りなるべく多くの患者さんを受け入れたい。そこでオンライ ン診療を導入したら医院の混雑が改善できるのではないかと思い、導入しました。
  14. 17 ©2022 Medley, Inc. ― 導入してみていかがですか? まず業務に余裕ができた実感がありますね。オンライン診療は院長室で実施することが可能です。 つまりユニットがいらないので、アポイント枠が単純に増えます。1回オンライン診療をすると1回分ユニット が空くんです。 そのうえ、対面診療のように受付やお会計の手間と時間が削減されるため、効率化※1にもなります。

    ※1:予約受付から保険証の確認、患者呼び出し、請求処理がCLINICSで完結するので、効率化に繋がります。 結果、患者さんは増えた今でも、予約が取りづらいということはありません。むしろ医院全体に余裕が生ま れ、患者さんもスタッフもストレスが軽減されていると感じていますね。 ― 患者様に対するメリットはどのあたりに感じますか? まず「家でも診察を受けられること」が大きいと思います。対面だと、毎回医院まで来てもらわなければいけま せんが、オンラインだと患者さんは自分の生活スタイルに合わせて通院方法を選べます。いつでも・どんな状況 でも担当歯科医師と繋がれるんですね。 また導入のタイミングで新型コロナウイルスの感染拡大が起き、実際にコロナの影響で「来院を控えたい」とい うニーズで使っていただくことも増えました。「感染防止」という観点でも、優れたツールだと思いますね。
  15. 18 ©2022 Medley, Inc. オンライン診療の導入で患者・スタッフのストレスが軽減、好循環が生まれた ― オンライン診療を活用している患者さんの反応はいかがですか? 既に通っている患者さんは「すごく便利ですね」と好反応です。皆さんスマホを持っていますし、アプリのダウ ンロードやクレジットカードの登録に拒否感を示す方は今のところいません。 また一度オンラインで経過観察をした方は次もオンラインを希望される方が多いんです。「使ってみたら、意外

    と対面と変わらずに安心して診察を受けられる」ということに気付かれるんだと思います。オンライン診療を導 入してみて、改めてみなさん忙しいんだと思いましたね。 ― 「場所を問わない」という点は患者様としても大きいのかな、と思います。 そうですね。急な転勤や引越しがあっても、かかりつけの医院でオンラインで治療を継続できます。 矯正は治療費も高いですし、期間も長い。だからこそ引っ越しによって、治療途中で担当医が変わることに不安 を覚える患者さんもいらっしゃると思います。その点、オンライン診療を使えば、最後まで同じ歯科医師が担当 できるのが便利ですね。 そういえば、ちょうど今日、来院される患者さんはミャンマーに駐在されている方なんですよ(※取材当日)。 「日本での矯正治療を希望している」と相談に来られたんですよね。お話を聞くと1年に1回は日本に帰って来 るとのことで「じゃあそのタイミングで来院してもらって、あとはオンラインで経過観察をしましょう」と。 患者さんもとても喜んでくれて、当院としてもオンライン診療の体制が整っていて良かったと思いました。その ほか「地方に転勤中の方」も含めて、遠方にお住まいでオンラインで経過観察をしている方は何人かいらっしゃ いますね。
  16. 19 ©2022 Medley, Inc. ― さまざまなオンライン診療サービスがあるなかで浅田先生がCLINICSを評価する点はどのような 所ですか? 「0円で決済できるところ」です。当院はトータルフィーですので、0円で決済する必要があります。CLINICS さんは儲からなくて申し訳ないですが(笑)。 また、オンライン診療は導入時にハードルがあると思いますが、定期的にオンラインでサポートしてくださって

    たので、挫折することなくスムーズに開始できました。その後、分からないことがあった際にも、すぐ的確にご 回答いただけるのも、ポイントが高かったです。 ― CLINICSに今後期待する点はありますか? 浅田先生:電子カルテやレセコンと連動※2 できたら嬉しいですけどね。より効率化できると思います。 あとは、画面共有機能※3があれば、さらにカウンセリングの質が上がりますので、期待しています。 (その後、画面共有機能が実装され、ご活用いただいているシーンをご共有いただきました) ※2 歯科専用システムDentisでは、電子カルテ・レセコンにオンライン診療機能が内包されており、一気通貫で予約からオンライン診療、 診療記録、会計までを1つのシステムで実施できます ※3 2022年9月現在、画面共有機能は実装されており、浅田先生にもご活用いただいております 患者 花子 患者 花子 患者 花子 12:03 12:05 12:07 ビデオチャットによる 経過説明 (模型利用) ビデオチャットによる 口腔内診査 画面共有機能を利用した 診療経過説明
  17. 20 ©2022 Medley, Inc. 患者さんに選ばれる歯科医院を目指して ― オンライン診療を検討している先生方へアドバイスはありますか? 「オンラインでおこなう歯科での初診相談」は、今後普及して欲しいと思っています。 というのも、患者さんが「自分に合った歯科医院・先生なのか」がわからないまま治療が進んでしまうケースっ て多いと思うんです。患者さんが、初めてのクリニックで虫歯が見つかり、当日そのまま治療する。でもその歯

    科医院って偶然見つけたところ、というだけで患者さんのニーズにマッチしているか、わからないですよね。 その点、ちゃんと理解して納得した上で治療を選択するために、事前に10分でもオンラインで相談をして「医 師の人柄」や「医院の治療方針」がわかるのは双方にとって良いことです。 私がそう感じるのには理由があります。当院に通っている患者さんから「治療でいい歯医者ありますか?」と聞 かれることがとても多いんです。つまり、みなさん「かかりつけ歯科医院」を持たず、痛くなったときだけ近く の歯医者を探していくという方法で歯科医院を転々とされているんだと思います。 その背景には「一つの歯科医院に通い続ける理由がない」という問題があります。これは「医師が人柄や診療方 針を伝えきれていないからだ」と思うんですね。どんなに良い治療ができたとしても患者さんに知っていただ き、理解していただかないと意味がありません。 治療前にオンラインで相談でき、納得した状態で治療を進められることが、患者さんにとって「ここに通い続け よう」と感じるきっかけになるのかなと思います。 ― なるほど。たしかにそういった意味では患者と医院の双方にメリットがありますね。 そうですね。事前の10分間の相談だけで歯科医院の印象は変わります。さらにいうと、医院の特徴を伝えるう えで「デジタルを取り入れていること」って、患者さんにとって、すごく魅力的な要素だと思うんですよ。 世の中的にデジタル化が進むなか、患者さんにとって「最新技術を用いた治療」は安心材料です。当院でいう と、テクノロジーを取り入れている様を見て「最先端の診察をしている」「良い選択肢を選んでいる」と感じて いただけた方に、通っていただけていると思いますね。 日々の技術の進歩についていき、常に新しいことに取り組む。そういう姿勢は患者さんにも伝わります。私が患 者だったらそういうクリニックに通いたいです。オンライン診療を検討している先生方にはぜひチャレンジして 欲しいと思いますね。
  18. 22 ©2022 Medley, Inc. APPENDIX サービス紹介 Dentis製品概要 Dentisは電子カルテやレセコンといった基幹機能を搭載してることとあわせて、Web予約や問診、リコール支 援、オンライン診療等の、かかりつけ医になるための患者コミュニケーション機能を搭載し、予約から診察まで の機能をワンストップで提供します。また当社他製品との連携により、患者を中心に診療情報の連携が可能とな

    り地域医療への貢献が可能です。 Dentisの特徴 従来の業務システムでは、各業務に個別最適化された製品を組み合わせるため、デジタル化を推進しても業務間 のギャップを埋めることができず、結果として業務効率化に繋がりづらいという課題がありました。Dentisは歯 科診療の変化 (キュアからケアへ) を踏まえ、基幹業務から患者コミュニケーションも含めた歯科業務のすべて をシームレス につなぐことで、これからの歯科医院のDX※を支援します。
  19. 23 ©2022 Medley, Inc. 導入までの流れ Dentisを導入するまでの流れをご紹介します。 医院の状況に応じて流れが変わる場合もありますので、まずは お問い合わせください。 デモ画面をご覧いただきながら製品の仕組みをご紹介します。 貴院の状況に合わせた活用方法

    をご案内しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。 STEP 1 紹介・デモ 必要事項を記入のうえ、申込書をご提出いただきます。 申込書の提出後、初期設定方法をご案内いたします。 STEP 2 お申し込み Dentisのアカウント登録に必要な初期設定情報を発行させていただきます。 STEP 3 アカウント発行 受付時間やスタッフ情報など、利用開始に必要な各種設定を行います。 設定にあたっては当社 のサポートチームがメールやお電話、ビデオチャット等でご支援させていただきます。 STEP 4 医院情報の登録 医院情報の登録が完了し、医院での活用開始の準備が整ったら、利用開始となります。 STEP 5 利用開始 Dentisについて詳しくは こちらのQRコードを 読み取ってご確認ください APPENDIX サービス紹介