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第95回 雲勉【オンライン:中級者 / 新技術好き向け】Google Cloudへのマイグレーション〜Migrate to Containers編〜

第95回 雲勉【オンライン:中級者 / 新技術好き向け】Google Cloudへのマイグレーション〜Migrate to Containers編〜

FUJIMA, Yurika

February 09, 2023
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  1. 前回動画のリンク 雲勉 オンライン勉強会「Google Cloud へのマイグレーション 〜 Migrate for Compute Engine

    編 〜 【インフラエンジニア向け】」 https://cloudpack.jp/event/kumoben-20220526.html ※2023年2⽉現在名称が変更されています。 Migrate for Compute Engine ↓ Migrate to Virtual Machines 3
  2. 1. Google Cloudへの移⾏⽅法について 移⾏⽅法 概要 構築費 ⽤ 運⽤費 ⽤ 備考

    新規構築 (Compute Engine) 環境を新規にクラウド上に構築し直し、 アプリケーションも⼊れ直す ⼩ 中 別途、アプリケーション移⾏費 ⽤が発⽣ 単純移⾏ (Migrate to Virtual Machines) 移⾏ツールを使⽤して、サーバ環境を仮想 マシンに移⾏するため変更点が少なくて すむ 中 中 検証にて移⾏ができなかったも のは、新規構築での検討が必要 クラウド最適化 (CloudRun,GKE,ClousFuncti ons,AppEngine) 移⾏先をクラウドのPaaSを活⽤した、ク ラウドに最適化した構成。単純移⾏に⽐ べ、管理範囲が少なくなる⼀⽅で、PaaS活 ⽤のための設計・検証が必要 ⼤ ⼩ ※PaaS︓Platform as a Service 6
  3. 2. Migrate to Containersとは Migrate to Containers 仮想サーバを コンテナに変換して移⾏するための無料ツール •

    移⾏元環境として、VMware、Azure VM、AWS EC2、GCEに対応(GCE以外はMigrate to VMの設定が必要) • 移⾏先として下記に移⾏可能 Google Kubernetes Engine(GKE)、Autopilot クラスタ、Anthos、Anthos clusters on VMware、Anthos clusters on AWS、ベアメタル版 Anthos、Cloud Run • 移⾏チェックツールにて事前にコンテナ化での移⾏可否が確認できる 9
  4. 10 2. Migrate to Containersとは Step 0 オンプレミスでの仮想環境 Step 1

    Step 2 クラウド環境でのコンテナ化・マ ネージドサービス化 クラウド環境への単純移⾏ ⼀⾜⾶びでコンテナ化︖
  5. 2. Migrate to Containersとは コンテナ化に適したもの • ウェブ / アプリケーション サーバー

    • ビジネス ロジック ミドルウェア(Tomcat など) • 複数の VM、多層スタック(LAMP など) • 中⼩規模のデータベース(MySQL、PostgreSQL な ど) • アイドル状態が⻑い、集中的に負荷がかかるワーク ロード • 開発、ラボ環境でのテストとトレーニング • 常に稼働状態、負荷が低いサービス コンテナ化に適さないもの • ⾼パフォーマンスおよび⼤規模なインメモリ データ ベース • 特別なカーネル ドライバを持つ VM(カーネルモー ドの NFS など) • 特定のハードウェアに依存するもの • 特定のハードウェア ID 登録に関連付けられたライ センスを持つソフトウェア • GPU または TPU への依存関係があるアプリケー ション • デスクトップ アプリケーション、RDP アプリケー ション、VDI アプリケーション • BYOL を使⽤するアプリケーション 11
  6. 3. 移⾏時の前提条件、検討事項 No. 項⽬ 内容 1 IPアドレスの変更 移⾏先ではIPアドレスが変更になる。 連携するシステムの洗い出しを⾏い移⾏時に変更作業が必要となる。 2

    通信経路・帯域の確認 移⾏先への接続経路、必要帯域を確認し適切なN/Wを⽤意する。 WAN/VPN/専⽤線 etc. 3 データ転送量の確認 バックアップやレプリケーションで想定されるデータ転送量を試算する。※デー タ転送料⾦が⾼額になる場合がある 4 必要ライセンス数の確認 ライセンスの要件を確認し、移⾏先⽤に必要なライセンスを確認する。 5 SaaS製品,アプライアンス 製品の対応確認 移⾏先にて利⽤可能か事前に確認する。 6 バックアップ、DRツール制 約の確認 レプリケーション要件や制約などを事前に確認する。 15
  7. 4. 移⾏フロー • Google Cloudアカウント⽤意 • Google Cloudプロジェクト作成 • 移⾏先Google

    Cloud VPC,サブネット作成 • GKEクラスターの作成 • 専⽤線/VPN接続(オンプレミス/他クラウド環境とGoogle Cloud環境間) • 移⾏元ファイアウォール設定(移⾏⽤の通信許可) • Migrate for Compute Engine Manager 設定 移⾏元情報の登録(オンプレミス/他クラウド環境への接続情報) 移⾏先情報の登録(対象プロジェクト、対象VPC) 移⾏元環境でのConnectorのデプロイ ※OSによっては移⾏⽤のパッケージのインストールが必要 • 移⾏設定 • 移⾏開始 • カットオーバー(接続先変更)、動作確認 ※⾚字の箇所は、Migrate to Virtual Machines の設定が必要となります。 Compute Engineからの変更は⾚字箇所は不要 17