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長期運用タイトルにおけるAIを活用したテスト設計効率化の事例

 長期運用タイトルにおけるAIを活用したテスト設計効率化の事例

GREE Tech Conference 2026で発表された資料です。
https://techcon.gree.jp/2026/session/TrackB-4

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October 16, 2026

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  1. AI活用時の課題②: 指示を分けないと荒い出力になってしまい、重要な検証項目が2つしかなかっ たり、画面遷移をかなり細かく見ていたりなど粒度に偏りが出る 共通の指示 重要な検証項目 最低限でよい検証項目 【粗すぎる / 件数不足】 【細かすぎる

    / 冗長】 ・手順通りに動作すること ・A⇒Bに遷移できること ・手順から外れたら動作しないこと ・B⇒Aに遷移できること ・B⇒A⇒Bに遷移できること ・A⇒B⇒Aに遷移できること 17
  2. AI活用時の課題②への対策: 「テスト設計」と「ケース作成」で役割を分けることで正確な指示が可能に 分析AI 項目作成AI テスト設計への指示 ケース作成への指示 テスト設計 ケース作成 • テスト設計技法の選択

    • 分析AIの情報から検証項目の出力 • 優先度の切り分け • フォーマットの指定 • 正常系/例外系の観点出し • 施策ごとのシート切り分け 18
  3. AI実装ポイント: 分析AI Step1 要素分解 Step2 仕様書 分析 項目作成AI Step3 網羅的な

    観点 Step4 設計技法 選択 Step5 項目作成 3原則 Step6 AI レビュー 19
  4. Step1:要素分解(2/2) メタメカニクスからプロダクト影響の分析を行い、観点の粒度に対する指標を 持たせる メタメカニクス プレイヤーに継続的なプレイ動機を与える育成や進行の 仕組み キャラ 育成 装備強化 図鑑

    【ガチャにより入手できる】 【ゲーム内のアイテムのみ】 【敵の討伐数、入手アイテムなど】 ※優先度が高い ※優先度がやや高め ※優先度が低い 検証粒度を細かめに 検証粒度は標準 検証粒度は最低限 21
  5. Step2:仕様書分析 仕様書の矛盾や曖昧な記載を学習させておき、エラーとして検知させる AIの視点 検知される例 AIによる精密分析 AIが検知するエラー具体例 解析手法 全仕様書データを構文解析し、論理的な整合性を検 証 【矛盾点】

    ページ間の数値・仕様の食い違い 例:P.10「攻撃力+10%」とP.20「攻撃力+15%」 強み 主観や先入観(バイアス)を100%排除し、記述の 不整合を客観的に特定 【曖昧さ】 定義不足な表現の検出 例:「適切に処理する」「高確率で発生」 【考慮漏れ】 特定組み合わせでの挙動未定義 例:ロボ搭乗時のエリア移動仕様欠落 22
  6. Step5:項目作成3原則 出力を安定させる3つのプロンプト原則を定義しておき、 運用していくうえで欠かせないルールを学習させておく 1項目1観点の徹底 ーーーーーーーーーーー ルール 1つのテストケースに 複数の検証観点を 含めないこと トークンの最適化

    ーーーーーーーーーーー ルール ・口語の禁止 ・手順説明の簡略化 ・冗長表現の削除 標準フォーマットを定義 ーーーーーーーーーーー ルール 出力時のヘッダー 構文をフォーマットに 沿って作成すること 26
  7. ハイブリッドレビュー 成果物を「人」と「AI」の2軸でレビューを行い、最終的な品質の保障をする 人のレビュー AIのレビュー 強み 強み 各メンバーの主観と知見によってプロダクトの深い知 識や「暗黙知」に基づく柔軟な判断 過去の膨大な情報からの「網羅的」な解析と処理能力 役割

    役割 ・ユーザー体験や「面白さ」など、AIが判定しづらい 感性的側面の検証 ・属人性を排除した、機械的な抜け漏れや矛盾のア ラート ・過去の経験則に基づく、複雑な仕様の意図の汲み取 り ・大量のテストケースに対する高速な要件カバレッジ 確認 28
  8. 活用しての効果 Before After 【テスト設計・品質】 【テスト設計・品質】 個人の主観・経験に依存 ➡「仕様書定義外」障害増加 AI生成+ハイブリッドレビュー ➡「仕様書定義外 」を事前検知

    できる体制 【業務影響】 ケース作成・仕様確認で手一杯 【業務影響】 工数削減の結果、人は知見をフル活用し レビュー精度向上にフォーカス可能に 34