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hachimaki37/20250417-productivity-in-development

 hachimaki37/20250417-productivity-in-development

2025年04月17日のイベント登壇で使った資料です。

◾️イベント概要
エンジニア不足が深刻化し、成長フェーズのスタートアップ企業では限られたリソースで開発を進める状況にあります。

本イベントでは、開発生産性向上SaaS「Findy Team+」を活用して開発生産性向上を実現した企業様に、どのようにFindy Team+を活用して開発効率向上、エンジニア組織の運営を実施してきたのかをお話いただきます。

主に以下のようなFindy Team+導入前の課題・悩み、導入後の活用方法について、実際にFindy Team+を活用し改善したサクセスストーリーをお届けいたします!

・Findy Team+を導入前の課題や悩み
・Findy Team+導入後の開発プロセス改善
・マネジメント負荷軽減のための活用方法
・自己組織化を実現するための活用方法
・オンボーディングや目標設定・評価の悩み など

Findy Team+を活用し開発組織を大幅改善してきた登壇企業のお話が聞ける良い機会となりますので、ぜひご参加ください!また、LT後にFindy Team+導入企業様との交流イベントがございますので、Findy Team+活用の本音をお話してみてください!

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Hachimaki37

April 17, 2025
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Transcript

  1. 1 © for Startups, Inc. 自己紹介 八巻 裕貴 @hachimaki37 ▪略歴

    ・2015年 - 2019年  ・株式会社Sun terras ・2020年 - 2022年  ・オーマイグラス株式会社(Rails, Vue.js) ・2022年4月 -  ・フォースタートアップス株式会社 (Rails, Vue.js, React) ▪ざっくり ・Biz → SWE(SM兼任) → EM(2024年10月〜) ・最近はもっぱらDevExに興味あり ・球蹴り / 芋焼酎 / 読書 / SQLが好きです
  2. 2 © for Startups, Inc. お話ししないこと - 開発生産性の前提知識 - Findy

    Team+の導入経緯 お話しすること - 弊社の前提 - オンボーディングにおける課題 - 解決策と取り組み - 定性的なフィードバック - 定量的な変化 - まとめ - 宣伝 本日の内容
  3. 4 © for Startups, Inc. 前提 ◾オンボーディングの焦点 本内容は、私が所属するテクノロジーグループにおけるオンボーディングに焦点を当てています。 当社では、新卒・中途を問わず、入社初日から研修を提供しています。この研修では、フォースタートアップスで働く上で基本的な 知識を身につける内容が中心です。一方、業務に直結するオンボーディングは、各配属先で行われます。

    ◾コミュニケーションツール Slackを全社導入しています。 ◾エンジニア組織 約20名、2つのグループが存在します。 ◾言葉の定義 既存メンバー:すでに在籍しているメンバーを指します。 新人メンバー:エンジニア経験有無に関わらず、新たに入社されるメンバーを指します。
  4. 18 © for Startups, Inc. 1. 誰かがチャンネルに参加した時に開始する ◦ 新人メンバーがチームの開発チャンネルに追加されることで、Slackワークフローが開始。 2.

    新人メンバーのアクション ◦ 指示されたタスクを完了すると次のステップが進行。 3. 既存メンバーのアクション ◦ レビューや指示されたタスクを完了し、ボタンをクリックすると次のステップが進行。 4. 基本この繰り返し ◦ 新人メンバーのアクションに対して、必要に応じて既存メンバーがアクションすることで、段階的にオンボーディングが進 行する。 Slackワークフローの流れ
  5. 19 © for Startups, Inc. Slackワークフローが完了する時点で、チームでは以下のことを期待しています。 - 開発環境構築が完了していること - チームの開発プロセスを理解していること

    - 各種ルールのインプットを終えていること 上記が達成できていれば、チームでの開発を円滑に進めるための基本的なスキルを習得していると考えられるからです。 期待すること
  6. 20 © for Startups, Inc. Slackワークフローは全13ステップで構成しており、オンボーディングの目的や期待値、開発環境の構築サポートなど、 インプットが必要なドキュメントに加え、3つの演習が含まれています。 ステップの一部を紹介します。 • 新メンバーからの自己紹介

    • おおよそのタイムラインについて • アカウントの作成依頼 • 開発環境の構築サポートについて • チームの文化について • コーディングルールについて • 演習 ◦ ブランチ戦略:GitHub Flow、Commitルール:Emoji Prefix、デプロイ手順:検証環境へのデプロイ方法 構成
  7. 22 © for Startups, Inc. 実際に5名の新人メンバーに今回紹介したSlackワークフローを使ってオンボーディングを進めていただきました。その 結果、以下のようなフィードバックが寄せられました。一部を紹介いたします。 • 新人メンバーの声 ◦

    ワークフローがあることで、次にやることが明確になった。 ◦ 演習を通じて開発の進め方を学ぶことができてよかった。 ◦ ドキュメントに不十分な部分があり、既存メンバーに質問する場面もあった。 ◦ ワークフローの前段でシステム全体の概要が説明されていると、より理解しやすくなりそう。 • 既存メンバーの声 ◦ オンボーディングの負担が軽減された。 ◦ 自分の業務に集中できる時間が増えた。 ◦ 新人メンバーのサポートが体系化され、効率的に進められるようになった。 定性的なフィードバック
  8. 26 © for Startups, Inc. 2024年度上期 146%成長 アウトプット(プルリク作成数) ※開発生産性レベル 1

    ※プルリク作成数の計算式: 2024年度下期301PR / 2024年度上期205PR * 100 2024年度下期
  9. 27 © for Startups, Inc. ※一人当たり生産性の計算式:(( 2024年度下期:301PR / 平均稼動人数5名)/(2024年度上期:205PR /

    平均稼動人数4.16名))* 100 122%成長 一人当たり生産性 2024年度下期 2024年度上期
  10. 29 © for Startups, Inc. 期待付加価値の生産性 138%成長 ※開発生産性レベル 2:期待される価値がどの程度リリースできたか ※期待付加価値の生産性の計算式:(

    2024年度の大きなリリース: 11 / 2023年度の大きなリリース: 8)* 100 ※Findy Team+の集計ではなく、あくまで個人的に集計した数値
  11. 31 © for Startups, Inc. 1. 新人メンバーと既存メンバーとの間に Slackワークフローが入り、橋渡しの役目を担っています。 2. 今回触れられなかったのですが、

    ドキュメントの充実化とセットで行う とその効果はさらに向上しま す。 3. 既存メンバー、新人メンバーにとって、 より良い体験を構築できるようオンボーディングプロセスの効 率化(数値改善は目的ではない)に取り組むことが重要 と考えます。 4. 誰でも簡単かつ気軽に始めて推進できる !さらに、この仕組みを導入することで、チーム全体の生 産性向上や開発者体験、新人メンバーの早期化に向けた確かな一歩を踏み出せたと感じていま す。 まとめ
  12. 38 © for Startups, Inc. わたしたちは、ともに働く仲間を募集しております! 職種の一例としては... 1. エンジニア(TypeScript, Next.js)

    2. SRE など、様々なポジションで募集中です! ご興味があれば右のQRコードまたは、 直接私に声をかけて頂ても問題ございません! ぜひご連絡ください! We Are Hiring!