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自動テストのFour Keys​ ~テストプロセスのソフトウェア化の4つの鍵~​

自動テストのFour Keys​ ~テストプロセスのソフトウェア化の4つの鍵~​

DevOpsDays Tokyo 2023の発表で用いた資料です
https://confengine.com/conferences/devopsdays-tokyo-2023/proposal/18440/four-keys-4

ハゲワシ

April 18, 2023
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  1. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 自動テストのFour Keys ~テストプロセスのソフトウェア化の4つの鍵~ 1

    株式会社カカクコム 食べログシステム本部 品質管理室 SETチーム hagevvashi 渋谷優美 2023年04月18日
  2. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 2 自己紹介 @hagevvashi 所属

    株式会社カカクコム 食べログシステム本部 品質管理室 SETチーム 経歴 2018~ フロントエンド開発 2021~ テスト自動化 社外活動 DevOpsDays Tokyo実行委員 アジャイルSQC研究部会
  3. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 3 自己紹介 渋谷優美 所属

    株式会社カカクコム 食べログシステム本部 品質管理室 SETチーム 経歴 2015~スーパーの子会社で発注システムの開発 2017~食べログにやってくる(運用チーム) 2019~この頃からテストの仕事を始める 2023~品質管理室SETチーム
  4. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 本日お持ち帰りいただきたいこと 4 ・テストプロセスのプロセス品質 ・自動テストのソフトウェア品質

    を自動テストのFour Keysを元に分析・評価し作り込むことが重要 テスト自動化はテストプロセスの受け入れテスト作業のソフトウェア化 Lead time to recover from test failure Testing frequency Testing failure rate Lead time for testing 自動テストのFour Keysを提案
  5. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 5 アジェンダ 1. 背景:「DevOpsのFour

    Keys」と「自動テストのFour Keys」 2. 自動テストのFour Keys 3. 自動テストのFour Keysの品質ダッシュボード 4. 自動テストのFour Keys改善のための取り組み① 5. 自動テストのFour Keys改善のための取り組み② 6. まとめ
  6. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 6 アジェンダ 1. 背景:「DevOpsのFour

    Keys」と「自動テストのFour Keys」 2. 自動テストのFour Keys 3. 自動テストのFour Keysの品質ダッシュボード 4. 自動テストのFour Keys改善のための取り組み① 5. 自動テストのFour Keys改善のための取り組み② 6. まとめ
  7. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 食べログ品質管理室ミッションと3つの基本理念 7 お客様目線の品質を ビジネス成功に

    素早くリッチな フィードバック データ可視化と 徹底的な自動化 基本理念 お客様の「当たり前」を当たり前に満たせる プロダクト品質をビジネス成功の鍵に プロダクト品質を改善し続けるため、 開発・テストプロセスで学習フィードバックを 素早くリッチに回せるように データ可視化による課題分析と自動化による効率化で 最高の開発体験を実現 学び続けるプロセスと最高の開発体験から高品質なプロダクトを
  8. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 食べログ品質管理室ミッション:学び続けるプロセスと最高の開発体験から高品質なプロダクトを 8 実装 分析/設計

    テスト リリース エンドユーザ 要 望 開発チーム 設計 仕様 整理 影響 分析 動作 確認 RSpec 結合 テスト 実機 テスト VEX 高品質な プロダクト 再発 防止策 障害 対応 最高の開発体験 学び続けるプロセス 素早くリッチな フィードバック データ可視化と 徹底的な自動化 お客様目線の品質を ビジネス成功に プロダクト品質を継続的に改善するため バリューストリームマップを改善する
  9. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 食べログ品質管理室の活動とソフトウェア開発プラクティスのトレンド 9 トヨタ 生産方式

    TQC QC活動 パイプライン 自動化 受け入れ テスト自動化 クラウド IaC ソフトウェア オブジェクト パターン スクラム XP DevOps 継続的デリバリー Developer Productivity リーン プロセス改善 の手法 アジャイル 自動化(ソフトウェア化) プロセス改善 ソフトウェア開発プラクティスの変遷 反復プロセス メトリクスによる可視化 アジャイル:ソフトウェア開発を反復プロセスで管理 DevOps:反復開発プロセスの手作業をソフトウェア化 Developer Productivity:反復プロセスの継続的な改善
  10. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 背景:Four keysとは? 10 •デプロイの頻度

    - 組織による正常な本番環境へのリリースの頻度 •変更のリードタイム - commit から本番環境稼働までの所要時間 •変更障害率 - デプロイが原因で本番環境で障害が発生する割合(%) •サービス復元時間 - 組織が本番環境での障害から回復するのにかかる時間 出典: https://cloud.google.com/blog/ja/products/gcp/using-the- four-keys-to-measure-your-devops-performance “ソフトウェア開発チームのパフォーマンスを示す4つの指標” →CI/CDやクラウドなどのDevOpsの要素技術の活用による ソフトウェア開発チームのパフォーマンスの向上を示すことができる
  11. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 背景:プロセスとソフトウェア面から見たFour Keys 11 プロセス

    プロセス 入力 出力 ①プロセスの 実施回数 ②プロセスの リードタイム ③誤出力率 ④誤出力からの 回復時間 ソフトウェア ソフトウェア 入力 出力 ①スループット ②レイテンシー ③誤出力率 ④誤出力からの 回復時間 •デプロイの頻度- 組織による正常な本番環境へのリリースの頻度 •変更のリードタイム- commit から本番環境稼働までの所要時間 •変更障害率- デプロイが原因で本番環境で障害が発生する割合(%) •サービス復元時間- 組織が本番環境での障害から回復するのにかかる時間 DevOpsの活動によってソフトウェア化される手作業が含まれるプロセスの プロセス品質とソフトウェア品質の両者を共通して分析・評価
  12. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 背景:DevOpsのFour Keysと自動テストのFour Keys 12

    Lead time for changes Deployment frequency Change failure rate Lead time to recover from test failure DevOpsのFour Keys (パイプライン全体が対象) Lead time for testing Testing frequency Testing failure rate 自動テストのFour Keys (テストプロセスが対象) Lead time to recover
  13. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 背景:DevOpsのFour Keysと自動テストのFour Keys 13

    Lead time for changes Deployment frequency Change failure rate Lead time to recover from test failure DevOpsのFour Keys (パイプライン全体が対象) 自動テストのFour Keysはテストプロセスを対象としているが、 DevOpsではパイプラインの繰り返し頻度が多いため、 自動テストのFour Keysの改善の影響はパイプライン全体に及ぶ ビルド テスト デプロイ Lead time for testing Testing frequency Testing failure rate パイプライン 自動テストのFour Keys (テストプロセスが対象) Lead time to recover
  14. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 14 アジェンダ 1. 背景:「DevOpsのFour

    Keys」と「自動テストのFour Keys」 2. 自動テストのFour Keys 3. 自動テストのFour Keysの品質ダッシュボード 4. 自動テストのFour Keys改善のための取り組み① 5. 自動テストのFour Keys改善のための取り組み②
  15. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 自動テストのFour Keys 15 自動テストがトリガー

    ※されてからレポート出力されるまでの所要時間 自動テストがトリガーされる頻度 ※コード変更や手動実行、スケジュール実行などによるテスト実行要求 自動テストが失敗する割合(%) Flakyテストが発生してから修復完了までに要する時間 Lead time to recover from test failure Testing frequency Testing failure rate Lead time for testing 自動テスト開発チームのパフォーマンスを示す4つの指標 受け入れテストをソフトウェア化するテストプロセスの プロセス品質とソフトウェア品質の両者を共通して分析・評価
  16. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 食べログのテスト自動化基盤: 自動テスト導入前の手動受け入れテスト 16 テスト

    ランナー ブラウザ操作 自動化 ツール ブラウザ リクエスト 振り分け Proxy 認証情報 付与 Proxy 外部ドメインへの リクエスト (広告・計測 etc) 認証 プロキシ 認証情報 付与済み テスト環境への リクエスト Feature Step Page Object テスト観点表 テスト 環境 自動テスト 実行要求 SET Chrome™ Microsoft Edge ※5 ゆもつよ メソッド Internal Network Internet 手動受け入れテスト
  17. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 食べログのテスト自動化基盤: 受け入れテストを自動実行するためにソフトウェア化 17 テスト

    ランナー ブラウザ操作 自動化 ツール ブラウザ リクエスト 振り分け Proxy 認証情報 付与 Proxy 外部ドメインへの リクエスト (広告・計測 etc) 認証 プロキシ 認証情報 付与済み テスト環境への リクエスト Feature Step Page Object テスト観点表 テスト 環境 自動テスト 実行要求 SET Chrome™ Microsoft Edge ※4 ゆもつよ メソッド Internal Network Internet 自動テストのソフトウェア群 ※1 ※2 ※3
  18. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 自動テストのFour Keysによって食べログのテスト自動化基盤をプロセス、ソフトウェア面から評価 18 テスト

    ランナー ブラウザ操作 自動化 ツール ブラウザ リクエスト 振り分け Proxy 認証情報 付与 Proxy 外部ドメインへの リクエスト (広告・計測 etc) 認証 プロキシ 認証情報 付与済み テスト環境への リクエスト Feature Step Page Object テスト観点表 テスト 環境 自動テスト 実行要求 SET Chrome™ Microsoft Edge ゆもつよ メソッド Internal Network Internet Testing frequency Lead time for testing Lead time to recover from test failure Testing failure rate 自動テストのソフトウェア群
  19. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 自動テストのFour Keysの因数分解 19 A.

    Lead time for testing B. Testing frequency C. Testing failure rate D. Lead time to recover from test failure パイプライン 実行時間 デプロイ実 行時間 テスト 実行時間 テスト セットアップ時間 テストケース 実行時間 テスト環境上限 失敗率 デプロイ 成功率 テストJob 成功率 Flaky修正 リードタイム セットアップ 成功率 テストケース 成功率 トリアージ リードタイム パイプライン 実行回数 パイプライン 成功率 凡例 KPI 自動テストFour Keys 影響先
  20. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 自動テストのFour Keysの暗黙的な影響 20 A.

    Lead time for testing B. Testing frequency C. Testing failure rate D. Lead time to recover from test failure パイプライン 実行時間 デプロイ実 行時間 テスト 実行時間 テスト セットアップ時間 テストケース 実行時間 テスト環境上限 失敗率 デプロイ 成功率 テストJob 成功率 Flaky修正 リードタイム セットアップ 成功率 テストケース 成功率 トリアージ リードタイム パイプライン 実行回数 パイプライン 成功率 凡例 KPI 自動テストFour Keys 影響先 Lead time for testingが短くなると、 デバッグが楽になり Lead time to recover form test failureが短くなる
  21. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 自動テストのFour Keysの暗黙的な影響 21 A.

    Lead time for testing B. Testing frequency C. Testing failure rate D. Lead time to recover from test failure パイプライン 実行時間 デプロイ実 行時間 テスト 実行時間 テスト セットアップ時間 テストケース 実行時間 テスト環境上限 失敗率 デプロイ 成功率 テストJob 成功率 Flaky修正 リードタイム セットアップ 成功率 テストケース 成功率 トリアージ リードタイム パイプライン 実行回数 パイプライン 成功率 凡例 KPI 自動テストFour Keys 影響先 Lead time to recover form test failureが短くなると Flakyテストがたまりにくくなるので Testing failure rateが低くなる
  22. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 22 アジェンダ 1. 背景:「DevOpsのFour

    Keys」と「自動テストのFour Keys」 2. 自動テストのFour Keys 3. 自動テストのFour Keysの品質ダッシュボード 4. 自動テストのFour Keys改善のための取り組み① 5. 自動テストのFour Keys改善のための取り組み②
  23. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 自動テストのFour Keysの因数分解 23 A.

    Lead time for testing B. Testing frequency C. Testing failure rate D. Lead time to recover from test failure パイプライン 実行時間 デプロイ実 行時間 テスト 実行時間 テスト セットアップ時間 テストケース 実行時間 テスト環境上限 失敗率 デプロイ 成功率 テストJob 成功率 Flaky修正 リードタイム セットアップ 成功率 テストケース 成功率 トリアージ リードタイム パイプライン 実行回数 パイプライン 成功率 凡例 KPI 自動テストFour Keys 影響先
  24. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 食べログの自動テスト品質ダッシュボード 24 パイプライン 実行時間

    パイプライン 実行回数 パイプライン 成功率 テスト環境上限 失敗率 デプロイ 成功率 テストJob 成功率 デプロイ 実行時間 テスト 実行時間
  25. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 自動テスト品質ダッシュボードの改善: 目的は"チームメンバー一人一人が意思決定できる”こと 25 引用元:

    https://www.slideshare.net/smorisaki/3-153533840 ”ソフトウェア開発活動のデータとアナリティクスの3原則”, 森崎 修司
  26. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 自動テスト品質ダッシュボードの改善 26 As-Is CircleCI

    Insights(品質ダッシュボード) To-Be CircleCI Insights(品質ダッシュボード) 情報が不適切 分析が不可能 行動に移せない 情報が適切 分析が可能 行動に移せる 複数の異なる目的のテスト実行結果が混ざってしまっている • 最新バージョンのプロダクトのテスト • 安定バージョンのプロダクトのテスト • SETチームによるデバッグ テスト実行の目的毎にダッシュボードを分離 安定バージョンのプロダクトのテスト実行 最新バージョンのプロダクトのテスト実行
  27. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 自動テスト品質ダッシュボード改善の取り組み 27 CircleCI 開発者

    SET スケジューラー 安定版への 定期実行 GitHub CircleCI Insights(品質ダッシュボード)を3つに分離することで プロダクトバグ・自動テストバグ・インフラ起因のテスト失敗を切り分けられるように プロダクト コード 変更 テスト コード 変更 自動テスト実行 プロダクト バグ 自動テスト バグ インフラ起因 テスト失敗 自動テスト実行 CircleCI Insights (品質ダッシュボード)
  28. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 28 アジェンダ 1. 背景:「DevOpsのFour

    Keys」と「自動テストのFour Keys」 2. 自動テストのFour Keys 3. 自動テストのFour Keysの品質ダッシュボード 4. 自動テストのFour Keys改善のための取り組み① 5. 自動テストのFour Keys改善のための取り組み② 6. まとめ
  29. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 取り組み① Lead time for

    testingの改善 29 A. Lead time for testing B. Testing frequency C. Testing failure rate D. Lead time to recover from test failure パイプライン 実行時間 デプロイ実 行時間 テスト 実行時間 テスト セットアップ時間 テストケース 実行時間 テスト環境上限 失敗率 デプロイ 成功率 テストJob 成功率 Flaky修正 リードタイム セットアップ 成功率 テストケース 成功率 トリアージ リードタイム パイプライン 実行回数 パイプライン 成功率 凡例 KPI 自動テストFour Keys 影響先
  30. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 取り組み① Lead time for

    testingの改善 30 取り組みによるFour Keysの結果とアクション A. Lead time for testing パイプライン 実行時間 デプロイ実 行時間 テスト 実行時間 テスト セットアップ時間 テストケース 実行時間 55分→20分 37分→11分 18分→9分 3分→2分 34分→9分 アクション① Jobの並列実行 アクション③ ビルド処理のローカル化 アクション② テストデータクリーンアップ 方法のCLI化 アクション④ テストケース分散方法の均一化 Lead time for testingが長いことによる問題 ・プロダクトバグの発生に気づくのが遅れる
  31. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 取り組み① Lead time for

    testingの改善 31 テスト ランナー ブラウザ操作 自動化 ツール ブラウザ リクエスト 振り分け Proxy 認証情報 付与 Proxy 外部ドメインへの リクエスト (広告・計測 etc) 認証 プロキシ 認証情報 付与済み テスト環境への リクエスト Feature Step Page Object テスト観点表 テスト 環境 自動テスト 実行要求 SET Chrome™ Microsoft Edge ゆもつよ メソッド Internal Network Internet プロセスのリードタイムを改善するために ソフトウェア設計を改善 自動テストのソフトウェア群
  32. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. GUI 取り組み① 解決のための4つのアクション 32

    JS Build CSS Build JS Build CSS Build デプロイ 実行時間 テスト実行 パッケージ取得 パッケー ジ取得 解凍 テスト実行 テストセットアップ時間 As-Is To-Be As-Is To-Be テスト実行 CLI テストデータ クリーンアップ時間 シナリオ数 As-Is To-Be As-Is To-Be テスト セットアップ時間 テストケース 実行時間 テストケース 実行時間 テスト実行 アクション① Jobの並列実行 アクション③ ビルド処理のローカル化 アクション② テストデータクリーンアップ 方法のCLI化 アクション④ テストケース分散方法の均一化
  33. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. アクション② テストデータクリーンアップ方法のCLI化 33 課題

    原因 1. 一回のテスト実行で数十件のデータを作成 2. 画面操作では一括でデータをクリーンアッ プできない 解決策 テストデータをクリーンアップするbatchを作成 自動テスト実行毎にbatchを実行 テストデータクリーンアップ時間が長い GUI テスト実行 CLI テストデータ クリーンアップ時間 As-Is To-Be テスト実行 アクション② テストデータクリーンアップ 方法のCLI化 パイプライン 実行時間
  34. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. アクション④ テストケース分散方法の均一化 34 課題

    原因 解決策 シナリオ数 As-Is To-Be テストケース 実行時間 アクション④ テストケース分散方法の均一化 テスト実行時に Example1行毎にFeatureファイルを分割する テストケース数の偏り 1. テストケース実行時間短縮化のため テストケースを並列実行 2. Cucumberでは FeatureファイルのScenario Outlineの Examplesがすべて実行される →cucumberとCircleCIの仕様のアンマッチのため cucumberをハックする必要があった
  35. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. アクション④ CucumberとCircleCIの仕様のアンマッチ 35 アンマッチ1

    CucumberとCircleCIで自動テストの分散方法 xml テストレポート Cucumber 過去のテストレポートの テスト実行時間に基づいて Cucumberへテストケース分配 Featureファイル1 Featureファイル3 Featureファイル2 アンマッチ2 CircleCI Cucumber Cucumber Cucumber AsIs ToBe CircleCIで利用されている xUnitの概念 cucumberの実行単位 修正後のcucumberの実行単位 実行ファイル Featureファイル "Feature+シナリオ" ファイル testsuites なし なし testsuite シナリオ なし testcase ステップ Feature+シナリオ アンマッチ2 アンマッチ1
  36. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. アクション④ 実装の工夫 ASTを用いたFeatureの構造変換 36

    Feature AST 分割後のAST 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 実はツリー構造になっているので、 プログラムで非正規化が可能 自然言語だから 一見すると構造がなさそうに見える AST 変換 Examples分解 非正規化
  37. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 37 アジェンダ 1. 背景:「DevOpsのFour

    Keys」と「自動テストのFour Keys」 2. 自動テストのFour Keys 3. 自動テストのFour Keysの品質ダッシュボード 4. 自動テストのFour Keys改善のための取り組み① 5. 自動テストのFour Keys改善のための取り組み② 6. まとめ
  38. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 取り組み② Lead time to

    recover from failureの改善 38 A. Lead time for testing B. Testing frequency C. Testing failure rate D. Lead time to recover from test failure パイプライン 実行時間 デプロイ実 行時間 テスト 実行時間 テスト セットアップ時間 テストケース 実行時間 テスト環境上限 失敗率 デプロイ 成功率 テストJob 成功率 Flaky修正 リードタイム セットアップ 成功率 テストケース 成功率 トリアージ リードタイム パイプライン 実行回数 パイプライン 成功率 凡例 KPI 自動テストFour Keys 影響先
  39. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 取り組み② Lead time to

    recover from failureの改善 39 D. Lead time to recover from test failure Flaky修正 リードタイム Flakyテストのトリアージ リードタイム 1. 品質ダッシュボードの改善 2. パイプライン成功率の改善 3. 朝会でのダッシュボード確認 4. flakyテストの見える化 5週間→1週間 - Lead time for testingの改善 - SET向けデバッグ用workflow構築 ①トリアージリードタイム改善のアクション ②パイプライン実行時間改善のアクション 取り組みによるFour Keysの結果とアクション Lead time to recover from test failureが長いことによる問題 • 未解決のflakyテストがたまり、テストケース成功率が低下する
  40. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 取り組み① Lead time for

    recover from testing failureの改善 40 テスト ランナー ブラウザ操作 自動化 ツール ブラウザ リクエスト 振り分け Proxy 認証情報 付与 Proxy 外部ドメインへの リクエスト (広告・計測 etc) 認証 プロキシ 認証情報 付与済み テスト環境への リクエスト Feature Step Page Object テスト観点表 テスト 環境 自動テスト 実行要求 SET Chrome™ Microsoft Edge ゆもつよ メソッド Internal Network Internet プロセスのリードタイム改善のために ソフトウェアの運用方法を改善 自動テストのソフトウェア群
  41. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 取り組み② Flakyテストのトリアージリードタイム改善の4つのステップ 41 flaky

    flaky ①ダッシュボード 改善 flaky Flakyテスト結構 あるんじゃね? 安定してるな 思ったより 失敗してる Flakyテスト結構 ある flaky flaky FlakyテストX 直し方わからん flaky FlakyテストY 急いだ方がいい ②パイプライン 成功率改善 ④Flakyテスト撲滅 プロジェクト化 flaky 手が空いたから FlakyテストY 潰そう FlakyテストXは 私が直す flaky Flakyテストに対するSETチームのケイパビリティ 発見 トリアージ 修正 修正リードタイム できる できない 放置 計測不可能 発見 トリアージ 修正 修正リードタイム できない できない 放置 計測不可能 発見 トリアージ 修正 修正リードタイム できる できる 放置 計測不可能 発見 トリアージ 修正 修正リードタイム できる できる する 5週間 ⇨ 1週間 Flakyテストに対するSETチームのケイパビリティ Flakyテストに対するSETチームのケイパビリティ Flakyテストに対するSETチームのケイパビリティ Flakyテストに対するSETチームのケイパビリティ FlakyテストX こう直せばいい
  42. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 昨日flakyテスト修正の PRマージしたから成功 率上がっているね 取り組み②

    Flakyテストのトリアージリードタイム改善後のチームの振り返り 42 自動テスト品質ダッシュボード Flakyテストカンバンボード 新たなflakyテストが発 生していないか 課金ページのリニュー アルが入ったから文言 が変わってテストが落 ちているね デグレが発生している PRはあるか 施設一覧を修正してい るPRで、デグレが原因 で施設一覧のテストが 軒並み落ちているね 実行時間が伸びていな いか テスト実行時間は問題 ないけど、デプロイに 時間がかかることがあ るね 環境トラブル(デプロ イ失敗やテスト実行準 備トラブル)は発生し ていないか QAサーバの容量がカツ カツで disk fullになることが あるね テスト実行時間短くす るPRマージされたから、 実行時間が20分になっ たね Insightで みんなが自動テストの 状況をすぐ認識できる ようになった Insightsにより可視化さ れて、やったことの成果 が数値でわかるのは良い Flaky修正用のAsanaボー ド作成していただきあり がとうございます。 自動テストのトラブルを asanaで管理するように なって、状況の見える化 ができた Sprintのタスクヘルプ形 が うまくいっているようだ 改善後のチームの振り返りの付箋
  43. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 取り組み② flaky修正リードタイム改善のアクション 43 SET向けデバッグ用workflowの構築

    Lead time for testing の改善 テスト実行時に シナリオを指定できる 特定のシナリオだけだから テストがすぐ終わる
  44. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 44 アジェンダ 1. 背景:「DevOpsのFour

    Keys」と「自動テストのFour Keys」 2. 自動テストのFour Keys 3. 自動テストのFour Keysの品質ダッシュボード 4. 自動テストのFour Keys改善のための取り組み① 5. 自動テストのFour Keys改善のための取り組み② 6. まとめ
  45. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. まとめ① 45 -自動テストのFour keysを計測することで自動テスト開発チームのパフォーマンスを示せる

    ・“自動テストのFour Keys”を提案 Lead time for testing Testing frequency Testing failure rate Lead time to recover from test failure -チームメンバーが意思決定できるように品質ダッシュボードを改善 -自動テストソフトウェアの設計を改善することでLead time for testingを改善 -自動テストソフトウェアの運用を改善することでLead time to recover from test failureを改善 ・自動テストのFour Keys改善のための食べログでの取り組み
  46. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. まとめ② 46 実装 分析/設計

    テスト リリース エンドユーザ 要 望 開発チーム 設計 仕様 整理 影響 分析 動作 確認 RSpec 結合 テスト 実機 テスト VEX 高品質な プロダクト 再発 防止策 障害 対応 最高の開発体験 学び続けるプロセス 素早くリッチな フィードバック データ可視化と 徹底的な自動化 お客様目線の品質を ビジネス成功に 食べログの品質管理室ではバリューストリームマップの最適化のための “学び続けるプロセス”をデータ可視化と徹底的な自動化によって実現しています
  47. © Kakaku.com Inc. All Rights Reserved. 48 クレジット ※2 Cucumber

    is a registered trademark of Cucumber Ltd. ※1 Squid NOW icon - copyright Squid Project ※4 Mozilla、Firefoxの商標およびロゴは、Mozilla Foundationの米国およびその他の国における登録商標また は商標です。 ※3 Selenium is a registered trademark of Software Freedom Conservancy, Inc.