Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
とある会社のビルドデプロイ / A certain company's application...
Search
hayasshi
April 14, 2020
Programming
380
0
Share
とある会社のビルドデプロイ / A certain company's application building
hayasshi
April 14, 2020
More Decks by hayasshi
See All by hayasshi
Chatwork で Akka をどうつかっているのか なぜつかっているのか / Why Akka, How Akka in Chatwork
hayasshi
1
590
Scala / refined で`型く`表明プログラミング / Programing with type level assertion
hayasshi
2
970
Akka Typed - 型安全にメッセージパッシングする! / Akka Typed - typesafe messaging
hayasshi
6
2.9k
AWS Dev Day Challenge (2018-11-02) - ChatWork Suita
hayasshi
2
720
Scala and Akka apps on Kubernetes in ChatWork
hayasshi
0
2.7k
Other Decks in Programming
See All in Programming
密結合なバックエンドから TypeScript のコードを生成する
kemuridama
1
670
oxlintはeslint/typescript-eslintを置き換えられるのか
shomafujita
2
310
AIとRubyの静的型付け
ukin0k0
0
510
TypeSpec で繋ぐ複数プロダクトの型安全
maroon8021
1
320
PHPで使える日時の表現と、その知り方 #frontend_phpcon_do
o0h
PRO
0
180
These Five Tricks Can Make Your Apps Greener, Cheaper, & Nicer
hollycummins
0
260
ビジネスモデルから紐解く、AI+型駆動開発
hirokiomote
2
5.2k
メソッドのジェネリクスでGoの夢は広がるか? / Kyoto.go #65
utgwkk
2
410
Composerを使ったサプライチェーン攻撃の様子を眺めてみる #phpstudy
o0h
PRO
2
220
Migrations : C'est une question d'hygiène !
vinceamstoutz
0
2.9k
net-httpのHTTP/2対応について
naruse
0
420
inferと仲良くなる10分間
ryokatsuse
1
350
Featured
See All Featured
Darren the Foodie - Storyboard
khoart
PRO
3
3.4k
BBQ
matthewcrist
89
10k
Utilizing Notion as your number one productivity tool
mfonobong
4
310
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
408
66k
Leveraging Curiosity to Care for An Aging Population
cassininazir
1
260
Into the Great Unknown - MozCon
thekraken
41
2.5k
Prompt Engineering for Job Search
mfonobong
0
330
The Curious Case for Waylosing
cassininazir
1
370
What Being in a Rock Band Can Teach Us About Real World SEO
427marketing
0
240
Ruling the World: When Life Gets Gamed
codingconduct
0
240
Navigating the Design Leadership Dip - Product Design Week Design Leaders+ Conference 2024
apolaine
1
330
[SF Ruby Conf 2025] Rails X
palkan
2
1.1k
Transcript
Scala関西勉強会 2020年4月14日 hayasshi とある会社のビルド・デプロイ
自己紹介 • こんにちは。林です。 ◦ Twitter: @hayasshi_ ◦ GitHub: hayasshi •
Chatwork株式会社 • 最近は既存のScalaプロダクトのお手入れ 2
Scala関西勉強会 2020年4月14日 hayasshi とある会社のビルド・デプロイ
今日お話すること 1. とある会社のScalaアプリケーションのビルドについて ◦ パッケージング方式 ◦ ビルド実行 4
今日お話しないこと 1. とある会社のデプロイメントについて 2. とある会社のCI/CDの詳細 3. とある会社の開発フローの詳細 5
01 Scalaアプリケーションの パッケージングについて
前提 とある会社は、Scalaアプリケーションを、 Kubernetes上でDockerコンテナとして、動作させています なので本日は、 Scalaアプリケーションを どのようにDockerイメージにするか を話します 7
sbt-native-packager https://sbt-native-packager.readthedocs.io/en/stable/index.html https://github.com/sbt/sbt-native-packager 各プラットフォーム向けのパッケージングを行ってくれるsbtプラグイン Dockerイメージに加え、最近はGraalVMによるネイティブイメージ化にも対応 8
sbt-native-packager とある build.sbt (https://github.com/hayasshi/sbt-native-packager-sample ) 公式ドキュメント (https://sbt-native-packager.readthedocs.io/en/stable/formats/docker.html ) 9
sbt-native-packager `sbt docker:stage`をすると、`docker build`する前の状態が確認できます 10
sbt-native-packager `sbt docker:stage`をすると、`docker build`する前の状態が確認できます 11
sbt-native-packager `sbt docker:stage`をすると、`docker build`する前の状態が確認できます 12
sbt-native-packager `sbt docker:stage`をすると、`docker build`する前の状態が確認できます 13 起動スクリプト この例では AshScriptPlugin が使われているため ash
sbt-native-packager `sbt docker:stage`をすると、`docker build`する前の状態が確認できます 14 依存ライブラリjar
sbt-native-packager `sbt docker:stage`をすると、`docker build`する前の状態が確認できます 15 アプリケーション
sbt-native-packager `sbt docker:stage`をすると、`docker build`する前の状態が確認できます 16 起動スクリプトから読まれる設定ファイ ル
とある会社の工夫 アプリケーションの設定情報は全て環境変数から渡せるようにしている • なぜ? ◦ コンテナ実行時に注入することで設定変更による再ビルドを避ける • 良い点 ◦ 同じイメージをつかって環境ごとに異なる設定情報で動作できる
(ポータビリティの向上) ◦ コンテナランタイムは環境変数での値の受け渡しがよく使われる • 悪い点 ◦ 設定しないといけない環境変数が多くなりがち 17
とある会社の工夫 アプリケーションの設定情報は全て環境変数から渡せるようにしている Typesafe Config • 環境ごとに異なるアプリケーション設定はすべて環境変数からも渡せるように ◦ e.g. JDBC URL、ポート、各種タイムアウト値、固有のしきい値など
• ローカルで動作させるための設定をデフォルト値に置いている 18
とある会社の工夫 アプリケーションの設定情報は全て環境変数から渡せるようにしている JVMオプション • 起動スクリプト内関数の`addJava`を使うことで`java`コマンドのオプション引数を 追加できる • そこに環境変数を指定することで起動スクリプト実行時の環境変数が使われる つまり`docker run
-e`で指定した環境変数でJVMの設定値も調整できる • シェルのデフォルト値付き変数展開をつかってデフォルト値を設定 19
とある会社の工夫 アプリケーションの設定情報は全て環境変数から渡せるようにしている JVMオプション (起動スクリプト) 20
とある会社の注意点 • コンテナでjdk8を使っている場合、アップデートバージョンに注意 ◦ jdk8u191より前は、コンテナにかけられたCGroupのCPUやメモリを見ずに、 ホストマシンのものを見ていたため、スレッド数計算やヒープ計算が適切にな らない可能性がある ◦ https://bugs.openjdk.java.net/browse/JDK-8146115 ▪
jdk10からjdk8u191にバックポートされている ◦ jdk8u191以降を利用する 21
02 ビルドについて
とある会社のビルド • ビルド内容はいたって普通です ◦ CIサーバー上でシェルスクリプトを実行してScalaアプリケーションのパッキ ングをおこない、Dockerイメージを作成する ▪ ビルドに対してイメージタグを付与 ◦ Dockerイメージタグに対応したGitタグを作成し、
どの時点のコミットでビルドしたものかを追跡できるようにしている • 一点だけ工夫している点としては、CIサーバーの実行モデルに合わせた sbtのビルドキャッシュを作成管理している ◦ ~/.ivy2/cache (ivy cache) ◦ ~/.sbt (boot directory) ◦ ~/cache/.coursier (coursier cache, sbt 1.3.X) 23
とある会社のビルドの工夫 • とある会社のCIサーバーでのシェルスクリプトの実行はDockerコンテナ上でおこな われる • sbtビルドキャッシュのファイル・システムのみのDockerイメージを作成してお き、実行するDockerコンテナにマウントすることで、ビルドキャッシュを利用して いる • 問題点も...
◦ アプリケーションビルドのたびにキャッシュ更新しているとビルドが遅くなる ◦ 定期的な手動更新の必要性 • 対策(検証検討中) ◦ Docker レイヤーキャッシュ ◦ ビルドのみCI SaaS等に切り出す 24
03 まとめ
まとめ • sbt-native-packager ◦ Dockerfileのプラクティスがよくわからないアプリケーション開発者でも正し いDockerイメージをつくってくれる ◦ とある会社ではパッケージングされたアプリケーションを様々な場所で動かせ れるような工夫を行っている ◦
コンテナベースイメージには jdk8u191 以降を利用する • ビルド ◦ ビルドキャッシュの管理をいかに楽に正しくおこなえるかで 全体のビルド体験がよくなる ◦ ビルドはSaaSに乗れるのであればのるのが良さそう ▪ キャッシュの扱い等がやはり優れている 26
働くをもっと楽しく、創造的に