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[HeatWavejpMeetup#15] HeatWave 2025年10月 最新アップデー...

[HeatWavejpMeetup#15] HeatWave 2025年10月 最新アップデート情報 [藤本 正比古 氏 (HeatWavejp)]

【講演内容】
MySQL HeatWave最新アップデート情報

●2025年(1月~10月まで)のリリース情報ふりかえり:MySQL HeatWave on OCI
●MySQL HeatWave on OCI リリースアップデート/タイムライン(2025年1月〜10月)
 - HeatWave : 読み取りエンドポイントが作成可能に
 - HeatWave : データベースモード / アクセスモード が変更可能に
 - HeatWave : 高可用性 DB システムで動的変数更新時の仕様変更
 - HeatWave : 高可用性 DB システムのスイッチオーバーのタイムアウトの仕様変更
 - HeatWave : 高可用性 DB システムのスイッチオーバーのタイムアウトの仕様変更
 - HeatWave : リージョン間の自動バックアップをスケジュールする機能が実装
 - MySQL version 9.3.0、8.4.5、および 8.0.42をサポート
 - ネットワーク・セキュリティ・グループをサポート 
 - MySQL version 9.3.1をサポート
 - 保存期間を超過したバックアップのソフト削除 
 - MySQL version 9.3.2をサポート

●2025年(1月~10月まで)のリリース情報ふりかえり:MySQL HeatWave on AWS
●MySQL HeatWave on AWS リリースアップデート/タイムライン(2025年1月〜10月)
 - HeatWave on AWS : 高可用性DBシステム サポート開始
 - HeatWave on AWS : 高可用性 DB システムでスイッチオーバーがサポート開始
 - HeatWave on AWS : HeatWave クラスターに新しいアンロードアドバイザー追加
 - PrivateLink 接続でのクライアント接続暗号化が無効化可能
 - 高可用性DB向けにPrivateLink が可能
 - スタンドアロンDBシステムでの高可用性の実現 
 - DBシステムあたりのストレージ容量の増加
 - データベース内LLMのサポート拡張
 - Hypergraph Optimizer をデフォルトで有効化
 - 高可用性DBシステム向けEgress PrivateLinkをサポート
 - CloudWatchモニタリングに対応

●2025年7月~10月主要アップデート ピックアップ
 - MySQL version 9.4.0、8.4.6、および 8.0.43 をサポート
 - MySQL version 9.4.1 をサポート
 - MySQL version 9.4.2 をサポート
 - MySQL version 9.5.0 をサポート
 - アップグレードポリシーの調整が可能に

【発表者】
株式会社スマートスタイル
ビジネスディベロップメント本部
藤本 正比古 氏

【イベント情報】
HeatWavejp Meetup #15
https://heatwavejp.connpass.com/event/372575/

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Transcript

  1. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. HeatWavejp Meetup #15

    MySQL HeatWave 最新アップデート情報 2025年10月30日(木) 株式会社スマートスタイル ビジネスディベロップメント本部 藤本 正比古
  2. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. MySQL HeatWave on

    OCI リリースアップデート/タイムライン(2025年1月~10月) 管理者パスワード変更可能 9.2.0/8.4.4/8.0.41 データベースとアクセスモード 読取り専用エンドポイント提供 HA DB 系構成変更で動的変数のみの場合ダウンタイム無し 9.2.1 HA スイッチオーバーのタイムアウト改善 クロスリージョン自動バックアップスケジュール対応 9.2.2 9.3.0/8.4.5/8.0.42 自動バックアップ保持ポリシー既定値を DELETE → RETAIN に変更 Single-AD HeatWave クラスタ最適化 ネットワークセキュリティグループ対応 REST サービスサポート 9.3.1 保持期間到達バックアップの「ソフト削除」対応 9.3.2 ユーザー管理暗号鍵による保存時暗号化対応 9.4.0/8.4.6/8.0.43 9.4.1 バックアップ検証機能(Backup Validation) 9.4.2 9.5.0 アップグレードポリシーの設定可能化 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 アップデート数 24 バージョン対応 10 セキュリティ 3 バックアップ 4 可用性・接続 5 運用改善 2 Meetup #12 #13 #14 #15
  3. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. 2025.2.4 HeatWave :

    読み取りエンドポイントが作成可能に 4 1. OCI リリースノート – HeatWave から主要リリース情報のピックアップ ▪ リリースノートの情報 • スタンドアロンまたは高可用性DBシステム上に読み取りエンドポイントを作成可能(リードレプリカの有無にかかわらず) • クライアント アプリケーションが読み取りエンドポイントに接続すると、次の場所に転送される ✔ アクティブなリードレプリカ(存在する場合) ✔ スタンドアロンDBシステムのMySQLインスタンス または、高可用性DBシステムのプライマリ・インスタンス • DBシステムには、少なくとも 4 OCPU または 8 ECPU が必要 ※詳細については、「DB システム エンドポイント」を参照してください 再掲 Meetup#12
  4. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. 2025.2.4 HeatWave :

    読み取りエンドポイントが作成可能に 4 1. OCI リリースノート – HeatWave から主要リリース情報のピックアップ Oracle Cloud Infrastructure Oracle Cloud Infrastructure スタンドアロン/高可用性 プライマリ 高可用性 セカンダリ リードレプリカ(A) リードレプリカ(B) リード レプリカ LB MDSノード HeatWave ノード リードレプリカ LB EP リードレプリカ EP クライアント アプリケーション Read スタンドアロン/高可用性 プライマリ 高可用性 セカンダリ リードレプリカ(A) リードレプリカ(B) リード レプリカ LB MDSノード HeatWave ノード クライアント アプリケーション 読み取り EP Read これまで 本リリース後 Read/Write Read/Write プライマリ EP Appendix 利用シーン(例) プライマリ リードレプリカ MDSノード 読み取り EP Read Write プライマリ リードレプリカ MDSノード 読み取り EP Read Write × 障害 リードレプリカ障害時、接続先をプライマリに切り替える プライマリ リードレプリカ MDSノード 読み取り EP Read Write プライマリ リードレプリカ MDSノード 読み取り EP Read Write 非稼働 稼働 通常はプライマリのみを使用して、必要な際リードレプリカに処理を分散 再掲 Meetup#12
  5. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. 2025.2.4 HeatWave :

    データベースモード / アクセスモード が変更可能に 5 1. OCI リリースノート – HeatWave から主要リリース情報のピックアップ ▪ リリースノートの情報 ※デフォルトでは読み取り/書き込みモードで実行 & すべての有効なユーザーアカウントが接続可能 【データベースモード】 → 読み取り専用に設定可能になった DBシステムに接続しているユーザーが実行できる操作の種類が決まる • Read/Write : ユーザーは DB システムに保存されているデータを取得および変更可能 • Read-only : データの取得を許可し、データの変更を防止 注意:現時点では、Read-only モードにした場合、HeatWaveノードが使用できない(リリースノートに記載なし) 【アクセスモード】 → 管理者ユーザーのみが設定可能になった DBシステムに接続しているユーザーアカウントが決まる • All users : すべてのユーザーがDBシステムに接続可能 • Administrators only : DBシステムへの接続を管理者ユーザーのみに制限 ※詳細については、「データベースとアクセス モード」を参照してください 再掲 Meetup#12
  6. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. 1. OCI リリースノート

    – HeatWave から主要リリース情報のピックアップ Oracle Cloud Infrastructure Oracle Cloud Infrastructure スタンドアロン/高可用性 プライマリ 高可用性 セカンダリ リードレプリカ(A) リードレプリカ(B) リード レプリカ LB MDSノード HeatWave ノード リードレプリカ LB EP リードレプリカ EP クライアント アプリケーション Read スタンドアロン/高可用性 プライマリ 高可用性 セカンダリ リードレプリカ(A) リードレプリカ(B) リード レプリカ LB MDSノード HeatWave ノード クライアント アプリケーション 読み取り EP Read これまで 本リリース後 Read/Write Read/Write プライマリ EP Appendix 利用シーン(例) 2025.2.4 HeatWave : データベースモード / アクセスモード が変更可能に 5 Read/Write Read only Read only Read only Read only Read only × × DRサイトへのBCP対策環境や他目的用のDBシステム OCI 【DRサイト】 OCI 【メインサイト】 プライマリ MDSノード HeatWaveノード プライマリ インバウンド・レプリケーション Read/Write Read only インバウンド・レプリケーションのターゲットDBシステム オンプレイス/パブリッククラウド プライマリ MDSノード インバウンド レプリケーション Read only 再掲 Meetup#12
  7. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. ▪ リリースノートの情報 •

    高可用性 DB システムでは、動的変数のみを変更する場合であっても、ローリング再起動が 必要 • 高可用性 DB システムで動的変数のみを変更する場合、ローリング再起動は 不要 ※ 詳細については、「DB システムの構成の更新」 を参照してください 2025.2.18 HeatWave : 高可用性 DB システムで動的変数更新時の仕様変更 1 1. OCI リリースノート – HeatWave から主要リリース情報のピックアップ 以前 現在 再掲 Meetup#13
  8. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. 2025.2.25 HeatWave :

    高可用性 DB システムのスイッチオーバーのタイムアウトの仕様変更 3 1. OCI リリースノート – HeatWave から主要リリース情報のピックアップ ▪ リリースノートの情報 • 以前は、高可用性 DB システムでスイッチオーバーを開始すると、プライマリーインスタンスを切り替える前に、 既存のすべてのトランザクションが完了するまで待機 ✔ 実行時間の長いトランザクションによって、スイッチオーバーに時間がかかっている • 新しく作成またはアップグレードされた高可用性 DB システムでは、スイッチオーバー操作時に完了しないトランザクションは タイムアウトさせる ✔ プライマリーインスタンスを切り替える前に 既存のすべてのトランザクションが完了 or 最大 5 分間待機し、完了できないトランザクションはすべてロールバック ※ 現在、閾値 (5分間のタイムアウト) は変更不可 ※ 詳細については、「スイッチオーバー」 を参照してください 2/25 以前 に作成された HW → 旧スイッチオーバの動作 2/25 以降 に作成された HW → 新スイッチオーバの動作 再掲 Meetup#13
  9. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. 2025.2.25 HeatWave :

    高可用性 DB システムのスイッチオーバーのタイムアウトの仕様変更 3 1. OCI リリースノート – HeatWave から主要リリース情報のピックアップ これまで 本リリース後 どちらがいいのか Oracle Cloud Infrastructure 高可用性 DB システム Oracle Cloud Infrastructure 高可用性 DB システム Block 新しいトランザクションをブロック プライマリー セカンダリー 2 Transaction プライマリー セカンダリー 1 Switchover 開始 Switchover 全て のトランザクションが 完了するまで待機 セカンダリー 3 プライマリー セカンダリー 4 Switchover 続行 Switchover 2 新しいトランザクション をブロック 1 Switchover 開始 全てのトランザクションが 完了するまで 5 分間 待機 3 セカンダリー 5 分 以内に全ての トランザクションが完了 5 分 以内に全ての トランザクションが完了できなかった プライマリー セカンダリー 5 Switchover 続行 Switchover 4 未完了の全てのトランザクションを ロールバック A B セカンダリー セカンダリー Timeout Completed セカンダリー これまで 本リリース後 デメリット ✓ 無制限の待機時間が発生 a ✓ 障害発生時、メンテナンス計画時の 予測が困難 a メリット ✓ ユーザー側で制御がしやすい ✓ データ整合性が保証されるa デメリット ✓ ユーザー側で制御がしづらい a ✓ 5 分間のタイムアウト値が変更できない a ✓ 強制ロールバックによるデータ不整合の a リスクがある a メリット ✓ 最長で 5 分しか待機時間が発生しない ✓ 障害発生時、メンテナンス計画時の a 予測が容易 a 再掲 Meetup#13
  10. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. 2025.3.11 HeatWave :

    リージョン間の自動バックアップをスケジュールする機能が実装 4 1. OCI リリースノート – HeatWave から主要リリース情報のピックアップ 1. OCI リリースノート – HeatWave から主要リリース情報のピックアップ ▪ リリースノートの情報 • 自動バックアップを別の Oracle Cloud Infrastructure (OCI) リージョンにコピーするようにスケジュールする機能が実装 ✔ 有効化すると新しく作成された各自動バックアップが宛先リージョンにコピーされる ✔ 必要に応じて災害復旧の形式で宛先リージョンにバックアップを復元でる ※ 詳細については、「作成タイプ > 自動バックアップ」を参照してください 再掲 Meetup#13
  11. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. OCI リリースノートから主要リリース情報のピックアップ MySQL

    version 9.3.0、8.4.5、および 8.0.42をサポート • MySQL 9.3.0 は、新しいイノベーション リリースで、機能強化とバグ修正が含まれている ✓ ANALYZE TABLE で RAPID セカンダリエンジンの統計を更新。HeatWave Temporary Tables の作成が可能になる • MySQL 8.4.5 及び 8.0.42は、既存の8.4.x と 8.0.xのリリースとなり、セキュリティとバグ修正のみに重点が置かれる • 9.3.0 (イノベーション)、8.4.5 (LTS)、および 8.0.42 (バグフィックス) の 3つのバージョンは全て、本番環境レベルの品質 ✓ 新機能を利用、検証したい場合は、イノベーション リリース(9.3.0)の選択が最適 • 既存の DB システムは、手動でアップグレード が必要(8.4.4 → 8.4.5 や 8.0.41 → 8.0.42 など) 1 2025.4.15 再掲 Meetup#14
  12. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. OCI リリースノートから主要リリース情報のピックアップ ネットワーク・セキュリティ・グループをサポート

    • 従来は VCN やサブネット単位でのファイアウォール設定が主でしたが、 HeatWave エンドポイントごとに NSG を個別設定することで柔軟なアクセス制限が可能になる。 ✓ 管理者に対してSSHのみ許可することが可能になる。 ✓ 他のアプリからはDBアクセスのみ許可になる。 ※詳細は、ネットワーク・セキュリティ・グループおよびDB Systemのネットワーク・セキュリティ・グループの更新を参照ください。 4 2025.5.20 再掲 Meetup#14
  13. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. OCI リリースノートから主要リリース情報のピックアップ MySQL

    version 9.3.1をサポート • MySQL 9.3.1 は、新しいイノベーション リリースで、機能強化とバグ修正が含まれている ✓ 長時間実行されるクエリやコマンドの非同期タスクの作成をサポートし、バックグラウンドで実行可能になる。 ✓ HeatWave GenAI は、HeatWave.Free シェイプを含む全ての HeatWave Cluster シェイプで利用可能になる。 ✓ HeatWave Lakehouse は、エンコードされた Parquet ファイルの読み取りをサポート。 ✓ HeatWave Lakehouse は、オブジェクトストレージへクエリ結果を改行区切りの JSON ファイルでエクスポート可能になる • 既存の DB システムは、手動でアップグレード が必要(9.3.0 → 9.3.1 など) [個別のリリースノート] • MySQL9.3.1 リリースノート https://dev.mysql.com/doc/relnotes/heatwave/en/news-9-3-1.html REST サービスの利用をサポート • MySQL 9.3.1 以上を対象として、 DBシステム上で REST API 対応が可能になる。 ✓ 詳細は、RESTエンドポイントおよびRESTサービスおよびデータベース・オブジェクトの追加を参照ください。 5 6 2025.5.27 再掲 Meetup#14
  14. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. OCI リリースノートから主要リリース情報のピックアップ 保存期間を超過したバックアップのソフト削除

    • 従来は自動および手動バックアップの 保持期間終了後にすぐ削除される仕様であったが、 新機能のソフト削除を有効にすることで、 以下のようになる。ただし Always Free では、ソフト削除は有効にできない。 ✓ バックアップの 保持期間終了後にすぐ削除されずに、「DELETE SCHEDULED(削除予定)」というステータスになり +7日間保持される。 ✓ 「DELETE SCHEDULED」の場合は、削除をキャンセルして「ACTIVE 」に復活させることが可能。 ✓ 「DELETE SCHEDULED」の場合は、複製・移動・復元などの操作はできない。 ※詳細は、ソフト削除を参照ください。 7 2025.6.3 再掲 Meetup#14
  15. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. OCI リリースノートから主要リリース情報のピックアップ MySQL

    version 9.3.2をサポート • MySQL 9.3.2 は、新しいイノベーション リリースで、機能追加とバグ修正が含まれている ✓ HeatWave GenAIは、利用可能な LLM(大規模言語モデル)や埋め込みモデルの自動検出・リスト表示をサポート ✓ HeatWave GenAIは、推論(speculative decoding)を用いたコンテンツ生成が可能になる。 ✓ HeatWave AutoMLは、異常検知におけるドリフト検出(時間経過や環境変化に対するモデル性能監視)をサポー ト ✓ HeatWave Lakehouseは、圧縮されたCSVやJSONファイルの直接ロードが可能になる。 ✓ HeatWave Lakehouseは、 CSVやParquetからのベクター列直接ロードもサポート • 既存の DB システムは、手動でアップグレード が必要(9.3.1 → 9.3.2 など)。 8 2025.6.24 再掲 Meetup#14
  16. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. MySQL HeatWave on

    AWS リリースアップデート/タイムライン(2025年1月~10月) 9.2.0 高可用性(High Availability)DB システムのサポート開始 バックアップ復元時にサーバーバージョンアップグレード可能に ダンプファイル取り込みの新設定追加 クラスタ/レイクハウス更新時にサマリ表示を追加 「Unload Advisor」機能の追加 9.2.1/9.2.2 バージョントラックとサポートスケジュールの案内 プライベート接続時の暗号化 設定を柔軟化 8.4.4/8.4.5 スタンドアロン構成を高可用性へ変換可能に ストレージ容量上限の拡張(最… Hypergraph Optimizer のデフォルト有効化 In-Database LLMs のサポート拡張 PrivateLink による HA DB システム… 9.3.2 HeatWave GenAI:利用可能モデル一覧の自動表示 AWS CloudWatch モニタリングの統合 高可用性構成を無効化可能に 8.4.6/8.0.43 非同期タスク処理のサポート追加 メキシコ・セントラルリージョンでの提供開始 CloudWatch メトリクスの追加 高可用性 DB システムでのオンラインストレージ拡張対応 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 Meetup #12 #13 #14 #15 アップデート数 24 バージョン対応 6 セキュリティ 1 ストレージ・拡張性 3 可用性・接続 4 機能追加・運用改善 10 *
  17. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. 2025.2.3 HeatWave on

    AWS : 高可用性DBシステム サポート開始 8 2. HeatWave on AWS リリースノートから主要リリース情報のピックアップ ▪ リリースノートの情報 • HeatWave on AWS にて、高可用性DBシステムを作成できるようになりました ✔ 3つのMySQLインスタンス(プライマリ:1, セカンダリ:2)を異なるAZにデプロイ ✔ MySQL Group Replication を使用してデータ同期 ✔ データの読み取り/書き込みは、プライマリ(単一エンドポイント)のみ ✔ プライマリで障害発生時、セカンダリがプライマリに昇格される ✔ 高可用性DBシステムのバックアップをスタンドアロン又は高可用性DBシステムに復元も可能 ✔ 高可用性DBシステムへのインバウンドレプリケーションをサポート ※詳細については、「高可用性」 を参照してください 再掲 Meetup#12
  18. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. 2025.2.3 HeatWave on

    AWS : 高可用性DBシステム サポート開始 8 2. HeatWave on AWS リリースノートから主要リリース情報のピックアップ ▪ リリースノートの情報 • HeatWave on AWS にて、高可用性DBシステムを作成できるようになりました ✔ 3つのMySQLインスタンス(プライマリ:1, セカンダリ:2)を異なるAZにデプロイ ✔ MySQL Group Replication を使用してデータ同期 ✔ データの読み取り/書き込みは、プライマリ(単一エンドポイント)のみ ✔ プライマリで障害発生時、セカンダリがプライマリに昇格される ✔ 高可用性DBシステムのバックアップをスタンドアロン又は高可用性DBシステムに復元も可能 ✔ 高可用性DBシステムへのインバウンドレプリケーションをサポート Availability Zone Availability Zone Group Replication セカンダリ セカンダリ ▪ 高可用性の制限 (主な未サポート内容) 現在、高可用性DBシステムでは、以下がサポートされていません ✔ HeatWave クラスター、およびHeatWave クラスターを必要とする機能 (Lakehouse、GenAI、AutoMLなど) ✔ PrivateLink 接続 ✔ S3上のファイルからの一括取り込み機能 ✔ 高可用性DBシステムの構成変更 および ストレージのサイズ変更 ✔ スタンドアロンDBシステムでの高可用性の有効化 ✔ 高可用性DBシステムでの高可用性の無効化 Appendix オラクル社管理 AWS HeatWave ノード MDSノード 高可用性DBシステム 構成イメージ Availability Zone ユーザー管理 AWS プライマリ PrivateLink インターネット 一括取り込み × × × 再掲 Meetup#12
  19. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. 2025.2.18 HeatWave on

    AWS : 高可用性 DB システムでスイッチオーバーがサポート開始 6 2. HeatWave on AWS リリースノートから主要リリース情報のピックアップ ▪ リリースノートの情報 • セカンダリーインスタンスの 1 つを手動で昇格し、高可用性 DB システムのプライマリーインスタンスにする機能が実装 ✔ スイッチオーバーを実行すると、DB の IP アドレス (つまり、読み取り/書き込みエンドポイント) は変更されないため アプリケーションへの変更が不要 ✔ スイッチオーバーを使用し、フェイルオーバー中にアプリケーションが正しく動作するかどうかのテストが可能 ※ 詳細については、「スイッチオーバー」 を参照してください 以下の新仕様がそのまま実装された 以下の実装の準備段階として実装された 再掲 Meetup#13
  20. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. 2025.3.24 HeatWave on

    AWS : HeatWave クラスターに新しいアンロードアドバイザー追加 10 2. HeatWave on AWS リリースノートから主要リリース情報のピックアップ 2. HeatWave on AWS リリースノートから主要リリース情報のピックアップ ▪ リリースノートの情報 • クエリ履歴に基づいてアンロードすべき未使用のテーブルを特定し、不要なデータを効率的にアンロード (削除) するための アドバイスが提供 ✔ 他のテーブル用のメモリが解放される ✔ 利用可能なリソースをより有効に活用できる ※ 詳細については、「アンロードアドバイザー」 を参照してください 再掲 Meetup#13
  21. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. HeatWave on AWS

    リリースノートから主要リリース情報のピックアップ PrivateLink 接続でのクライアント接続暗号化が無効化可能 • Oracle CloudやHeatWave on AWSでは、PrivateLink接続を利用すると、VPC内のプライベートネットワーク経由でデー タベースに接続可能。 2025年4月のアップデートで、このPrivateLink接続時にクライアント通信の暗号化 (SSL/TLS)を 無効化できるようになる。 これは、既にネットワークレベルでセキュリティが確保されている(=PrivateLinkはVPC内で暗号化されている)場合、 SSLオーバーヘッドを避けて性能を改善したいというニーズに対応したものである。 ※詳細については、 「クライアントからの接続」を参照ください。 6 2025.4.30 再掲 Meetup#14
  22. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. HeatWave on AWS

    リリースノートから主要リリース情報のピックアップ 高可用性DB向けにPrivateLink が可能 • AWS で実行されているアプリケーションは、Query PrivateLink を介して高可用性DB システムに接続できるようになる。 ✓ インターネットを通らずに通信できる(VPC内で完結)ため、セキュリティの向上につながる。 ✓ フェイルオーバー時もPrivateLinkでの接続が維持される。 ✓ スタンドアロン構成と同じ方式で高可用性DBにも接続できる。 ※詳細はQuery PrivateLink のデプロイを参照ください。 スタンドアロンDBシステムでの高可用性の実現 • スタンドアロンDBシステムで高可用性を有効化できるようになる。 ※詳細は、「スタンドアロンDBシステムでの高可用性の有効化」を参照ください。 8 9 2025.5.7 2025.5.12 再掲 Meetup#14
  23. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. HeatWave on AWS

    リリースノートから主要リリース情報のピックアップ DBシステムあたりのストレージ容量の増加 • DBシステムの最大ストレージ容量が 131,072 GiB(128TB)まで拡張可能になる。 ※詳細は、 「DBシステムの作成」および「DBシステムストレージの拡張」を参照してください。 10 2025.5.13 再掲 Meetup#14
  24. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. HeatWave on AWS

    リリースノートから主要リリース情報のピックアップ データベース内LLMのサポート拡張 • HeatWave GenAIは、データベース内LLMのサポート範囲を拡大しました。 ※詳細は、 「HeatWave GenAIデータベース内LLM 」を参照してください。 13 14 Hypergraph Optimizer をデフォルトで有効化 • MySQL 9.3.1 以降では、 Hypergraph Optimizer デフォルトが有効になりました。 ✓ 複数テーブルを最適な順序と方法で結合するため、高速化につながる。 ✓ ハッシュジョインを利用することで、ネストループ時のOOMリスクを軽減 15 高可用性DBシステム向けEgress PrivateLinkをサポート • Egress PrivateLinkを使用することで、 AWS → HeatWave への Inbound レプリケーションが 安全かつプライベートに実現可能になる。 2025.5.29 2025.6.02 再掲 Meetup#14
  25. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. HeatWave on AWS

    リリースノートから主要リリース情報のピックアップ 17 CloudWatchモニタリングに対応 • HeatWave クラスタおよび MySQL DB システムに関するパフォーマンス情報のモニタリングが可能になる。 ✓ 過去のパフォーマンス情報の閲覧だけでなく、リアルタイムの監視も可能。フィルタリングも簡単。 ただし、高可用性DBシステムの場合、メトリックはプライマリインスタンスのみの出力となる。 ✓ 任意のメトリクスに対して CloudWatch アラームや通知が設定可能。 ※詳細は CloudWatch モニタリングを参照してください。 2024.6.27 再掲 Meetup#14
  26. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. サマリー Oracle Cloud

    Infrastructure Release Notes : https://docs.oracle.com/en-us/iaas/releasenotes/services/mysql-database/ OCI リリースノートから主要リリース情報のピックアップ (2025/7/1~2025/10/30) 2025.7.1 ユーザー管理暗号鍵によるデータ保存時暗号化対応 2025.7.22 MySQL version 9.4.0、8.4.6、および 8.0.43 をサポー ト 2025.8.25 MySQL version 9.4.1 をサポート 2025.9.4 バックアップ検証機能 1 2 3 4 2025.9.23 MySQL version 9.4.2 をサポート 5 2025.10.21 MySQL version 9.5.0 をサポート 6 2025.10.21 アップグレードポリシーの調整が可能に 7 Oracle管理キーだけではなく、ユーザ独自キーを指定してデータ 暗号化が可能に。 新バージョン群のサポート追加。新機能の追加(Innovation release) MySQL 9.4.1 サポート開始。新機能の追加。 HeatWave DB システムの自動・手動バックアップを OCI 上で検証 する新機能を追加。 バックアップの整合性と復元可否を事前に確認可能。 MySQL 9.4.2 サポート開始。新機能の追加。 MySQL 9.5.0 サポート開始。新機能の追加。 HeatWave DB システムの自動/手動アップグレード方針をユー ザーが構成可能に。 LTS/Innovation ブランチごとにポリシー設定を柔軟化。
  27. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. • 主な機能追加 (Innovation

    release) ✓ HeatWave AutoMLは、機械学習への直感的な自然言語インターフェースを提供するNL2MLをサポート ✓ HeatWave Lakehouseは、CREATE EXTERNAL TABLE 構文を導入。 ✓ ENGINE_ATTRIBUTES 内の既存のJSON文字列に加え、ファイルの場所とデータ形式を指定するSQL構文をサ ポート 2025.7.22 MySQL version 9.4.0、8.4.6、および 8.0.43 をサポート 2 OCI リリースノート – HeatWave から主要リリース情報のピックアップ • 主な機能追加 ✓ InnoDB 統計キャッシュを使用したクエリパフォーマンスの向上をサポート ✓ HeatWave Lakehouse は、OCI 上でイベントベースの自動増分ロードをサポート ✓ オブジェクトストレージからロードされたテーブルのシームレスかつ自動化されたデータ更新を可能に。 ✓ HeatWave GenAI は、新しい NL_SQL ルーチンを使用して自然言語ステートメントから SQL クエリが生成可能に。 ✓ HeatWave AutoMLは、NL2MLによる強化されたデータ準備機能をサポート ✓ トレーニングおよびテスト用のデータを効率的に準備可能。 2025.8.25 MySQL version 9.4.1 をサポート 3
  28. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. • 主な機能追加 ✓

    ロード済みテーブルの高度なカーディナリティ推定 (ACE) モデルの自動的かつ定期的な更新をサポート ✓ HeatWave GenAI は、OCI Generative AI Service の視覚言語モデル (VLMs) を使用した PDF ファイルの文書解 析機能の強化をサポート 2025.9.23 MySQL version 9.4.2 をサポート 5 OCI リリースノート – HeatWave から主要リリース情報のピックアップ • 主な機能追加 ✓ 生成列を持つテーブルの一括ロード ✓ 自動リフレッシュ機能を持つマテリアライズドビュー ✓ MySQL HeatWave クエリ内でのストアドファンクションの使用 ✓ HeatWave Lakehouseは、Delta Lakeテーブルの読み取りをサポート ✓ HeatWave GenAIは、ハイブリッド検索とベクターインデックスの自動作成をサポート ✓ HeatWave AutoMLは、強化されたログ異常検知機能と高度なレコメンデーション機能をサポート 2025.10.21 MySQL version 9.5.0 をサポート 6
  29. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. ▪ リリースノートの情報(機械翻訳) スケジュールされたメンテナンスアップグレードの実行方法を設定できるようになりました。

    メンテナンススケジュールに新オプションが追加され、アップグレード先のバージョン、バージョントラック、バージョンファミリーの選 択が可能になりました。 「詳細オプション: メンテナンス」 「DB システムの作成」または 「新しい DB システムにリストア」 パネル 2025.10.21 アップグレードポリシーの調整が可能に 7 OCI リリースノート – HeatWave から主要リリース情報のピックアップ (デフォルト) 選択するバージョントラック ✓ 長期サポート (LTS) ✓ 革新 (Innovation) ✓ フォロー (デフォルト) :現在のバージョン トラックを維持 選択するバージョン ✓ 最古 (デフォルト) ✓ 2番目に新しい ✓ 最新 アップグレードの実行契機 ✓ 早期:現在のバージョンが廃止されたと きに実行 ✓ 定期 (デフォルト):現在のバージョンが 利用不可となったときに実行 Oracle 側でメンテナンスウィンドウの開 始時刻を自動的に割り当て。 アップグレードはメンテナンスウィンドウの 開始時刻から2時間以内に開始。 OFF
  30. Copyright © 2025 HeatWavejp All Rights Reserved. サマリー HeatWave on

    AWS リリースノートから主要リリース情報のピックアップ (2025/7/1~2025/10/30) 2025.7.9 高可用性構成を無効化可能に 2025.7.22 MySQL version 8.4.6、および 8.0.43 をサポート 2025.7.24 非同期タスク処理のサポート追加 2025.8.7 メキシコ・セントラルリージョンでの提供開始 1 2 3 4 2025.8.21 CloudWatch メトリクスの追加 5 2025.8.26 高可用性 DB システムでのオンラインストレージ拡張対応 6 DB システムの HA 構成を解除し、スタンドアロン構成に戻すこ とが可能に。 新バージョン群のサポート追加 長時間クエリなどをバックグラウンドで非ブロッキング実行できるよ うになった。 AWS メキシコ(Central)リージョンでサービスが利用可能に。 ストレージおよびネットワーク関連のメトリクスが追加され、より詳 細な監視が可能に。 HA 構成でも停止せずストレージをオンラインで拡張可能に。運 用の柔軟性が向上。 Heatwave on AWS Release Notes : https://dev.mysql.com/doc/heatwave-aws/en/heatwave-aws-relnotes.html