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AIエージェントに業務知識を届ける仕組みづくり - Knowledge Catalogを活用...

AIエージェントに業務知識を届ける仕組みづくり - Knowledge Catalogを活用した知識基盤の構築

サイバーエージェントのAI POSにおける、AIエージェントの業務知識不足という課題に対し、Google CloudのKnowledge Catalogを活用した知識管理・配信基盤を構築しました。

専門家が持つ暗黙的な判断基準や業務上の定義を、エンジニア以外でも登録・管理できる仕組みを整備し、AIエージェントが適切な知識を参照して回答できるようにした取り組みを紹介します。

サイバーエージェントが実施しているミッション型インターンシップの取り組みとして行ったものになります。

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♛Heitor Hirose

October 28, 2026

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Transcript

  1. 00 自己紹介 ミッション型インターンシップ - AI POS 広瀬 エイトル HIROSE HEITOR

    東京工科大学 コンピュータサイエンス学部 学部3年 AI POS のミッション型インターンシップは 2 回目 前回:AI の動きを観測する基盤の構築 ©CyberAgent, Inc. All Rights Reserved 4
  2. 01 成果 チームで知識を整備していく方針を立てた - エンジニア以外でも知識を追加できるような基盤を構築 ウェブから簡単に入力が可能な仕組みづくり - 整備を続ける体制づくりに着手 チーム内でどのような課題があるのか明確化 -

    知識の書き方、管理を共通化 OKFなどのGoogleの規格用いて管理する方針を設計 ※ OKF : Open Knowledge Format (詳細は Open Knowledge Format のご紹介 にて) ©CyberAgent, Inc. All Rights Reserved 7
  3. 01 成果 記述 → 登録 → 配信 まで整備した 記述 登録

    配信 人がブラウザで 知識を書く 毎晩、自動で エージェントに届く AIエージェントが 知識を使って答える Ochakai Knowledge Catalog Cloud Run ©CyberAgent, Inc. All Rights Reserved 8
  4. 02 知識とは? データではなく、判断の型 特定の状況で使うべき解釈や判断を、再利用できる形で言語化したもの。 実例 「月あたり売上が施策予算の 10 倍程度ないと、 ROAS 100%

    は超えづらい」 注目する対象 X 月商と施策予算の比率 条件 X 条件 α 10 倍程度に満たない ROAS 100% の見込みを疑う ※ 「2026年度の売り上げは1200万円である」というのは事実は情報であり、知識とは考えない ©CyberAgent, Inc. All Rights Reserved 11
  5. 03 実際に知識を投入するデモ 定義を実際に1つの知識として記述してみる (2) ## いつ使うか 「犬を飼っている会員数」「犬の飼い主は何人いる?」のように、犬を飼っている顧客の人数を聞かれたとき。 ドッグフードメーカーへの提案で、対象になる会員の母数を出す場面を想定している。 言い換え :

    犬を飼っている会員、ドッグオーナー、犬ユーザー。 ## 定義 POS には飼育の有無を示す列がないため、購買から定義する。期間中に `second_category_name = 'ペット '` かつ `third_category_name = '犬用フード '` の商品を、 **別々のレシートで 2 回以上 **買った `customer_id` を「犬の飼い主」とする。 ## 注意 - 1 回だけの購入は数えない。贈答やお試しの購入を飼い主に含めないためである。 - 犬用おやつ、療法食の犬用、ペット用品は数えない。社内の基準として「フードのみ・ 2 回以上」に固定する。 - カテゴリは上位の階層まで指定する。理由は [カテゴリの階層構造 ](/caveats/category-hierarchy.md)。 - 顧客単位の集計なので、 [疑似・共有 customer_id の除外 ](/computations/pseudo-shared-customer-id-exclusion.md) と同じ条件で母集団 から外す。 `min_distinct_stores` の既定は 5。 ※ デモンストレーションのために追加した知識で、実際には存在しません ©CyberAgent, Inc. All Rights Reserved 15
  6. 04 設計と実装 記述 → 登録 → 配信 記入 Ochakai 知識の編集と

    履歴管理 有識者 登録 Knowledge Catalog 権限管理、 ユーザーごとに知識を 分離管理する ©CyberAgent, Inc. All Rights Reserved 検索 AI Agent AI POSの 複数エージェント 20
  7. 04 設計と実装 知識はテナントごとに分けて置く 検索 小売A 小売B 小売C 専門知識 専門知識 専門知識

    エージェント 小売 A の質問に答える 検索 AI POS 併売リフトの定義など、全テナントで使える知識 ©CyberAgent, Inc. All Rights Reserved 21
  8. 05 まとめ 次の課題は、知識を溜め続けるように仕組み化 - 知識を書く担い手を決める 誰が書き、誰が古い知識を削除するかを決める。 - 検索の精度をあげる 今の検索は精度が低く、日本語の業務用語では当たらないこともある。 -

    知識を自動で投入する エージェントの作業を元に知識を整備して評価を行えるように - 現在、登録されている知識を見直す 独自の言葉や、用語がずれている。1人の社員知識に偏っている。 ©CyberAgent, Inc. All Rights Reserved 23