Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
エンジニアの成長を止めないAI活用
Search
hiro
June 30, 2025
Technology
1
12
エンジニアの成長を止めないAI活用
hiro
June 30, 2025
Tweet
Share
More Decks by hiro
See All by hiro
ZOZOTOWN に CSS in JS(Emotion)を導入して1年後の状況
hiro0218
7
150k
アクセシビリティを意識して、 画像の代替テキスト(alt)を 決めるときの観点
hiro0218
1
290
Next.jsで開発を始める前に知っておくと良さそうなこと
hiro0218
2
640
CSS in JS を何となく知る
hiro0218
1
590
ITCSSの良いところ
hiro0218
1
670
Other Decks in Technology
See All in Technology
PHP開発者のためのSOLID原則再入門 #phpcon / PHP Conference Japan 2025
shogogg
4
730
2年でここまで成長!AWSで育てたAI Slack botの軌跡
iwamot
PRO
4
700
Navigation3でViewModelにデータを渡す方法
mikanichinose
0
220
生成AI活用の組織格差を解消する 〜ビジネス職のCursor導入が開発効率に与えた好循環〜 / Closing the Organizational Gap in AI Adoption
upamune
1
810
AWS CDK 実践的アプローチ N選 / aws-cdk-practical-approaches
gotok365
6
740
AIのAIによるAIのための出力評価と改善
chocoyama
2
550
VISITS_AIIoTビジネス共創ラボ登壇資料.pdf
iotcomjpadmin
0
160
Uniadex__公開版_20250617-AIxIoTビジネス共創ラボ_ツナガルチカラ_.pdf
iotcomjpadmin
0
160
製造業からパッケージ製品まで、あらゆる領域をカバー!生成AIを利用したテストシナリオ生成 / 20250627 Suguru Ishii
shift_evolve
PRO
1
140
Amazon S3標準/ S3 Tables/S3 Express One Zoneを使ったログ分析
shigeruoda
3
470
急成長を支える基盤作り〜地道な改善からコツコツと〜 #cre_meetup
stefafafan
0
120
AWS テクニカルサポートとエンドカスタマーの中間地点から見えるより良いサポートの活用方法
kazzpapa3
2
540
Featured
See All Featured
The Web Performance Landscape in 2024 [PerfNow 2024]
tammyeverts
8
670
Improving Core Web Vitals using Speculation Rules API
sergeychernyshev
17
940
Become a Pro
speakerdeck
PRO
28
5.4k
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
657
60k
The Language of Interfaces
destraynor
158
25k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
55
5.6k
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
48
50k
GraphQLの誤解/rethinking-graphql
sonatard
71
11k
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
161
15k
VelocityConf: Rendering Performance Case Studies
addyosmani
330
24k
Typedesign – Prime Four
hannesfritz
42
2.7k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
357
30k
Transcript
エンジニアの成長を止めないAI活用 2025/06/30 AI活用LT会 ZOZOTOWN開発本部 開発2部 菊地宏之 1
はじめに AIツールは開発現場で急激に浸透して、いまや日常のコーディング環境に欠かせない存在 になったと思います。AI活用での議論の多くは、「AIをどう上手に使いこなすか」という 手段的な視点ばかりが注目されがちです。 ただ、個人的にはAIと本質的な関係をどう築いていくかが重要だと思います。特に経験の 浅いエンジニアにとって、AIを適切に活用するための注意点を知ることは重要です。単な る効率化だけでなく、責任ある使用、エンジニアとしての成長、適切なコミュニケーショ ン、そして必要なスキルを身につけながら、AIとうまく共存する方法を一緒に考えていき ましょう。 2
本日のアジェンダ 1. 4つの原則 責任と検証 自己成長との両立 コミュニケーション 必要なスキル 2. まとめ 3
4つの原則 1. 責任と検証 2. 自己成長との両立 3. コミュニケーション 4. 必要なスキル 4
① 責任と検証 自分が検証できる範囲でAIを使う 理解できないコードはコピペしない(妥当性検証ができないため) 必ず自分で検証・修正する AIが生成したコードはエラーや不具合が含まれやすい 最終責任は常に開発者自身にあるのを意識する 5
② 自己成長との両立 AIはあくまでアシスタント 思考の「補助輪」であって「答え」を出すものではない 依存しすぎず、自ら考えて検証する習慣を忘れないようにする 成長の機会を奪われないようにする タスクは、安易にAIに丸投げせず自身の成長機会と捉える まず自分で考え、AIはその後に活用する 6
③ コミュニケーション チームでAI使用方針を確認 方針の判断に迷ったら上司・メンターへ相談する 人間との対話を優先 上司・メンターからの直接フィードバックをもらう AIが知らない「組織の暗黙知」や価値観の共有が成長の鍵 7
④ 必要なスキル AIの特性を理解 得意・不得意を踏まえたタスク切り分け 単純な修正は自分で行う方が効率的 自力解決能力を磨く AI生成コードの理解・修正能力 自力で問題を解決する能力も並行して育ている 8
まとめ AIは使い方次第で成長促進や停滞につながる AIに頼りすぎず、「AIを活かすスキル」と「自力解決スキル」のバランス が重要 AIを「自己成長のパートナー」として賢く活用しよう 9
ご清聴ありがとうございました 質問・ご意見などありましたら、お気軽にどうぞ! このスライドの資料はGitHub Copilotでほぼ作りました。 10