Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

初心者ユーザの手引きになるかもしれないTableau挑戦記

 初心者ユーザの手引きになるかもしれないTableau挑戦記

Tabforce#5の登壇資料です

Hiroki Hasegawa

April 14, 2021
Tweet

Transcript

  1. 2 長谷川 博貴 (32)
 はせがわ     ひろき
 @ 株式会社ベーシック 事業戦略部

    
 出身:山形県山形市 
 趣味:ラグビー、車、洗車、酒 
 職歴:エンジニア ⇒ EM/PM ⇒ いま 
 乱入しちゃうか も
 @roki1801
  2. 3

  3. 12 Agenda 1. 我が社のデータ活用年表
 2. BI選定期間(2020年5月〜2020年7月) 
 3. Tableau導入初期(2020年8月〜2020年12月) 


    4. データ戦略変革期(2021年1月〜現在) 
 5. その他データプロジェクトで大切なこと
 6. 今後の課題と計画
 7. まとめ
 

  4. 14 データ不毛期 
 BIなし
 2018年
 10月
 DOMO
 放置期
 DOMO
 模索期


    2019年
 4月
 BI
 選定期間
 2020年
 5月
 2020年
 8月
 Tableau
 導入初期
 2020年
 12月
 データ戦略
 変革期
 現在
 その先へ
 データ活用度合い 
 Tableau導入前にもストーリーが
 本年表がBI導入や浸透の期間感の参考になればと 

  5. 15 データ不毛期 
 2018年
 10月
 DOMO
 放置期
 DOMO
 模索期
 2019年


    4月
 BI
 選定期間
 2020年
 5月
 2020年
 8月
 Tableau
 導入初期
 2020年
 12月
 データ戦略
 変革期
 その先へ
 データ活用度合い 
 BIとしてDOMOを初めて導入して、
 最初は頑張るけど、浸透せず徐々に活用されなくなる
 ツール導入時のあるあるで、Tableau導入時も同じことが起きうる 
 BIなし
 現在

  6. 16 データ不毛期 
 2018年
 10月
 DOMO
 放置期
 DOMO
 模索期
 2019年


    4月
 BI
 選定期間
 2020年
 5月
 2020年
 8月
 Tableau
 導入初期
 2020年
 12月
 データ戦略
 変革期
 その先へ
 データ活用度合い 
 DOMOの価値に気づいて活用の道を模索
 徐々に「見てくれる人は見てくれる状態」に 
 BIなし
 現在

  7. 18 データ不毛期 
 2018年
 10月
 DOMO
 放置期
 DOMO
 模索期
 2019年


    4月
 BI
 選定期間
 2020年
 5月
 2020年
 8月
 Tableau
 導入初期
 2020年
 12月
 データ戦略
 変革期
 その先へ
 データ活用度合い 
 DOMOの費用対効果が見合わず
 契約更新タイミングに合わせてBI乗り換えの検討を開始
 
 BIなし
 現在

  8. 21 データ不毛期 
 2018年
 10月
 DOMO
 放置期
 DOMO
 模索期
 2019年


    4月
 BI
 選定期間
 2020年
 5月
 2020年
 8月
 Tableau
 導入初期
 2020年
 12月
 データ戦略
 変革期
 その先へ
 データ活用度合い 
 まずDOMOで見ていたものを
 Tableau化することからスタート
 BIなし
 現在

  9. 23 Tableauめちゃむずい...
 やらかしたかも...
 単純な線グラフ一つ作れない 
 メジャーバリュー?
 メジャーネーム?
 パブリッシュ?
 GAコネクタ重すぎる 


    パブリックアクセシビリティオフのDBに繋げられない 
 Desktop, Prep, Online, Creator, Explorer, Viewer???? 
 列、行?

  10. 24 DOMOはめちゃハイグレードなBIだったことに
 Tableauを導入してから気づく
 ・ただのBIではない
 ・超強力なDWHやETL機能もあわせ持つツール 
 ・コネクタもありまくり(GAだけで7つとか) 
 ・つまりデータ基盤をワンストップ管理 


    ・しかもSaaS
 ・可視化機能は誰でも作りやすい 
 
 ・なので高い(Tableauの3〜4倍) 
 ・可視化の幅はTableauには劣る 
 ・DOMOよりは安い
 ・可視化の幅最強
 ・ユーザコミュニティが熱い 
 ・Prep(ETL)は最高 
 
 ・可視化の幅ゆえの習得スキルが高い 
 ・Tips的なもので対処すること多し 
 ・基本的にデータをTableauには持たせない思想 
 ・ツール間(Desktop, Online)で機能差 

  11. 27 データ不毛期 
 2018年
 10月
 DOMO
 放置期
 DOMO
 模索期
 2019年


    4月
 BI
 選定期間
 2020年
 5月
 2020年
 8月
 Tableau
 導入初期
 2020年
 12月
 データ戦略
 変革期
 その先へ
 データ活用度合い 
 マエスさんのおかげでTableauの本領を知り始める
 Tableauはスペシャリストに直接教えてもらうのがオススメ 
 ユーザー会も熱く、助け合いの意識がすごい優しいコミュニティ 
 マエスさん勉強会効果 
 BIなし
 現在

  12. 30 データ不毛期 
 2018年
 10月
 DOMO
 放置期
 DOMO
 模索期
 2019年


    4月
 BI
 選定期間
 2020年
 5月
 2020年
 8月
 Tableau
 導入初期
 2020年
 12月
 データ戦略
 変革期
 その先へ
 データ活用度合い 
 Tableauによる可視化スキルも一定身につけ、
 全事業の「KGI・KPI可視化」に着手開始...
 BIなし
 現在

  13. 38 Tableau化による成果
 いつの施策効果が効いたかの視覚化 
 BEFORE
 AFTER
 例:KPIは獲得有料ユーザ数 
 ・チャネル別で、下記のみ取得
  ・有料化したタイミング起点で算出したもの


    ・チャネル別で、下記それぞれ可視化
  ・有料化したタイミング起点で算出したもの
  ・ユーザ登録した起点で算出したもの
  ・リードタイム分布を可視化
  ・ユーザごとに有料化数を可視化
 ユーザ登録から有料化までは 
 リードタイムがあるため施策効果が追いにくい 
 いつのパフォーマンスがどう良かったか悪かったを 
 施策と一緒に振り返ることができるので 
 施策検証と次の打ち手の示唆を得やすい 
 例えば、
 2021年4月に広告経由で100人有料化 
 ↓
 100人中、2019年に登録したユーザが90人か もしれないし、先月登録してくれたユーザが 100人かもしれないけど、 
 そこらへんの内訳は把握できない 
 2021年4月に広告経由で100人有料化 
 そのうち半分が先月登録ユーザで、 
 リードタイムは先月実績より10日のびて 
 2020年のユーザの再有料化数が倍になった 

  14. 42 今後の課題
 悩み
 ・ロードマップ解像度もっと上げたい 
 ・戦略に沿ったデータ人材開発・計画・採用 
 ・Creator・Explorerをどう増やしていくか(社内教育) 
 ・データ整備(DWH・CDP)つらい

    
 ・データをTableauから分離 
 ・Tableau導入によるROI検証 
 ・Salesforce×Tableau 
 今後の計画
 ・まず価値のあるKGI・KPI可視化 
 ・既存プロダクト間クロスユースユーザ基盤の設計構築 
 ・ロードマップを策定して人材計画もアップデート 
 ・ROI検証