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第1回『帰ってきたウルトラマン』勉強会 〜ウルトラマンが帰ってきた〜

東平洋史
February 07, 2022

第1回『帰ってきたウルトラマン』勉強会 〜ウルトラマンが帰ってきた〜

「ウルトラマンが帰ってきた。」これは円谷プロダクションが制作しTBS系列で1971年8月6日に放送された「帰ってきたウルトラマン」第18話「ウルトラセブン参上!」(脚本:市川森一、監督:鍛冶昇、特殊技術:佐川和夫)でのMATの加藤隊長のセリフです。

「帰ってきたウルトラマン」が放送されてから約50年が経っています。その軌跡を振り返ってみましょう。

1回目は「帰ってきたウルトラマン」の制作が開始されるまでの軌跡を取り上げます。

東平洋史

February 07, 2022
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Transcript

  1. 第1回『帰ってきたウルトラマン』勉強会
    〜ウルトラマンが帰ってきた〜
    東平洋史

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  2. このセミナーを開こうと思ったきっかけ
    • KOF(関⻄オープンフォーラム)で宮原徹さんがガンダム
    勉強会を開いた。
    • OSC(オープンソースカンファレンス)で坂ノ下勝幸さん
    がマクロス勉強会を開いた。

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  3. じゃあ
    ⾦城哲夫や上原正三なども
    いいじゃん。

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  4. と⾔うわけで申し込んだら
    受理されました

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  5. 過去の実績
    • 秘密戦隊ゴレンジャー Advent Calendar 2018
    https://adventar.org/calendars/3308
    • 上原正三 Advent Calendar 2020
    https://adventar.org/calendars/5204
    • 帰ってきたウルトラマン Advent Calendar 2021
    https://adventar.org/calendars/7011
    • ひろくんの雑記録
    https://hirofumitouhei.hatenablog.com/

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  6. このノウハウを転⽤します

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  7. 第1回「ウルトラマンが帰ってきた」Agenda
    • 私と「帰ってきたウルトラマ
    ン」との出会い
    • 円⾕⼀の略歴
    • 橋本洋⼆の略歴
    • 上原正三の略歴
    • 円⾕プロ冬の時代
    • 「怪奇⼤作戦」終了
    • リストラ敢⾏→⾦城哲夫、上原
    正三ら退職
    • 企画書「特撮怪獣シリーズ 続
    ウルトラマン」
    • これは実らず
    • 「ウルトラファイト」のヒッ

    • 怪獣物の需要はあった!
    • 企画書「帰って来たウルトラ
    マン」
    • ⾻⼦が固まる
    • 上原正三の参加
    • 「仮⾯ライダー」降板
    • ⾦城哲夫の「ウルトラマン」に
    は敵わない
    • ウルトラマンに変⾝する者とウ
    ルトラマンの成⻑を描こう!
    • ウルトラマンが帰ってきた

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  8. 私と「帰ってきたウルトラマン」との出会い
    • 本放送を⾒た記憶はありません。
    • 当時2歳
    • ⼩学校(?)の夏休みの朝に次の話を⾒た記憶が残っています。
    • 第1話「怪獣総進撃」
    脚本:上原正三、監督:本多猪四郎、特殊技術:⾼野宏⼀
    • 第4話「必殺! 流星キック」
    脚本:上原正三、監督:筧正典、特殊技術:⾼野宏⼀
    • 第21話「怪獣チャンネル」
    脚本:市川森⼀、監督:筧正典、特殊技術:⾼野宏⼀
    • 第28話「ウルトラ特攻⼤作戦」
    脚本:実相寺昭雄、監督:⼭際永三、特殊技術:佐川和夫
    • 第35話「残酷! 光怪獣プリズ魔」
    脚本:朱川審、監督:⼭際永三、特殊技術:佐川和夫

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  9. 帰ってきたウルトラマン
    • 放送期間
    • 1971年4⽉2⽇から1972年3⽉31⽇
    • 放送枠
    • TBS系で、毎週⾦曜19:00 - 19:30
    • 放送話数
    • 全51話
    • ジャンル
    • 特撮テレビ番組

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  10. 「帰ってきたウルトラマン」のスタッフ(1/2)
    • 制作
    • TBS、円⾕プロダクション
    • 企画
    • 満⽥かずほ、⽥⼝成光
    • 脚本
    • 上原正三、⽥⼝成光、伊上勝、⾦城哲夫、市川森⼀、⽯堂淑朗、実相寺昭雄、
    千束北男、朱川審、⻑坂秀佳、⻫藤正夫、⼩⼭内美江⼦
    • 監督(本編)
    • 本多猪四郎、筧正典、冨⽥義治、鍛冶昇、⼭際永三、真船禎、⼤⽊淳、東條
    昭平、佐伯孚治、松林宗恵
    • 監督(特殊技術)
    • ⾼野宏⼀、佐川和夫、⼤⽊淳、真野⽥陽⼀
    • プロデューサー
    • 円⾕⼀、⻫藤進(、熊⾕健) 、橋本洋⼆

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  11. 「帰ってきたウルトラマン」のスタッフ(2/2)
    • ⾳楽
    • 冬⽊透
    • 撮影(本編)
    • 鈴⽊清、佐川和夫、永井仙吉
    • 撮影(特撮)
    • 鈴⽊清、佐川和夫、佐藤貞夫、唐沢登喜麿
    • 美術(本編)
    • 育野重⼀、栗⼭吉正、安⽥邦宣
    • 美術(特撮)
    • 池⾕仙克、⾼橋昭彦、鈴⽊儀雄、⼤沢哲三、⻘⽊利郎(、熊⾕健、⽶⾕
    佳晃)

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  12. 「帰ってきたウルトラマン」
    はどうやって⽣まれたのか?

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  13. 鍵を握るのはこの3⼈
    •円⾕⼀
    •当時の円⾕プロダクション社⻑
    •橋本洋⼆
    •当時のTBSプロデューサー
    •上原正三
    •メインシナリオライター

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  14. 円⾕プロ 2代⽬社⻑円⾕⼀の略歴
    • 円⾕英⼆の⻑男で1931(昭和6)年⽣まれ
    • 弟が円⾕皐(1935(昭和10)年⽣まれ)と円⾕粲(1944(昭和19)年⽣まれ)
    • ⼦供の頃はバイオリンを弾くなど⾳楽好き
    • ⾳楽は趣味でやれと⾔われた上に学習院⼤学理学部を受けたら
    受かってしまったので、そのまま進学
    • 「ゴジラ」と「ゴジラの逆襲」を⼿伝う
    • ハーフミラーを製作して光学合成に貢献
    • TBSに⼊社し、ディレクターになる。
    • 「煙の王様」で芸術祭賞受賞

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  15. 円⾕⼀は
    TBSの⼀流演出家
    だった

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  16. 彼の運命を変える
    事件勃発

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  17. オクスベリー1200シリーズ購⼊顛末
    • 1963年頃、フジテレビと「WoO」の制作が決まりかける
    • 1964年初頭、円⾕英⼆がオックスベリー社に
    オックスベリー1200シリーズを発注。
    • 当時の値段は4000万円
    • ⼿付⾦は500万円
    • 1964年秋頃、「WoO」の契約調印当⽇に制作中⽌が決定!
    • 円⾕英⼆、⾦策に窮し、息⼦の円⾕⼀と円⾕皐に相談
    • 円⾕⼀、上司の⼤森直道へTBSからの⾦策を打診
    • ⼤森直道、前原編成局次⻑をはじめ編成局幹部に意⾒を求め、
    その後、経営幹部に話をあげた。
    • 出された結論
    • 円⾕プロに⾦を融通することは難しい。
    • TBSがオプチカル・プリンターを買うことなら可能。
    • かくしてTBSがオックスベリー1200シリーズを代わりに購⼊
    • これが「UNBALANCE」→「ウルトラQ」の制作につながる。

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  18. だが円⾕⼀は
    初めはそれ以上
    動こうとしなかった

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  19. 熊⾕健の証⾔(1/2)
    ⼀さんの場合、どこか⼈情家だし、わりとヒューマンなドラマが
    好きなんですね。本質的に、特撮もの、サスペンスものの⼈では
    ないんです。でもそこはお⽗さんの会社ですし、⼼配だからいろ
    いろ⾯倒を⾒ながら作品を撮っていたということなのでしょう。
    『ウルトラQ』の頃の⼀さんは『煙の王様』を撮ったあとですか
    ら、TBSでは看板ディレクターですよね。だから最初の頃は、
    「俺、撮るのヤダよ」とすごく嫌がっていました。
    ⽩⽯ 雅彦 著『円⾕⼀―ウルトラQと“テレビ映画”の時代』

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  20. しかし
    円⾕⼀の考えは変わった

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  21. 熊⾕健の証⾔(2/2)
    『ウルトラQ』の頃の⼀さんは『煙の王様』を撮ったあとですか
    ら、TBSでは看板ディレクターですよね。だから最初の頃は、
    「俺、撮るのヤダよ」とすごく嫌がっていました。それで僕が⼩
    ⼭内美江⼦の「あけてくれ!」のプロットを持ってきたら、
    「あぁこれだったらいいなぁ」と⾔ったんです。⼀さんが「あけ
    てくれ!」のプロット読んだのは、まだシリーズがクランクイン
    する前だったんじゃないかな? そのとき⼀さんはTBSで忙しい⼈
    だし、撮るだろうとは思っていなかったんです。考えてみれば、
    あれだと怪獣が出ないでしょう。⼀さんとしては、どこかに英⼆
    さんの『ゴジラ』があって、⾃分は怪獣ものを作るのは嫌だ、と
    いう気持ちがあったような気がします。」
    ⽩⽯ 雅彦 著『円⾕⼀―ウルトラQと“テレビ映画”の時代』より

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  22. ⽪⾁なことに
    『UNBALANCE』は
    怪獣中⼼の
    『ウルトラQ』に
    路線変更

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  23. 円⾕⼀の円⾕プロ作品
    • ウルトラQ
    • 第1話「ゴメスを倒せ!」
    • 第2話「五郎とゴロー」
    • 第3話「宇宙からの贈りもの」
    • 第9話「クモ男爵」
    • 第13話「ガラダマ」
    • 第17話「1/8計画」
    • 第28話「あけてくれ!」
    • ウルトラマン
    • 主題歌の作詞(東京⼀ 名義)
    • 第1話「ウルトラ作戦第⼀号」
    • 第8話「怪獣無法地帯」
    • 第12話「ミイラの叫び」
    • 第13話「オイルSOS」
    • 第26話「怪獣殿下 前篇」
    • 第27話「怪獣殿下 後篇」
    • 第38話「宇宙船救助命令」
    • 第39話「さらばウルトラマン」
    • ウルトラセブン
    • 主題歌の作詞(東京⼀ 名義)
    • 第1話「姿なき挑戦者」
    • 第5話「消された時間」
    • 第17話「地底GO! GO! GO!」
    • 第18話「空間X脱出」
    • 第33話「侵略する死者たち」
    • 第34話「蒸発都市」
    • 怪奇⼤作戦
    • 第2話「⼈喰い蛾」
    • 当初の予定は第1話
    • 第6話「吸⾎地獄」
    • 第8話「光る通り魔」
    ⾚字は⾦城哲夫脚本(共作含む)

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  24. TBSプロデューサー 橋本洋⼆の略歴
    • 1931(昭和6)年⽣まれ
    • 東京教育⼤学を卒業後はラジオ東京(後の東京放送ことTBS)に⼊社
    • 本⼈の希望で社会部に⼊り、差別問題を扱った番組制作に参加
    • この時の上司が後にオックスベリー社のオプチカルプリンター「1200シリー
    ズ」をTBSが肩代わりするのを決断した⼤森直道
    • 『ウルトラマン』を観ていて、これは絶対にやりたい、と思って希
    望を出していたことから⼤森直道に呼ばれ、テレビ編成局映画部に
    異動
    • 『コメットさん』を⽪切りに⼦供向け番組の担当を開始
    • 途中からサブとして『ウルトラセブン』を担当
    • 『ウルトラセブン』の後継企画調査が主業務
    • 今度はメインとして『怪奇⼤作戦』を担当

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  25. 脚本家 上原正三の略歴(1/3)
    • 1937(昭和12)年2⽉6⽇⽣まれ。沖縄県那覇市出⾝
    • ⽗親は警察署の署⻑を務めていた
    • 1944年(昭和19) 9⽉、太平洋戦争の激化により、彼は家族とと
    もに台湾へ⼀時疎開
    • 沖縄へ戻ろうとしたが、1944 (昭和19)年10⽉10⽇、⽶軍が那
    覇など南⻄諸島各地を空襲したことにより、那覇への帰還は不
    能になる。
    • 上原が乗った船は海上を漂流することになり、途中、⽶軍の潜
    ⽔艦に襲われかかり⽂字通り死にそうな⽬に遭う。
    • 紆余曲折の末、終戦を熊本でむかえる

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  26. 脚本家 上原正三の略歴(2/3)
    • 中央⼤学⽂学部に進学し、上京
    • 当時の沖縄は⽇本政府ではなく琉球政府の統治下。なのでパス
    ポートを持って⽇本に⼊国。
    • 東京では下宿先を決めるのに苦労するなど、琉球⼈に対する差
    別を否応なく受ける。
    • ⼤学卒業後、肺結核にかかってしまい、やむなく帰郷

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  27. 脚本家 上原正三の略歴(3/3)
    • 1963年の冬、25歳の時、⾦城哲夫と出会う
    • ⾦城哲夫の紹介で円⾕⼀と出会うが、「脚本家になる近道は賞
    を取ることだ。まずは賞を取れ」と⾔われる。
    • 「収⾻」が1964年の第19回芸術祭のテレビドラマ公募脚本部⾨
    で奨励賞受賞
    • 沖縄戦で戦死した⼈の遺⾻を探し集めるという話
    • 円⾕プロダクションに⼊社し、企画⽂芸室⻑の⾦城哲夫の助⼿
    になる
    • 「ウルトラセブン」の「700キロを突っ⾛れ!」が橋本洋⼆に誉
    められる

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  28. 上原正三の円⾕プロ脚本作品(「快獣ブースカ」まで)
    • ウルトラQ
    • 第21話「宇宙指令M774」
    • 第24話「ゴーガの像」
    • ウルトラマン
    • 第8話「怪獣無法地帯」
    • ⾦城哲夫との共作
    • 第38話「宇宙船救助命令」
    • 快獣ブースカ
    • 第20話「空⾶ぶ円盤がやって来
    た!」
    • 第22話「⼤爆発! ご⽤⼼」
    • 市川森⼀との共作
    • 第28話「宇宙から来たんだ」
    • 第24話「ぼくは⼀等賞」
    • ⼭⽥正弘との共作
    • 第32話「すてきな快獣の⽇」
    • 三井偠市との共作
    • 第36話「踊れ!フラミンゴ」
    • 市川森⼀との共作
    • 第39話「百トン旋⾵ワッショイ!」
    • ⼩野勝也との共作
    • 第38話「海が呼んでる」
    • 市川森⼀との共作
    • 第42話「物体Xコロリン」
    • 第43話「魔球に突撃!」
    • ⼭⽥正弘との共作
    • 第47話「さようならブースカ」
    • 市川森⼀との共作

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  29. 上原正三の脚本作品(「ウルトラセブン」と「怪奇⼤作戦」)
    • ウルトラセブン
    • 第9話「アンドロイド0指令」
    • 第17話「地底GO! GO! GO!」
    • 第23話「明⽇を捜せ」
    • 南川⻯(野⻑瀬三摩地)との共作
    • 第28話「700キロを突っ⾛れ!」
    • 第31話「悪魔の住む花」
    • 第32話「散歩する惑星」
    • ⼭⽥正弘との共作、原案は⻁⾒邦

    • 第33話「侵略する死者たち」
    • 第43話「第四惑星の悪夢」
    • 川崎⾼(実相寺昭雄)との共作
    • 第44話「恐怖の超猿⼈」
    • 市川森⼀との共作
    • 第45話「円盤が来た」
    • 川崎⾼(実相寺昭雄)との共作
    • 第46話「ダン対セブンの決闘」
    • 市川森⼀との共作
    • 第47話「あなたはだぁれ?」
    • 怪奇⼤作戦
    • 第1話「壁ぬけ男」
    • 当初の予定は第2話
    • 第3話「⽩い顔」
    • ⾦城哲夫との共作
    • 第8話「光る通り魔」
    • 市川森⼀との共作
    • 第12話「霧の童話」
    • 第15話「24年⽬の復讐」
    • 第16話「かまいたち」
    • 第19話「こうもり男」

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  30. 円⾕プロダクションの作品
    制作は⼀度途絶えてしまう

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  31. 「ウルトラQ」から「怪奇⼤作戦」までの視聴率
    • ウルトラQ
    • 平均視聴率:32.4%
    • ウルトラマン
    • 平均視聴率:36.8%
    • (キャプテンウルトラ):東映制作
    • 平均視聴率:25.6%
    • ウルトラセブン
    • 平均視聴率:26.5%
    • 怪奇⼤作戦
    • 平均視聴率:22.0%


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  32. 円⾕プロの作品の課題
    • 円⾕英⼆が映像の品質にこだわり、納得の⾏かない映像は再撮影
    • 制作時間が増える
    • 制作予算も増える
    • 制作時間超過
    • 「ウルトラQ」は事前制作。
    • 1964年9⽉27⽇クランクイン
    • 1966年1⽉2⽇に第1話放送
    • 「ウルトラマン」は3クール(39話)で終了
    • 東映制作の「キャプテンウルトラ」が後番組に
    • ⾼額な制作費
    • TBSから出ていた制作費
    • 538万5千円(「ウルトラQ」当時)
    • 円⾕プロが弾き出した制作費
    • 600万〜700万円
    • ⾜りない分は円⾕プロの持ち出し負担⇒負債増加

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  33. 視聴率低下と
    ⾼額な製作費が
    ネックとなり
    円⾕プロへの作品発注が
    途絶える

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  34. 円⾕プロは冬の時代に⼊る

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  35. 1968年頃の円⾕プロのリストラ
    • 担当は円⾕皐と有川貞昌
    • 有川はすぐに退職
    • 「これは⾃分のやりたかった仕事ではない」との感想を持つ
    • ⼈員削減
    • 約140⼈→40⼈
    • 営業部新設
    • 企画⽂芸室廃⽌
    • ⾦城哲夫は企画⽂芸室⻑を解かれてプロデューサー室へ異動
    • 要するに降格⼈事
    • 沖縄帰郷の遠因に
    • 上原正三もプロデューサー室へ異動
    • 後に退職

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  36. 企画書も作られた

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  37. 特撮怪獣シリーズ 続ウルトラマン
    • 1969年4⽉28⽇印刷の企画書
    • 企画担当は満⽥かずほ、⽥⼝成光、熊⾕健。
    • 1969年4⽉から⽇本テレビで「ウルトラマン」の再放送
    • 平均視聴率は18%
    • 放送枠は⽉曜⽇から⼟曜⽇までの18時から
    • 同時期にTBSでは⽊曜⽇18時から「ウルトラセブン」を再放送
    • 「怪奇⼤作戦」の後番組「妖術武芸帳」が不調
    • 平均視聴率13.7%
    • 後番組は「柔道⼀直線」
    • 当初はつなぎ番組の予定だったが⼤ヒット

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  38. 「特撮怪獣シリーズ 続ウルトラマン」の内容(1/4)
    • ウルトラマンが地球を去ってから30年後の地球が舞台。
    • 怪獣は姿を消し、平和を保っており、科学特捜隊は解散。
    • 各国の核実験が原因で遂に怪獣達が現れた。
    • 科特隊が解散していたので⾃衛隊が怪獣に⽴ち向かったが、⻭が⽴
    ちたない。
    • その時、⼀⼈の⽼⼈が「⽬を、⽬を狙うんだ!」と叫んだ。
    その⽼⼈はかつて科特隊の隊⻑を務めたムラマツ。
    • 怪獣は⼿強く、⾃衛隊。
    • ムラマツが「こんな時、ウルトラマンがいてくれたら…」と天を仰
    いだ。

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  39. 「特撮怪獣シリーズ 続ウルトラマン」の内容(2/4)
    • その時、あのウルトラマンが⼤空から⾶んで現れた。
    • ウルトラマンは怪獣を倒すと颯爽と⼤空へ⾶び去った。
    • 事件後、怪獣専⾨のチームM・A・T(モンスター・アタック・
    チーム)が結成された。
    • ヤマムラ隊⻑をはじめ、バン、ムトウ、ウエノ、キシベ、サワ
    ダキヨコの6⼈がメンバー。

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  40. 満⽥かずほの証⾔
    MATというのは単純にモンスター・アタック・チームで、今ま
    でに無かったアルファベット3⽂字で⾏こうって、僕がネーミン
    グしたんですが、局の⽅で「それ良い」ってことになって、以降
    のシリーズではまず英語3⽂字で決めるからそれに合わせて逆に
    考えろ、なっちゃった。だから皆で合わせて逆に考えろ、って
    なっちゃった。だから皆で集まって「とにかく3⽂字! TACだ」
    と「意味は?」って聞いたら「無い! それを理屈考えて付けて
    よ!」(笑)。辞書と⾸っ引きで無理⽮理考えましたよ。
    ⽩⽯雅彦・荻野友⼤ 編著『帰ってきたウルトラマン⼤全』より

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  41. 円⾕プロ作品防衛チーム⼀覧
    • SRI(怪奇⼤作戦)
    Science Research Institute
    「科学捜査研究所」
    • MAT(帰ってきたウルトラマン)
    Monster Attack Team
    「怪獣攻撃部隊」
    • SGM(ミラーマン)
    Science Guard Members
    • SAT(トリプルファイター)
    Space Attack Team
    (注) Saitama Attack Team(翔んで埼⽟)
    • TAC(ウルトラマンA)
    Terrible-monster Attacking Crew
    「超獣攻撃隊」
    • SAF(ファイヤーマン)
    Scientific Attack Force
    「地球科学特捜隊」
    • ZAT(ウルトラマンタロウ)
    Zariba of All Territory
    または
    Zariba of All Terrestrial
    (注) zaribaは東アフリカなどで⾒られる、
    イバラでできた畜産⽤の柵
    A fence of the type once commonly
    improvised in northeastern Africa from
    thornbushes.
    https://ejje.weblio.jp/content/zeriba
    • PAT(ジャンボーグA)
    Pro-tective Attack Team
    「地球パトロール隊」
    • MAC(ウルトラマンレオ)
    Monster Attacking Crew
    • UGM(ウルトラマン80)
    Utility Government Members
    • UNDA (ウルトラマン80)
    United Nations Deffence Army
    「地球防衛軍」

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  42. 閑話休題

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  43. 「特撮怪獣シリーズ 続ウルトラマン」の内容(3/4)
    • そして第2の怪獣登場。
    • M・A・Tのメンバー6⼈は怪獣に⽴ち向かった。
    • ウルトラマン登場し、6⼈の⽬の前で戦いが⾏なわれた。
    • つまり、この時点ではウルトラマンはM・A・Tのメンバーが変
    ⾝するわけではなかった。

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  44. 「特撮怪獣シリーズ 続ウルトラマン」の内容(4/4)
    • さらに第3の事件がアルプスの⼭中で起き、M・A・T出動。
    • バンも活躍するが、他のメンバーとは孤⽴し、危機に陥る。その危機を
    救ったのが、謎の⻘年ハヤタ。
    • M・A・TのメンバーはハヤタにM・A・Tへの⼊隊を勧めるが、ハヤタは
    それを固辞。
    • バンがハヤタをマットアローで送った帰りにバンは謎の世界に引き込まれ
    た。
    • そこにいたのはウルトラマン。ウルトラマンは地球上ではこのままの姿で
    いるわけには⾏かないので、バンに⾝体を貸して欲しいと頼み、バンは承
    諾。
    • ウルトラマンはフラッシュビームをバンに渡すとバンの⾝体に乗り移り、
    かくして、以後はバンがウルトラマンに変⾝して戦うことになった。

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  45. 「柔道⼀直線」ヒット
    結果的にこの企画は不採⽤

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  46. だが⼿応えはあった

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  47. そしてある番組が放送開始

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  48. ウルトラファイト
    • TBS系列にて1970年9⽉28⽇から1971年9⽉24⽇までの間、毎
    週⽉曜から⾦曜17:30 - 17:35に放送された番組。
    • 円⾕⼀が「現⾦⽀出ゼロの番組を作ろう」と発案
    • 予定総数130本→195本+1本制作
    • 「ウルトラマン」と「ウルトラセブン」から戦闘場⾯を流⽤
    • ⼭⽥⼆郎TBSアナウンサー(当時)が実況ナレーション担当
    • 本数⾜りず、新作も作成
    • マスコミは「出がらし商法」と酷評
    • しかし、⼦供達には好評
    • 怪獣ものの需要はあった!

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  49. これが呼⽔になった

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  50. 帰って来たウルトラマン
    • 1970年9⽉5⽇印刷の企画書
    • 中⾝は『特撮怪獣シリーズ 続ウルトラマン』とほぼ⼀緒
    • 「製作にあたって」という項が付け加えられている。
    ① ドラマの設定をしっかりと
    ② ストーリーの展開を⾯⽩く
    ③ ⼈間ドラマとしての描写も充分に
    ④ ⼦供たちに魅⼒のあるカッコイイヒーロー
    • MATのメカのデザイン、怪獣のデザインのスチール写真付き
    • 池⾕仙克が担当
    • さらに興味深い記述が下記
    ずばり380万でOK! 過去のウルトラマンでは500万を越し、30分番組では初めての⾼製作費でした。
    それは特撮に必要な機材、設備、美術に⼤半が使われたからです。ところが今回は円⾕英⼆⽒の遺
    産である東宝、8.9.11の特⼤ステーヂ(原⽂ママ)が使⽤出来るうえに、更に特撮に必要な機
    材は前回のウルトラシリーズで完備され380万の製作費でも前回に⾒おとりがしないと⾔うわけで
    す。
    (⽩⽯雅彦著『「帰ってきたウルトラマン」の復活』より)

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  51. ⽥⼝成光の証⾔
    ⽥⼝ この頃の企画書は、僕が書いていましたが、三⼋〇万なん
    て具体的な数字は書き込めませんよ。これは(円⾕)⼀さんで
    しょうね。この頃の企画書は、TBSが作った営業⽤があったら
    しいから、その企画書だったんじゃないかな?
    ⽩⽯雅彦著『「帰ってきたウルトラマン」の復活』より

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  52. さて
    「TBSが作った営業⽤」
    とは何か?

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  53. 橋本洋⼆の証⾔(1/2)
    ツブちゃん(円⾕⼀)ともう⼀回ウルトラマンをやろうという話は『怪
    奇⼤作戦』が終わってすぐくらいからしていたんです。(中略)そこで
    ⽉2回ずつくらいは話していました。ツブちゃんと僕とは1⽇違いの同
    い歳なんです。彼は⼈気もありましたし⾮常に磊落な⽅でしたね。
    (中略)それで何回か話しているうちに、彼の中にウルトラマンをもう
    ⼀回やりたいと⾔う並々ならぬ意欲があることがわかったし、TBSが
    円⾕プロとやるとなったら、やっぱりウルトラマンにかなう企画はな
    いという⽅向性になってきたんです。僕もラジオから(TBS)映画部に
    来たきっかけというのはウルトラマンでしたし、このままでは終わら
    せたくない、ひとつの財産として残したいという気持ちは持っていま
    した。それに僕としては、70年当時の世相の中でも、ウルトラマンの
    インパクトは必ずあるはずだと思ってましたから。
    ⽩⽯雅彦・荻野友⼤ 編著『帰ってきたウルトラマン⼤全』より

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  54. 橋本洋⼆も
    ウルトラマンを
    復活させたいと思っていた

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  55. 橋本洋⼆の証⾔(2/2)
    僕は前のシリーズとは違った⽅向性で⾏こうと⾔っていましたから、
    最初の企画書とは内容は変わっていきましたね。ただプレゼンテー
    ション⽤の企画書と実際の内容が違ったものになるという点について
    は、ツブちゃんもはっきり割り切りはついていたんです。つまり僕が
    ツブちゃんに頼んだのは、とにかく社内に通りのいい企画書が欲しい。
    とにかく380万という⾦額でやれますというのを謳って、つまりそ
    れがTBSに対する宣誓書になるんですよ。その上でみんなが取りた
    がっている⾦曜の7時枠を取ろう、まずそれだよと。それには企画が
    わかり易くないといけないんですよね。だから企画書には、僕のイズ
    ムというのもあまり投影されていません。ましてやスポンサーが付い
    てないのに、僕のイズムで企画書を起こすと「なんだか難しいよ、こ
    んなの当たらないよ」なんて⾔われかねないですからね(笑)。
    ⽩⽯雅彦・荻野友⼤ 編著『帰ってきたウルトラマン⼤全』より

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  56. 地固めはできた

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  57. 上原正三が呼ばれた

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  58. その前に
    上原正三は
    何をしていたのか?

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  59. 上原正三の仕事(⼀部)
    • 柔道⼀直線
    • 「妖術武芸帳」の後番組
    • 東映制作
    • 平⼭亨と知り合う
    • 佐々⽊守とも共作
    • 「書き始めたら書き終わるまで、⼀⼼不乱にカリカリと書いている。あの集中⼒
    は凄いし、とてもかなわないと思った。」
    (⽩⽯雅彦著『「帰ってきたウルトラマン」の復活』より)
    • 仮⾯ライダーの企画
    • 平⼭亨に呼ばれる
    • 市川森⼀と伊上勝と共に参加
    • 「帰ってきたウルトラマン」に呼ばれたため、市川森⼀と共に離脱
    • 市川は代役として島⽥真之、滝沢真⾥を平⼭に紹介

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  60. 特撮怪獣シリーズ 帰って来たウルトラマン
    • 1970年12⽉19⽇印刷の企画書
    • 中⾝は『帰って来たウルトラマン』とほぼ⼀緒
    • 「これがヒーローのウルトラマンです!!」という項が付け加え
    られている。
    • 主⼈公の名前はバン・ヒデキ(晩⽇出輝)25歳
    • カドクラ牧場で働いていた。
    • カドクラ牧場の⼦どもたち、17歳のカオルと10歳のマサユキもバンを
    慕っていた。

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  61. 上原正三の証⾔(1/4)
    ⾦城哲夫編『ウルトラマン』というものは、もうあれ以上のものはで
    きないと今でも思っているんだ。あれは⾦城にしかできない芸当だね。
    それは『ウルトラQ』から『ウルトラマン』に⾄る、まさに最盛期の
    ⾦城哲夫のだな、それこそ天才的な才気が横溢しているシリーズだと
    思うよ。あれは⾦城哲夫にしかなしえなかったことだね。⾦城が持つ
    世界観や楽天性というものがスカッとした作品群を⽣み出したわけだ
    からね、これを超えるのはえらいことだと。それと成⽥亨さんのキャ
    ラクターも天才のなせる技だよね。あれ以上、シンプルなものはない
    からね。あのキャラを超えるものはもう出来ないだろう。もう最初か
    ら尻尾まいた負け⽝状態なわけよ。⾦城編『ウルトラマン』に対抗す
    るのはとても難しい。橋本さんも「そのとおりだ」ということになっ
    て、後はじゃあどうするかということから出発するしかないわけです。
    ⽩⽯雅彦・荻野友⼤ 編著『帰ってきたウルトラマン⼤全』より

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  62. 上原正三は
    ⾦城哲夫には勝てないと
    思っていた

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  63. ではどうしたのか

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  64. 上原正三の証⾔(2/4)
    『ウルトラマン』でいえば、ハヤタは⼀つの魂を宇宙⼈からもら
    うわけだけど、じゃあ、ハヤタという⼈物はどういう⼈物かとい
    うのは最後まであまり描かれていない。この⼈はウルトラマンと
    イコールの化⾝なんだよということだよね。そうじゃないんだ。
    ⼀⼈の地球⼈の若者としての未熟なものもあるだろうし、その若
    者なりの意⾒もあるだろう。迷いもすれば暴⾛もするし、あるい
    はそういうことの中にウルトラマンが乗っかっていってしまう。
    宇宙⼈と地球⼈というものの、それぞれのキャラクターを合体化
    させたのが『帰ってきたウルトラマン』だという考え⽅だった。
    ⽩⽯雅彦・荻野友⼤ 編著『帰ってきたウルトラマン⼤全』より

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  65. 上原正三は
    ⾦城哲夫とは違う描き⽅が
    あることに気がついた

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  66. 上原正三の証⾔(3/4)
    それともう⼀つはウルトラマンもウルトラセブンも、雲の上に持
    ち上げちゃって、⼤ヒーローになっちゃった。それを⼦供達の⽬
    線に降ろそうということにした。だから町の修理⼯場で働かせる
    という設定にした。
    そういう若者を設定して、シリーズ追うごとに、だんだんウルト
    ラマンの信念みたいなものができていく。最初からパーフェクト
    じゃないんだと。そういうことで、⾦城哲夫編『ウルトラマン』
    と差別化を図ろうじゃないかということなんですよ。それは⼀さ
    んも凄く納得してましたね。「もう、それしかないよね」って。
    ⽩⽯雅彦・荻野友⼤ 編著『帰ってきたウルトラマン⼤全』より

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  67. 上原正三は
    ⼿応えを得た

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  68. 上原正三の証⾔(4/4)
    ⼈間の成⻑物語がコンセプトでホンを⽴ち上げて、主⼈公が成⻑して
    いく物語という観点で書いていった。スポ根ものというより、主⼈公
    がどんどん鍛えられていって強くなっていくのはいいんだけど、そん
    な単純なものじゃないんじゃないかと。若者としての迷い、正義とは
    何なんだとかを含めてのドラマ。怪獣出てきたらただやっつければい
    いのかとか、そこにいろいろとドラマがあるわけでしょう。
    だから『帰ってきたウルトラマン』に関して⾔えば、⻑所⽋点はいろ
    いろあるにしろ、⾦城哲夫編とは違う特徴を少しは出せたんじゃない
    かと思ってます。
    ⽩⽯雅彦・荻野友⼤ 編著『帰ってきたウルトラマン⼤全』より

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  69. 『帰ってきたウルトラマン』
    の⾻⼦は固まった。

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  70. こうして
    ウルトラマンが
    帰ってきた

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  71. まとめ
    • 円⾕プロ冬の時代
    • 「怪奇⼤作戦」終了
    • リストラ敢⾏→⾦城哲夫、上原正三ら退職
    • 企画書「特撮怪獣シリーズ 続ウルトラマン」
    • 「ウルトラファイト」のヒット
    • 怪獣物の需要はあった!
    • 企画書「帰って来たウルトラマン」
    • 上原正三の参加
    • 「仮⾯ライダー」降板
    • ⾦城哲夫の「ウルトラマン」には敵わない
    • ウルトラマンに変⾝する者とウルトラマンの成⻑を描こう!
    • ウルトラマンが帰ってきた

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  72. 次回(あれば)以降予告
    順番、題名、内容は変わるかも
    • ヤマトで⽣きるウチナンチュ
    上原正三
    • きくち英⼀、遠⽮孝信とJFA
    のみなさん
    • 富⽥義治の他流試合
    • ⾦城哲夫の苦悩
    • ⽥⼝成光のデビュー
    • 市川森⼀参上!
    • ⼭際永三の分析
    • ⼤暴れ⽯堂淑朗
    • 真船禎が受けた衝撃
    • 東條昭平の暴⾛
    • 朱川審が放った光
    • ⼩⼭内美江⼦の願い
    • 伊上勝の紙芝居
    • ウルトラ5つの誓い
    などなど

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  73. 参考⽂献(1/3)
    • TSUBURAYA IMAGINATION
    https://imagination.m-78.jp/
    • ⽩⽯雅彦 著『「ウルトラQ」の誕⽣』
    • ⽩⽯雅彦 著『 「ウルトラマン」の⾶翔』
    • ⽩⽯雅彦 著『 「ウルトラセブン」の帰還』
    • ⽩⽯雅彦 著『 「怪奇⼤作戦」の挑戦』
    • ⽩⽯雅彦 著『 「帰ってきたウルトラマン」の復活』
    • ⽩⽯雅彦・荻野友⼤ 編著『帰ってきたウルトラマン⼤全』
    • 荻野友⼤・ なかの陽・⽩⽯ 雅彦編著『怪奇⼤作戦⼤全』

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  74. 参考⽂献(2/3)
    • ⽩⽯ 雅彦 著『円⾕⼀―ウルトラQと“テレビ映画”の時代』
    • ⽩⽯ 雅彦 著『飯島敏宏「ウルトラマン」から「⾦曜⽇の妻た
    ちへ」』
    • 切通理作 著『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』
    • 切通理作 著『怪獣少年の復讐 70年代怪獣ブームの光と影』

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  75. 参考⽂献(3/3)
    • きくち英⼀ 著『ウルトラマンダンディー―帰ってきたウルトラ
    マンを演った男』
    • 飯島敏宏, 千束北男 著『バルタン星⼈を知っていますか? 〜
    テレビの⻘春、駆けだし⽇記〜』
    • ⾦城哲夫 著『ウルトラQ+ウルトラマン <ウルトラマンシリー
    ズ ⾦城哲夫シナリオコレクション 1>』
    • 上原正三 著『キジムナーkids』
    • 上原正三 著『上原正三シナリオ選集』
    • 上原正三 著『24年⽬の復讐 上原正三シナリオ傑作集』

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  76. さあ来週もみんなで観よう

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