東京大学マーケットデザインセンター(UTMD)では、公立高校入試における単願制の課題を解決するため、マッチング理論に基づく「受入保留アルゴリズム(Deferred Acceptance, DA)」の導入を提案しています。
DAを導入すれば、現状の単願制の入試制度のもとでは当たり前の、「どこの学校なら受かりそうか」の読み合いも発生せず、経済的事情から私立に行きにくい生徒も、安全策のために志望校を妥協する必要もなくなり、教育委員会はどの学校がどれぐらい生徒たちから人気があるかを出願データをもとに判定できるようになります。
本スライドでは、制度の問題点、DAの仕組みと利点、国内外の導入事例、そして現実的な導入プロセスを一般向けに説明しています。