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オープンデータを利用して色々なものを作った話
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Hajime Kato
February 07, 2025
Design
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オープンデータを利用して色々なものを作った話
2025.2.7に開催された東京都オープンデータコミュニティ 2024年度第4回イベントにて発表した資料です。
Hajime Kato
February 07, 2025
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Transcript
Hajime Kato (MIERUNE Inc.) オープンデータを利用して 色々なものを作った話 2025.2.7|東京都オープンデータコミュニティ イベント ©MLIT/Project PLATEAU
©OpenStreetMap contributors
今日は札幌から来ました! 絶賛雪まつり開催中です⛄
今回、社内有志で 雪まつり市民雪像を 初めて制作!🦆
加藤 創 Hajime Kato 地図とかデザインとか @chizutodesign • 株式会社MIERUNEのグラフィックデザイナー • 北海道に移住して3年目!
改めまして自己紹介
01. Project PLATEAUで 登山風地図
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•高層ビルって山みたい •スカイライン(山や都市 の稜線)という言葉も きっかけ ⇨PLATEAUデータで登山 風地図を作ってみる! 筆者撮影
•「QGIS」にてPLATEAU データを「PLATEAU QGIS Plugin」で読込み 建物の高さを可視化 つくりかた❶ データ:国土交通省「Project PLATEAU」
•建物の高さを等高線で 結び、デザインを整え たら完成! つくりかた❷ データ:国土交通省「Project PLATEAU」
OpenStreetMapで オリジナルデザイン 02.
•OpenStreetMapという 誰でも編集できる地図 ◦デザインも編集可能 きっかけ ⇨オリジナルデザインの 地図を作ってみよう! ©OpenStreetMap contributors
•オープンソースの 地図スタイルエディタ 「Maputnik」で独自の デザインを作成 •Webサイトに公開 つくりかた https://maplibre.org/maputnik/
DEMO https://chizutodesign.github.io/map-styles
れきちず 03.
概要 •「れきちず」は、現代風のデザインで 歴史的な地図を閲覧できるWebサービス https://rekichizu.jp/
DEMO
•歴史や街歩きがブーム •昔の地図は面白いが、 現代人には読みづらい 作るきっかけ 天保国絵図「武蔵国」国立公文書館デジタルアーカイブ 「築地八町堀日本橋南絵図」国立国会図書館デジタルコレクション ⇨誰にでもわかりやすい 地図を作りたい!
•古地図や現代の地図な どのオープンデータを 中心に活用しオープン ソースソフト「QGIS」で 地図データを作成 つくりかた❶ 国立公文書館デジタルアーカイブ/農研機構 歴史的農業環境閲覧システム/国土地理院 https://qgis.org
•オープンソースの 地図表示ライブラリ 「MapLibre」を利用 •地図デザイン/アイコン もオリジナルで作成 つくりかた❷ https://maplibre.org
•公開翌日に10万PV •朝日新聞、テレビ朝日 「大下容子ワイド スク ランブル」「気づきの扉」 などで放送 公開後の反響 朝日新聞/abema/テレビ朝日
•公開から1年間は個人の 趣味として行っていたが、 会社のプロジェクトとして 移管 •3D表示等の機能強化 会社プロジェクトへの移管
•学術機関*との連携 ◦江戸の人口密集地を抽出 するプロジェクトが完了 ◦オープンデータとして 公開し、社会へ貢献 http://codh.rois.ac.jp/edo-maps/rekichizu/ *ROIS-DS 人文学オープンデータ共同利用センター 社会への貢献
「れきちず」のオープンデータ化 •CC BY-NC-ND 4.0のもと、 自由に利用することが可能 https://creativecommons.jp/about/downloads/
活用事例 https://codh.rois.ac.jp/edomi/route/2/ 「edomi」ルート https://komainu-world.gyonge.net/list/koma/map .html 「狛犬マップ」 https://note.com/macoto0807/n/nd244dcbce674 街歩き
おわりに
•オープンデータ/オープンソースのツールを使用して、 様々なものが制作できる •一方で地方の図書館などでは利用申請が必要なケースも多く、 まだオープンとは言えない現状もある ◦海外の博物館のように、OpenGLAMの思想に基づき高解像度の 地図データなどが誰でもすぐ閲覧・DLできる環境が理想的 まとめ
オープンデータの未来と可能性 •国内では公開や利用が進んできたが、発展途上な課題が残る ◦機関ごとに独立したプラットフォーム ◦小・中規模なアーカイブでのオープンではない現状 • オープンデータは数値だけでなく、今回のような地図や 歴史データも重要なオープンデータとしての可能性がある ⇨さらなるデータの拡充・開放を国内でも進めることが重要