Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
SageMakerDataWranglerでノンコードデータ前処理を試してみた
Search
holywater044
May 31, 2021
Technology
0
44
SageMakerDataWranglerでノンコードデータ前処理を試してみた
JAWS-UG名古屋202105登壇資料
https://jawsug-nagoya.doorkeeper.jp/events/121870
holywater044
May 31, 2021
Tweet
Share
More Decks by holywater044
See All by holywater044
第4回Snowflake中部 User Group 〜DWの設計や運用、みんなどうしてるの? Snowflakeで迷うことディスカッション会~
holywater044
0
130
第3回 Snowflake 中部ユーザ会 - dbt x Snowflake ハンズオン - 状態イラスト抜粋版
holywater044
0
69
Tableau & Snowflake ハンズオン ~ データコラボレーションをぷち体験しよう ~
holywater044
1
250
Prepの集計機能についておさらいしてみる
holywater044
1
94
機械学習の勉強で出会った印象的なワード
holywater044
1
30
時系列予測サービス Amazon Forecast の初学レポート
holywater044
0
36
Other Decks in Technology
See All in Technology
Amazon Q Developerを活用したアーキテクチャのリファクタリング
k1nakayama
2
210
Google Cloud で学ぶデータエンジニアリング入門 2025年版 #GoogleCloudNext / 20250805
kazaneya
PRO
22
5.2k
ファッションコーディネートアプリ「WEAR」における、Vertex AI Vector Searchを利用したレコメンド機能の開発・運用で得られたノウハウの紹介
zozotech
PRO
0
310
バクラクによるコーポレート業務の自動運転 #BetAIDay
layerx
PRO
1
950
生成AIによるデータサイエンスの変革
taka_aki
0
3k
「AIと一緒にやる」が当たり前になるまでの奮闘記
kakehashi
PRO
3
140
生成AI時代におけるAI・機械学習技術を用いたプロダクト開発の深化と進化 #BetAIDay
layerx
PRO
1
1.2k
Amazon Q と『音楽』-ゲーム音楽もAmazonQで作成してみた感想-
senseofunity129
0
140
MCP認可の現在地と自律型エージェント対応に向けた課題 / MCP Authorization Today and Challenges to Support Autonomous Agents
yokawasa
5
2.3k
事業特性から逆算したインフラ設計
upsider_tech
0
110
【CEDEC2025】『Shadowverse: Worlds Beyond』二度目のDCG開発でゲームをリデザインする~遊びやすさと競技性の両立~
cygames
PRO
1
370
OPENLOGI Company Profile for engineer
hr01
1
38k
Featured
See All Featured
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
34
6k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
411
22k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
271
21k
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
34
3.1k
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
667
120k
VelocityConf: Rendering Performance Case Studies
addyosmani
332
24k
Music & Morning Musume
bryan
46
6.7k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
56
5.8k
YesSQL, Process and Tooling at Scale
rocio
173
14k
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
29
2.8k
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
45
7.6k
"I'm Feeling Lucky" - Building Great Search Experiences for Today's Users (#IAC19)
danielanewman
229
22k
Transcript
SageMaker DataWranglerで ノンコードデータ前処理を試してみた JAWS-UG名古屋 データ分析を学ぶ 2021-05-31 MON AKIHIRO HORIKAWA 1
自己紹介 名前: Akihiro Horikawa 所属: 総合エネルギー会社の技術研究所 仕事: 社内のデータ分析(主にアセスメントとマネージメント) 資格: ・JDLA
G検定 2018#2 ・データ分析実務スキル検定 PM級 コミュニティ:・機械学習名古屋 ・JAWS-UG名古屋 ・中部Tableauユーザ会 ・DataRobotコミュニティ 趣味: 子供、データサイエンス、ゲーム、漫画 2
はじめに 3 ⚫ SageMakerStudioに搭載されている、ノンコードデー タ前処理ツール?『SageMaker DataWrangler』 の操作デモになります ⚫ 本LTは、2021年5月31日時点の情報に基づきます ⚫
本LTの内容にAWS公式と相異があった場合、AWS 公式を正とさせていただきます ⚫ 本LTは登壇者個人の見解であり、誤りが含まれる可 能性があります
4 『 前処理が8割 』
前処理が8割 ⚫ 可視化やモデリング以前に、生データをまともに分析で きるようにするまでが大変 ⚫ データ分析界隈では耳にタコができるくらいよく聞く話 ⚫ ただ、「前処理」の指す範囲はっきりしない気もする データ収集、整形系の前処理、探索的データ分析(EDA)、 ML準備系の前処理、特徴量エンジニアリング、・・・
5
前処理が8割 ⚫ 『データ民主化』の流れで、ノンコード・GUIベースの データ前処理ツールも、存在感を増してる印象 ➢ Tableau PrepBuilder ➢ Alteryx ➢
DataRobot Prep(旧Paxata) etc ⚫ 学習コストの低さ、作業効率、可読性などにメリット ⚫ でも上記はそれなりのお値段するので、気軽に使える ツールないかなあと思っていた 6
7 『 データ ラングリング 』
データラングリング 8 ⚫ 「ラングリング」(wrangling)は、馬などを飼いならす、 の意 ⚫ カウボーイ(wrangler)が暴れ馬を乗りこなすように、 データを自在に操るための収集・処理・分析・利用の 総合テクニック 参考:オライリー
“Pythonではじめるデータラングリング” https://www.oreilly.co.jp/books/9784873117942/ ⚫ 某AIベンチャーさんが使っていたのではじめて聞いた
データラングリング 9 ⚫ AWSから『データラングリング』の名を冠したサービスが 出ました! ⚫ 興味あったけどなかなか試せずにいたので、今回データ 分析の会ということで、使ってみました! Amazon SageMaker
※ 個別のアイコンはないっぽい
10 試す内容
試す内容 11 ⚫ 普段使っているTableauPrepの基本機能を参考に 作ったお題リスト # 内容 TableauPrepの機能 1 読込み(S3のcsv)、型変更
読込み 2 サンプル、統計量、分布の確認 クリーニング 3 ユニオン ユニオン 4 ジョイン ジョイン 5 不要項目の削除 クリーニング 6 加工項目の追加 クリーニング 7 絞込み(フィルタ) クリーニング 8 集計 集計 9 ピボット ピボット 10 出力(S3のcsv) 出力
試す内容 12 ⚫ データ項目、ER ⚫ 前処理の概要 【売上データ : transaction_1, transaction_2】
tansaction_id item_id quantity date delete pivot1 pivot2 item_id item_name item_price 【商品マスタ : master】 1 1..n +ユニオン transaction_2 2000レコード ← master transaction_1 3000レコード ジョイン 項目削除 delete 項目追加 item_price*quantity 絞込み item_name 集計 date(月次) ピボット pivot1,2 transaction_all
13 操作デモ
操作デモ ⚫ 前置き • SageMakerStudioは起動済で、フローを新しく作るところ から始めます • データは、S3にアップロード済です 14
操作デモ ⚫ 補足 • 最後のファイル出力のnotebookの実行は、 SageMakerStudioのクイックスタートで作ったIAMでは権 限が足りず途中でエラーが出ました ⇒ IAMReadOnlyAccessポリシーをアタッチしました 15
16 まとめ
まとめ 17 ⚫ お題を試した結果 ただ、このお題は、SMDataWrnglerには不利だったように思う (次ページ) # 内容 ノンコードでできたか 1
読込み(S3のcsv)、型変更 できた 2 サンプル、統計量、分布の確認 できた 3 ユニオン できた 4 ジョイン できた 5 不要項目の削除 できた 6 加工項目の追加 できた 7 絞込み(フィルタ) わからなかった 8 集計 わからなかった 9 ピボット わからなかった 10 出力(S3のcsv) できた?
まとめ ⚫ 所感 • 今回のお題からは、TableauPrepの代わりは辛そう ➢ ノンコードでできないことがあった ➢ 出力のジョブに約6分弱もかかった(x4largeなのに) ➢
GUIのユーザビリティに差がある • 一方、お題には出てこない機械学習用の前処理機能がある これらは、TableauPrepには無いもの(現時点) ➢ カテゴリのダミー変数化(OneHotエンコーディングなど) ➢ 統計的手法による、外れ値処理・欠損値処理 ➢ 予測精度の味見 etc 18
まとめ ⚫ 所感 • おそらく、想定するユースケースが元々違うんだろう ➢ TableauPrep: ビジネスパーソンの可視化分析の前処理 ➢ SMDataWrangler:
エンジニアの機械学習の前処理 • SMDataWranglerは、機械学習データパイプラインへの組 み込みや、AWSの他サービスとの連携、といったシーンで強み が期待できるんじゃないか • そう考えると今回はお題がずれてた気がするし、機能もまだま だ把握しきれてないので、もう少し調べてみようかと思う 19
まとめ ⚫ おまけ • ところで、わからないこと調べてたら、以下が出てきた 20 AWS Glue DataBrew •
あれ? これもノンコードデータ前処理じゃね??
21 俺たちの戦いはこれからだ!!
22 ご清聴ありがとうございました。