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AI新時代 情シスが向き合うべきAI活用戦略
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howdy39
September 20, 2024
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AI新時代 情シスが向き合うべきAI活用戦略
howdy39
September 20, 2024
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Transcript
AI新時代 情シスが向き合うべきAI活用戦略 STORES 株式会社 中野 達也 1
自己紹介 STORES 株式会社 PX部門 IT本部 本部長 中野 達也 • SIerやフリーランスでソフトウェアエンジニアをやる
• STORES にはフロントエンドエンジニアとして入社 • 社内異動の希望を出してコーポレートITの世界へ • 社内のAI活用推進をやるひと 2 2
Q. 会社でAI活用できてますか? 3
AI活用できてます🙋 4
AI活用の前にAI利用について軽く話します 5
AI利用は大きくわけて2種類ある 6 今 未来(n年後) 人間中心の業務プロセスを改善 するAI AI中心の業務プロセスを構築 するAI 今のAI利用 未来のAI利用
業務プロセス 人間中心 AI中心 考え方 どこにAIを導入するか? 人間の作業をラクにする どこに人間の作業を当てるか? 人間の作業を置き換える 業務改善効率 低〜中 高 例 議事録作成、要約、 RAG(検索) AIチャットボット、情報収集エー ジェント
現時点のAI利用における所感 7 • 人間中心の業務プロセスのAIサービスがおおく劇的な業務改善は難しい ◦ 過度な期待はしない • AIが得意なこと、不得意なことを知るフェーズ ◦ 情シスが、というより社員全員が知る必要がある
◦ これまでの業務改善 ▪ “ドメイン知識” x “IT活用” ◦ これからの業務改善 ▪ “ドメイン知識” x “IT活用” x “AI活用” ▪ 社員のAI活用スキルを伸ばすために • AIが得意なこと、不得意なことを知って貰う必要がある → 情シスからAI活用をしてきましょう
情シスはAI活用をどうしていくといいのか 8
AIの活用は主に3パターン 9
パターン1 AIが組み込まれたSaaSを使う 10
パターン2 商用APIを使ってアプリケーションを自作する 11
例)STORESの社内アシスタントボットtsuna-canの実装(RAG) 12 23年4月に書いたNote ChatGPTを使った社内ドキュメントを読み込んで回答できるアシスタントBotを作りまし た! https://note.com/howdy39/n/n196e7f3ecc5f
パターン3 LLMアプリケーション開発基盤を利用する 13
Difyの環境構築について 14 利用規約上、中国からのアクセスがある、というのが明記されているので検閲リ スクを考えるとクラウド版を業務利用するのは難しい。 クラウド版だと実行時間の制限などもあるので、AWSなどのインフラでOSS版で サーバーを立てるのが良い。 おすすめ環境構築手順(「AWS Dify」 で検索すれば出てくる) Dify
と Amazon Bedrock を使って、簡単にセキュリティオペレーション自動化 ~ Amazon GuardDuty 検知結果の自動解析を例に ~ https://aws.amazon.com/jp/builders-flash/202409/dify-bedrock-automat e-security-operation/ AWS エンタープライズサポートを受けられる場合は、Difyの構築とか活用事例と かまで教えてくれるので利用するとよき。
Dify 活用イメージ 15
AIが組み込まれた SaaS を使う 商用APIを使ってアプリ ケーションを自作する LLMアプリケーション開 発基盤を利用する 費用の安さ △ ◎
◯ 導入・運用のラクさ ◎ △ △ ※ OSS版で構築 開発自由度の高さ − ◎ ◯ ※ 社員が自分で作れる のがメリット 開発難易度の低さ − △ ※ コーディングが必要 ◯ ※ 基本ノーコード 比較一覧 16
AIサービスを導入するのときの考え方 17
例)STORES でRAGを作る際にどう考えるか 18 例 Tsuna-can for Google Workspace Slack AI
まとめ 19 今のAIサービスのおおくは “人間中心の業務プロセス” 未来のAIサービスは “AI中心の業務プロセス” 現在は AIが得意なこと、不得意なことを知るフェーズ そのためにAIの活用を徐々に社内に浸透させていく必要がある AIの活用は主に3パターン
自社のリソース(ヒト・モノ・カネ)やカルチャーにマッチしたパターンからAI を活用していこう
ご清聴ありがとうございました! 20