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フルサイクルエンジニアリングとは

 フルサイクルエンジニアリングとは

2022/12/20 : DMM meetup #38〜フルサイクルエンジニアリングの現場【技術書典出版記念】〜
https://dmm.connpass.com/event/267760/

Masato Ishigaki / 石垣雅人

December 20, 2022
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Transcript

  1. 1

  2. 2 - Target - プロダクトマネージャー、エンジニア、デザイナーetc... - Outline - フルサイクルエンジニアとは -

    技術の進化がフルサイクルを可能にした - DMMポイントクラブでの「フルサイクル」の意味 Outline
  3. 4 About me Masato Ishigaki - 石垣 雅人 PF事業本部 第1開発部

    部長 / VPoE室 ・エンジニア 新卒入社 ・DMMポイントクラブ 責任者 ・著 : 『DMMを支えるデータ駆動戦略』(マイナビ出版,2020) ・連携 : 『スモールチームが武器になる時代へ』(ProductZine) @i35_267 @i35_267 @i35_267
  4. 5 フルサイクルエンジニアリングとは - Full Cycle Developers at Netflix Operate What

    You Build - 構築したものを運用する - “Operate what you build” puts the devops principles in action by having the team that develops a system also be responsible for operating and supporting that system. - サイロを破壊し、学習とフィードバックを最適 - We could optimize for learning and feedback by breaking down silos and encouraging shared ownership of the full software life cycle
  5. 6 - Scaling Through Developer Tools - 豊富な開発者ツールによるスケール - Ownership

    of the full development life cycle adds significantly to what software developers are expected to do. Tooling that simplifies and automates common development needs helps to balance this out. フルサイクルエンジニアリングとは
  6. 9 技術の進化がフルサイクルを可能にした DevOps 2009年〜 Cloud 2006年〜 MicroServices 2014年〜 Agile 2001年〜

    Lean Startup 2008年〜 トヨタ生産方式 1973年〜 IDE A BUI LD PROD UCT MEASU RE DA TA LE AR N WF 1970年〜
  7. 1 0 DevOps 2009年〜 Cloud 2006年〜 MicroServices 2014年〜 Agile 2001年〜

    Lean Startup 2008年〜 IDE A BUI LD PROD UCT MEASU RE DA TA LE AR N WF 1970年〜 トヨタ生産方式 1973年〜 技術の進化がフルサイクルを可能にした
  8. 1 1 技術の進化がフルサイクルを可能にした Application Middleware Virtualization Hardware / Network OS

    Application Middleware Virtualization Hardware / Network OS Application Middleware Virtualization Hardware / Network OS Application Middleware Virtualization Hardware / Network OS Vendor You On - premises IaaS PaaS SaaS - Cloudの発展 - 2005年頃に登場した「クラウド」によるコンピューター リソースの可搬性(ポータビリティー) - AWSが、2006年に登場。GCPは、2008年に登場 - 自前でリソースを所有するところから、インターネット 上で、必要な分だけ利用する時代へ。 - クリエイティビティを発揮する部分と、任せる部分を思 案する時代へ。 - 上から下まで、自前でやる必要はなし。
  9. 1 2 技術の進化がフルサイクルを可能にした - DevOpsの発展 - 時代として、アジャイルが浸透し始めた - 頻繁にデリバリーしながら不確実性に対応している -

    DevチームとOpsチームのセクショナリズム - 2009年にO’Reilly主催の「Velocity 2009」 - 「10+ Deploys Per Day: Dev and Ops Cooperation at Flickr」 - (1日に10回以上のデプロイ: Flickrにおけ る開発と運用の協力) - DevOpsエンジニアの登場 - "できるだけ運用を自動化して柔軟に継続的デリバリー できる自動化環境を整えそう" - → SREの文脈へ
  10. 1 3 - スモールチームが前提のプロダクト開発へ - XaaS / エコシステム / フレームワークが充実

    - 安価で早く、スケールしやすいシステムが簡単に - 市場への投入タイミングの激化と開発組織の変化 リリース9ヶ月でインスタは 既に3,000万会員 技術の進化がフルサイクルを可能にした
  11. DMMポイントクラブでの「フルサイクル」の意味 チームの戦闘力 (生産性) プロダクトの戦闘力 (魅力) 事業の戦闘力 (価値) システムの戦闘力 (装置) 総工数(Ex.120人月)

    - 有効稼働率 - スキルセット(技術力) - マインド・志向性 - 体制・権限・裁量 - 開発プロセス 価値 - 売上 - 競争優位性(シェア率) - (いわゆるビジネス) モノとしての魅力 - UIの心地よさ - UXの体験の良さ - 機能の優位性 - ,etc.. システム - 生産性の継続的向上・安定 - 技術負債 - 自動化 - ソフトウェア工学 マクロ ミクロ 観測可能 にしていく
  12. DMMポイントクラブでの「フルサイクル」の意味 チームの戦闘力 (生産性) プロダクトの戦闘力 (魅力) 事業の戦闘力 (価値) システムの戦闘力 (装置) 総工数(Ex.120人月)

    - 有効稼働率 - スキルセット(技術力) - マインド・志向性 - 体制・権限・裁量 - 開発プロセス 価値 - 売上 - 競争優位性(シェア率) - (いわゆるビジネス) モノとしての魅力 - UIの心地よさ - UXの体験の良さ - 機能の優位性 - ,etc.. システム - 生産性の継続的向上・安定 - 技術負債 - 自動化 - ソフトウェア工学 マクロ ミクロ 観測可能 にしていく
  13. - KPIで事業を語る - KPIツリーが分解 → ダッシュボードで数値管理できるようになった ら、目標値を設定。 - Ex. KGI(利益)を1,000万円

    → 3,000万円 → どうやったらココにい けるか。その差分を埋めていく作業に入る。 - 正しい方向に対して、どのような戦術で攻めるか。 - 施策ごとに「予測値」と「実測値」をモニタリングしていく。 - 必ず、学習しないと同じ失敗を繰り返す - だいたい、施策の採用率 / 成功率 = 40 ~ 60% 19 どんな戦術 = 施策で攻めていくか DMMポイントクラブでの「フルサイクル」の意味
  14. - BMLループのプロセスの浸透 1. Learn → Idea = 仮説を考える = 正しい方向

    2. Build → Product = どう作るか = 戦術 3. Product → Measure = 計測する 4. Measure → Data = 計測してデータをつくる 5. Data → Learn = データから何を学ぶか - 逆回転からの順回転 - その仮説で証明したいことを確認(先に数値管理ダッシュボードを作成する)してから、施策を Buildする 20 DMMポイントクラブでの「フルサイクル」の意味
  15. 22

  16. DMMポイントクラブでの「フルサイクル」の意味 チームの戦闘力 (生産性) プロダクトの戦闘力 (魅力) 事業の戦闘力 (価値) システムの戦闘力 (装置) 総工数(Ex.120人月)

    - 有効稼働率 - スキルセット(技術力) - マインド・志向性 - 体制・権限・裁量 - 開発プロセス 価値 - 売上 - 競争優位性(シェア率) - (いわゆるビジネス) モノとしての魅力 - UIの心地よさ - UXの体験の良さ - 機能の優位性 - ,etc.. システム - 生産性の継続的向上・安定 - 技術負債 - 自動化 - ソフトウェア工学 マクロ ミクロ 観測可能 にしていく
  17. DMMポイントクラブでの「フルサイクル」の意味 チームの戦闘力 (生産性) プロダクトの戦闘力 (魅力) 事業の戦闘力 (価値) システムの戦闘力 (装置) 総工数(Ex.120人月)

    - 有効稼働率 - スキルセット(技術力) - マインド・志向性 - 体制・権限・裁量 - 開発プロセス 価値 - 売上 - 競争優位性(シェア率) - (いわゆるビジネス) モノとしての魅力 - UIの心地よさ - UXの体験の良さ - 機能の優位性 - ,etc.. システム - 生産性の継続的向上・安定 - 技術負債 - 自動化 - ソフトウェア工学 マクロ ミクロ 観測可能 にしていく
  18. 19時 15時 11時 MTG : 1h Project-A : 5h 運用保守

    : 1h 1on1 : 30m 入力(input) ・勤怠管理 → 工数管理を紐付けて入力 開発 └ プロジェクト名称 : Project-A └ プロジェクトID : AAAA-xxxxx └ プロジェクト名称 : 運用保守 └ プロジェクトID : BBBB-xxxxx 開発外 └ プロジェクト名称 : 会議・その他 └ プロジェクトID : CCCC-xxxxx 出力(output) 有効稼働率 └ 開発比率 : 80%(有効稼働率) └ 非開発比率 : 20% プロジェクトA : 費用 └ プロジェクトA : 工数 * 諸般単価 = ¥xxx,xxx 運用保守 : 費用 └ 運用保守 : 工数 * 諸般単価 = ¥xxx,xxx DMMポイントクラブでの「フルサイクル」の意味
  19. 開発 └ プロジェクト名称 : Project-A └ プロジェクトID : AAAA-xxxxx └

    プロジェクト名称 : 運用保守 └ プロジェクトID : BBBB-xxxxx 開発外 └ プロジェクト名称 : 会議・その他 └ プロジェクトID : CCCC-xxxxx 有効稼働率 └ 開発比率 : 80%(有効稼働率) └ 非開発比率 : 20% プロジェクトA : 費用 └ プロジェクトA : 工数 * 諸般単価 = ¥xxx,xxx 運用保守 : 費用 └ 運用保守 : 工数 * 諸般単価 = ¥xxx,xxx 19時 15時 11時 MTG : 1h Project-A : 5h 運用保守 : 1h 1on1 : 30m 勤怠と工数管理を紐付けて入力 入力 (input) 出力 (output) DMMポイントクラブでの「フルサイクル」の意味
  20. 2 9 - Target - プロダクトマネージャー、エンジニア、デザイナーetc... - Outline - フルサイクルエンジニアとは

    - 技術の進化がフルサイクルを可能にした - DMMポイントクラブでの「フルサイクル」の意味 Outline