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爆速プロダクトディスカバリーを実現する「開発しない仮説検証」のすすめ

inagaki
August 23, 2024

 爆速プロダクトディスカバリーを実現する「開発しない仮説検証」のすすめ

inagaki

August 23, 2024
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  1. SmartBank, Inc.  Product manager 稲垣慶典 | Keisuke Inagaki @InagakiKay 新卒でDeNAに入社し、ゲームやヘルスケア・医療の領

    域でプロダクトマネジメントや新規事業立ち上げに従事。 薬局スタートアップを経て24年1月より現職。
  2. 3

  3. Visaプリペイドカードにチャージして 支 払うと支 出がリアルタイムに可 視 化 「あといくら使える」がひと目でわかる お互いの支払いは全てチャージをした共 同残高から引き落とし。パートナーとふた りの共同家計管理を実現

    お子さまがお買い物をすると、アプリの 支 払 い 履 歴 にリアルタイムで 反 映 。 使いすぎの心 配がなく、クレジットカード を持たせる前の練習として最適 Smart, Secure, Mobile Super powered Banking and Living.
  4. 導入 - 爆速にするためにやってきた工夫 爆速で検証するために”もう一つのMVP”という考え方でやってみた 従来のMVP Minimum Viable Product 最低限の機能を有したもので、ユーザーの反 応を見ながら仮説を確かめていくプロセスのこ

    と もう一つのMVP Minimum Verifiable Product 検証したいことを絞り、検証アクションをとにかく小 さくすることで、試行回数を増やして得られる情報 量を増やすプロセスのこと \造語だよ!/ 実行可能な最小単位 検証可能な最小単位
  5. 事例 - 背景 新規事業・機能の探索的な取り組みにおけるディスカバリー事例 機能A 機能B 機能C New ✓ ふわっとニーズがありそうなことは見え

    ていた ✓ 世の中の先行事例もあり、ざっくり MVPを作ることも可能 ✓ B/43のユーザーやその体験文脈上、 理想的なものは何かはもう少し探索し た方がよさそう 既存ユーザー \B/43のプロダクト開発、実はいろいろやってるよ/
  6. もっと早く検証できないかと思い、検証項目を分解してみた 事例 - 行ったこと XXXというユーザーの、 ◦◦◦という課題に対して、 △△△というソリューション は価値があるのではない か? ターゲット

    課題 ソリューション 体験 マネタイズ XXXというユーザーはどのくらいいるか? 分解 価値仮説 XXXのうち特にXXX’の方が相性が良いか? XXXに◦◦◦という課題は本当にあるか? ◦◦◦という課題はどの場面で最大化するか? △△△に課題解決の期待をもってもらえるか? △△△の特にどの部分は解決につながるか? ◻◻◻が体験的な価値に必要な要素になるか? どこ提示すると最大認知してもらえるか? 価値享受後のマネタイズCVはどのくらいか? 価値に対して◇◇◇円が妥当か? 開発しないで 検証できるのでは?
  7. 解像度が低い状態での価値仮説をもとにMVPを作ると、かえって検証のス ピードが落ちるのではないか? 考察 - 解像度の低い状態でのMVPは危険 解像度 低い 仮説が 漠然 最小要

    件定義 できず MVPが 大きい 開発に 時間が かかる 検証の 回数が 少ない <時間がかかってしまうディスカバリー>
  8. 開発しない検証を積み重ねて解像度を上げながら進めると、爆速でディス カバリーができるかもしれない 学び - “もう一つのMVP”という考え方 解像度 低い 仮説が 漠然 <”もう一つのMVP”をつかった検証>

    小さく検 証 小さく検 証 小さく検 証 小さく検 証 小さく検 証 小さく検 証 小さく検 証 仮説が 明瞭に 価値の 確認 \できるだけ開発しないでやってみよう!/
  9. 開発をしない検証だからこその罠があり、回避する工夫が必要 学び - ”もう一つのMVP検証”を活用するための工夫 💡 デザイナーとコンビ 💡 PMが作業しすぎない 💡 モメンタム管理

    小さい分シャープに仮 説検証するためには情 報設計が重要。 デザイナーとコンビを組 むチームが理想。 PM自身が作れる部分 が多くなるが故に、こだ わってしまう罠。検証し たい最小単位の意識が 都度重要になる。 同時並行かつスピー ディーに検証を繰り返す ため結構大変。 仮説が外れることも 多々あり、チームのモメ ンタム維持が重要。
  10. まとめ - ”もう一つのMVP”という考え方 ”もう一つのMVP”という考え方で開発しない検証がしやすくなる 価値仮説 小さな 検証項目 これなら開発しなくても 検証できるんじゃない? もう一つのMVP

    Minimum Verifiable Product 検証したいことを絞り、検証アクションをとにかく小 さくすることで、試行回数を増やして得られる情報 量を増やすプロセスのこと \造語だよ!/ 検証可能な最小単位