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第2回 雲勉LT大会 クラウド時代は CRUD ではなく CQRS で考えよう
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iret.kumoben
July 30, 2024
Technology
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54
第2回 雲勉LT大会 クラウド時代は CRUD ではなく CQRS で考えよう
iret.kumoben
July 30, 2024
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Transcript
第2回 雲勉LT⼤会 クラウド時代は CRUD ではなく CQRS で考えよう
⾃⼰紹介 2 井上 迪也(いのうえみちや) • あだ名︓みちのすけ • 所属︓アジャイル事業部 • アイレット歴︓2022年度
新卒⼊社(3年⽬) • 趣味︓バイク(予定) • 社内活動︓もくもく会(ブログリレーなど) IPA : 応⽤情報、データベース
⽬次 3 ・CRUD ・CQRS ・AWS で実装 ・メリット / デメリット ・CQRS
とクラウドの相性
4 「API のデータベース 何を使う︖」 安くてスケールするのは DynamoDB だけど、 フィルタとか JOIN とか考えると
RDS がいいな あ るある な 話題
CRUD 5
6 $ SFBUF 3 FBE 6 % QEBUF FMFUF
RESTful API 7 $ 3 6 % 1045 QPTU (&5
QPTU (&5 QPTUJE 1"5$) QPTUJE %&-&5& QPTUJE
8 $ SFBUF 3 FBE 6 % QEBUF FMFUF ←
特性が違う
9 R CUD キャッシュ可能 トランザクション・整合性 たくさん叩かれる レスポンスは最⼩限でいい 複雑なフィルターやクエリ 複雑なドメインロジック
10 全く違うことをごちゃ混ぜに考えると、 「パフォーマンスの低下」や「ロジックの複雑化」が発⽣する
CQRS 11
12 $ SFBUF 3 FBE 6 % QEBUF FMFUF $PNNBOE
2VFSZ (更新系) (取得系)
13 $234 ʢ$PNNBOE2VFSZ3FTQPOTJCJMJUZ4FHSFHBUJPOʣ コマンド・クエリ責務分離 更新系と取得系を別々に考えるパターン
AWS で CQRS を使って実装してみる 14
15
16
17 イベントソーシング
18 Insert をトリガー RDS に書き込む
19 DynamoDB の積み重なったイベントをもとに、 現在の状態を導出
20
21
CQRS の メリット 22
CQRS の メリット 23 ・取得系と更新系のパフォーマンスを別々に最適化できる ・ロジックが簡潔になる ・更新系の変更が、取得系に影響を与えない
24
CQRS(というかイベントソーシング) の メリット 25 ・全てのイベントが保存され、デバッグや監査が簡単 ・過去のイベントから現在の状態を導出できるため、 取得系の DB の変更も可能
26
CQRS の デメリット 27
CQRS の デメリット 28 ・データは結果整合性 ・Query と Command を個別にマイクロサービス化するようなもの ・構成要素が増える
・デプロイが増える ・トランザクションの複雑化
CQRS とクラウドは相性がいい 29
CQRS とクラウドは相性がいい 30 ・イベントドリブン ・ユースケースに適したサービスを使うことで、 コストやパフォーマンスを最適化できる → RDS のリードレプリカなどは、AWS が提供してくれている
CQRS なソリューションの⼀つ
31 アーキテクチャとして採⽤しなくても 更新系・取得系で切り分けて考えるのは重要 アーキテクチャとして、 CRUD ではなく CQRS という選択肢もある
32 iret.media の「もくもく会ブログリレー」でも公開予定︕ 7 / 14 (⽇)
33 ご清聴ありがとうございました 🙇