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カイシャの成長を支える技術@メルカリ/Technologies that support company growth

カイシャの成長を支える技術@メルカリ/Technologies that support company growth

「CorpTech Lounge #1 カイシャの成長を支える技術」登壇資料
https://corptech-lounge.connpass.com/event/123753/

5a0c44ac746299d5e7902bc847508b5e?s=128

Kenji Kinukawa

April 22, 2019
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Transcript

  1. 1 Confidential - Do Not Share カイシャの成長を支える技術@メルカリ Kenji Kinukawa @k_kinukawa

    At CorpTech Lounge #1, 2019/4/22
  2. 2 Confidential - Do Not Share @k_kinukawa Corporate Solutions Engineer

    Engineering Manager ロボット開発 -> 未踏 -> iOSアプリ開発 -> 起業 -> メルカリ(Go -> Manager) ガンプラ / 今年ピアノ始めた 衣川 憲治
  3. 3 Confidential - Do Not Share Corporate Solutions Engineering とは?

  4. 4 Confidential - Do Not Share Solve corporate challenges by

    engineering エンジニアリングで経営課題を解決する
  5. 5 Confidential - Do Not Share 成長するカイシャが抱えている 複雑かつ重要な課題を エンジニアリングで解決する

  6. 6 Confidential - Do Not Share 2018/1 CSE発足! FY2019.6 2Q

    決算説明会資料より
  7. 7 Confidential - Do Not Share What kind of business

    challenges? ・事業が成長する一方で組織も急激に拡大
 ・オペレーションコストの肥大化
 ・マネジメントスキル,フローのバラツキ
 ・あらゆる作業の効率化,精度向上の必要性の増大
 ・脆弱なセキュリテイへの不安
 Solve business challenges by Engineering!
  8. 8 Confidential - Do Not Share We have to create

    new workflows ・現在のワークフローの整理
 ・あるべきワークフローの構築
 ・各社横断での統一的なワークフローの実現 Creating an optimized workflow and a system to apply globally
  9. 9 Confidential - Do Not Share これまでの事例

  10. 10 Confidential - Do Not Share • 5年かけて作り上げてきた評価制度 • 大量のスプレッドシートを使ってHRが人力で運用してきたが、人が増え過ぎても

    う限界☠ • Go Boldな評価制度は継続したい Reviews (Issue)
  11. 11 Confidential - Do Not Share • 内製システム Reviews を開発

    • 人事評価からスプレッドシートを排除 -> スケーラブルに • 制度変更へ柔軟に対応 Reviews (Solution) Performan ce Review Peer Review OKR Feedback Calibration Review Cycle
  12. 12 Confidential - Do Not Share • スプレッドシートで組織図、社員名簿を管理していた • 更新フローが適当、正しい情報が入っていない

    • 1チームにマネージャーが複数人、レポートラインが複数 • エクセル方眼紙、データとして利用できない Teams (Issue)
  13. 13 Confidential - Do Not Share • 社員情報更新ワークフロー整備・組織構造の整理 ◦ 1チーム・1マネージャー・1レポートライン

    ◦ 正しく人員管理ができるようになった • Reviewsと連携、CSV出力 ◦ 正しい社員情報を様々な用途で利用可能した Teams (Solution)
  14. 14 Confidential - Do Not Share 全てを内製化はしない、ITチームとの役割分担 ・ 良いSaaSはむしろ積極的に使う(APIでつなぎこむ) ・

    効果が高く、代替手段がないものから取り組む(SaaSが成熟し ていない領域など) ・ 会社のコアかつメルカリの変化スピードに外部では対応が難し いもの
  15. 15 Confidential - Do Not Share 課題解決について

  16. 16 Confidential - Do Not Share 「理解・分解・再構築」 鋼の錬金術師より

  17. 17 Confidential - Do Not Share • zapierを使って採用管理のワークフローを構築しているが ◦ たまに不安定になる

    ◦ zapierの仕様で、入力手順にコツが必要 ▪ そのせいで、情報更新にヌケモレが発生しがち ◦ zapierが多すぎて担当者がいなくなったら誰も手がつけられなくなる 採用管理シートの改善プロジェクトの例 入社者管理に利用しているスプレッドシートの課題
  18. 18 Confidential - Do Not Share Zapier サービスとサービスをルールベースで簡単につなぐことができるサービス

  19. 19 Confidential - Do Not Share 理解する

  20. 20 Confidential - Do Not Share 課題 理想 現実 課題

    優先度 不確実 性 優先度決め方 重要度 緊急度 1 2 or 3 2 or 3
  21. 21 Confidential - Do Not Share HR HR VP/EXEC Aprooved

    Generate Offer Letter Share info to Onboarding team (for handling relocation) Share the info to Payroll team Share the info to some teams Share the info to some teams Write a form Response List Share to #pj-welcome-bot Generates Teams CSV Candidate VP/Exec 採用管理 ・ほぼ全てのデータ連携にzapierが介在 ※変更や追加がありうる入社者情報のシート間共有など性質上適切でないものにも利用されていた 現在の状態を理解する
  22. 22 Confidential - Do Not Share • HR担当者が業務改善で作成したシートがベース • 急激に拡大する業務に対応すべく、現場担当者が

    Zapierを駆使して運用フローを構築してきた • 増築に増築を重ね、気がつけば Zapが100以上 これまでの経緯を理解する
  23. 23 Confidential - Do Not Share • 「イケてないから変えましょう」みたいな向き合い方はダメ ◦ これまで運用してきたという実績がある

    ◦ 現場メンバーには常にリスペクトを • 今の形になっている理由が必ずある ◦ 理解せずには改善は不可能 これまでの経緯には最大の敬意を払う 経緯には敬意を k_kinukawaの日報より
  24. 24 Confidential - Do Not Share HR HR VP/EXEC Aprooved

    Generate Offer Letter Share info to Onboarding team (for handling relocation) Share the info to Payroll team Share the info to some teams Share the info to some teams Write a form Response List Share to #pj-welcome-bot Generates Teams CSV Candidate VP/Exec 採用管理 ・多くのステークホルダーが存在する ・改善によって、彼らに不利益を与えてはいけない ステークホルダーを理解する
  25. 25 Confidential - Do Not Share • ATSなどのシステム上で入社者情報が全て管理されている • 必要な人に必要な権限を付与し、閲覧、編集ができる

    • 社員DBと連携している • 運用コストが小さい ← 重要度、緊急度が高い 理想な状態を理解する
  26. 26 Confidential - Do Not Share 分解する

  27. 27 Confidential - Do Not Share • 入社者情報の正確性が損なわれ兼ねない運用 ◦ zapierを主軸にした情報共有を行っており、

    zapierの仕様上挙動が担保できない場合がある ◦ 設定上、同一入社者の複数回の情報修正に対応しきれず手動での情報更新に漏れがある状況 • 過剰な運用コスト ◦ 上記を解消するため本来 1つのマスタデータを参照すべきところが人力で解消されている ◦ 採用側、受け入れ側で複数の Spreadsheetが存在し、その場しのぎでの増改築が行われていたため情 報の重複や現状では不必要な項目が放置されており複雑度を上げている ◦ 連携の全体像が可視化されていないためシートの修正可否の判断ができず誰も触れられない状況 ◦ zapierも100個以上の設定が存在し、全体像を把握が困難な状況 採用管理シートの改善プロジェクトの例 入社者管理に利用しているスプレッドシートの課題
  28. 28 Confidential - Do Not Share • ワークフロー自体は回っている • SaaS使いたいが別の課題も出てくる

    • 今は一刻も早く、安定稼働させ運用コストを下げるべき 課題を分解し、優先順位をつける フローを変えずに、安定に可動させる、運用コストを下げる
  29. 29 Confidential - Do Not Share 実現できること、できないことを分解する • 不要な記入項目 ◦

    採用管理シート:6項目(※関数の修正で不要になった計算用列や、他列で補完可能とわかった項目) ◦ 受け入れ管理シート:2項目(※利用者への確認で現状業務では不要とわかった項目) ◦ Zapier:101個 (※Sheet連携とGASに置き換えて利用不要になったトリガー数) ◦ 入社者アンケート:入社者による勤務地の入力 & 半角カタカナ(※funassyが確認して削除・変更した項目) • 不要な情報連携 ◦ 入社者アンケートを送信するためにzapier発行されていたチケット ▪ 担当者確認を進めると不要だったということが判明 ◦ Onboardingチームへの情報共有のためにHRチームが都度作成して共有していたGoogleForm ▪ GASでOffer sheetのURLを取得 & Spreadsheet連携で自動化できることが判明 • 不要な情報確認・編集コスト ◦ Zappierだと共有済みの候補者情報を編集しても連携先のシートに反映されないため、HRメンバーがいちいち複数シートを 編集する必要があり編集忘れ・漏れが発生、被共有者も確認コストが高かったが、今後は編集元のシートの情報が Spreadsheet連携により常に最新の状態を担保できる ◦ 労務担当が手作業でデータを集め作成していたCSVは自動生成できるよう修正
  30. 30 Confidential - Do Not Share 再構築する

  31. 31 Confidential - Do Not Share 再構築方法は色々ある 業務フロー改善 スプレッドシート スクリプト

    SaaS導入 システム開発 自社 社外にお願い 状況によって最適解は異なる
  32. 32 Confidential - Do Not Share HR 採用管理 VP/EXEC Aprooved

    Generate Offer Letter Share info to Onboarding team (for handling relocation) Share the info to Payroll team Share the info to some teams Write a form Response List Share to #pj-welcome-bot Generates Teams CSV Candidate VP/Exec GS function GAS GAS GS function GAS GS function GS function GS function 再構築した
  33. 33 Confidential - Do Not Share 運用を忘れてはいけない • 仕組みの入れっぱなし、やりっぱなしはダメ •

    運用コストは考えられているか ◦ 場合によってはやらないほうが良い • 誰が責任をもつのか ◦ 責任をもつことは可能なのか? • どうやって定着させるのか ◦ 新しくしたけど誰も使わなかった ▪ 既存の生きているワークフローを壊さないのは Good
  34. 34 Confidential - Do Not Share 大切なこと

  35. 35 Confidential - Do Not Share Issueの質は高いか? 「犬の道」 解の質 イシュー度

    ① 「イシュー」 の見極め ② 「解」の 徹底した 磨き込み 「イシューからはじめよ」より引用 理解・分解 8割 再構築 2割 必ずこちらから始める 結論ありき、システム導入ありきは 犬の道
  36. 36 Confidential - Do Not Share 最後に

  37. 37 Confidential - Do Not Share HR担当を開発に巻き込んだ 細かいレイ アウト修正 面倒...

    その日の夜 Pull Request 確認催促される! GitHub使ったことがない HR担当者に提案してみた
  38. 38 Confidential - Do Not Share Engineeringとは エンジニアリングという行為は、何かを「実現」することです。 実現のために、不確実性の高い状態から、不確実性の低い 状態に効率よく移していく過程に行うすべてのことです。

    「エンジニアリング組織論への招待」 より引用
  39. 39 Confidential - Do Not Share CSEを文化として定着させたい • Corporate Solutions

    Engineering は誰でもできる ◦ ソフトウェア開発が全てではない、武器の一つ • 大切なのは、課題解決 ◦ 犬の道を歩まないマインド • 教育は非常にコスパの良い施策 ◦ きっかけ、学びの場が必要 ◦ 社内勉強会を開く
  40. 40 Confidential - Do Not Share Thanks! 参考リンク https://mercan.mercari.com/entry/2019/04/15/113000 https://mercan.mercari.com/entry/2018/08/15/171000

    https://note.mu/yutabnbn/n/n7318fe228cf0