Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
How did Clojure change my life
Search
kbaba1001
May 27, 2019
Programming
3
1.9k
How did Clojure change my life
kbaba1001
May 27, 2019
Tweet
Share
More Decks by kbaba1001
See All by kbaba1001
How to build a video conferencing system that no one has ever told you about
kbaba1001
0
38
Build React system with ClojureScript (Squint)
kbaba1001
0
120
talk-with-local-llm-with-web-streams-api
kbaba1001
0
420
Lume: Static Site Generator
kbaba1001
0
610
React_2023
kbaba1001
0
170
Word Penne
kbaba1001
0
200
I live by using a minor language
kbaba1001
1
170
fast optical line
kbaba1001
0
370
ArtPosePro and Procreate
kbaba1001
1
200
Other Decks in Programming
See All in Programming
ソフトウェア設計の課題・原則・実践技法
masuda220
PRO
22
18k
モビリティSaaSにおけるデータ利活用の発展
nealle
1
660
Micro Frontendsで築いた 共通基盤と運用の試行錯誤 / Building a Shared Platform with Micro Frontends: Operational Learnings
kyntk
0
1.6k
開発15年のAIネイティブでない 巨大サービスのAI最適化
rapicro
0
110
AIの弱点、やっぱりプログラミングは人間が(も)勉強しよう / YAPC AI and Programming
kishida
13
5.4k
『実践MLOps』から学ぶ DevOps for ML
nsakki55
2
480
CloudNative Days Winter 2025: 一週間で作る低レイヤコンテナランタイム
ternbusty
7
1.8k
FlutterKaigi 2025 システム裏側
yumnumm
0
1.2k
React Native New Architecture 移行実践報告
taminif
1
110
TVerのWeb内製化 - 開発スピードと品質を両立させるまでの道のり
techtver
PRO
3
1.2k
TypeScriptで設計する 堅牢さとUXを両立した非同期ワークフローの実現
moeka__c
5
2.6k
jakarta-security-jjug-ccc-2025-fall
tnagao7
0
100
Featured
See All Featured
The Language of Interfaces
destraynor
162
25k
Building a Modern Day E-commerce SEO Strategy
aleyda
45
8.1k
Navigating Team Friction
lara
190
16k
Embracing the Ebb and Flow
colly
88
4.9k
Visualization
eitanlees
150
16k
jQuery: Nuts, Bolts and Bling
dougneiner
65
8k
Connecting the Dots Between Site Speed, User Experience & Your Business [WebExpo 2025]
tammyeverts
10
690
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
514
110k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
273
27k
Designing for humans not robots
tammielis
254
26k
How Fast Is Fast Enough? [PerfNow 2025]
tammyeverts
3
350
The Myth of the Modular Monolith - Day 2 Keynote - Rails World 2024
eileencodes
26
3.2k
Transcript
@kbaba1001 馬場一樹 2019/05/27
自己紹介 • 馬場一樹 (@kbaba1001) • フリーランス • 仕事は主にRuby • Clojureを触り始めて1年くらい
今日の話 • Clojureと関わるようになって僕の生活がどのように変わったか • マイナー言語を習得するメリットとか楽しさとか • 技術的な話はほぼしません
本編に入る前に • Clojureの紹介 • なぜClojureを始めようと思ったか • Clojureを触った感想
Clojureとは • JVMで動く言語(ScalaやKotlinの仲間) • Node.jsや.NETの処理系も同じOrganizationで開発されている • LISP • Rich Hickey
• "It is better to have 100 functions operate on one data structure than to have 10 functions operate on 10 data structures." - Alan J. Perlis • “10個の関数が10個のデータ構造にあるよりも、100個の関数が1個の データ構造にある方が良い” – アラン・パリス
Clojureとは • Map {:a 1 :b 2 :c 3} を中心にデータを扱う
• Ednファイル • Javaの機能をそのまま使うことが多い • Jettyとか JDBC とか • 便利機能が色々ある • Multimethod, 非同期処理, clojure.spec, etc
なぜClojureを始めようと思ったか
なぜClojureを始めようと思ったか • Common Lisp より使いやすそうだった • Ruby on Rails で
MVC とか DDD とかに飽きていて、もっとシ ンプルにできる方法が欲しかった • 静的型付け言語が好きになれなくて
Clojureを触った感想 • 思ったより素直に書ける • Lispに対する抵抗感は1時間くらいで消えた • RubyでもLambdaなどの関数型プログラミングの考えをよく使ってい たので、抵抗が少なかった • 小さなライブラリが多い
• 1ファイル100行程度のものも多い • Leiningen, Ring などのエコシステムが統一されている • 思想が面白い
None
今日の話 • Clojureと関わるようになって僕の生活がどのように変わったか
Clojureをはじめてみて発生した変化 • 友達や他のエンジニアと話のネタができた • Lispエイリアングッツを作り始めた • 技術書典でClojureの本を書いた • 英語(と中国語)を勉強するようになった •
Circle CI に就活した
話のネタができた • Clojureをやってる人が珍しい • 静的型付け言語との対比で話すことが多い • Lispきもいみたいな話になりがち
Lispエイリアングッツ ※非売品です
技術書典でClojureの本を書いた • 技術書典 • 技術書の同人誌即売会 • https://techbookfest.org/ • 技術書典5に参加 •
2018/10/08
書いた本(Kindleで買えます) • https://www.amazon.co.jp/dp/B07J3KJZYS/
書いた本 • Duct (Clojureの Web Framework) の入門書 • Clojure初心者向けでもあるので、Clojureの解説も少しある
なぜ書いたか • 日本語のClojureの本は2014年くらいから出版されてない • 英語では毎年数冊でてるっぽい • Ductに関するまとまったドキュメントは英語でもほぼない • 一番オフィシャルなドキュメント↓ •
https://github.com/duct-framework/docs/blob/master/GUIDE.rst • (最近はちょっとずつブログポストなども増えてる) • 自分も初心者だし力不足だけど書くことにした
はじめての技術書作り • Re:View + Vivliostyle (CSS組版) • PDFとepubの両方を作った • PDF→epubの順で作ったが、epub用のデータを作り直すはめになった
ので、epub→PDFの順のほうがたぶん楽だった • 書いても書いても終わらない… • 結局100ページくらい書いた
どのくらい売れたか • 技術書典ではQRコードを印刷した名刺サイズの紙を配布(電子 版のみで冊子は見本のみ) • 技術書典終了後、Kindleで販売 • 技術書典: 10冊~20冊くらい?(よく覚えてない) •
Kindle: 約30冊 + Unlimitedで読まれた分 • 利益でいうと15,338円獲得
Clojureをはじめてみて発生した変化 • 友達や他のエンジニアと話のネタができた • Lispエイリアングッツを作り始めた • 技術書典でClojureの本を書いた • 英語(と中国語)を勉強するようになった •
Circle CI に就活した
英語(と中国語) • Clojureは英語の情報が豊富 • 毎年書籍が出ている • Clojure Slack のコミュニティが活発 (英語)
• http://clojurians.net/ • 英語を読むだけでなく”書く”/”話す”もできるようになりたいと 思った
英語(と中国語)の勉強 • 2019/01/01 から本腰を入れてやってる • 中国語も気分転換にやってる • 漢字なので日本人には理解しやすい • 文法や文化が日本に近いので勉強しやすい
• 単語の意味を覚えればOKという事が多い(英語では同じ言葉が状況に よって異なる意味を持つことが多い) • DMM英会話、busuu、ELSA SPEAK、Tandemを主に使う • 本は文法・構文のみ • 資格試験(英検やTOEICなど)の勉強はしてない
Clojureをはじめてみて発生した変化 • 友達や他のエンジニアと話のネタができた • Lispエイリアングッツを作り始めた • 技術書典でClojureの本を書いた • 英語(と中国語)を勉強するようになった •
Circle CI に就活した
Circle CI に就活した https://boards.greenhouse.io/circleci/jobs/4243017002
Circle CI の求人 • Circle CI は Clojure を使っている •
2018年に東京にオフィスができた (初の海外オフィス) • 東京オフィスで働くシニアフルスタックエンジニアの求人 • Webページから履歴書とカバーレター(自己推薦書)を送る
応募してみた • はじめて英語で履歴書とカバーレターを書いた • 「そもそもカバーレターって何…?」からスタートした • 一応日本語版も送った • 2週間後くらいに面接の案内メールが来た! •
CTOとZoomで30分話した • 3日後くらいにお祈りメールが来た
なぜ書類選考が通ったのか • Clojureの本を書いていたので興味を持ってくれたらしい!
まとめ • Clojureをはじめたら、友達と話題ができて裁縫のスキルが上 がった • 本がないので自分で書いた • 英語から逃げられなくなった • やってる人が少ないので目立てるので、就活で役立った
おわり