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AIコーディングだと何がいいのか考えた — AIコーディングの3ヶ月

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January 15, 2026

AIコーディングだと何がいいのか考えた — AIコーディングの3ヶ月

AIコーディング道場勉強会 #6(2026/1/15)の発表資料です。 Claude Codeで3ヶ月間、インタビュー動画のRAGシステムとゲーム開発に挑戦しました。設計書を書くことでAIとの開発が加速した一方、「使われないシステム」という課題から技術選定と課題設定の難しさを実感。既知の技術では大幅に加速できるが、未知の領域では基礎知識がないとAIも助けられないという実践的な知見を共有します。技術スタック: LangChain / faster-whisper / Chroma / GPT-4o-mini / Streamlit / Railway

AIコーディング道場勉強会 #6(2026/1/15)
https://ai-coding-dojo.connpass.com/event/380422/

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Transcript

  1. 自己紹介 新垣圭祐(しんがき・けいすけ) ソーイ株式会社 / YOKUMIRU株式会社 AIコーディング歴 2024年10月〜 Cursor 2025年〜 Claude

    Code 今回の挑戦 Claude Codeだけで実用システム開発 生成AIを使った機能開発 AIコーディング道場 新垣圭祐 / 2026-01-15 2
  2. 技術スタック 分野 技術 フレームワーク LangChain / LangGraph 文字起こし faster-whisper (small)

    埋め込み multilingual-MiniLM-L12-v2 ベクトルDB Chroma LLM OpenAI GPT-4o-mini UI Streamlit デプロイ Railway (Nixpacks) 動画ファイル → 音声抽出 → 文字起こし → ベクトルDB → RAG検索 → 回答生成 (.mov) (ffmpeg) (Whisper) (Chroma) (OpenAI) AIコーディング道場 新垣圭祐 / 2026-01-15 5
  3. 原因の分析 1. 応答速度の問題 2. 技術選定の疑問: LLM vs 全文検索 3. UI/UXの問題

    4. そもそも課題設定が適切? AIコーディング道場 新垣圭祐 / 2026-01-15 18
  4. 課題1: 応答速度の問題 現状の処理フロー(約5-10秒) 1. ユーザーの質問 → 埋め込みベクトル生成 (1-2秒) 2. Chroma検索

    (0.5秒) 3. GPT-4o-miniで回答生成 (3-5秒) 4. Streamlitで表示 Railwayの$5プラン: CPU制限、メモリ1GB faster-whisperのロードに時間がかかる 初回アクセスが遅い(10秒以上) 改善案: キャッシュ、非同期処理、軽量モデル検討 AIコーディング道場 新垣圭祐 / 2026-01-15 19
  5. 課題2: 技術選定の疑問(1/2) LLM vs 全文検索 LLMベースのRAG 利点: 自然な回答、文脈理解 欠点: 遅い、コストがかかる、幻覚のリスク

    全文検索(Elasticsearchなど) 利点: 高速、正確、コストが安い 欠点: キーワードマッチ、自然な回答が難しい 今回のユースケース: 「〇〇在住の医師を教えて」 → 構造化データ + フィルタリング で十分だった? AIコーディング道場 新垣圭祐 / 2026-01-15 20
  6. 知見がないとAIも助けられない 作ったことがない、知見がないところでは スペックが書けないのでAIの力が発揮できない ゲーム開発での迷走 Next.js → Canvas API → Phaser.js検討

    バグの原因特定ができない(レンダリング?ゲームロジック?) どの技術が適切か判断できない 根本的な問題 基礎知識がないと設計書が書けない、レビューできない AIに聞いても、自分が理解していないので判断できない AIコーディング道場 新垣圭祐 / 2026-01-15 25
  7. 技術的な学び エンジニアとしての実感 1. 設計書の重要性 AIに何を作らせたいか明確にする コードのずれが減る、デバッグが楽になる 2. 既知の技術パターンの強み 経験があれば、AIの出力の妥当性を判断できる 違和感に気づける

    3. 未知の領域での難しさ 技術選定の基準を持っていないと判断できない 小さく始めて理解を深める必要がある AIコーディング道場 新垣圭祐 / 2026-01-15 29