Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
フィーチャーフラグ&ABテストツールBucketeer開発の経緯 〜社内基盤としてのプロダクト戦略〜
Search
Kenta Kozuka
November 28, 2024
Technology
0
97
フィーチャーフラグ&ABテストツールBucketeer開発の経緯 〜社内基盤としてのプロダクト戦略〜
Kenta Kozuka
November 28, 2024
Tweet
Share
More Decks by Kenta Kozuka
See All by Kenta Kozuka
事業部を超えた 開発生産性向上に挑戦する
kentakozuka
7
1.4k
1000人を超えるエンジニア組織へのGitHub Copilot導入促進
kentakozuka
0
310
KubeCon 2023 China Recap & ブースを出展してきました
kentakozuka
1
200
PipeCD Good First Issues
kentakozuka
0
18
サイバーエージェントでCDツールを内製した話
kentakozuka
1
420
PipeCDでGitOpsやってみよう!
kentakozuka
0
660
サイバーエージェントのフィーチャーフラグを活用した高速開発
kentakozuka
0
35
リアルタイムデータ分析基盤をKafka(Strimzi) & Druidで構築し
kentakozuka
0
76
フィーチャーフラグを使用した開発で 迅速かつ安全にリリースする
kentakozuka
0
51
Other Decks in Technology
See All in Technology
ブラックフライデーで購入したPixel9で、Gemini Nanoを動かしてみた
marchin1989
1
520
WACATE2024冬セッション資料(ユーザビリティ)
scarletplover
0
190
マイクロサービスにおける容易なトランザクション管理に向けて
scalar
0
120
Opcodeを読んでいたら何故かphp-srcを読んでいた話
murashotaro
0
180
20241220_S3 tablesの使い方を検証してみた
handy
3
380
OpenAIの蒸留機能(Model Distillation)を使用して運用中のLLMのコストを削減する取り組み
pharma_x_tech
4
550
生成AIのガバナンスの全体像と現実解
fnifni
1
180
複雑性の高いオブジェクト編集に向き合う: プラガブルなReactフォーム設計
righttouch
PRO
0
110
re:Invent 2024 Innovation Talks(NET201)で語られた大切なこと
shotashiratori
0
310
私なりのAIのご紹介 [2024年版]
qt_luigi
1
120
Wvlet: A New Flow-Style Query Language For Functional Data Modeling and Interactive Data Analysis - Trino Summit 2024
xerial
1
110
生成AIをより賢く エンジニアのための RAG入門 - Oracle AI Jam Session #20
kutsushitaneko
4
220
Featured
See All Featured
Navigating Team Friction
lara
183
15k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
328
21k
JavaScript: Past, Present, and Future - NDC Porto 2020
reverentgeek
47
5.1k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
127
18k
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
305
110k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
95
5.2k
A better future with KSS
kneath
238
17k
The Myth of the Modular Monolith - Day 2 Keynote - Rails World 2024
eileencodes
17
2.3k
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
665
120k
Building Adaptive Systems
keathley
38
2.3k
Optimizing for Happiness
mojombo
376
70k
Rebuilding a faster, lazier Slack
samanthasiow
79
8.7k
Transcript
フィーチャーフラグ&ABテストツール Bucketeer開発の経緯 〜社内基盤としてのプロダクト戦略〜
@kenta_kozuka CyberAgent, Inc Developer Productivity室 🎾 🛩 🏃🏔 最近の悩み:ウインナーを食べると腹痛にな る。「香薫」が一番好きです
Me
本日話したいこと • フィーチャーフラグ & ABテストプラットフォームを開発しています • OSSです • 社内基盤って色んな意味で難しいよね •
私たちはこんな感じで試行錯誤しています
Bucketeer フィーチャーフラグ & ABテストプラットフォーム 2019年 ABEMA内基盤としてリリース 2022年 OSS化 現在社内で複数のサービスに社内SaaSとして提供中 詳細は
bucketeer.io へ!
内製版社内基盤のPros & Cons Pros • 社内ユーザーの尖った要望に対応できる • サポートの手厚さ Cons •
スケールしにくい • 定期的にやってくる開発者不足
重要だと感じていること • 各プロダクトチームが望んで選んでくれる競争優位性 ◦ 機能はもちろん ◦ サポート、踏み込んだ提案 ◦ コスト ▪
実際はなかなか難しい • 社外の認知 ◦ ネット上で情報を見つけられるか ◦ ある程度認知が高いものを使いたいという欲求はあると思う • ニーズを作り出す ◦ 各プロダクトチームに先んじて最新のプラクティスを共有する ◦ なぜ導入するのかを説明する責任がある
やっていること
ユーザーへの詳細なヒアリング • 既存ユーザーに対して、アンケートやMTGで不満点や要望を聞く • いただいた要望をできるだけ汎用的な形で実装に落とし込む • 要望をくれたユーザーを巻き込むことがポイント ◦ 設計レビュー ◦
ベータリリース時の検証 ◦ 実装 ▪ 思い切って頼んじゃう
最近リリースしたもの • フラグの依存関係 ◦ フラグAでTrueだとフラグBでもTrueになる ◦ 複数の施策を同時に実施するときに、アプリの挙動を制御する • マルチリージョン ◦
海外展開するプロダクトチームへの対応
情報はできるだけオープンにする • 開発ちゃんとやっているよ、というアピール • 各チームが技術選定をする際に頭に浮かぶように • 情報を社外に出せば、社内にも届く ◦ 誰が見ているかわからない社内ポータルよりも外部ブログに出す •
OSS化してより大きなフィードバックループを回す
CNCF Landscapeに追加 🎉
今後やっていくこと • ユーザーの要望にしっかりと対応していく ◦ フラグのスケジュール変更 ▪ キャンペーンや複雑な段階的ロールアウト ◦ 層別化を使ったABテストの実現 ◦
フラグ使用状況のInsight • OpenFeatureへの完全対応 • 社内でフィーチャーフラグやABテストの文化を広めていく
Thank you! And we’re hiring