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PipeCD Good First Issues
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Kenta Kozuka
July 10, 2023
Technology
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7
PipeCD Good First Issues
PipeCDについての詳細な説明です
https://pipecd.connpass.com/event/288198/
Kenta Kozuka
July 10, 2023
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Transcript
Kenta Kozuka
@kentakozuka @kenta_kozuka Engineer at CyberAgent / Developer Productivity / #PipeCD
/ #Bucketeer / ✈🎾🏃⛰ こづか けんた(@kentakozuka)
チャンコン カイン(@khanhtc1202) @khanhtc1202 @khanhtc1202 CyberAgent Developer Productivity室 Friendly neighborhood wizard!!!
📸🎧🌉👾🐈🎶🥤♟
今日のスケジュール 1. レクチャー ❏ CD周りの概念 ❏ PipeCDの概要 ❏ アーキテクチャー ❏
ソースコードの詳細な説明 ❏ リリースサイクルやコミュニティへの参加方法 1. good first issuesを見てみよう! 2. issueをアサイン 3. (時間があれば)PRつくろー
Code of Conduct PipeCDはCNCFのCode of Conductに従っています。 みんなが楽しくイベントが終われば最高です😆
長いです。気楽にいきましょう スライド見てもらえば分かると思いますが、量がかなりあります。 適当に休みながら見てください。 途中で休憩入れると思います。
いつでも質問してください 書いていて、説明するのも理解するのも難しいなと思いましたw 説明中にぶった切っていいので、質問してください。 Zoomのチャットでも良いです。 CNCF Slack の #pipecd, #pipecd-jp チャンネルではいつでも質問募集中です!
Non-code contributions コードのコントリビューションは数あるコントリビューションの一つです。 ドキュメント、ブログエントリー、Slackチャンネルでの質問・回答、イベント への参加など、全て平等で重要なコントリビューションです。 是非コミュニティに参加してください! すごく良い記事です👇 https://github.com/readme/featured/open-source-non-code-contributions
9 CI, CD周りの 開発手法の紹介
基本的なCI/CDの役割
gitops 11
GitOpsはCDの1つの手法
GitOpsのメリット • 直接環境にアクセスしなくてよい • 全ての構成変更はGit(PR)を通して行われる • 今Gitで確認できる構成 == 今動いている構成 •
全ての変更は追跡可能
プログレッシブデリバリー • 機能を段階的に公開していく • ユーザーへの影響を細かく制御する • 全てのプロセスを自動化 commit rollout analyze
release deploy rollback
プログレッシブデリバリーのプロセス • トラフィック制御(カナリアデプロイメント) • 分析(カナリア分析) • 自動化されたロールバック
16 PipeCDの概要
17
One CD for All 18 全ての環境 - dev, stg, prod...
全てのオペレーション - scaling, upgrading, config updating, rolling back, infra provisioning... 全てのアプリケーション - infra, kubernetes, serverless... 全てのインフラ - public clouds such as GCP, AWS, Azure, private cloud
マルチプロバイダ & マルチテナント 19 様々なプラットフォーム、アプリケーション、テレメトリーに対応 マルチクラスタ・テナンシーでの運用が可能
Kubernetesエコシステムとのインテグレーション 20
GitOps
シンプルなUIと可視性 22 UIはアプリケーションの状態をリアルタイムで可視化し、 どのタイミングで何が発生したかが明示される
Control Plane & Agentモデル • デプロイはクラスタ内のpiped agentが実行 • アプリケーションのクレデンシャルが外部に漏れるこ とがない
• pipedはステートレスなシングルバイナリなので場所を 選ばず、メンテも簡単
セキュリティ • ビルトインのシークレット管理 • RBAC • SSO
高度な自動化 25 エラーレートに基づく 自動ロールバック 構成変更の自動検知
DevOps指標の可視化
Plan Preview
プログレッシブデリバリー • 機能を段階的に公開していく • ユーザーへの影響を細かく制御する • 全てのプロセスを自動化 commit rollout analyze
release deploy rollback
プログレッシブデリバリーのプロセス • トラフィック制御(カナリアデプロイメント) • 分析(カナリア分析) • 自動化されたロールバック
メトリクスの取得 ユーザーのモニタリングシステムからメトリクスを取得 - Prometheus - Datadog - CloudWatch - NewRelic
- Google Cloud Monitoring
分析
Pipedのリモートアップグレード Piped エージェントのアップグレードはUIで簡単に可能
EventWatcher UPDATE CIからCDへのデリバリープロセスの自動化
Wait-Approval 34 デプロイに必要な承認者を指定する
Deployment chain 35 dev stg prd asia us europe
通知機能 36 • PipeCD内の各イベントを通知 • 現在はSlackに対応
37 実際に見てみよう! pipecd.dev
38 PipeCDの アーキテクチャー
PipeCDの全体アーキテクチャー Control PlaneとAgentの2つ 複数のPipedを管理する 例えば • プラットフォームチームがControl Plane を運用 •
各チームはpiped agentをクラスタ内に配 置するだけ pipedはシングルバイナリなのでどこでもデプロ イ可能 各チームの運用が簡単 大きい組織でスケールする
Control Plane - アーキテクチャー 各種API、UIを提供 5つのコンポーネント • Server - メインコンポーネント
• Ops - サブコンポーネント • Cache - Redis • DataStore - DB • FileStore - S3, GCS, Minio
Control Plane - Server • APIサーバー ◦ gRPC (UI, pipectl)
◦ HTTP • UIを提供
Control Plane - Ops • 主にバッチ処理 ◦ データを収集 ◦ DBのインデックス
• UIもある ◦ Projectの作成 ◦ Static Admin Userの作成
Control Plane - DataStore • データオブジェクトを永続化 • 各オブジェクトについてはあとで
Control Plane - FileStore • ファイル形式のデータを保存する • ログ • コマンドの出力結果
• 各種指標のデータ
コントロールプレーン構成 ー GKE • GKE上にHelmでデプロイ • Data storeはFirestore • File
storeはGCS(Google Cloud Storage) • 管理画面、監視(Grafana)へはIAPを通して アクセス • GithubでOAuthログイン • Github Teamsを使ってRBAC • Slackチャンネルへアラートを通知
コントロールプレーン構成 ー ECS Fargate • GKE上にHelmでデプロイ • Data storeはRDS for
MySQL • File storeはS3 • CacheはElastiCache for Redis • GithubでOAuthログイン • Github Teamsを使ってRBAC • Slackチャンネルへアラートを通知
Piped Agent • 各クラスタ内にデプロイされる • 必ずしもクラスタ内でなくてよい • ステートレス • 実際にアプリケーションをデプロイする
• Gitから構成ファイルを取得する • デプロイに必要なクレデンシャルを持つ
48 質問あれば🙋
49 PipeCDの用語集 📗
用語集 - 1 Control Plane - コントロールプレーン、たまにPipeCDと言ったらControl Planeを指すこともある。 Agent -
Piped agent、piped、単にエージェントとも Application - 1つのapp.pipecd.yamlで管理するアプリやインフラの集合 Application Kind - Applicationの種類。k8s、Terraformとか Platform Provider - Applicationを提供するサービス。今のところApplication Kindと1対1 Deployment - Applicationを環境に適用すること。ApplicationとDeploymentは1対N Stage - Pipelineの中の1つの段階、ステップのこと。例)Quick Sync, Wait, Canary Rollout, Analysis Analysis - Analysis Stageで行う分析のこと Analysis Provider - Analysisのために必要なメトリクスやログを提供するサービス ADA - Automated Deployment Analysis、Analysis Stageで自動的に分析して次のStageに進む機能
用語集 - 2 Plan Preview - Git commitの変更をマージ前にユーザーに通知する機能 Drift -
GitとLive Stateの差異 Drift Detection - Driftを検知すること Sync - GitとLive Stateを同期させること Sync Strategy- Syncの方法、Quick Sync, Pipeline Syncとか Insight - PipeCDで収集・表示しているデプロイ周りの指標とその可視化機能 Event Watcher - CIからPipeCDに通知してGitのファイルを更新し、シームレスにCDの処理につなげる機能 Deployment Chain - DeploymentとDeploymentを鎖のように繋げて実行する機能
52 Data Objects
Data Object • Piped - Piped Agentの情報 • Project -
Projectの情報。Projectはデータの論理グループ。 • Application - Applicationの情報 • Deployment - Deploymentの情報 • API key - 外部からの通信に使用 • Deployment chain - Deployment chainの関係 • Event - EventWatcherで使用される。今日は省きます • Command - 後述 ※ Userという概念はPipeCDにはない
54 Command
Command • PipeCDの各コンポーネント(UI、CLI, pipedなど)から非同期的にアクションが起こる。 ◦ ボタンクリック ◦ pipectl実行 ◦ Githubのプッシュ
◦ etc. • それらをすぐには実行せず、Commandという形でDBに保存する。 • ワーカーが定期的にCommandを取り出し、適切にスケジューリングして実行していく • @kentakozukaはシンプルなイベントドリブン・アーキテクチャーと思っている
Command Commandの種類 • SYNC_APPLICATION - ApplicationをSyncする • UPDATE_APPLICATION_CONFIG - Applicationの構成を更新する(EventWatcher)
• CANCEL_DEPLOYMENT - 実行中のDeploymentをキャンセルする • APPROVE_STAGE - Wait-Approveステージで承認する • BUILD_PLAN_PREVIEW - Plan-Previewを実行する • CHAIN_SYNC_APPLICATION - ApplicationをSyncする(Deployment Chain) • SKIP_STAGE - Deploymentのステージをスキップする • RESTART_PIPED - Piped agentを再起動する https://github.com/pipe-cd/pipecd/blob/master/pkg/model/command.proto
Command Status Commandのステータスを表す • COMMAND_NOT_HANDLED_YET • COMMAND_SUCCEEDED • COMMAND_FAILED •
COMMAND_TIMEOUT https://github.com/pipe-cd/pipecd/blob/master/pkg/model/command.proto
58 Deployment
Deployment Applicationを環境に適用すること。ApplicationとDeploymentは1対N 1つのApplicationを何回もDeployする Sync - GitとLive Stateを同期させること、ほぼDeploymentと同義 Sync Strategy- Syncの方法、2つある
1. Quick Sync - シンプルにConfigを環境に適用する 2. Pipeline Sync - ユーザーが指定した方法で行う 3. (Auto Sync) - PipeCD側のアルゴリズムに従ってQuick SyncかPipeline Syncか判断する
Deployment Pipeline ユーザーが自由に設定できるDeploymentの手順 Stage - Pipelineの中の1つの段階、ステップのこと。例)Wait, Canary Rollout, Analysis Quick
Sync StrategyはQuick Syncという1つのステージのみを持つ
Deployment Status Deploymentの各ステータス PENDING - トリガーするとまずこのステータスになる PLANNED - 実行することが決定して、待っている状態 RUNNING
- 実行中 ROLLING_BACK - ロールバック中 SUCCESS - 問題なく完了した状態 FAILURE - 実行中にエラーが発生して終了した状態 CANCELLED - なにかによってキャンセルされた デプロイメントはPENDINGから始まり、 SUCCESS/FAILURE/CANCELLEDのどれかで終わる
Deployment オブジェクト ApplicationId - ApplicationのID PipedId - Applicationを管理しているPipedのID ProjectId -
Pipedが属しているProjectのID RunningCommitHash - Deploymentに使うGit commit hash GitPath - アプリケーション構成ファイルのパス PlatformProvider - k8s, Terraformなど Trigger - Deployementが誰によって、どのようにトリガーしたのかの情報 Versions - Deploymentで使用するアーティファクトの情報、例えば - Kind: CONTAINER_IMAGE, URL: https://registry.hub.docker.com, Version: ubuntu:20.04 Status - ステータス Stages - Deployment pipelineの各ステージの情報
63 ソースコードの くわしい解説 👀
リポジトリ https://github.com/pipe-cd/pipecd
リポジトリのディレクトリ構成 cmd - 各コンポーネントのエントリーポイント docs - ドキュメント examples - 各フィーチャーを試すための簡単な構成ファイル
hacks - いろんなスクリプト manifests - helm charts pkg - 実際のGoのコード quickstart - Quickstartで必要なコンフィグ test - インテグレーションテストのコード tool - 開発に使うGoのアプリコード web - WebUI CONTRIBUTING.md - コントリビュートについてのあれこれ Makefile - 開発中に使う便利コマンド集
cmd/ • 各コンポーネントのエントリーポイント ◦ launcher ◦ pipecd ◦ pipectl ◦
piped cobraを使ってます
launcher • pipedをUIから更新するリモートアップグレードを行う 詳しくはドキュメント参照
pipectl Command Line Interface • Control Planeと通信してPipeCDの設定を表示・変更可能 • シェルスクリプトと組み合わせて、PipeCDの設定をプログラム可能
69 Deployment Deep Dive
piped - PipeCDの超重要コンポーネント • piped agent • PipeCDのdaemonだからpiped • シングルバイナリ
• Deploymentを行う • 通信は基本全てoutbound ◦ Control PlaneとのgRPC ◦ Git client ◦ 各Application • 実はinboundもある ◦ admin server ▪ health status ▪ running version ▪ go profile ▪ monitoring metrics
pipedの重要人物たち 本当はもっとあります https://github.com/pipe-cd/pipecd/tree/master/pkg/app/piped
Application Live State Store • ApplicationのLive State(現在の状態)を取得してキャッシュとして保持する • 実装はPlatform Providerによって分かれている
https://github.com/pipe-cd/pipecd/blob/master/pkg/app/piped/livestatestore/livestat estore.go
Application Live State Reporter • ApplicationのLive StateをApplication Live State Storeから受け取って、Control
Plane に送る https://github.com/pipe-cd/pipecd/tree/master/pkg/app/piped/livestatereporter
Application Drift Detector • Gitリポジトリから構成ファイルを取得 • Application Live State StoreからApplication
Live Stateを取得 • 両者を比較し、Drift(差異)をApplication.SyncStateというオブジェクトに入れて、 Controle Planeに送る https://github.com/pipe-cd/pipecd/tree/master/pkg/app/piped/driftdetector
Deployment Trigger デプロイメントをトリガーする 定期実行とオンデマンドの2つの処理がある https://github.com/pipe-cd/pipecd/tree/master/pkg/app/piped/trigger
Deployment Trigger 定期実行 - Control PlaneからApplicationを取得して必要であればDeploymentをトリガーする オンデマンド - Control PlaneからCommandを取得してDeploymentをトリガーする
Deployment Controller Control PlaneからDeploymentを取得し、適切にスケジューリングしつつApplicationをデプロ イする賢いやつ。例えるなら監督みたい? https://github.com/pipe-cd/pipecd/tree/master/pkg/app/piped/controller
Deployment Controllerの内部 Controller - PlannersとSchedulersを内部に持ち、うまく協調させながらDeploymentを行う Planner - Deploymentをどのように実行するか決定する。 - 要はSync
Strategyを決定する Scheduler - Deploymentを実行する https://github.com/pipe-cd/pipecd/blob/8ea515a42e7c129bf2bfd32396db5960b0283a 06/pkg/app/piped/controller/controller.go#L107
Deployment Controllerが定期的に実行するもの - syncPlanners() - syncSchedulers() - checkCommands() https://github.com/pipe-cd/pipecd/blob/8ea515a42e7c129bf2bfd32396db5960b0283a 06/pkg/app/piped/controller/controller.go#L231-L236
syncPlanners() 1. PENDING ステータスのDeploymentを取得する 2. Deployment1つにつき、1つのPlannerを作成 3. goroutineでplanner.Run() https://github.com/pipe-cd/pipecd/blob/8ea515a42e7c129bf2bfd32396db5960b0283a 06/pkg/app/piped/controller/controller.go#L291
planner.Run() - 各Platform ProviderのPlannerを呼び出す - Sync Strategyを決定する - Deployment Statusを
PLANNED に変更する https://github.com/pipe-cd/pipecd/blob/8ea515a42e7c129bf2bfd32396db5960b0283a 06/pkg/app/piped/controller/controller.go#L499C23-L499C23
syncSchedulers() - Statusが PLANNED と RUNNING のDeploymentを取得 - Deployment1つにつき、1つのSchedulerを作成 -
schedule毎に作業ディレクトリを作って、goroutineでscheduler.Run() FAQ - Q: なぜRUNNINGも取得している? A: Pipedがdeploymentの実行中に再起動になった可能性もある
scheduler.Run() - 必要であればDeploymentステータスを RUNNING に変更 - 全ての完了していないStageをひとつずつ実行していく(code) - executeState() -
実行詳細は Platform Provider によって異なる - 最終的にステータスを SUCCESS, FAILURE, CANCELLED のどれかに変更して終了
checkCommands() code 実行されていないCommandを取得 必要ならばPlannerやSchedulerにGo channelを通してDeploymentをキャンセルする。
85 Let’s take a 5min break
86 How to Start Contributing
How to Start Contributing to PipeCD Contributing to PipeCDを読んでみよう!
88 Good First Issues
PipeCD’s Good First Issues 最初にやるのにちょうどよいIssueにつけるラベル • Let’s browse PipeCD’s good
first issues!
90 Let’s Create a PR!
pipe-cd/pipe @pipecd_dev https://pipecd.dev/ We always welcome your contributions!