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アメリカで働くということ、そして日本人がアメリカで働くために / Work in US as a Software Engineer

アメリカで働くということ、そして日本人がアメリカで働くために / Work in US as a Software Engineer

Developers CAREER Boost 2023の登壇資料です。

https://event.shoeisha.jp/devboost/20231209/session/4729

Kentaro Hanaki

December 12, 2023
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Transcript

  1. FAQ: 給料⾼いけど⽣活コストも⾼い? - ⽣活コストは⽣活スタイルに依る - ExpatistanによるとSFの⽣活コストは 東京の約2倍 - 物価の差より年収の差の⽅が⼤きい -

    年収のスケールが⼤きいと⼿元に残る お⾦も多くなる - …とはいえ、⽣活スタイルにも依る https://www.expatistan.com/cost-of-living/comparison/tokyo/san-francisco
  2. アメリカの働き⽅は割と⾃由 - 基本的には結果が全て - 結果があれば労働時間は問われない - 極端な例①:13時出社の⼈がいた - 極端な例②:2時間しか働かない⼈がいた -

    すごい⻑時間働く⼈もいる - 早く結果を出したい若⼿ - 昇進を控えた⼈々 - 結果出なければクビになることもある - …が、余程サボらない限り⼤丈夫な印象 8:00-8:30 出社 8:30-9:00 朝食 9:00-10:00 ジムで運動 10:00-12:00 仕事 12:00-13:00 昼食・コーヒー 13:00-18:30 仕事 19:00-20:00 夕食 20:00-20:30 帰宅 Google時代の典型的な⼀⽇
  3. 弊研究室も様々な国から強い⼈材が集まっていた 著名な卒業⽣たち - Soumith Chintala(インド):PyTorchメイン開発者 - Wojciech Zaremba(ポーランド):OpenAIを共同創業 - Matt

    Zeiler(カナダ):ImageNetコンペ2013優勝。Clarifai創業 - Aditya Ramesh(インド):DALL·E、DALL·E 2の論⽂の筆頭著者 - Denis Yarats(ベラルーシ):Perplexity AIを共同創業
  4. ⽇本からアメリカの企業に直接応募は厳しい - アメリカの就労ビザ(H-1B)は抽選制 - 2022年の応募者は約31万⼈ - 当選するのは85,000⼈ - 当選率は30%未満 -

    企業にとっても抽選はリスク - そもそも選考に進めないことが多い - O-1(卓越能⼒者)ビザがあれば別 - ただしこちらも狭き⾨ https://redbus2us.com/h1b-visa-2023-lottery-predictions-analysis-results-timeline/
  5. アメリカ企業の⽇本⽀社で働いた後に転籍 取れるビザ:L-1 利点 - 働きつつアメリカを⽬指せる - 会社の⽂化に慣れられる - ⾯接が⽇本語なこともある -

    配偶者も働ける ⽋点 - 転籍が可能な会社が少ない - GoogleとかAmazonとか - ⼤体⼊るのが難しそう - ⽇本で1年働かないといけない - 転職が困難(H-1B or GCへの 切替が必要) ⽇本⼈には⼀番メジャーな⽅法
  6. アメリカ⼤学‧⼤学院を卒業した後に就職 取れるビザ:F-1 OPT→H-1B 利点 - ⼤学院なら⼤体H-1Bに繋げる - 英語や⽂化に慣れられる - CS学科なら情報科学の基礎が

    ⾝に着けられる - コネが出来る ⽋点 - 合格しないといけない - 修⼠なら何とかなる? - 時間と⾦がかかる - 修⼠でも2年 - 修⼠1年の学費が400万 - 働けばすぐに返せる ⽇本⼈以外には⼀番メジャーな⽅法(個⼈的オススメ)
  7. ⽇本企業からアメリカに駐在する 取れるビザ:L-1/E-1/E-2 利点 - ⽐較的ハードルが低い - ⽇本語で割と何とかなる - 会社からの⼿厚いサポートが ある

    - 配偶者も働ける ⽋点 - GCへの切替が⾄難 - アメリカで働いてる感が薄い - インナーサークルに⼊れない - 積極性が不可⽋ - (給料が不⼗分かも?) 基本⾮推奨だが、ここからアメリカ移住した⼈が何⼈かいる
  8. ⾯接で技術⼒は問われるが、問われる範囲は狭い - 会社にもチームにも依存する - Big Techでシニア未満だと聞かれるのは データ構造とアルゴリズムのみ - シニア以上はシステム構成も聞かれる -

    機械学習エンジニアなど専⾨職については 専⾨についても聞かれる ⾯接は簡単ではないが、対策は⾮常にやりやすい!!! https://www.tatvasoft.com/outsourcing/2022/09/software-developer-skills.html
  9. 英語⼒(会話)は偉くなるにつれて必要度が増す - 技術に関する読み書きは絶対に必要 - ジュニアだと⾼い会話⼒は求められない - 技術英語は⽇常会話より簡単? - 当然ながら会話できた⽅が楽しい -

    シニアになるにはそれなりの会話⼒は必要 - メンタリングやチーム間の利害調整など、 ややこしい話をする機会が増える 何にせよいずれ必要になるので、コツコツ勉強しておくこと推奨