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20分で完全に理解するGrafanaダッシュボード

 20分で完全に理解するGrafanaダッシュボード

皆さん、Grafana使ってますか?このセッションでは、Grafanaの基本的な概念や用語を解説し、初心者の方でも迷わずに使えるようになるための知識をお伝えします。このセッション聞いた後、あなたはダッシュボードを作りたくてウズウズすることでしょう!

濱田孝治

April 24, 2024
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Transcript

  1. 2 About me 濱⽥孝治(ハマコー) • クラスメソッド株式会社 • 製造ビジネステクノロジー部 新規サービス チームマネージャー

    • 2017年9⽉⼊社〜 ex • AWS事業本部 ソリューションアーキテクト • CX事業本部 MAD事業部 • CX事業本部 VPoE • @hamako9999
  2. 分け⽅はいろいろあるが⼤きく4つ 13 Grafanaのアーキテクチャ コンポーネント 役割 Frontend • UI、ユーザーインタラクションの提供 • BackendとのRESTful

    APIによる通信 • TypeScript, React Backend • データ処理、認証、認可、ダッシュボード、ユーザー、組織、プラグインなどを管理 • データソースに対するクエリー機能を保持 • Go製のマイクロサービスアーキテクチャ DataSource • 可視化に必要なデータベース、クラウドサービス、モニタリングシステムなど幅広い データソースをサポート • 各データソースには、接続とクエリに必要な機能をプラグインで提供 Database • GrafanaのメタデータやダッシュボードのJSONデータを保持 • デフォルトではSQLiteを利⽤。MySQLやPostgreSQLなども利⽤可能
  3. 19 Grafanaをどこで動かすか クラウドで利⽤する場合、Grafana Cloudが初速が楽 ⽅法 メリット デメリット Amazon Managed Grafana

    • マネージド提供されているので、インフラ気に しなくてよい • AWS課⾦で請求周辺で⼿間が無い • 初期セットアップのユーザー作成で⼿ 間がかかる(IAM Identity Center or SAML連携が必須) • 利⽤できるバージョンがOSSや、 Grafana Cloudに⽐べて古い • version8.4〜9.4(2024年4⽉23⽇現 在) コンテナをAWS App Runner上起動 • VPCとか意識せずにシュッとコンテナ起動でき る • AWS課⾦で⼿間がない • EFS対応してないので、メタデータ格 納には別途MySQLやPostgreSQLなど が必要 Grafana Cloud • セットアップはインフラプロビジョニング含め て5分程度 • クレジット情報の登録不要で14⽇間無制限トラ イアル • 14⽇経過後も無料範囲内でそのまま利⽤可能 • ほぼ最新のバージョンが使える • プラグインの導⼊に制限あり(導⼊で きるのはプラグインカタログにアップ ロードされたもののみ)
  4. 20 Grafana Cloud Free Foreverでできること クレジット登録無しで登録可能 • ALL Grafana Cloud

    features • Usage capped to Free tier limits • Community support only ref: https://grafana.com/pricing/ Monthly limits: •Metrics 10k metrics billable series, 14 days retention •Visualization 3 active users with Enterprise plugins •Logs, Traces, Profiles 50 GB each, 14 days retention •IRM 3 active users •Frontend Observability 50k sessions •k6 Performance testing 500 virtual user hours, 14 days retention
  5. 22 Grafana Cloudでできること Grafana Cloudで始めるのは良い選択肢 • 最新のバージョンを最新の状態で使い続けることがで きる • ドキュメントとの整合性を気にしたり、使える機能、

    使えない機能の過不⾜などで困ることがない • ベースを知っておけば、マネージドな環境での差分を 理解するのが早くなる • 将来的なプロダクション検討は別途すれば良い(主に 運⽤、料⾦⾯)
  6. 26 ⾒るべきドキュメント 公式のここを必ず読む • Grafana dashboards overview • ダッシュボード関連の 下記コンポーネントの

    関係が把握できる • DataSource, Panel, Transform, Query, Plugin https://grafana.com/docs/grafana-cloud/introduction/dashboards/
  7. 29 ダッシュボード関連のコンポーネント(詳解) Data Source Plugin Query Transform Data Source データで構成されるエンティティ。RDBやGrafana

    Loki、Gfarana Mimir、 JSONのAPI、CSVファイルなど様々な形式あり。 データソースはそれぞれ独⾃の構造を持ち、異なるクエリが必要とな るが、ダッシュボードでは、異なるデータソースを1つのビューで視覚 化できる
  8. 32 ダッシュボード関連のコンポーネント(詳解) Data Source Plugin Query Transform Transform 視覚化の形式が要件を満たさない場合、クエリ結果を操作するために Transformを利⽤する。例えば、姓と名をあわせて姓名にする。CSV

    データのフィールドタイプの変換、クエリ⾔語がサポートしていない フィルタリング・結合・マージなどのSQLのような操作の実⾏などが可 能。
  9. 39 【重要】公式マニュアルを読むときのTips Grafana⾃体の詳細な解説を知るときは、公式ドキュメントのGrafana Cloudではなく、Grafanaを読む • Grafana Cloud • https://grafana.com/docs/grafana-cloud/ •

    Cloud固有の話とGrafanaの概念や、デモデー タ、Getting Started的な内容が多い • Grafana • https://grafana.com/docs/grafana/latest/ • Grafana⾃体の詳細な機能を知るならこちら
  10. 40 ① Grafanaで⽤意されているデモ⽤App データソースとダッシュボードのビル トインとして提供されているデモApp • QuickPizza SRE Demo •

    システムヘルス、サブシステムごと のレスポンス、ビジネスメトリクス のダッシュボード等 • Weather Demo • リアルタイムワールドワイド天気情 報 Apps -> Demo Data Dashboardsで有効化
  11. 41 ① Grafanaで⽤意されているデモ⽤App Grafana Weather Demo Dashjboards > Overview[Celsius] 様々な形式のデータが

    Panelとして⽤意されてい る。ここから好きなPanel を編集してダッシュボード 編集をあれこれためしてみ ると、⼤体のことは把握で きる
  12. 44 ② TestData Data source Grafanaから時系列データのサンプルデータが⽤意されている • Data sourceから[TestDate]で検索して追加 •

    20種類以上のシナリオにそったデータ可視化とダッシュボー ドの作成が可能(クエリ・エディタの代わりに) • OSS環境などセルフホスティング環境への導⼊は、以下 GitHubを参照 • https://github.com/grafana/grafana/tree/main/devenv
  13. 45 ② TestData Data source • Dashboardsメニューから[New Dashboards] • [Add

    visualization] • Select DataSourceで[grafana-testdata-datasource]
  14. 49 利⽤できるDashboards データソースだけではない業務ユースケースに近いもの としてDashboardsのインポートも可能 https://grafana.com/grafana/dashboards/ Featured • Monitor your Kubernetes

    deployment • Visualize your MongoDB data • Visualize your Jira data • InfluxDB dashboards for telegraf metrics • Node Exporter Full • RabbitMQ-Overview • Erlnag-Memory-Allocators