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KIKAKU GRADUATION EXHIBITION
February 01, 2022
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KIKAKU GRADUATION EXHIBITION
February 01, 2022
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Transcript
高 橋 愛 佳 企 画 カ テ ゴ リ
ー : 松 村 茂 ゼ ミ 高 齢 者 の オ ン ラ イ ン コ ミ ュ ニ テ ィ を 創 造
1 背 景 0 10 20 30 40 50 60
その他 直接会って会話 チャットツール メール ビデオ会議 電話 SNSチャット コロナ後の会話の手法やツールで増えたもの(全年齢)N=485 参照:<コロナ禍での会話に関する調査>コロナ禍前後で、約6割が人との会話が減ったと回答 結果、ストレスが増大・笑いが減少等の弊害も コロナ後に直接交流する機会が少なく SNSやインターネットを使用した 会話の手法やツールが増えている オンライン化の拡大 オンラインでのコミュニティが 増加している (%)
2 現 状 分 析 スマートフォンを持っている高齢者 参照:モバイル会社研究所 シニアのスマホ所有率上昇ペース増す 60代8割、70代6割を超える スマートフォンを持つ高齢者は
年々増加傾向にある 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 2018年 2019年 2020年 2021年 スマホ・携帯所持率 60代 70代 (N=250) (%)
3 現 状 分 析 スマートフォンを使う高齢者 参照:シニア女性7割がスマホを保有するも、「使いこなせている」のは12%【ハルメク調べ】 スマートフォンはもっていても 使い慣れていないという方が多い 1%
11% 31% 44% 12% 1% スマートフォンを使いこなしているか とても使いこなせている まあ使いこなしている 普通くらい あまり使いこなせていない ほとんど使いこなせていない 無回答 自信をもって使いこなせていると 回答しているのは全体の12%のみである (N=312)
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90
100 インターネット利用状況(個人) 平成29年 平成30年 4 現 状 分 析 参照:高齢者のSNS利用率が増加中! 【高齢者向けSNS 3選】 平成29年に比べ増加しているが 60歳以上の利用率は50代以下に比べて まだ少ない 更に70歳80歳になると 著しく低下している 高齢者のオンライン利用率 N=38,630 N=40,664 高齢者のインターネット利用率は低い
5 問 題 ・ 課 題 オ ン ラ イ
ン の コ ミ ュ ニ テ ィ が 増 え て る に も 関 わ ら ず 高 齢 者のコミュニケーションに オ ン ラインという選択肢がない スマートフォンを持っている高齢者は多くなっている スマートフォンを持っていても使いこなせている高齢者は少ない 高齢者のオンライン利用率が低い
6 気 づ き 高齢者イベントの一つにオンラインでスマホを教える場があると 解決につながるのではないか 一昨年 一か月に2回程度 ほぼ毎月開催 昨年
一年に1回 今年 二か月に1回程度 冬は開催しない 【開催日数の減少】 イベントが豊富な滝山地区 毎月行っていたイベントがなくなり、 山形市滝山地区の高齢者がコミュニケーションをとる場が少なくなってしまった
7 タ ー ゲ ッ ト ス マ ホ の
使 い 方 を 覚 え た い 高 齢 者
8 ア イ デ ア スマホの機能を紹介、教える ゲーム 文字の打ちこみ
会話のタイミング グループでメンションをする グループを作る、抜ける 写真を(見る)、送る ミュートにする など なぞなぞ 以心伝心ゲーム ワードウルフ クイズ イントロ 連想ゲーム など スマホの機能をゲームのルールに組み込んで行うイベント 高齢者ができる簡単なゲーム
9 ア イ デ ア わかりやすく教えるための独自のポイント 1 2 3 目標の設定
各回ごとに達成する目標を3つ 設定する。比較的簡単な目標に することでハードルを下げる。 楽しめるゲーム 雰囲気づくり 携帯の使い方をゲームのルールに 組み込む。ゲーム内容は高齢者が 身近に感じるようなものにする。 参加者が安心して交流を図れる ように雑談を大切にする。和気 藹々とした雰囲気を作る。 この3つのポイントを重視してイベントを開催した
10 1 回 目 / 結 果 10月27日(水) 第1回イベント実施 オンライン
ゲーム種類:なぞなぞ 参加人数 :4人 時間 :40分 改善点 :通話に夢中でゲームに集中で きなかった 画面が変わると焦ってしまう イベント内容 1.グループ通話の仕方がわかる 2.カメラを起動できる 3.通話を終了できる 達成する目標 全体の成果 目標を達成 全員でカメラを起動しながら グループ通話ができた
11 2 回 目 / 結 果 対面でも教えてほしいという 参加者の強い希望があり 滝山コミュニティセンターで
イベントを実施 11月15日(月) 第2回イベント実施 対面
12 結 果 イベント実施後の実際の声 ゲーム種類:クイズ 参加人数 :6人 時間 :60分 イベント内容
見学だけのつもりだったけど、楽しいクイズ があり、一緒に参加してしまいました。 教えてもらいながらなのでわかりやすくで きました。次のイベントが待ち遠しいです。 繰り返しスマホに触れることが 大切だとつくづく思いました。 1.通話中画面が変わっても対応できる 2.通話中に既読、返信ができる 3.通話画面に戻ることができる 達成する目標 11月15日(月) 第2回イベント実施 対面 全体の成果 目標を達成 通話中にチャットが打てるようになった
13 3 回 目 / 結 果 ゲーム種類:脳トレ 健康に関する◦×クイズ 参加人数
:4人 時間 :45分 実施方法 :LINE グループ通話 ルール :LINEグループに正解だと 思う方(◦、×)を送る イベント内容 1.前回やったことが一人でもできる 2.一人でも焦らず通話ができる 3.記号変換で入力して送信することができる 達成する目標 12月8日(木) 第3回イベント実施 オンライン 全体の成果 自宅で一人でも通話しながら LINEの返信ができるようになった イベント実施後の声 ◦×がたくさんLINEグループに 流れていて後から見返しても やってよかったと思いました! 一人でできるか不安でしたが、 文字も打てるようになって 良かったです!
14 成 果 卒業制作展後もスマホ講座のイベントを実施 離れていてもコミュニケーションが取れるようにLINEグループを作成 日々の連絡や、イベントのお知らせができるようになった 高齢者の方がスマートフォンの使い方を覚えたことで より多くの方とスムーズにコミュニケーションが取れるようになった 社会はより一層デジタルの時代になっていく デジタルになることで地域のつながりがなくなるのではなく
活発に、より強固なつながりになることを この企画で実現した