Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
生成AIで加速するテスト実装 - ロリポップ for Gamersの事例と 生成AIエディタの活用
Search
kinosuke01
February 16, 2025
Programming
0
240
生成AIで加速するテスト実装 - ロリポップ for Gamersの事例と 生成AIエディタの活用
https://tech.pepabo.com/2025/02/13/gamers-frontend-component-test/
より
kinosuke01
February 16, 2025
Tweet
Share
More Decks by kinosuke01
See All by kinosuke01
バックエンドエンジニアによるフロントエンドテスト拡充の具体的手法
kinosuke01
1
1.1k
カンファレンス登壇資料を毎日読む習慣
kinosuke01
0
170
Notionで作るWebサイト「MuuMuu Sites」の裏側
kinosuke01
0
2.3k
Other Decks in Programming
See All in Programming
Comparing decimals in Swift Testing
417_72ki
0
170
Amazon Q CLI開発で学んだAIコーディングツールの使い方
licux
3
180
物語を動かす行動"量" #エンジニアニメ
konifar
13
3.8k
Constant integer division faster than compiler-generated code
herumi
2
560
なぜあなたのオブザーバビリティ導入は頓挫するのか
ryota_hnk
5
580
202507_ADKで始めるエージェント開発の基本 〜デモを通じて紹介〜(奥田りさ)The Basics of Agent Development with ADK — A Demo-Focused Introduction
risatube
PRO
6
1.4k
What's new in Adaptive Android development
fornewid
0
140
Vibe Codingの幻想を超えて-生成AIを現場で使えるようにするまでの泥臭い話.ai
fumiyakume
21
10k
CEDEC2025 長期運営ゲームをあと10年続けるための0から始める自動テスト ~4000項目を50%自動化し、月1→毎日実行にした3年間~
akatsukigames_tech
0
110
GitHub Copilotの全体像と活用のヒント AI駆動開発の最初の一歩
74th
7
2.3k
DataformでPythonする / dataform-de-python
snhryt
0
160
AIに安心して任せるためにTypeScriptで一意な型を作ろう
arfes0e2b3c
0
340
Featured
See All Featured
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
21
3.4k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
332
22k
Designing for humans not robots
tammielis
253
25k
Music & Morning Musume
bryan
46
6.7k
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
15
1.6k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
431
65k
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
512
110k
Save Time (by Creating Custom Rails Generators)
garrettdimon
PRO
32
1.3k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
411
22k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
51
8.8k
How GitHub (no longer) Works
holman
314
140k
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
54
13k
Transcript
1 ⽣成AIで加速するテスト実装 ロリポップ for Gamersの事例と⽣成AIエディタの活⽤ ホスティング事業部 kinosuke01 (⻄⽥貴之) 2025.02
⾃⼰紹介 2 • 名前: kinosuke01 (本名: ⻄⽥) • 所属: GMOペパボ
ホスティング事業部 • 職種: Webアプリケーションエンジニア • チームでわいわい仕事しています。 モノの構造を知ることが好きです。 Xでは⽇々学んだことをアウトプットしています。 ⾃⼰紹介
背景と課題 3 ロリポップ for Gamers を 2024年にリリース VPSをベースに「ゲームのマルチプレイが簡単にできる環境」を提供 背景と課題 (1)
背景と課題 4 • 急速なサービス⽴ち上げ • プロジェクト⽴ち上げから13営業⽇で初期リリース • フロントエンドテストの現状 • 単純なユニットテストのみ実装
• 不⾜していたテスト内容 • ユーザー操作(ボタンのクリックなど)で何が起こるか • APIリクエストの成功/失敗処理 • UIの更新状態 背景と課題 (2)
テスト戦略の再考 5 • コンポーネントテストへのシフト • メモリ上にコンポーネントをレンダリングし、イベントを発⽕することで、DOMにどの ような変化が発⽣したかをチェックするテスト • Testing Library
と Vitest を活⽤ • 重視すべきポイント • ユーザーのアクション検証 • API挙動のモックによるテスト • 画⾯表⽰のリアルタイムな確認 テスト戦略の再考
⽣成AIエディタの活⽤ 6 • ⽣成AIエディタを利⽤してテストコード⽣成を⾃動化 • 効率的にテストコードの拡充が可能に • 主な流れ • コンポーネントに
`data-testid` を付与 • 対象のコードと周辺情報(=コンテキスト)を提供 • プロンプトでテストコード⽣成を指⽰ • 補⾜ • この事例ではCursorを利⽤。 • おそらく、Github Copilotでも同じことができるはず..!! ⽣成AIエディタの活⽤
⽣成AIエディタ活⽤の具体プロセス 7 1. 前準備 • 前準備として data-testid(テストに⽤いるタグの識別⼦)を付与 • 以下のようなプロンプトで⽣成する ⽣成AIエディタ活⽤の具体プロセス
'@testing-library/react', 'vitest' を使⽤して、 コンポーネントのテストを書きたいです。 まずは xxx.tsx に data-testid を付与してください。
⽣成AIエディタ活⽤の具体プロセス 8 2. コンテキストの投⼊ • テスト対象となるコードと、 関連するコードを コンテキストとして追加する ⽣成AIエディタ活⽤の具体プロセス
⽣成AIエディタ活⽤の具体プロセス 9 3. プロンプトによる⽣成指⽰ • 以下のプロンプトを使ってテストコードを作成。 ⽣成AIエディタ活⽤の具体プロセス '@testing-library/react', 'vitest' を使⽤して、コンポーネントのテストを書いてくだ
さい。テストのファイルは xxx.test.tsx としてください。なお、hook は以下の例の ように、xxxApi のメソッドをモックするようにしてください。 // ここに例となるコードを記載 • 補⾜:例となるコードは直接プロンプトに書き込んだ⽅が、 意図したコードになりやすかった。
⽣成AIエディタ活⽤の具体プロセス 10 4. チューニング • ⽣成したテストケースが不⼗分だと感じるときもある。 • 以下のプロンプトを⽤いてチューニングする。 ⽣成AIエディタ活⽤の具体プロセス では、この出⼒を60点とします。60点とした時に100点とはどのようなものです
か? 100点にするために⾜りないものを列挙した後に、100点の答えを⽣成してく ださい。
成果と効果 11 迅速なテストコード⽣成 • ⼿直しがほとんど不要なコードが得られた • もりもりテストを⽣成できた 成果と効果
残された課題 12 • Cursorに与えるコンテキストを⼈⼒で選択している • これを⽣成AIがうまく拾えるようにしたい 残された課題
まとめ 13 • 課題:急速な開発によるテスト不⾜ • 対策:コンポーネントテストへのシフト • ⼿段:Cursorを活⽤したテストコード⾃動⽣成 • 成果:効率的なテスト構築と品質向上
• 展望:コンテキスト選択の⾃動化 まとめ
14 Thank you!