Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
生成AIで加速するテスト実装 - ロリポップ for Gamersの事例と 生成AIエディタの活用
Search
kinosuke01
February 16, 2025
Programming
0
230
生成AIで加速するテスト実装 - ロリポップ for Gamersの事例と 生成AIエディタの活用
https://tech.pepabo.com/2025/02/13/gamers-frontend-component-test/
より
kinosuke01
February 16, 2025
Tweet
Share
More Decks by kinosuke01
See All by kinosuke01
バックエンドエンジニアによるフロントエンドテスト拡充の具体的手法
kinosuke01
1
990
カンファレンス登壇資料を毎日読む習慣
kinosuke01
0
160
Notionで作るWebサイト「MuuMuu Sites」の裏側
kinosuke01
0
2.3k
Other Decks in Programming
See All in Programming
AWS CDKの推しポイント 〜CloudFormationと比較してみた〜
akihisaikeda
3
280
Datadog RUM 本番導入までの道
shinter61
1
290
Using AI Tools Around Software Development
inouehi
0
1.2k
生成AIコーディングとの向き合い方、AIと共創するという考え方 / How to deal with generative AI coding and the concept of co-creating with AI
seike460
PRO
1
290
エラーって何種類あるの?
kajitack
5
150
GoのGenericsによるslice操作との付き合い方
syumai
2
630
SODA - FACT BOOK
sodainc
1
960
XSLTで作るBrainfuck処理系
makki_d
0
200
ワンバイナリWebサービスのススメ
mackee
10
7.7k
Team topologies and the microservice architecture: a synergistic relationship
cer
PRO
0
640
[初登壇@jAZUG]アプリ開発者が気になるGoogleCloud/Azure+wasm/wasi
asaringo
0
130
Benchmark
sysong
0
200
Featured
See All Featured
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
134
9.3k
Scaling GitHub
holman
459
140k
Optimizing for Happiness
mojombo
379
70k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
328
39k
Automating Front-end Workflow
addyosmani
1370
200k
VelocityConf: Rendering Performance Case Studies
addyosmani
329
24k
Building Applications with DynamoDB
mza
95
6.4k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
28
3.8k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
269
20k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
331
22k
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
43
2.4k
Speed Design
sergeychernyshev
31
990
Transcript
1 ⽣成AIで加速するテスト実装 ロリポップ for Gamersの事例と⽣成AIエディタの活⽤ ホスティング事業部 kinosuke01 (⻄⽥貴之) 2025.02
⾃⼰紹介 2 • 名前: kinosuke01 (本名: ⻄⽥) • 所属: GMOペパボ
ホスティング事業部 • 職種: Webアプリケーションエンジニア • チームでわいわい仕事しています。 モノの構造を知ることが好きです。 Xでは⽇々学んだことをアウトプットしています。 ⾃⼰紹介
背景と課題 3 ロリポップ for Gamers を 2024年にリリース VPSをベースに「ゲームのマルチプレイが簡単にできる環境」を提供 背景と課題 (1)
背景と課題 4 • 急速なサービス⽴ち上げ • プロジェクト⽴ち上げから13営業⽇で初期リリース • フロントエンドテストの現状 • 単純なユニットテストのみ実装
• 不⾜していたテスト内容 • ユーザー操作(ボタンのクリックなど)で何が起こるか • APIリクエストの成功/失敗処理 • UIの更新状態 背景と課題 (2)
テスト戦略の再考 5 • コンポーネントテストへのシフト • メモリ上にコンポーネントをレンダリングし、イベントを発⽕することで、DOMにどの ような変化が発⽣したかをチェックするテスト • Testing Library
と Vitest を活⽤ • 重視すべきポイント • ユーザーのアクション検証 • API挙動のモックによるテスト • 画⾯表⽰のリアルタイムな確認 テスト戦略の再考
⽣成AIエディタの活⽤ 6 • ⽣成AIエディタを利⽤してテストコード⽣成を⾃動化 • 効率的にテストコードの拡充が可能に • 主な流れ • コンポーネントに
`data-testid` を付与 • 対象のコードと周辺情報(=コンテキスト)を提供 • プロンプトでテストコード⽣成を指⽰ • 補⾜ • この事例ではCursorを利⽤。 • おそらく、Github Copilotでも同じことができるはず..!! ⽣成AIエディタの活⽤
⽣成AIエディタ活⽤の具体プロセス 7 1. 前準備 • 前準備として data-testid(テストに⽤いるタグの識別⼦)を付与 • 以下のようなプロンプトで⽣成する ⽣成AIエディタ活⽤の具体プロセス
'@testing-library/react', 'vitest' を使⽤して、 コンポーネントのテストを書きたいです。 まずは xxx.tsx に data-testid を付与してください。
⽣成AIエディタ活⽤の具体プロセス 8 2. コンテキストの投⼊ • テスト対象となるコードと、 関連するコードを コンテキストとして追加する ⽣成AIエディタ活⽤の具体プロセス
⽣成AIエディタ活⽤の具体プロセス 9 3. プロンプトによる⽣成指⽰ • 以下のプロンプトを使ってテストコードを作成。 ⽣成AIエディタ活⽤の具体プロセス '@testing-library/react', 'vitest' を使⽤して、コンポーネントのテストを書いてくだ
さい。テストのファイルは xxx.test.tsx としてください。なお、hook は以下の例の ように、xxxApi のメソッドをモックするようにしてください。 // ここに例となるコードを記載 • 補⾜:例となるコードは直接プロンプトに書き込んだ⽅が、 意図したコードになりやすかった。
⽣成AIエディタ活⽤の具体プロセス 10 4. チューニング • ⽣成したテストケースが不⼗分だと感じるときもある。 • 以下のプロンプトを⽤いてチューニングする。 ⽣成AIエディタ活⽤の具体プロセス では、この出⼒を60点とします。60点とした時に100点とはどのようなものです
か? 100点にするために⾜りないものを列挙した後に、100点の答えを⽣成してく ださい。
成果と効果 11 迅速なテストコード⽣成 • ⼿直しがほとんど不要なコードが得られた • もりもりテストを⽣成できた 成果と効果
残された課題 12 • Cursorに与えるコンテキストを⼈⼒で選択している • これを⽣成AIがうまく拾えるようにしたい 残された課題
まとめ 13 • 課題:急速な開発によるテスト不⾜ • 対策:コンポーネントテストへのシフト • ⼿段:Cursorを活⽤したテストコード⾃動⽣成 • 成果:効率的なテスト構築と品質向上
• 展望:コンテキスト選択の⾃動化 まとめ
14 Thank you!