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Ken Kato
March 24, 2026
Technology
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Blue/Green Deployment を用いた PostgreSQL のメジャーバージョンアップ
Ken Kato
March 24, 2026
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Transcript
© 2026 Wantedly, Inc. Blue/Green Deployment を用いた PostgreSQL のメジャーバージョンアップ 第56回
PostgreSQLアンカンファレンス@オンライン March 23 2026 - Ken Kato
© 2026 Wantedly, Inc. ⾃⼰紹介 加藤 健 • ウォンテッドリー株式会社 •
インフラエンジニア • RDS・Aurora PostgreSQL や Amazon EKS の 運用
© 2026 Wantedly, Inc. 01 In-place アップグレードの課題 02 Blue/Green Deployment
のメリット 03 Blue/Green Deployment の前提条件 04 Blue/Green Deployment の注意点 05 まとめ CONTENTS
© 2026 Wantedly, Inc. In-place アップグレードの課題 • アップグレードに数分〜数⼗分かかる • 数⼗秒〜数分程度のダウンタイムが発
⽣する • 失敗する可能性がある アップグレードに時間がかかる • アップグレード後にANALYZEを実⾏す る必要がある • ANALYZEに数分〜数⼗分かかる • 失敗する可能性がある ANALYZEにも時間がかかる • メンテナンス時間が⻑い • トラブルリスクが⾼い
© 2026 Wantedly, Inc. Blue/Green Deployment とは Blue/Green Deployment では、旧バージョンの
DB(ブルー環境)から新バージョンの DB(グリーン環境)に データをリアルタイムで同期し続け、準備ができたタイミングでスイッチオーバーする。 PG13 (ブルー) PG17 (グリーン) レプリケーション
© 2026 Wantedly, Inc. Blue/Green Deploymentのメリット • スイッチーオーバーが1分未満で完了 する •
ダウンタイムを⼤幅に削減することが できる スイッチオーバーが⾼速 • アップグレードを事前に実施できる • ANALYZEを事前に実施できる 事前準備が可能 • メンテナンス時間が短い • リスクを低減できる
© 2026 Wantedly, Inc. Blue/Green Deployment の前提条件 AWS RDS /
Aurora における Blue/Green Deployment では、アップグレードの種類と DBの種類によって レプリケーション方式が異なる。 RDS Aurora マイナーバージョンアップ 物理レプリケーション 論理レプリケーション メジャーバージョンアップ 論理レプリケーション 論理レプリケーション ※ RDS のマイナーバージョンアップは物理レプリケーションで行われるため、後述の論理レプリケーション 固有の制約は発生しない。
© 2026 Wantedly, Inc. Blue/Green Deployment の前提条件 パラメータグループで以下を設定し、再起動しておく必要がある。 この設定が有効でない場合、Blue/Green Deployment
は利⽤できない。 論理レプリケーションの有効化 rds.logical_replication = 1
© 2026 Wantedly, Inc. Blue/Green Deployment の前提条件 論理レプリケーションでは、プライマリキーのないテーブルをレプリケートできない。 そのため、全てのテーブルにプライマリキーが必要。 プライマリキーがないテーブルについては、REPLICA
IDENTITY の設定が必要になる。 全テーブルへのプライマリキー設定 ALTER TABLE hoge REPLICA IDENTITY USING INDEX foo;
© 2026 Wantedly, Inc. Blue/Green Deployment の注意点 論理レプリケーションの制限として、CREATE TABLE や
ALTER TABLE などの DDL はレプリケー トされない。そのため、開発者に対して、Blue/Green Deployment 作成中はマイグレーション を⾏わないようにお願いした。 DDL 変更がレプリケートされない PG13 (ブルー) PG17 (グリーン) CREATE TABLE ALTER TABLE
© 2026 Wantedly, Inc. Blue/Green Deployment の注意点 2つの環境が同時に稼働するため、その期間のコストは通常の約2倍になる。コストを抑えるため、メンテナ ンス当日にグリーン環境を作成し、スイッチオーバー後に速やかにブルー環境を削除した。 Blue/Green
Deployment 中は約2倍のコストがかかる PG13 (ブルー) PG17 (グリーン) レプリケーション
© 2026 Wantedly, Inc. Blue/Green Deployment の注意点 (2026年3月現在)AWS RDS・Aurora の
Blue/Green Deployment には切り戻しのための機構がない。古 いブルー環境へのレプリケーションは中断され、接続情報を手動で書き換える必要がある。 スイッチオーバー後は切り戻し機構がない PG13 (古いブルー) PG17 (グリーン) レプリケーション
© 2026 Wantedly, Inc. まとめ • Blue/Green Deployment には In-place
アップグレードと比べて以下のメリットがある ◦ メンテナンス時間が短い ◦ リスクを低減できる • RDS・Aurora のメジャーバージョンアップには論理レプリケーションを用いるため、固有の制約があ る • Blue/Green Deployment を使ってみて気づいた注意点 ◦ DDL 変更がレプリケートされないので、実施中のマイグレーションを禁止した ◦ Blue/Green Deployment 中は2倍のコストがかかるので、作業を短時間に集中させることでコ ストを抑えた ◦ スイッチオーバー後は切り戻しの機構がない
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