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Datadog RUMを導入するまで

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February 18, 2026

Datadog RUMを導入するまで

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Transcript

  1. © 2026 Wantedly, Inc. ⾃⼰紹介 加藤 健 • ウォンテッドリー株式会社 •

    インフラエンジニア • 趣味はボルダリング 🧗 • Datadog 歴は2年くらい
  2. © 2026 Wantedly, Inc. 01 Datadog RUMとは 02 なぜRUMを導入するのか 03

    導入のハードル・工夫 04 まとめ CONTENTS
  3. © 2026 Wantedly, Inc. Datadog RUMとは Real User Monitoring の略で、実際のユー

    ザーのブラウザ上の挙動を収集・可視化する サービス • Session Replay でユーザーの操作を動 画のように再生できる • エラーの情報が APM の Trace と紐づく
  4. © 2026 Wantedly, Inc. 導⼊のハードル‧⼯夫 ①プライバシー対応 defaultPrivacyLevel: ‘mask’ に設定し、全 てマスキングした

    • HTMLテキスト • ユーザー入力 • 画像 • リンク マスキング 機微な情報を含むため、 Roles + Data Access Controlでアクセス権限を絞った 権限管理 defaultPrivacyLevel: | 'mask' | 'mask-user-input' | 'allow' Roles 誰がRUM機能自体にアクセスできる か Data Access Control 誰がどのRUMアプリケーションの データにアクセスできるか Data Access Controlに関しては、同僚の fohteさんの記事がおすすめ https://speakerdeck.com/fohte/data-access-control-d eshi-xian-suruyorixi-kaiquan-xian-zhi-yu
  5. © 2026 Wantedly, Inc. 導⼊のハードル‧⼯夫 ②導⼊基準 (定量) サポートの削減費⽤ > RUMの⽉額費⽤

    実際にサポートメンバーにRUMを利⽤しても らい、役に⽴ちそうか判断してもらう RUMを利⽤してもらえるよう、Enablingを 実施 • 使い⽅レクチャー会 • ドキュメント整備 • 個別ヒアリング • 実際のサポートケースにコメントする (定性) サポートメンバーへのアンケートで「導 ⼊したい」が50%以上 費⽤対効果が⾒込めるか判断するために、 RUM導⼊によるサポート⼯数の削減効果を 試算する サポートの削減費⽤ = ⼈件費 * ⽉間削減時間※ ※⽉間削減時間 = ⽉間ケース件数 * RUM活⽤ ケース⽐率 * 1ケースあたりの削減時間
  6. © 2026 Wantedly, Inc. 導⼊のハードル‧⼯夫 ③コスト最適化 RUMの費用が想定以上だったため、 Retention Filterを使ってサンプリング •

    フィルターA: エラーを含むセッションを保持する 100% • フィルターB: toC向け (ユーザーIDがない) のセッションをサンプリングする 1% イベントがフィルター Aにマッチしたら、その時点で判断され、フィルター Bに進まない つまり、エラーを含むかつユーザー IDがあるセッションは全て保持する
  7. © 2026 Wantedly, Inc. まとめ • ユーザー画面で実際にどのようなエラーが出ているのか分かるので便利 ◦ 160分/月のサポート対応時間を削減できる見込み ◦

    83%のサポートメンバーが導入したいと回答 • まずは小さく始めて、効果を測定しながら拡大していくアプローチが有効 ◦ 今後は他のプロダクトでの導入も進めていきたい 💪