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2021年1月14日情報モラル啓発セミナー講演

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June 22, 2021

 2021年1月14日情報モラル啓発セミナー講演

Decidimについて講演したものです
講演録は、https://note.com/kken78/n/nd828c4b7e82c

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kken78

June 22, 2021
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  1. コロナ時代の市民参加型民主主義 プラットフォームの実践 2021年1月14日 情報モラル啓発セミナー in 兵庫 東 健二郎

  2. ともに考え、ともにつくる。 3

  3. Code for Japanについて 4 シビックテック・アプローチ: 公共モデルを「依存」から「共創」へ Vision :ともに考え、ともにつくる社会 Mission:オープンにつながり、社会をアップデートする 市民

    行政 要望・苦情 公共サービス 市民 行政 企業 NPO 大学 テクノロジー データ活用 場づくり 課題 解決 シビックテック・エコシステム: コミュニティで築いた関係性をもとに プロジェクトを創出 C4J コミュニティ エンジニア デザイナー 公務員 自治体 省庁 研究者 会社員 NPO 企業 学生 プロジェクト エンジニア × デザイナー 自治体 × エンジニア NPO × エンジニア 学生 × 企業
  4. 5 国内外のコミュニティと連携して、交流を図る Code for All ネットワーク 国内Brigadeネットワーク Code for Americaをはじめ、世界各国

    では約30のコミュニティが活動 活動内容の共有や協働プロジェクトなど 積極的に連携 国内では、約80地域でブリゲード (Code for X)が活動 ブリゲードは独自に活動をおこないなが ら、緩やかに連携 Code for Japanについて
  5. BrigadeとしてのCode for OSAKA • メンバー ◦ ITエンジニア ◦ 行政職員 ◦

    大学教員 ◦ NPO関係者 など、約400人のコミュニティ • 大阪府との事業連携協定 ◦ 大阪府コロナ対策サイト運営 ◦ オープンデータの活用 ◦ スマートシティへの協力 6
  6. 7 東京都コロナウイルス対策サイト • 約300人のコントリビュータ ーによって開発 • 国内のすべての都道府県を含 む約70の地域版が広がる • CfJのSlackで活発な情報交換

    • 総務省と連携して、データの 標準化を推進 コロナ禍におけるシビックテック
  7. 8 民間支援情報ナビ • Covid19に関連して多数つく られた民間や国の支援策を横 断的に検索できるサイト • データは経産省が集中と標準 化、オープンデータ化を推進。 CfJでもデータ収集を実施

    コロナ禍におけるシビックテック
  8. 9 テイクアウトマップ & OPEN EATS JAPAN • 各地のブリゲードを中心に飲 食店支援を目的としたテイク アウトマップを開発

    • ブリゲードや民間企業と連携 して、飲食店情報の標準化と オープン化するプロジェクト 「Open Eats Japan」が始動 コロナ禍におけるシビックテック
  9. 10 Civictech Challenge Cup • Covid19の影響で地方の高専 生のインターン先が減少 • 就職の実績や開発経験を積む ための開発コンテストを学生

    インターンが企画 • 7月から9月にかけて、社会課 題解決のサービス開発をチー ムで競う コロナ禍におけるシビックテック
  10. 自治体 自治体 自治体 自治体 自治体 自治体 国 市民 市民 市民

    市民 市民 11
  11. 今日お話すること • 本セミナーの開催趣旨 市民による市民のための情報社会構築するために、私たち一人ひとり がどう考えてどう行動すべきかを一緒に考える • コロナ時代のスマートシティのあり方 情報モラル・リテラシーの「攻め」の側面を考える 12

  12. キーワード コロナ時代の民主主義 DIY都市 Decidim 13

  13. コロナ時代の民主主義 14

  14. SNSからオンライン型プラットフォームへ 15

  15. DIY都市 16

  16. 17

  17. 内閣府資料 18

  18. 内閣府資料 19

  19. 内閣府資料 20

  20. 内閣府資料 21

  21. 22

  22. 23

  23. スマートシティ関連の(IT)インフラ投資は、 あらたなレガシーに • 新たな実証実験バブルにしてしまって良いのでしょうか? • 最初は国から予算が出るかもしれないが、大事な運用部分の 費用はどうしますか? • 「最先端の技術」を入れれば良い?枯れた技術の方がコスト が低く済むしこなれている場合もあります。

    • 都市ごとベンダーロックインされる危険はないですか? • 長期的なサステナビリティを考えていますか? 24
  24. どんな地域に住みたいのか? から考える Photo by Gaelle Marcel on Unsplash 25

  25. 都市マネジメントを考えるのは自治体職員と住民 [内閣官房]SIP:スマートシティリファレンスアーキテクチャ より https://www8.cao.go.jp/cstp/stmain/a-guidebook1_200331.pdf まちづくりに関するコミュニケーションも、 スマートにならなくてはいけない • 一部の人の声のみ聞いていませんか? • 住民が参加できる機会はありますか?

    • まちのために手を動かす市民とつなが っていますか? • 既存のまちづくりの取り組みと連動し ていますか? • 道路や水道などのインフラ関係の部署 や、福祉関係の部署とも横断的に計画 できていますか? • NPOや社協など、既存の組織を巻き込 めていますか? 26
  26. https://note.com/hal_sk/n/nb18550eae279 27

  27. DIY都市の要件 • 幸福な街のあり方をKPIにする みんなが目指せる指標で、手段と目的を一致させる • 市民が意思決定に参加できる 多様な意見を集め、データを元に透明性を持って議論する • オープンにつくる 失敗をも学習機会に変える。世界に貢献する。仲間を作る。

    • 皆でつくる 地域や組織の垣根を超えて、協働する。仲間を作る 都市に必要なのは、プラットフォームではない 28
  28. Decidim 29

  29. 30

  30. 31

  31. 32

  32. Decidimが備える機能 戦略立案 住民参加型計画立案 討論 参加型予算編成 署名活動や市民相談受付 住民ネットワークと コミュニケーション 33

  33. https://kakogawa.diycities.jp 兵庫県加古川市で日本初導入 34

  34. 神戸新聞社説(2021年1月4日) 加古川市は昨年10月、インターネット上で市の施策に市民が意見を 投稿する仕組みを立ち上げた。住所と氏名などを登録すれば、市民以 外でもニックネームで投稿でき、投稿者同士も意見交換できる。スペ イン・バルセロナ市などは導入済みだが国内自治体では初の試みだ。 デジタル教育や快適に移動できるまち、インフラ整備など17の項目 を設け、意見を募った。学校へのパソコン支給では「目に優しいブル ーライト対策を十分に」などの意見が出た。公衆無線LAN網の整備 では、市民の質問に別の市民が答える場面もあった。 35

  35. Decidim活用に関する加古川市の考え方 岡田市長(写真右) • コロナ禍でオンラインを活用するタイミング • SNSもやっているが、市政に関心を持ってい る人としかつながれない • 最初はパブコメの拡大版として始め、まずは いろんな声を拾っていきたい

    36
  36. 加古川Decidimイベント一覧(2020年度) スマートシティ構想策定に際し、オンライン・オフラインを組み合わせて議論 10月 11月 12月 1月 2月 3月 オンライン アイデア収集

    意見収集 オフライン • 地元高校ワークショップ • 市民参加ワークショップ パブリック コメント 構 想 策 定 議 会 報 告 37
  37. 県立加古川東高校におけるDecidim活用 STEM教育の一貫で、Decidim上にスマートシティに関する政策提案 38

  38. 生徒が検討を重ね、市長に政策提案も ※加古川市ホームページより 39

  39. 市民参加によるオフラインワークショップの開催 7班に分かれて「ありたい加古川の姿」を考えるワークショップを開催 40

  40. ワークショップアンケート 満足度 100% 継続参加意欲 90% 感想自由記述 • いろいろな立場の人で話し合いができて良かった! • こんな加古川になったらいいなあと思ったから。

    • 市民から課題意識を聞くことができてよかった。 Decidim機能で実施した方がよいもの • 提案機能 • 市民同士の議論の場 41
  41. 加古川市版Decidimの概況 2021年1月5日現在 (68日間) 登録者数 196 10代参加者 約4割 コメント総数 261 市内:市外参加者

    40:60 最大コメント数 39 スマホアクセス 60% 42
  42. 登録者数の推移 10月30日公開 11月27日 アイデア収集フ ェーズ終了 11月21日 オフライン ワークショップ 12月18日 意見収集

    フェーズ終了 12月7日 意見収集 フェーズ開始 43
  43. コメント数の推移・時間帯別(平日・土日祝) 10月30日公開 11月27日 アイデア収集フ ェーズ終了 11月21日 オフライン ワークショップ 12月18日 意見収集

    フェーズ終了 12月7日 意見収集 フェーズ開始 44
  44. 時間帯別コメント数(平日・土日祝) 191 70 コメント数 45

  45. ユーザー地域属性と閲覧時間の関係 ※Googleアナリティクスより(地域正確性が不明確とされる大阪、横浜、東京23区などは除外している) 2020年10月30日~2021年1月5日 尼崎市 三木市 明石市 神戸市 姫路市 加古川市 46

  46. コメント数の多いもの GIGAスクールの推進 (デジタル教育) • 最大コメント数 39を記録 • 在校生らしき参加者 から質問・意見 災害に強いまちづくり

    • 提案型の投稿が多い • 他のコメントを見て 投稿が重なる にぎわいのあるまちづくり • オフラインワークショ ップ後に、それを発展 させる意見が多く寄せ られる 47
  47. 印象的なやりとり (おそらく)在校生の主張と感想 48

  48. 印象的なやりとり GIGAスクールの推進に関して、 アイデア収集フェーズで意見が 多数寄せられる 「視力への負担軽減策や子どもたちの 健康面に配慮した環境整備」について 基本方針へ反映 49

  49. 印象的なやりとり 役所目線と市民目線の出会い 高齢者をサービス提供先と見るか社会参加の主体と見るか 50

  50. 印象的なやりとり いわゆるカタカナ言葉に関する市民感覚 51

  51. 現時点での所感 • オフラインとオンラインの組み合わせの妙 • 「いいね!」ボタンとコメント • いわゆる「荒らし」について 52

  52. まとめ 53

  53. Philipp Foltz - www.ancientgreekbattles.net/.../Pericles.htm, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=7725777による われらの政体は他国の制度 を追従するものではない。 ひとの理想を追うのではな く、ひとをしてわが範を習

    わしめるものである。 ーペリクレスの葬送演説 トゥーキュディデース著、久保正彰 訳『戦史』(岩波文庫)より 54