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デジタル化を進めるために自治体ができること

kken78
October 06, 2020

 デジタル化を進めるために自治体ができること

奈良県のIoTデータ活用先進地域推進研究会でお話したスライドです。

文字起こしはこちら
https://note.com/kken78/n/n6a8573a50ecd

kken78

October 06, 2020
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Transcript

  1. 企業におけるデータ利活用状況
 • 令和2年度・情報通信白書 p.216〜p.233
 • 企業の「AI-Ready」の進展度が分かる
 • 管理職はこれを見て、自組織を評価する必要
 ◦ データ活用の現状
 ◦

    DXの取組
 ▪ ICT化に関連する業務慣行の改善 
 ▪ ICT化に関連する職場組織に関する取組 
 ▪ データに基づく経営
 ◦ 今後のデータ活用の見通し 

  2. Are You GovTech-Ready?
 • 改めて「第3のプラットフォーム」議論を振り返る
 • GovTechは特殊領域ではない
 ◦ システムを作ることではなく、サービスをよくする
 ◦

    サービスが行われる仕組みに仕事を合わせていく
 ◦ 今の仕事に仕組みを合わせてはいけない
 ▪ RPAの活用はRPAツール活用ではなく、フロー管理
 ◦ データ・システム << サービス << ガバナンスが必要
 • 政策分野別にGovTech-Readyのレベル感を知る

  3. GovTechは、スピードが一番
 • 「早く失敗して、経験値と実感を得ること」こそが価値
 ◦ 後発になれば、だんだん失敗できなくなる
 ▪ 複雑性の増大
 • 見えてくるものが増えると意思決定しにくくなる
 ▪

    投資判断の難しさ
 • 財源調達(協業企業、国・県など)
 ◦ 失敗は、なかなか共有されず分からない
 ▪ 「きれいに見せよう」とすることから自由になろう
 ▪ 「失敗していいよ」は上役(究極は、首長)しか言えない

  4. GovTechは、スピードが一番
 • とはいえ、何をやればいいかは割と正解ルートがある
 ◦ 「意思決定の速さ」を買う(連れてってもらう)
 ▪ LINE
 ▪ graffer+kintone
 ▪

    xID など
 ◦ 既存ベンダーとの付き合い方を考え直す
 ▪ 意思決定の遅さに引きずられない
 ▪ 上記のようなプレーヤーを通じて連携する
 ▪ 既存SYSの更新が、いよいよ必要に
 ▪ 次の5年を今から考える=各地域における保守業務が困難になっていくこ とを想定しておく

  5. シビックテック・アプローチ:
 公共モデルを「依存」から「共創」へ
 
 
 市民 行政 要望・苦情
 公共サービス
 市民 行政

    企業 NPO 大学 テクノロジー
 データ活用
 場づくり
 課題 解決 シビックテック・エコシステム:
 コミュニティで築いた関係性をもとに
 プロジェクトを創出
 
 
 C4J コミュニティ
 エンジニア
 デザイナー
 公務員
 自治体
 省庁
 研究者
 会社員
 NPO
 企業
 学生
 プロジェクト
 エンジニア × デザイナー 
 
 自治体 × エンジニア 
 
 NPO × エンジニア
 
 学生 × 企業
 オープンにつながり、社会をアップデートする