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AWS_Amplify_AI_Kitで始めるRAGアプリ開発.pdf

Takenoko
March 16, 2025
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 AWS_Amplify_AI_Kitで始めるRAGアプリ開発.pdf

Takenoko

March 16, 2025
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  1. ✓ AWS Amplify AI kitの概要 ✓ AWS Amplify AI kitを使ったRAGの作り方

    ✓ 実際にRAGアプリを作ってみた 本日お話しすること
  2. AWS Amplify AI kitとは • 2024年11月頃に一般公開された AWS Amplify の機能の1つ •

    Amazon Bedrock と連携したアプリを構築できる機能を提供 ➢ フロントエンドのUIコンポーネント ➢ Bedrockを呼び出すバックエンドAPI ➢ フロントエンドとバックエンドを繋ぐ処理
  3. AWS Amplify AI kitが提供する主な機能 AI kitは、以下の2種類の機能を提供 機能 概要 ユースケース Conversation

    リアルタイムに複数回の会話のやり取り(マルチターン)を 考慮したAI機能を提供 英会話のレッスンなど 対話型のアプリ Generation 指定した定義に従って構造化されたデータを同期的に 生成するAI機能を提供 文章の要約や画像生 成など Conversionの場合、裏ではConverse APIが呼ばれます。 Converse APIは、異なる基盤モデル(Claude、Cohereなど)を統一的なインターフェースで利用できます。
  4. Tool useからKnowledge Baseを呼ぶ • Tool useは、LLMにプロンプトと一緒にツールを渡すことで、LLMの能力 を拡張する機能 • クエリツールを使用し、Knowledge BaseのAPIを呼ぶことでRAGを実

    現する 機能 概要 モデルツール Amazon DynamoDBのレコードをツールとして使用します クエリツール AWS AppSync のAPIを呼び出した実行結果をツールとして使用する Generation AWS Lambdaを呼び出した実行結果をツールとして使用する
  5. 現状の課題 1. RAGの精度向上が必要 • 例えば、100文字入れたら100文字でベクトルDBに検索かけてるので、分割したい • Bedrock Knowledge Baseの設定もほぼデフォルトなので… 2.

    ユーザー意見の収集が必要 • 実際に使ってもらって、精度や改善項目について、アンケートしたい。 • アンケートの結果をもとに、改善したい。このサイクルを回したい。
  6. まとめ 1. RAGの精度改善やUXなどに注力できる RAGアプリの立ち上げまでは爆速で出来る! (業務後に2日ほどで出来た) 2. 他AWSサービスとの親和性がある Cognitoと組み合わせて手軽に認証機能を入れられるなど、Amplifyならではの良さがある! 3. UIデザインの融通は効かず、カスタマイズが難しい

    提供されるUIコンポーネントは、チャットアプリ形式なので、同じUIに引きずられる 4. バグがあると追うのが大変 (個人差あり) 良くも悪くもロジックが隠蔽されてるので、不具合っぽい動きの時、どこから追ってよいのか、わかりにくい。