Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
8年運用しているCakePHPのECサイトをLaravelにリプレイスした一年後の話
Search
Shinpei.Kondo
December 14, 2020
Technology
1
410
8年運用しているCakePHPのECサイトをLaravelにリプレイスした一年後の話
2020.12.12 PHP Conference Japan 2020 Re:born
Shinpei.Kondo
December 14, 2020
Tweet
Share
More Decks by Shinpei.Kondo
See All by Shinpei.Kondo
OpenSearchを使って ごちクルの検索画面を爆速にする
konpay
0
550
Other Decks in Technology
See All in Technology
サイバーセキュリティと認知バイアス:対策の隙を埋める心理学的アプローチ
shumei_ito
0
380
テストコード品質を高めるためにMutation Testingライブラリ・Strykerを実戦導入してみた話
ysknsid25
7
2.6k
安心してください、日本語使えますよ―Ubuntu日本語Remix提供休止に寄せて― 2024-11-17
nobutomurata
1
990
透過型SMTPプロキシによる送信メールの可観測性向上: Update Edition / Improved observability of outgoing emails with transparent smtp proxy: Update edition
linyows
2
210
IBC 2024 動画技術関連レポート / IBC 2024 Report
cyberagentdevelopers
PRO
0
110
[FOSS4G 2024 Japan LT] LLMを使ってGISデータ解析を自動化したい!
nssv
1
210
B2B SaaSから見た最近のC#/.NETの進化
sansantech
PRO
0
750
ドメイン名の終活について - JPAAWG 7th -
mikit
33
20k
これまでの計測・開発・デプロイ方法全部見せます! / Findy ISUCON 2024-11-14
tohutohu
3
370
10XにおけるData Contractの導入について: Data Contract事例共有会
10xinc
6
620
社内で最大の技術的負債のリファクタリングに取り組んだお話し
kidooonn
1
550
The Role of Developer Relations in AI Product Success.
giftojabu1
0
120
Featured
See All Featured
Designing the Hi-DPI Web
ddemaree
280
34k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
327
38k
Building Adaptive Systems
keathley
38
2.3k
Fontdeck: Realign not Redesign
paulrobertlloyd
82
5.2k
Designing for humans not robots
tammielis
250
25k
Adopting Sorbet at Scale
ufuk
73
9.1k
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
665
120k
GraphQLの誤解/rethinking-graphql
sonatard
67
10k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
52
4.9k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
65
4.4k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
232
17k
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
22
3.1k
Transcript
8年運用しているCakePのECサイトを Laravelにリプレイスした一年後の話 スターフェスティバル株式会社 近藤 心平
❏ 近藤 心平 ❏ スターフェスティバル株式会社 ❏ 「ごちクル」というサイトを運営しています ❏ 山登りと長いSQLを書くのが好きです 自己紹介
とは 法人向けのお弁当・ケータリングの デリバリーサービス https://gochikuru.com/
2019年に大掛かりなリプレイスをしました。
どのようなリプレイスをしたか ❏ CakePHP 2系 → laravel 5系 ❏ jQuery 1.10系
→ Vue.js 2.6系 ❏ データベースはそのまま利用
どのようなリプレイスをしたか ❏ 開発・検証期間が10ヶ月と長丁場になった ❏ 複雑に入り組んだビジネスロジックの理解 ❏ 新しい技術の学習コスト ❏ サイトが実用に耐えられないくらい重い
リリースから1年後、僕たちはこうなりました。
エンジニアの変化
この処理は何がしたいんだ・・・? どうやってやるんだ・・・? っていうものが激減。 良かった点 ❏ ドキュメントが比較的書かれてて助かる ❏ チケット & git
history がしっかり残っている ❏ laravelもVueも世間に新しい知見がいっぱい
悪かった点 ❏ 残っているレガシー ❏ 使い回したデータベース これによって生まれる 複雑なシステム
悪かった点
この状態を脱却できていないなう
社内の変化
良かった点 ❏ ビジネスの分離 ❏ エンジニア/デザイナー/ディレクターの責任範囲が明確 ❏ 運用コスト↓ ❏ キレイなデザインで使いやすいUI ❏
使いやすいUIはお客様に説明しやすい ❏ 美味しそう。シズル感↑
悪かった点 ❏ データ周りの整備ができていない ❏ 古い知識が必要な場合もある ❏ 知ってる人を探さないといけない ❏ 「なんでこうなってんの?」って言われる(知らないっす 課題が残った。
まとめ
まとめ ❏ リプレイスして良かった。 ❏ 運用コストが下がったのは本当に大きい。 ❏ エンジニア以外の人にも恩恵が多かった。 ❏ 課題が整理された。 ❏
その反面、残ったレガシーで苦しんでいる。 ❏ これからも立ち向かうだけ。
「Re:born」したと思ったけど 何度でも「Re:born」していくぜ
ありがとうございました! ※爆破の達人、募集してます!