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論文サーベイ NVIDIA SIMNET™: AN AI-ACCELERATED MULTI...

論文サーベイ NVIDIA SIMNET™: AN AI-ACCELERATED MULTI-PHYSICS SIMULATION FRAMEWORK

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Takanori Kotama

June 17, 2025
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  1. SimNetの概略 • SimNetの重み付け関数𝜆は下記に示す符号付き距離関数(SDF) を使用する。 • 入力領域𝐷の部分集合𝐷𝑥 とその領域境界𝜕𝐷𝑥 ⊆ 𝜕𝐷を用いてSDFは下記 の式に表される。

    • 関数𝑑(𝑥𝑠 , 𝜕𝐷𝑥 )は𝑥𝑠 と𝐷𝑥 上の最近傍点とのユークリッド距離を返す関数 である。 • 本実験では𝐷𝑥 = 𝐷かつ𝜕𝐷𝑥 =𝜕𝐷とする。 • SDFを導入することで極端に高い勾配を持つ急カーブ領域の影響を緩 和し、収束性と予測精度を向上させる
  2. 改変型フーリエ特徴量ネットワーク • フーリエ特徴量ネットワークを改良して学習されたフーリエ変 換を各層に2つの写像を用いて導入する手法 • 𝑊𝑇1 , 𝑊𝑇2 , 𝑏𝑇1

    , 𝑏𝑇2 は学習可能なパラメータ。 • ある周波数要素の𝑇1 , 𝑇2 要素の写像をどの割合で足し合わせるかを学習 している
  3. Sin型表現ネットワーク • 全ての層でsinを活性化関数とすることで前述のモデル達と同様 にフーリエ変換を擬似的に再現 • 全ての重みを一様分布𝑊𝑖 ∼ 𝑈(− 1 𝑑𝑖−1

    , 1 𝑑𝑖−1 )で初期化する。 • これによりsin関数への入力は正規分布に従い、sin関数の出力はarcsin に従うようになる。 • このような制限されたアーキテクチャがモデルの収束を早めることが 出来る。