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DR_disaster_recovery_環境について考えていますか_.pdf
koyapig
August 06, 2019
Technology
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DR_disaster_recovery_環境について考えていますか_.pdf
koyapig
August 06, 2019
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Transcript
DR(disaster recovery)環境について考え ていますか? OiStudy #2 - パルシステムさんとオイラ大地
自己紹介 子安 正史(Masashi Koyasu) @koyapig オイシックス・ラ・大地株式会社 Oracle / MySQL / PostgreSQL /
その他 DBA 4年 ~ SRE 2年 ~
DR(disaster recovery)を考えてる人?
本日の流れ 1. 伝えたいこと 2. DRとは 3. DRの必要な理由 4. DRのメリット 5.
DRのデメリット 6. やろうとしていること 7. 今の環境 8. 今の課題 9. 新しい環境 10. 運用 11. メリット 12. これからのこと
伝えたいこと • DRについて • DRを準備することで得られるメリット • 今回採択したツール使ってできること • Oracle Cloudを使ったクラウド環境の構成案
• Oracle Cloudって安いよね?(個人の見解) • OisixにはちゃんとSREがいますよー!
DR(Disaster Recovery)とは 事業継続マネジメントにおける概念のひと つで、災害などによる被害からの回復措 置、あるいは被害を最小限に抑えるための 予防措置のことである 引用)Wikipedia:ディザスタリカバリ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B6%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A B%E3%83%90%E3%83%AA
DRが必要な理由 ❖ 自然災害や火災などによる災害時の早期復旧のための対策 ❖ 災害時にデータの欠損がないようにするための対策 ❖ RPO、RTPなどの指針を決めるため ❖ お客様への影響を最小限に抑えるため
DRのメリット ❖ 障害復旧が容易になる ❖ 障害の影響を最小限に抑えられる ❖ 指針を決めることによりシステムの信頼性が上がる
DRのデメリット ❖ 採択したDRソリューションによっては結構コストがかかる ❖ 導入コストや運用コストの費用対効果が見えにくい
やろうとしていること DR(Disaster Recovery)環境の刷新 DRで得たソリューションによる、新たな システム作り
今の環境 - 今のDR環境 DC(本番) amazon S3 archive Logs Full Backup
File 一時領域 AWS EC2(DR) archive Logs ECサイト 基幹システム 共通基幹システム
今の環境 - システム全体像 DC(本番) On-Premise ECサイト 基幹システム 共通基幹システム • ECサイト、基幹システム、共通基幹システム...etcを自社構築・運営
• サーバー台数は主要サーバーだけで20数台 • 基本全ての処理をOracle Databaseが担っている
今の課題 ❖ DR環境って本番環境と同等構成になってるかな ❖ DBの差分同期がちょくちょく失敗するんだよな ❖ このDBちゃんとOPENできるのかな ❖ 一度OPENした後のDR環境の戻し時間かかるな ❖
運用が手動で、属人化しているから負担がすごいな ❖ あれ、DRとして動かしたの見たことないぞ
今の課題 不安要素の塊
新しい環境 - ツール ❖ クラウド環境 ➢ Oracle Cloud Infrastructure ▪
Compute • 各仮想マシンを構築 ▪ Bare Metal, VM, and Exadata • DBを構築 ❖ Oracle向け災害対策ソフトウェア ➢ Dbvisit Standby
刷新後の環境 - DBVisit Dbvisit社が提供しているOracle Database向けディザスタリカバ リソフトウェア 今回は総代理店のInsight Technology様から購入・サポート Enterprise EditionのData
Guardの代替案として作られたソフト ウェア。機能は充実しており、従来のOracle製品に比べ安価で導 入可能。
運用 ❖ 本番DB(RAC構成) -> シングルインスタンスのDBを構築 ❖ 操作ミスによるデータ削除にも対応できるよう、遅延レプリケー ションにて同期を実施 ❖ 定期的に、同期を停止し読み取り専用でOPENしてデータを確
認する。 ❖ 定期的に、DRを想定したテストを実施する。
運用 - 既存運用との比較 DBVisit 既存(AWS) フル同期 GUIにて各設定を入れて実行 ・フルバックアップを取得 ・フルバックアップ配置サーバーに転送 ・既存のDBを削除(DROP
DATABASE) ・フルバックアップからDBを作成(alter database,alter recover database) 差分同期 スケジュール実行。 また、未適用のアーカイブログ を自動検知 ・アーカイブログを取得 ・アーカイブログ 配置サーバーに転送 ・アーカイブログ を適用(recover database) ・Shell & cronいてスケジューリング 運用 ・同期を停止し、読み取り専用でOPEN ・再度同期状態に戻すことが可能 ・同期を停止し、DBをOPEN(alter database open resetlogs) ・再度フルバックアップ の適用から実施
メリット ❖ コスト削減できる ❖ Oracleとの互換性が高い ❖ Cloudなのでスケールアップ・スケールアウトが容易 ❖ 運用面が改善される
参考までに 環境 既存DR環境 新規DR環境 差分(新規 - 既存) サーバー ***** *****
▼30% DB ***** ***** ▼51% Dbvisit(ライセンス) - ***** ▲ Dbvisit(保守費用) ***** ▲ その他 - - - 合計 ***** ***** ▼19%
これからのこと 本番環境のOracle Cloudへの移行 Oracle Cloudでk8s動作環境を構築
伝えたいこと • DRってなんだっけ! • DRを準備することで得られるメリット • Oracle Cloudを使ったクラウド環境の構成案 • 今回採択したツール使ってできること
• Oracle Cloudって安いよね?(個人の見解です) • OisixにはちゃんとSREがいますよー!
伝えたいこと Oisixには 子安がいますよー!
ご静聴、ありがとうございましたm(._.)m