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OSS/linux on Azureの活用方法と勘所

OSS/linux on Azureの活用方法と勘所

2016/06/03 ミラクル・リナックス社主催「OSSエンジニアが語る!Azure ✕ DevOpsで変化に強いシステムを作る」でお話しさせていただいたスライドです。
AzureにおけるOSS関連機能と、LinuxやOSSからAzureを利用することについてご紹介させていただきました。

Kuniteru Asami

June 04, 2016
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Transcript

  1. 24/365 運用監視 Microsoft Azure 自動管理 障害対応 Services of Cloudlive ASP.NET

    開発 OSS 開発 / 構築 スマートフォン iPhone, Android Windowsアプリ 開発 データセンター移行 AWS → Azure ハイブリッドクラウド オンプレミス ⇔ Azure エンタープライズ Active Directory Java, Oracle 動画配信
  2. Agenda • Azure から提供される OSS 関連機能 • OSS 環境からの Azure

    の利用 • Windows や .NET に関するものなど、 Microsoft 系の OSS については基本的には ここでは扱いません。
  3. プラットフォーム サービス インフラストラクチャ サービス Web Apps Mobile Apps API Management

    API Apps Logic Apps Notification Hubs Content Delivery Network (CDN) Media Services BizTalk Services Hybrid Connections Service Bus Storage Queues ハイブリッド 運用 Backup StorSimple Azure Site Recovery Import/Export SQL Database DocumentDB Redis Cache Azure Search Storage Tables Data Warehouse Azure AD Health Monitoring AD Privileged Identity Management Operational Analytics Cloud Services Batch RemoteApp Service Fabric Visual Studio App Insights Azure SDK VS Online Domain Services HDInsight Machine Learning Stream Analytics Data Factory Event Hubs Mobile Engagement Data Lake IoT Hub Data Catalog セキュリティ と管理 Azure Active Directory Multi-Factor Authentication Automation Portal Key Vault Store/ Marketplace VM Image Gallery & VM Depot Azure AD B2C Scheduler
  4. App Service http を中心としたPaaS –Web アプリ –モバイルのバックエンド –Rest API –etc...

    ベースは Windows + IIS App Service で 実行環境が提供されているランタイム、 サーブレット コンテナ Web Apps, Logic Apps API Apps, Mobile Apps WordPress や moodle などの Web アプリケーション構築済みの Web サイトも作成可能
  5. URL Rewrite Apache の mod_rewrite の設定を IIS Manager を利用して IIS

    用に変換するこ とができる – Windows や IIS 環境がない場合は、 Azure に Windows Virtual Machine を作り、IIS をインストールすればよ い
  6. Azure Virtual Machine IaaS として提供される サービス –AWS EC2 に相当 •

    『仮想マシン』とも 呼ばれる • イメージが公開されている Linux ディストリビューション(など) WordPress や Drupal、Cassandra や Tomcat など、アプリケーション やミドルウェアがインストール済み のイメージも用意されている etc...
  7. Virtual Machine の勘所 #1 • Microsoft Hyper-V 上で動いている – オンプレミスの

    Hyper-V から容易に移行できる – VMware や物理マシンからは、Azure Site Recovery を利用 して移行できる • ディスクは Azure Storage 上の vhd ファイル – Standard Storage だとディスク I/O が遅い • Premium Storage を利用することで解決 – 利用するインスタンスサイズに応じて、ディスク トラフィッ クの帯域幅に制限がある
  8. Virtual Machine の勘所 #3 • /mnt/resource ディレクトリにはテンポラリディスクがマウントされている • 再起動でデータが消える •

    A シリーズはハードディスク、D・G シリーズは SSD • マウントポイントの変更は /etc/waagent.conf で可能 • デフォルトでは swap 領域がない – /etc/waagent.conf で設定することでリソースディスク (/mnt/resource) に swap ファイルが作 成される • /etc/fstab へのデバイス指定はデバイス名(/dev/sdc1 など)ではなく UUID で • root 権限が必要な操作は、sudo で – どうしても root になりたいときは、sudo su - • 固定 IP にしたいときは、Azure の設定で行い、Linux 内では dhcp としておくこと • 起動時のコンソール出力 • Azure Backup で、ディスクイメージのスナップショット取得
  9. Azure Storage 共有ストレージ サービス – Disk Storage(Page BLOB) • Virtual

    Machine のディスクと なる vhd ファイルを保存する – BLOB Storage(Block BLOB) • ファイルを保存する – 通常のものに加え、 Append BLOB(追記型)、Cool BLOB(低アクセス頻度のデータ 用) – File Storage • CIFS により共有ディスクとしてマウント できる – Table Storage • Key Value Store(KVS) – Queue Storage • メッセージ キュー
  10. Storage の勘所 #2 決められたデータセンターに非同期複製し、 複製先でも 3 重に保持(GRS、RA-GRS) – vhd ファイル単位でコピーの一貫性が保たれる

    – lvm や md で複数のディスク(vhd)をストライプやミラーすると、複製先で不整合が発生する 可能性がある 西日本 東日本 Replication
  11. Storage の勘所 #3 速い Premium Storage と 安い Standard Storage

    プラン Standard Storage Premium Storage P10 P20 P30 最大 ディスクサイズ 1,023 GB 128 GB 512 GB 1,024 GB 月額 ¥5.10/GB~ ¥2,102.22 ¥7,807.08 ¥13,787.34 ディスクあたり のIOPS 500 500 2,300 5,000 ディスクあたり のスループット 60 MB/sec 100 MB/sec 150 MB/sec 200 MB/sec ▪ Disk Storage の場合の比較(2016/06/03 現在)
  12. Azure Redis Cache KVS の一種である Redis サービス –永続化モード • なし(キャッシュのみ)

    • RDB(スナップショット) • AOF(追記方式)は対応予定(2016/06/03現在) –App Services からは Memcached のふりをする ことも可能
  13. Azure Storage ツール • Microsoft Azure Storage Explorer(Linux/Mac) –http://storageexplorer.com/ •

    Cyberduck(Mac OS) –https://cyberduck.io/ • Azure CLI コマンド –azure storage コマンド
  14. Azure SQL Database クラウドネイティブな Database as a Service –SQL Server

    互換 –高可用性、耐障害性 –世界中に簡単に レプリケーション –高度なセキュリティ SQL DB
  15. Azure SQL Database の構成 読み取りは Primary のみで完了 書き込みは Secondary への

    伝播を確認してから完了 論理データベース Write Write Ack Ack Read value write Ack ミッション クリティカルを支える機能  99.99% の可用性  障害の検知  フェールオーバー  新しいレプリカの作成  データの同期  一貫性の確保
  16. Azure SQL Database の構成 読み取りは Primary のみで完了 書き込みは Secondary への

    伝播を確認してから完了 論理データベース Write Write Ack Ack Read value write Ack ミッション クリティカルを支える機能  99.99% の可用性  障害の検知  フェールオーバー  新しいレプリカの作成  データの同期  一貫性の確保
  17. Azure SQL Database の利用 プログラムからのアクセス – Java • Microsoft JDBC

    Driver for SQL Server(Type 4) – Python • pymssql – node.js • Tedious – PHP • Microsoft ODBC Driver for SQL Server on Linux • Microsoft Driver for PHP for SQL Server(Windows) https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/sql-database-develop-java-simple/
  18. Azure SDK for {language} 各言語向け SDK –Azure Storage や Azure

    ADなどの利用 –Azure の管理 https://azure.github.io/projects/sdks/
  19. Azure 利用におけるポイント • Azure 特有の機能を積極的に利用しましょう –開発・運用・保守の容易化・自動化が進み、 コスト削減につながります • 単一障害が発生しても問題ない構成にしましょう –クラウドであってもハードウェアは壊れます

    –Azure では積極的にメンテナンスを行ってくれるため、 その際にサーバーの停止を伴うことがあります 単一障害を回避できない構成になっていると、思わぬ サービス停止などを招く可能性があります
  20. Azure 技術コンサルティング ライト版* 当 セ ミ ナ ー 参 加

    者 様 限 定 お申し込み、お問い合わせ先 Cloudlive 株式会社 mailto:[email protected] subject: Miracle Linuxセミナー無償コンサルキャンペーンについて 次ページ Azure 技術支援サービスと同等のものを 1 時間 x 1 回 提供 * 弊社および弊社グループとお取引のない新規のお客様に限らせていただきます 申込期限 2016/06/10
  21. Microsoft Azure 技術支援サービス “お打ち合わせ” および “メール” による Microsoft Azure の技術コンサルティングを提供

    • お客様のシステムに最適な Microsoft Azure における構成のご提案 • Microsoft Azure に関するお客様の技術的な課題の解決 • Microsoft Azure 技術サポート • その他 Microsoft Azure に関すること ▲ 事前打ち合わせ お見積りなど ▲ お打ち合わせ ▲ お打ち合わせ ▲ お打ち合わせ ▲ お打ち合わせ 資料など情報をいただく メールサポート メールサポート メールサポート メールサポート 4週目 3週目 2週目 1週目 ▲ クロージング サービス実施スケジュールの例 サービス適用事例 • ゲーム会社様 ソーシャルゲーム開発 • 玩具メーカー様 販売管理戦略データ解析 • SIer様 保険業向けシステム新規構築 • SIer様 運輸業向けシステム追加開発 • SIer様 金融業向けアーキテクチャ設計 • ISV様 パッケージソフトウェア Azure 対応 • ISV様 パッケージ SaaS 化 • Azure パートナー様 Azure R&D 部門 • etc… Azure選任担当者がいない プロジェクトチームに最適