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NFTコンテンツでオリジナルグッズ作成を支える技術
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Yuta Kurotaki
July 06, 2022
Technology
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170
NFTコンテンツでオリジナルグッズ作成を支える技術
2022.06.29 GMOインターネットグループ技術発表会
Yuta Kurotaki
July 06, 2022
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Transcript
NFTコンテンツでオリジナルグッ ズ作成を支える技術 黒瀧悠太 / GMO PEPABO inc. 2022.06.29 GMOインターネットグループ技術発表会 1
2 自己紹介 SUZURI事業部 シニアエンジニアリングリード 2012年 新卒入社 黒瀧 悠太 Yuta Kurotaki •
SUZURI と ペパボ3推進室 • eth.rbのメンテナンスをやっています • 横浜国立大学理工学府博士課程 学生 ◦ ウェアラブルデバイスの研究 • Twitter : @kurotaky
イベント告知 イベント告知 2022年7月11日にWeb3のイベントがあります。 ぜひご参加ください! 参加はこちらから! https://fgnft02.peatix.com/ ここに注釈を入れることができます 3
4 アジェンダ 1. 今回の機能について 2. MetaMaskとの連携について 3. ユーザーインターフェースのデザイン 4. 法務面で工夫したこと
5. これから考えていること
1. 今回の機能について 5
今回の機能について 6 NFTコンテンツからオリジナルグッズが作成・販売できるようになりました!
7 今回の機能について
8 今回の機能について MetaMaskと接続する NFTコンテンツ一覧を表示、アイテム作成へ
2. MetaMaskとの連携について 9
MetaMaskとの連携について 10 MetaMaskとは Ethereumを用いる分散型アプリケーション (DApps)向けのブロックチェーンウォレット
11 MetaMaskとの連携について ブラウザにMetaMaskがインストール済みの場合に機能を利用できる MetaMaskへの接続
12 MetaMaskとの連携について 0xから始まるイーサリアムのアドレスは公開されているた め、他人のアドレスも提出できてしまう nonceを付与したメッセージに対して署名の要求を行い、 サーバーサイドで検証 personal_sign (EIP-191) で署名 SUZURIのサーバーサイドはRubyとRailsなので
https://github.com/q9f/eth.rb を利用した Eth::Signature.verify(message, signature, address) 本人かどうかの検証
13 MetaMaskとの連携について OpenSeaのAPIとMoralisのAPIを使用 OpenSeaのAPIはお問い合わせすると API Keyを発行してもらえます NFTを取得する
14 MetaMaskとの連携について MetaMaskと接続する NFTコンテンツ一覧を表示 MetaMask接続からNFTコンテンツ一覧表示まで
3. ユーザーインターフェース のデザイン 15
ユーザーインターフェースのデザイン 16 Nachiguro SUZURIのデザインシステム「Nachiguro」の活用 ReactのComponentと組み合わせて画面を構築 SUZURIで一貫したユーザー体験を提供できる
17 ユーザーインターフェースのデザイン NFT周りのアイテム作成において、制作者ではな い場合は制作者に利用許諾を得ている必要があ る 権利侵害を防ぐための工夫として確認ダイアログ からアイテムの作成に進むようにした 確認ダイアログ
4. 法務面で工夫したこと 18
法務面で工夫したこと 19 利用規約 技術的観点と法的観点からの議論を重ね、 “第9章 NFTコンテンツの取扱い” について記載した https://suzuri.jp/terms ペパボテックブログの記事もぜひ合わせてお読みください! https://tech.pepabo.com/2022/06/28/suri3/
5. これから考えていること 20
21 これから考えていること • Ethereum以外のチェーンに対応 • MetaMask以外のウォレットに対応 • もっと多くのNFTクリエイターとそのファンの方に使ってもらいたい • そのための二次流通の仕組みなどを整備中
これから
22 Thank You! Thank You! ありがとうございました