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XPの幾何学的構造 #xpjug / XP Geometry Structure

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September 18, 2021

XPの幾何学的構造 #xpjug / XP Geometry Structure

XPの書籍を読んだことはあるし、各種プラクティスをやったことはあるけど。っていう人間がXPを理解しようとつとめてわかったことを発表しようとおもいます。クリストファーアレグザンダー著のNature Of Orderからヒントを得て、XPをアレグザンダー的にひもといてみるという試みです。わたしがXPからどのような影響をうけているのかもわかってきました。

XPという「社会変革ムーブメント」における「生命構造」を「15の幾何学的特性」と共に理解し、XPの価値、原則、パタンの構造やプロセスの美しさを見ていきます。そうして私が感じたXPをより発展させたいがための私としてのアイディアを提案させていただきます。

https://confengine.com/conferences/xp2021/proposal/15493/xp

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kyonmm

September 18, 2021
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Transcript

  1. kyon_mm XPの幾何学的構造 kyon_mmはいかにXPを勘違いしているのか

  2. 2 kyon_mm デロイトトーマツコンサルティング合同会社 執行役員 アジャイルコーチ、アーキテクト 新規事業、MaaS、大規模アジャイル、研修 筑波大学 enPiT2 15分スプリント、フラクタルスプリント クリストファー・アレグザンダー

  3. XPは3つの概念で整理されている それぞれなにがあるか覚えていますかね? 価値 原則 プラクティス

  4. 価値 5つの価値 • コミュニケーション • シンプリシティ • フィードバック • 勇気

    • リスペクト
  5. 原則 14の原則 • 人間性 • 経済性 • 相互利益 • 自己相似性

    • 改善 • 多様性 • ふりかえり • 流れ • 機会 • 冗長性 • 失敗 • 品質 • ベイビーステップ • 責任の引き受け
  6. プラクティス コアプラクティス • 全員同席 • チーム全体 • 情報満載のワークスペース • いきいきとした仕事

    • ペアプログラミング • ストーリー • 週次サイクル • 四半期サイクル • ゆとり • 10分ビルド • 継続的インテグレーション • テストファーストプログラミング • インクリメンタルな設計
  7. エクストリームプログラミング Kent Beck

  8. プラクティス 導出プラクティス • 本物の顧客参加 • インクリメンタルなデプロイ • チームの継続 • チームの縮小

    • 根本原因分析 • コードの共有 • コードとテスト • 単一のコードベース • デイリーデプロイ • 交渉によるスコープ契約 • 利用都度課金
  9. プラクティスを持ちながら原則に沿って歩むことで価値に辿りつく XPのプラクティスは原則と接合しなければいけない エクストリームプログラミング Kent Beck

  10. エクストリームプログラミング Kent Beck 価値とプラクティスの間には、大きな隔たりが ある。価値は普遍的なものである。仕事で大切 にしている価値は、普段の生活で大切にしてい る価値と同じであることが理想的だ。一方、プ ラクティスは状況によって大きく異なる。

  11. エクストリームプログラミング Kent Beck たとえば、プログラミングがうまくいっているかどう かのフィードバックが欲しいときは、ソフトウェアの 継続的なビルドやテストに意味がある。だが、いつオ ムツを替えるべきかのフィードバックが欲しいとき に、「継続的なビルドやテスト」があっても意味はな い。2つの活動は関与するフォースが違うからだ。

  12. エクストリームプログラミング Kent Beck オムツ交換のフィードバックが欲しいなら、交換作業 が終わってから赤ちゃんを持ち上げて、オムツがズ レていないかを確認する必要がある。作業中に継続 的に確認することはできない。オムツ交換とプログ ラミングの2つの活動では、「フィードバック」の価 値の表現が大きく異なるのだ。

  13. None
  14. None
  15. Nature Of Order Book1 階層をなす層が「センター」の深い感情と強さをうみ出 し、深い「センター」は内宮の心臓部に現れます。それは 入れ子によって生成された「場」の効果からうまれます。

  16. Nature Of Order Book1 15 の特性は芸術作品で表現されるような単に目に見えるようなものだけではあり ません。第3章と第4章で提案した理論に基づけばれらの特性こそ世界の至るとこ ろにある「全体性」が存在するための基本と見なされなければなりません。それ 故にこれらの特性は、あらゆるシステムの生成と創造の中心になっている「生 命」の現象の根本となっているに違いないのです。

  17. 「生命構造」をもつ「センター」たちによる全体や部分が全体性を保 っており、それらを保つようなプロセスによって私達の世界は生き生 きとしている • 全体性 • パタン • センター •

    生命構造 • 15の幾何学的特性 • 生命構造保存プロセス
  18. Nature Of Order Book1 1.「センター」は空間的に生成される 2. それぞれの「センター」は他の「センター」 の形体配置によって決まる

  19. Nature Of Order Book1 3.それぞれの「センター」は「生命」や強度を持つ。さしあたって、この「生命」 が何であるのかはわからない。しかし、「センター」の「生命」は他の「センタ ー」の「生命」に依存していることはわかる。この「生命」や「強度」は「セン ター」自身が持つ生まれつきのものではないが、「センター」が生じるときに存 在する配置関係に由来する要素である

  20. Nature Of Order Book1 4.「センター」の「生命」や「強度」は、隣接する「センター」の位置関係 や強度によって増大したり減少したりする。結局、「センター」は、それ らがつくる「センター」がお互いに補い合うことでもっとも強まる。この 文脈の中で「補い合う」という意味は正確に定義しなければならない

  21. 5.「センター」は、「全体性」の根源的な要素である。そして、空間の中で切りと られるあらゆる部分の「生命」の強弱は、そこに存在する「センター」の構造と 存在にひたすら依拠しているこの5項目の主張から、世界のありとあらゆる「生 命」がそれらに含まれる「センター」の構造によって成り立っていることが導き 出されます。

  22. 人間性 Photo by Remy Gieling on Unsplash Photo by Austin

    Distel on Unsplash
  23. 自己相似性 Photo by Rafael Leão on Unsplash

  24. 改善 http://attackgo.work/renovation/?p=5072 Photo by R ARCHITECTURE on Unsplash

  25. ふりかえり Photo by Nigel Tadyanehondo on Unsplash Photo by Marek

    Piwnicki on Unsplash
  26. 流れ Photo by Gavin Van Wagoner on Unsplash Photo by

    kazuend on Unsplash
  27. ベイビーステップ http://www.rapidptprogram.com/2014/04/quick-running-tip-use-shorter-stride.html

  28. XPのセンター場 を考えるための最初の形

  29. 全員同席 全員同席 人間性 多様性 責任の引受 コミュニケーション フィードバック リスペクト

  30. コミュニケーション フィードバック リスペクト 全員同席 多 様 性 人 間 性

    責任の引受 全員同席
  31. 情報満載のワークスペース 情報満載のワークスペース 改善 流れ 冗長性 コミュニケーション フィードバック シンプリシティ

  32. コミュニケーション フィードバック シンプリシティ 情報満載のワーク 冗 長 性 改 善 流れ

    情報満載のワー クスペース
  33. 全員同席と情報満載のワークスペース コ ミュニ ケーション フィードバック シンプリシティ 冗 長 性 改

    善 流れ 情 報満 載のワー クスペース コ ミュニ ケーション フィードバック リスペクト 多 様 性 人 間 性 責任の引受 全員 同席
  34. 全員同席と情報満載のワークスペース コミュニ ケーション フィードバック シンプリシティ 冗 長 性 改 善

    流れ 情報満 載のワーク スペース フィード バック コミュニケーション リスペクト 多 様 性 人 間 性 責任の引受 全員同席
  35. コミュニケーション フィードバック リスペクト チーム全体 冗 長 性 人 間 性

    責任の引受 チーム全体
  36. 全員同席、情報満載のワークスペース、チーム全体 コミュニ ケーション フィードバック シンプリシティ 冗 長 性 改 善

    流れ 情報満 載のワーク スペース フィード バック コミュニケーション リスペクト 多 様 性 人 間 性 責任の引受 全員同席 リスペクト コミュニケーション フィードバック 冗 長 性 人 間 性 責任の引受 チーム全体
  37. 勇気 リスペクト コミュニケーション いきいきとした仕事 多 様 性 人 間 性

    経済性 いきいきとした 仕事
  38. 全員同席、情報満載のワークスペース、チーム全体、いきいきとした仕事 コ ミュ ニケー ション フィードバッ ク シンプリシ ティ 冗

    長 性 改 善 情 報満 載のワー クスペース フ ィード バック コミュニケー ション リスペクト 多 様 性 人 間 性 全員 同席 リス ペクト コミュニケー ション フィードバック 冗 長 性 人 間 性 チ ーム全 体 勇気 リスペクト コミュニケー ション 多 様 性 人 間 性 い きい きとした 仕事
  39. 全員同席、情報満載のワークスペース、チーム全体、いきいきとした仕事 コ ミュ ニケー ション フィードバッ ク シンプリシ ティ 冗

    長 性 改 善 情 報満 載のワー クスペース フ ィード バック コミュニケー ション リスペクト 多 様 性 人 間 性 全員 同席 リス ペクト コミュニケー ション フィードバック 冗 長 性 人 間 性 チ ーム全 体 勇気 リスペクト コミュニケー ション 多 様 性 人 間 性 い きい きとした 仕事 実践しながらこれらの形を整理してい くことで、美しい組織を導く生命構造 とはなにかを考え、そばにおくことが できる
  40. XPの諸概念との関連 kyon_mm視点 • DevOps : 最も色濃く次のXPを実践しているのではないかとおもうが、浸透 していることと、概念が別になってしまっている。 • Modern Agile

    : ラベルにしかなっていない • 1on1 : セミラティスなペアをつくることに一歩貢献 • Scrum : もっとXPの概念に寄せていいとおもう(結果として寄ってきている)
  41. エクストリームプログラミング Kent Beck 調和とバランスはXPの狙いだ。テストを書くというのは、それ自体もよいことではあるが、もっ と大きなタスクの準備にすぎない。それは、ソフトウェアでお金を稼ぐために集まったさまざま な人たちの絆を強くするというものである。気持ちの変化が伴わなければ、世界中のあらゆるプ ラクティスや原則を使ったとしても、短期的なわずかな利益しか得られない。あなたとチームは 運命を共にしている。そのように行動すれば、そのことを信じられるようになるだろう。

  42. エクストリームプログラミング Kent Beck ツールや技法は何度も変化するが、大きく変化するわけではない。一方、人はゆっ くりとだが、深く変化する。XPの課題は、このような深い変化を促し、個人の価 値と相互の人間関係を新しいものにして、ソフトウェアに次の50年間の居場所を 用意することだ。人間の精神の可能性を発揮することが、まだ想像もできないコ ンピューティングの未来につながっていくのである。

  43. XPへの提案 • XPの現代的プラクティスとしてDevOpsふくめて再整理するとよいのではな いか。 • XPの幾何学的構造がわかるようなワークショップもっとやれるとよさそう • XPチームのパタンランゲージ