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What's New in MCP ~拡張機能とその先の展望~

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What's New in MCP ~拡張機能とその先の展望~

ランサーズさんで開催いただいた著書イベントでの紹介資料です。
「著者陣から学ぶ MCPの仕組みからAIエージェント構築まで AWS×AIの実践ノウハウ LTB#6」
開催日: 2026/4/21

https://lancersagent.connpass.com/event/388729/

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matsukada

April 21, 2026

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Transcript

  1. ©Mitsubishi Electric Corporation 自己紹介 2 塚田 真規 Masaki Tsukada 三菱電機株式会社

    デジタルイノベーション事業本部 AXイノベーションセンター • JAWS-UG AI/ML支部運営 • AWS Community Builder (AI Engineering)
  2. ©Mitsubishi Electric Corporation お話する内容 3 • 担当パートの概要紹介 • 第2章 MCPのアーキテクチャ

    • 第5章 AWSとMCPによる実践アプリケーション開発 • 第6章 MCPの実運用に向けて • 発売後の最新更新紹介 • MCP拡張機能 • MCP Apps • Authorization Extensions • AWS Agent Registry • MCPのロードマップ
  3. ©Mitsubishi Electric Corporation 第2章 MCPのアーキテクチャ 4 プリミティブ Prompts Resources Tools

    Roots Elicitation Sampling 登場人物 ユーティリティ MCPホスト LLM MCPサーバー MCP クライアント MCP クライアント MCPサーバー Cancellation Ping Progress Tasks
  4. ©Mitsubishi Electric Corporation 第2章 MCPのアーキテクチャ 5 MCPは認可フレームワークを仕様として定義 OAuthの標準フローを採用 ①アクセストークンなしに MCPサーバーへリクエスト

    ②MCPサーバーの メタデータを取得 ③認可サーバーの メタデータを取得 ④クライアント識別子の確立 ⑤PKCE認証と アクセストークンの取得 ⑥アクセストークンありで MCPサーバーにリクエスト ユーザー (リソース所有者) MCPサーバー (リソースサーバー) 認可サーバー MCPクライアント (クライアント)
  5. ©Mitsubishi Electric Corporation 第5章 AWSとMCPによる実践アプリケーション開発 6 5.2 MCPサーバーを組み合わせたRAGチャットアプリの開発 【やっていること】 1.

    Open Source AWS MCPサーバーを用いた情報検索 2. MCPサーバーを用いたAmazon Bedrock Knowledge basesの検索 3. Playwright MCPサーバーを使った自動ブラウザ操作 MCPホスト Strands Agent MCPクライアント MCPクライアント MCPサーバー AWS Knowledge MCPサーバー Amazon Bedrock Knowledge Base Retrieval UI MCPサーバー Playwright Amazon Bedrock Knowledge Bases Claude Code
  6. ©Mitsubishi Electric Corporation 第5章 AWSとMCPによる実践アプリケーション開発 7 5.3 MCPサーバー連携によるリサーチエージェント基盤の構築 【やっていること】 1.

    Web検索を備えたAIエージェントの構築 2. AWSサービスとの連携 3. 独自MCPサーバーの開発とAgentCore Runtimeへのデプロイ 4. 独自MCPサーバーの活用 MCPホスト Strands Agent MCPクライアント MCPクライアント MCPサーバー Sequential Thinking MCPサーバー Tavily AWS Step Functions AWS Lambda Amazon DynamoDB Amazon SNS コンテナ MCPホスト Strands Agent MCPクライアント Amazon EventBridge スケジュール 実行 Amazon Bedrock AgentCore MCPサーバー ドキュメント変換 MCPサーバー AWS MCP Server
  7. ©Mitsubishi Electric Corporation 第6章 MCPの実運用に向けて 8 6.1 MCPサーバーと連携したAIエージェントの評価 【やっていること】 1.

    テスト対象MCPサーバーの構築 2. AIエージェントの構築 3. MCPサーバーを使うAIエージェントの評価 LLM推論 MCPツール実行 LLM推論 MCPツール実行 LLM推論 AIエージェント 軌跡 入力:~ 出力:~ ツール名:~ 引数:~ 入力:~ 出力:~ ツール名:~ 引数:~ 入力:~ 出力:~ MCPサーバー MCP-Useメトリクス Metrics Summary - MCP Use (score: 1.0, threshold: 0.8, strict ✓ Evaluation completed ! (time taken: 5.88s | token cost: 0.0 USD) » Test Results (1 total tests): » Pass Rate: 100.0% | Passed: 1 | Failed: 0
  8. ©Mitsubishi Electric Corporation 第6章 MCPの実運用に向けて 9 6.2 AgentCore GatewayによるMCPの管理 MCPホスト

    Strands Agent MCPクライアント Amazon Bedrock AgentCore Gateway AWS Lambda Target MCP Server Target AWS Lambda Amazon Bedrock AgentCore Runtime Amazon Cognito AWS IAM Amazon Bedrock AgentCore Identity AWS Cloud 【やっていること】 1. Lambdaターゲットの構築、デプロイ 2. MCPサーバーの構築、AgentCore Runtimeへのデプロイ 3. AgentCore Gatewayの構築 4. AIエージェントからAgentCore Gatewayの利用 5. AgentCore Observablityによるメトリクス確認 Amazon Bedrock AgentCore Observability
  9. ©Mitsubishi Electric Corporation MCPの拡張機能 11 MCPのコアプロトコルを拡張した機能定義するオプション仕様 1. MCP Apps:インタラクティブUIアプリケーション •

    MCPホストでUIレンダリングする通信仕様を定義 • セキュリティも考慮した仕様 2. Authorization Extensions • 標準の対話型認可フローでは扱いにくいケース向けの追加認可メカニズム a. クライアントクレデンシャル:Machine-to-machine integrations b. 企業が中央管理する認証プロパイダー対応
  10. ©Mitsubishi Electric Corporation 12 MCPサーバー ユーザー AIエージェント ………… ………… …………

    ………… モジモジ(文字ばかり) でわかりにくい… MCP Apps:インタラクティブなUIアプリケーション Before After 課題
  11. ©Mitsubishi Electric Corporation MCP Apps 13 AIエージェント ユーザー MCPサーバー (Markdown変換)

    MCPサーバー ユーザー HTMLリソース リソースプリミティブ として提供 ツール ツールプリミティブ として提供 iframeで描画 AIエージェント チャットUI MCPサーバー (時刻取得) Amazon Bedrock 作ってみました
  12. ©Mitsubishi Electric Corporation 15 MCPはOAuthを採用した認可フローをコアプロトコルとして定義 ①アクセストークンなしに MCPサーバーへリクエスト ②MCPサーバーの メタデータを取得 ③認可サーバーの

    メタデータを取得 ④クライアント識別子の確立 ⑤PKCE認証と アクセストークンの取得 ⑥アクセストークンありで MCPサーバーにリクエスト ユーザー (リソース所有者) MCPサーバー (リソースサーバー) 認可サーバー MCPクライアント (クライアント) • 承認フローにユーザーが介在する必要がある • ユーザーがMCPサーバーごとに承認する必要がある 拡張機能で解決 実際に運用すると課題も…
  13. ©Mitsubishi Electric Corporation Authorization Extensions 16 1. OAuth Client Credentialによるマシン間認証

    MCPサーバー (リソースサーバー) 認可サーバー MCPクライアント (クライアント) トークンリクエスト トークンレスポンス リソースへのアクセス リソースアクセス時に ユーザーの介在がない! 解決する課題 CI/CDパイプラインからのMCPサーバーアクセス MCPサーバー バックエンドサービスでのMCPサーバーアクセス MCPサーバー
  14. ©Mitsubishi Electric Corporation Authorization Extensions 17 Identity Assertion Authorization Grantの導入

    MCPサーバーA MCPサーバーAの 認可サーバー MCPクライアント Enterprise 認可サーバー ユーザー Enterprise 認可サーバー 認証 (ログイン) 認可コード IDトークン 認可コード 認可コード MCPクライアント IDトークン + MCPサーバーA にアクセスしたい ID-JAG ID-JAG アクセストークン アクセストークン • 既存の企業管理認可サーバーの活用 • 組織全体へのアクセスポリシー強制 • SSOによるユーザー体験向上 アクセス管理の一元化
  15. ©Mitsubishi Electric Corporation AWS Agent Registry 18 AWS Agent Registry

    A2A対応エージェント MCPサーバー MCPサーバー MCPサーバー カタログ管理 検索機能 承認ワークフロー コーディングエージェント AIエージェント アプリケーション … 登録 管理者 承認 SDK MCP • 組織全体のリソースを整理、管理、検索するためのカタログ機能 • MCPサーバー、エージェント、エージェントスキルなどを管理 • 4/9にプレビュー開始! Agent Skills
  16. ©Mitsubishi Electric Corporation 今後のMCPは? 2026/3/5に公開されたRoadmapより今後を紹介 • https://modelcontextprotocol.io/development/roadmap 19 1. Transport

    Evolution and Scalability:トランスポートの進化とスケーラビリティ 2. Agent Communication: Tasksの運用課題 3. Governance Maturation:ガバナンスの成熟 4. Enterprise Readiness:エンタープライズ向け対応
  17. ©Mitsubishi Electric Corporation 20 1. Transport Evolution and Scalability:トランスポートの進化とスケーラビリティ •

    本番環境&大規模運用となるとStreamable HTTPにも課題が… • 水平スケーリング • ミドルウェアパターン • 既存Transportのスケール対応 • Streamable HTTPを進化させ、ステートレス通信でありながら ロードバランサーやプロキシ配下でも通信可能に • スケーラブルセッション管理 • サーバー再起動やスケールアウト時でも透過的にクライアント接続できる セッションの作成、再開、移行方法 • MCPサーバーカード • サーバーのメタデータをURL公開(.well-known)する標準規格 • サーバー機能を接続なしに取得する 今後の展望
  18. ©Mitsubishi Electric Corporation 21 2. Agent Communication: Tasksの運用課題 • Tasksにより、非同期タスクが実現可能に

    • ただし、タスク処理の中断や再開処理の責務範囲が不明瞭 課題/あいまいな点を明確定義する • リトライのセマンティクス • タスクが一時的に失敗した場合に、「だれが、再実行するかどうか」を判断するか • Expiredポリシー • 完了後、結果をどの程度保持するか • 期限切れをどのようにクライアントに通知するか 今後の展望
  19. ©Mitsubishi Electric Corporation 22 3. Governance Maturation:ガバナンスの成熟 • MCPはLinux Foundation配下のAgentic

    AI Foundation(AAIF)へ寄贈 • 2025/12の出来事 • AAIFの他プロジェクトにはgooseやAGENTS.mdも 少人数かつ属人的とならないプロジェクトを目指して • コントリビュータのラダー定義 • 委任モデルの確立 • 実績があるWGのSEPを全コアメンテナーのレビューなしに承認 • Charter Templateの維持運用 • スコープ、成果物、成功基準など • 四半期ごとに見直し 今後の展望
  20. ©Mitsubishi Electric Corporation 23 4. Enterprise Readiness:エンタープライズ向け対応 • MCPは、エンタープライズでの大規模導入も進んでいる •

    一方本番運用向け対応していない課題に直面 • 監査対応と可観測性 • E2Eの可観測性を既存のパイプラインへ • エンタープライズ向け認証 • SSO連携フロー(クロスアプリアクセス) • 静的 client secret 依存からの脱却 • ゲートウェイ/プロキシパターン • クライアント-サーバー間の中継サーバーを経由した際の動作定義 • 認証伝搬、セッション管理など • 設定の移植性 • 一度設定すれば、複数のMCPクライアントでも対応できるように 今後の展望
  21. ©Mitsubishi Electric Corporation • MCP Dev Summit NA 2026 •

    2026年3月2, 3日にNew Yorkで開催 • Youtubeから動画見れます • https://www.youtube.com/playlist?list=PLjULwdJUtFdhIBhibLEogtK1XYCNaFyFl • MCP Dev Summit Tokyoもあります! • 2026年9月10, 11日 24