Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Sign up for free
Menu
Search
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Pricing
Search
Sign in
Sign up for free
「このIAMユーザー使ってる?」を IAM Access Analyzerで調べてみて気づいた...
Search
maaaato
July 28, 2026
Programming
56
0
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
「このIAMユーザー使ってる?」を IAM Access Analyzerで調べてみて気づいたこと / Is This IAM User Still in Use? What I Learned Using IAM Access Analyzer to Find Out
JAWS-UG 高知 Vol.16 資料
maaaato
July 28, 2026
More Decks by maaaato
See All by maaaato
FinTech SREのAWSサービス活用/Leveraging AWS Services in FinTech SRE
maaaato
0
200
EM歴1年10ヶ月のぼくがぶち当たった苦悩とこれからへ向けて
maaaato
0
410
Fintech SREの挑戦 PCI DSS対応をスマートにこなすインフラ戦略/Fintech SRE’s Challenge: Smart Infrastructure Strategies for PCI DSS Compliance
maaaato
1
1.6k
ゆるっと話すSLI/SLOを設定してよかったこと出来ていないこと
maaaato
4
1.4k
我々はこうしてSLI/SLOを設計し 運用を始めました -これからSLI/SLOの運用を始める人に向けて-
maaaato
5
4.2k
筋肉エンジニア(SRE)はどんな副業をしているのか
maaaato
0
2.6k
Kyash meetup No3
maaaato
1
1.2k
nginx limit_reqを 本番環境にあとちょっとで導入出来た話
maaaato
0
1.6k
kamakura.go #2 感想
maaaato
0
380
Other Decks in Programming
See All in Programming
Deep dive into the select statement (GopherCon UK)
jespino
0
170
What We Talk About When We Talk About XP
m_seki
2
420
PyConJP2026_wat_Python × Signal Processing: How to Draw Pictures with Sound Using Spectrogram Art
wat
0
680
tsc.rip を支える技術 / Kyoto.なんか #8
susisu
0
4.4k
{ Android | Kotlin } Gradle Plugin in 2026
ryunen344
1
290
思考垂れ流し開発 ~音声入力 × AIエージェント × 開発ハーネスによる試行錯誤~
npostring
0
980
DroidKaigi 2026 「個人開発という実験場: Android エンジニアが手にする4つの自由」
slashnephy
0
220
[GoCon2026] When Goroutines Are Not Enough: Runtime Locality in High-Throughput Go
takehaya
5
680
20260828_品質と開発生産性を両立させる、AI時代のE2Eテストの考え方
magicpod
0
170
Webプラットフォームで議論されているセキュリティ課題 / Security issues being discussed on Web Platforms
petamoriken
0
260
異なる設計思想のフレームワークを経験して得た学び
amekuhideki
2
1.5k
AIと壁打ちしながら進めるコスト管理
fufuhu
2
2k
Featured
See All Featured
Digital Projects Gone Horribly Wrong (And the UX Pros Who Still Save the Day) - Dean Schuster
uxyall
1
2.8k
The Cult of Friendly URLs
andyhume
79
7k
Art, The Web, and Tiny UX
lynnandtonic
304
22k
Test your architecture with Archunit
thirion
2
2.4k
The Impact of AI in SEO - AI Overviews June 2024 Edition
aleyda
6
1.2k
The Limits of Empathy - UXLibs8
cassininazir
1
640
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
21
3.8k
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
35
3.8k
Lessons Learnt from Crawling 1000+ Websites
charlesmeaden
PRO
1
1.6k
Creating an realtime collaboration tool: Agile Flush - .NET Oxford
marcduiker
35
2.6k
Navigating Algorithm Shifts & AI Overviews - #SMXNext
aleyda
1
1.6k
Building the Perfect Custom Keyboard
takai
2
870
Transcript
「このIAMユーザー使ってる?」を IAM Access Analyzerで調べてみて気づいたこと 2026/7/24 JAWS-UG 高知 Vol.16 1
Masayuki Nakano SmartBank, Inc. SRE/EM @maaaato 2
X
このLTの立ち位置 プリペイドカード発行を行っている事業会社としてのAWS運用を紹 介をします その中でAWSのこの機能を使えばもっとイイ感じにできるんじゃ?と 試してみたことをお話します🙏 • 実運用では適用していません。個人のAWSアカウントで検証をしてい ます。 4
スマートバンクのSREに とても深く関係するPCI DSSについて
まずはともあれPCI DSSってなに? PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)は クレジットカード業界のセキュリティ基準です。
カード発行事業者=イシュアはこの基準に準拠する必要があり、 全12要件を満たす必要があります。 6
PCI DSSの12要件:ざっくり言うと ✅ カード情報を守りましょう ✅ 強い認証を使いましょう ✅ ネットワークを安全にしましょう ✅ ログをしっかり残しましょう
✅ 定期的にテストしましょう 7
つまり…?
がんばるか超がんばるか 9
スマートバンクにおける PCI DSSの運用ライフサイクル
PCI DSSの運用ライフサイクル ※あくまでもスマートバンクでの例 • PCI DSSは1年に1回審査があり、この1年間に対応した作業のエビデンスをQSA(審査機関)に提 出するのが大まかな流れ • 作業は四半期、半年、1年と大きく3つの種類がある •
作業例: 各種アカウントの棚卸し、脆弱性対応など • QSA(審査会社)による審査期間(キックオフ含む):6,7,8月 • 対応した作業をエビデンスとして提出 11
ちょっと固い話になってしまったのですが ここからはゆるっと行きます😌
アカウントの棚卸し みなさまへ質問です 13
アカウントの棚卸し AWSのIAMのアカウントに未使用のものが残ってたりしませんか? 14
アカウントの棚卸し 意外と残っているケースがあるのではないでしょうか 15
アカウントの棚卸し PCI DSSでは定期的にアカウントの棚卸しする対応が必要です💡 16
アカウントの棚卸し そしていまやAWSアカウントは1つとは限りません • マルチプロダクト展開によりマルチアカウントで運用をしている • 監査・コンプライアンス要件への対応…etc マルチアカウントでアカウントの棚卸しをするのは一苦労…😅 17
アカウントの棚卸し そしていまやAWSアカウントは1つとは限りません • マルチプロダクト展開によりマルチアカウントで運用をしている • 監査・コンプライアンス要件への対応…etc マルチアカウントでアカウントの棚卸しをするのは一苦労…😅 スマートバンクはPCI DSSの対象となるアカウントが1つなのでなんとかなっていますが 不要なアカウントはしっかり棚卸ししたいですよね👍
18
IAM Access Analyzer IAM Access Analyzer 19
IAM Access Analyzer IAM Access AnalyzerはAWSリソースへのアクセスを可視化・検証するための機能群 1. 外部アクセスの検出 • S3バケットやIAMロールなどが他アカウントや匿名ユーザーと共有されていないかを解析し、外部プリンシパルごとに
検出する 2.内部アクセスの検出 • 組織/アカウント内のどのIAMユーザー・ロールがリソースへアクセスできるか、アクセスパスも含めて検出する 3. 未使用のアクセスの検出 • 使われていないロール、未使用のアクセスキー・パスワード、アクティブなユーザー/ロールで未使用のサービス・アク ションを検出する 4. ポリシーの検証 • ポリシー文法エラーやAWSベストプラクティス違反を検出し、警告や改善提案を返す機能 5. ポリシーの生成 • CloudTrailの実アクセスログを解析し、実際に使われたアクション/サービスに基づく最小権限IAMポリシーを自動生成 する機能 20
IAM Access Analyzer IAM Access AnalyzerはAWSリソースへのアクセスを可視化・検証するための機能群 1. 外部アクセスの検出 • S3バケットやIAMロールなどが他アカウントや匿名ユーザーと共有されていないかを解析し、外部プリンシパルごとに
検出する 2.内部アクセスの検出 • 組織/アカウント内のどのIAMユーザー・ロールがリソースへアクセスできるか、アクセスパスも含めて検出する 3. 未使用のアクセスの検出 • 使われていないロール、未使用のアクセスキー・パスワード、アクティブなユーザー/ロールで未使用のサービス・アク ションを検出する 4. ポリシーの検証 • ポリシー文法エラーやAWSベストプラクティス違反を検出し、警告や改善提案を返す機能 5. ポリシーの生成 • CloudTrailの実アクセスログを解析し、実際に使われたアクション/サービスに基づく最小権限IAMポリシーを自動生成 する機能 21
IAM Access Analyzer 22
IAM Access Analyzer 追跡期間は90から180日まで選択可能 指定した日数を超える期間にわたって使用さ れていないアクセスについての検出結果が生 成される 選択されたアカウントとして現在の組織か現 在のアカウントを選択する ここ大事!後述します
23
IAM Access Analyzer 未使用アクセスの検出結果 使っていないロールや未使用の権限が一覧に表示されます 24
IAM Access Analyzer この例だとadminというユーザーに付与されている権限のうち 未使用のものが433件あるということがわかります 25
IAM Access Analyzer ページ下部には推奨事項があり、現在の利用状況にあったポリシーを提案してくれた り、IAMロールであれば削除の手順を提案してくれます 26
IAM Access Analyzer この例では未使用のアクセスキーが検知されています 今回は検知されていませんが、コンソールログインの利用も検知可能です 27
オフトピック
オフトピック aws loginが2025年11月にリリースされました🎉 アクセスキー不要でマネジメントコンソールのサインインで短期クレデン シャルを取得しAWSリソースの操作が可能に!! 29
オフトピック 1. AWS CLI(バージョン 2.32.0以降)をインストール 2. .aws/con gを設定 3. aws
loginを実行 4. .aws/login/cache/以下に短期のクレデンシャルが生成され、アクセスキーなしでAWSリソースの操作が可能 fi 30
オフトピック このIAMユーザーは利用しているのか?判断軸として 1. マネジメントコンソールのログインがあったか? 2. アクセスキーの利用があったか? コンソールは使わないがアクセスキーは使って操作しているケース アクセスキーは使わないがコンソールは使っているケース aws loginに寄せることでIAMユーザーを使っているかの判断が簡潔に💡
※外部SaaSと連携する場合などでアクセスキーが必要になるケースはあると思います 31
話をもどします🔙
IAM Access Analyzer さきほど紹介したこのページについてです 選択されたアカウントとして現在の組織か現 在のアカウントを選択する ここ大事!後述します 33
IAM Access Analyzer 「現在の組織」はAWS Organizationsで管理されている論理的なグループ全体を指しています ←個人のAWSアカウントのAWS Organizations たくさん作りすぎ…😓 34
IAM Access Analyzer そうです 35
IAM Access Analyzer 組織全体でアナライザーの設定をするとたくさん検知されて予 想外のコストが発生する可能性があります!!! 36
IAM Access Analyzer IAM Access Analyzerの未使用アクセスのコスト 検知されたIAMロールまたはユーザー×0.20のコストが発生します 37
IAM Access Analyzer IAM Access Analyzerの未使用アクセスのコスト 検知されたIAMロールまたはユーザー×0.20のコストが発生します 38
IAM Access Analyzer 108×0.20 =21.6 USDのコストが発生しました… ほんと気軽にポチっとしてしまいました😇 39
まとめ
まとめ 1. PCI DSSの要件にあるアカウントの棚卸しに使えそうなIAM Access Analyzerを 試した所感をお話しました 2. 複数のAWSアカウント(個別でも可能)を跨いで未使用なユーザー、ロールを検 出することが可能です
3. ただし、アカウントを跨ぐと予想外のコスト増が起こりうるので https:// calculator.aws/#/createCalculator/IAMAccessAnalyzer で見積もりしましょ う! 41