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IaCからAWSに入門した初心者が CloudFormationを通して考えた「AWS操作」の...

IaCからAWSに入門した初心者が CloudFormationを通して考えた「AWS操作」の使い分け

2024/05/05 JAWS-UG初心者支部#60 初心者向けLT大会
https://jawsug-bgnr.connpass.com/event/316727/

mai miya

May 05, 2024
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Transcript

  1. ©Fusic Co., Ltd. 2 宮崎 真⾐ Miyazaki Mai @maimyyym ◉

    I am - IDDM(Insulin Dependent Diabetes Mellitus)3歳発症 〜 Now - 元百貨店スタッフ(Beauty Counselor) - 管理栄養⼠(養成校卒業・資格保持のみ) ◉ Skill - PHP / TypeScript / Python / AWS ◉ Comment - AWS歴:約1年 - 2023年10⽉より株式会社Fusicにjoin🎉 ⾃⼰紹介 はじめに 技術開発部⾨ エンジニア 株式会社Fusic at 福岡
  2. ©Fusic Co., Ltd. 3 話すこと・話さないこと はじめに # 話すこと - 個⼈的な体験談を通して考えてみたAWSの触り⽅

    - マネコンもCLIもIaCもいいね、という話 # 話さないこと - CloudFormationの詳しい使い⽅や各ツールの具体的な操作⽅法
  3. ©Fusic Co., Ltd. 4 CONTENTS ⽬次 1. AWSの触り⽅ 2. CloudFormationで⾒るAWS操作

    3. 感じたこと、改めて考えるAWS操作 4. まとめ
  4. ©Fusic Co., Ltd. 5 CONTENTS ⽬次 1. AWSの触り⽅ 2. CloudFormationで⾒るAWS操作

    3. 感じたこと、改めて考えるAWS操作 4. まとめ
  5. ©Fusic Co., Ltd. 8 主な操作⽅法 AWSの触り⽅ マネジメントコンソール AWS CLI IaCツール

    AWS クラウドにアクセスして 管理するために必要なものすべてを 1 つのウェブインターフェイスに集結 [引⽤元]https://aws.amazon.com/jp/console/ AWS のサービスを管理するための統合ツールです。 ダウンロードおよび設定⽤の単⼀のツールのみを 使⽤して、コマンドラインから AWS の複数のサー ビスを制御し、スクリプトを使⽤してこれらを⾃動 化することができます。 [引⽤元] https://aws.amazon.com/jp/cli/ ⼿動のプロセスや設定の代わりにコードを使⽤ してコンピューティングインフラストラクチャ をプロビジョニングおよびサポートできること [引⽤元] https://aws.amazon.com/jp/what-is/iac/ (例)AWS CloudFormation / AWS CDK / Terraform
  6. ©Fusic Co., Ltd. 15 CloudFormationとは CloudFormationで⾒るAWS操作 AWSリソースの設定をテンプレートに記述 →リソース⾃動作成・管理を⾏う = AWS提供のIaCサービス

    AWSTemplateFormatVersion: "2010-09-09" Description: A sample template Resources: MyEC2Instance: Type: "AWS::EC2::Instance" Properties: ImageId: "ami-0ff8a91507f77f867" InstanceType: t2.micro KeyName: testkey BlockDeviceMappings: - DeviceName: /dev/sdm Ebs: VolumeType: io1 Iops: 200 DeleteOnTermination: false VolumeSize: 20 https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSCloudFormation/latest/UserGuide/template-formats.html 【YAMLテンプレートの例】 (AWS CloudFormationユーザーガイドより) 【テンプレートをもとにスタックを作成】 テンプレート スタック テンプレートに定義したリソースのコレ クション。スタック操作によりリソース をまとめて作成・更新・削除ができる。 【リソース⾃動作成】
  7. ©Fusic Co., Ltd. 16 CloudFormationの操作⽅法 CloudFormationで⾒るAWS操作 マネジメントコンソール AWS CLI 【テンプレートの配置場所】

    S3バケット ローカルファイル →アップロード コンソールに 直接⼊⼒ $ aws cloudformation create-stack \ --stack-name teststack \ --template-body \ file:///home/testuser/template.yaml 【テンプレートの配置場所】 【例:スタック作成】 S3バケット ローカルファイル
  8. ©Fusic Co., Ltd. 18 CloudFormationによる既存リソースのインポート CloudFormationで⾒るAWS操作 CloudFormationテンプレートで未定義の AWSクラウド上に既にあるリソースを CloudFormationで管理したい →

    既存リソースのインポート機能! Amazon DynamoDB コンソール上またはCLIでしか 操作・管理できないものを どうやってコード(IaC)に取り込むの?
  9. ©Fusic Co., Ltd. 20 CloudFormationによる既存リソースのインポート CloudFormationで⾒るAWS操作 # マネジメントコンソールを使⽤ # AWS

    CLIを使⽤ テンプレートをローカル(コンソール以外の場所)で管理 →リソース管理はコードで完結させたい =コンソール上の操作を避けたい
  10. ©Fusic Co., Ltd. 21 CloudFormationによる既存リソースのインポート CloudFormationで⾒るAWS操作 # マネジメントコンソールを使⽤ # AWS

    CLIを使⽤ テンプレートをローカル(コンソール以外の場所)で管理 →リソース管理はコードで完結させたい =コンソール上の操作を避けたい
  11. ©Fusic Co., Ltd. 22 CloudFormationによる既存リソースのインポート CloudFormationで⾒るAWS操作 # AWS CLIを使⽤ 1.

    インポートしたいリソースの設定内容をテンプレートに定義 2. インポート設定ファイル(ex. import.txt )を作成(CLIで直接⼊⼒も可) 3. CLI操作でインポート実⾏ $ aws cloudformation create-change-set \ --stack-name TargetStack \ --change-set-name ImportChangeSet \ --change-set-type IMPORT \ --resources-to-import file://import.txt \ --template-body file://template.yaml $ aws cloudformation execute-change-set \ --change-set-name ImportChangeSet \ --stack-name TargetStack 【変更セットを作成】 【変更セットを実⾏】 【詳しくは】https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSCloudFormation/latest/UserGuide/resource-import-existing-stack.html
  12. ©Fusic Co., Ltd. 23 CloudFormationによる既存リソースのインポート CloudFormationで⾒るAWS操作 # AWS CLIを使⽤ 1.

    インポートしたいリソースの設定内容をテンプレートに定義 2. インポート設定ファイル(ex. import.txt )を作成(CLIで直接⼊⼒も可) 3. CLI操作でインポート実⾏ $ aws cloudformation create-change-set \ --stack-name TargetStack \ --change-set-name ImportChangeSet \ --change-set-type IMPORT \ --resources-to-import file://import.txt \ --template-body file://template.yaml $ aws cloudformation execute-change-set \ --change-set-name ImportChangeSet \ --stack-name TargetStack 【変更セットを作成】 【変更セットを実⾏】 【詳しくは】https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSCloudFormation/latest/UserGuide/resource-import-existing-stack.html 変更セット を確認
  13. ©Fusic Co., Ltd. 24 CloudFormationによる既存リソースのインポート CloudFormationで⾒るAWS操作 # 変更セットの確認 【詳しくは】https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSCloudFormation/latest/UserGuide/resource-import-existing-stack.html マネジメントコンソール

    AWS CLI $ aws cloudformation describe-change-set --change-set-name ImportChangeSet --stack-name TargetStack { "Changes": [ { "Type": "Resource", "ResourceChange": { "Action": "Import", // 略 } } ], "ChangeSetName": "ImportChangeSet", // 略 "ExecutionStatus": "AVAILABLE", "Status": "CREATE_COMPLETE", // 略 }
  14. ©Fusic Co., Ltd. 25 CloudFormationによる既存リソースのインポート CloudFormationで⾒るAWS操作 # 変更セットの確認 【詳しくは】https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSCloudFormation/latest/UserGuide/resource-import-existing-stack.html マネジメントコンソール

    AWS CLI $ aws cloudformation describe-change-set --change-set-name ImportChangeSet --stack-name TargetStack { "Changes": [ { "Type": "Resource", "ResourceChange": { "Action": "Import", // 略 } } ], "ChangeSetName": "ImportChangeSet", // 略 "ExecutionStatus": "AVAILABLE", "Status": "CREATE_COMPLETE", // 略 } コンソール上での確認が 分かりやすい!
  15. ©Fusic Co., Ltd. 26 CloudFormationによる既存リソースのインポート CloudFormationで⾒るAWS操作 # マネジメントコンソールで「確認」する分かりやすさ - 直感的で分かりやすい

    → 「確認」に適している - 何らかのエラー(状態=Status)が必ず表⽰されている - (CloudFormationの場合)やり直し操作などはコンソール操作が速い - ※コンソールとコードで競合発⽣など影響がない場合
  16. ©Fusic Co., Ltd. 27 CloudFormationによる既存リソースのインポート CloudFormationで⾒るAWS操作 # マネジメントコンソールで「確認」する分かりやすさ - 直感的で分かりやすい

    → 「確認」に適している - 何らかのエラー(状態=Status)が必ず表⽰されている - (CloudFormationの場合)やり直し操作などはコンソール操作が速い - ※コンソールとコードで競合発⽣など影響がない場合 私がCLI操作に慣れていない・複雑な操作を⾏わない等の条件下で マネジメントコンソールの利点を感じた。 操作者や開発状況によって何が適しているかは変わる。
  17. ©Fusic Co., Ltd. 29 ここまでのまとめ 感じたこと、改めて考えるAWS操作 # CloudFormationによる既存リソースのインポート コード でリソース定義

    マネジメントコンソール で確認 AWS CLI で操作 AWSTemplateFormatVersion: '2010-09-09' Description: test Resources: MyTable: Type: AWS::DynamoDB::Table DeletionPolicy: Retain Properties: TableName: my-table AttributeDefinitions: - AttributeName: id AttributeType: S BillingMode: PAY_PER_REQUEST KeySchema: - AttributeName: id KeyType: HASH $ aws cloudformation execute-change-set \ --change-set-name ImportChangeSet \ --stack-name TargetStack
  18. ©Fusic Co., Ltd. 30 感じたこと 感じたこと、改めて考えるAWS操作 # 改めて、私のステータス - IaCツール(CDK,

    terraform)でAWS⼊⾨ - マネコン、AWS CLIにはあまり慣れていない # CloudFormationでの作業を通して感じたこと - AWS CLIでの操作は⾃分が何をしようとしているか慎重に理解できる。速い。 今ではちょっとした検証時にも使⽤するように。 - マネジメントコンソールは直感的で分かりやすいことはもちろん、隅々まで注意深く⾒ると サービスを構成するコンポーネントを知ることができる。 - その上で、IaCでリソースを管理する開発・運⽤上のメリットと学習・開発効率の良さがある。
  19. ©Fusic Co., Ltd. 31 役割を理解して使い分けよう 感じたこと、改めて考えるAWS操作 マネジメントコンソール AWS CLI IaCツール

    【開発⾯】状態の確認・デバッグ 【学習⾯】ある⼀つのサービスを 構成するコンポーネントを理解 【開発⾯】APIに直接アクセス CLIを利⽤した複雑な操作 【学習⾯】APIの理解 検証の効率化 【開発⾯】リソースの可視化 運⽤上の管理しやすさ 【学習⾯】サービス・構成全体を俯瞰 構成要素、関連性を理解 IaCの良さは過去LTでも発表!
  20. ©Fusic Co., Ltd. 32 まとめ 『 IaCからAWSに⼊⾨した初⼼者がCloudFormationを通して考えた「AWS操作」の使い分け 』 AWSの主な操作⽅法はマネジメントコンソール、AWS CLI、IaCツール

    Point 01 IaCツールであるCloudFormationの既存リソースインポートにおいては、AWS CLI+マネコンの両⼑使いが有⽤ Point 02 マネコンは分かりやすい、CLIは慣れると⼿軽で速い、IaCは全体を俯瞰できる・管理しやすい Point 03 ユースケースに適した操作⽅法を選んで、開発も学習も最適化・効率化! Point 04
  21. ©Fusic Co., Ltd. 33 Thank You We are Hiring! https://recruit.fusic.co.jp/

    ご清聴いただきありがとうございました