Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
バーコードリーダーになろう!
Search
MakKi
October 05, 2018
Technology
0
200
バーコードリーダーになろう!
MakKi
October 05, 2018
Tweet
Share
More Decks by MakKi
See All by MakKi
標準ライブラリの動向とイテレータのパフォーマンス
makki_d
3
570
range over funcのエラー処理
makki_d
1
1.5k
GoとテストとインプロセスDB
makki_d
3
510
君は古の言語M4を知っているか (LT)
makki_d
0
340
型パラメータが使えるようになったのでLINQを実装してみた
makki_d
2
1.3k
mallocしただけでメモリが確保できるって本当ですか?
makki_d
0
190
ホットリロードツールの作り方
makki_d
0
1k
JavaプログラムをGoに移植するためのテクニック――継承と例外
makki_d
1
1.6k
JavaプログラムをGoに移植するためのテクニック――継承と例外
makki_d
4
4.1k
Other Decks in Technology
See All in Technology
20241220_S3 tablesの使い方を検証してみた
handy
3
370
複雑性の高いオブジェクト編集に向き合う: プラガブルなReactフォーム設計
righttouch
PRO
0
110
オプトインカメラ:UWB測位を応用したオプトイン型のカメラ計測
matthewlujp
0
170
AWS re:Invent 2024で発表された コードを書く開発者向け機能について
maruto
0
190
なぜCodeceptJSを選んだか
goataka
0
160
大幅アップデートされたRagas v0.2をキャッチアップ
os1ma
2
530
Opcodeを読んでいたら何故かphp-srcを読んでいた話
murashotaro
0
170
LINE Developersプロダクト(LIFF/LINE Login)におけるフロントエンド開発
lycorptech_jp
PRO
0
120
Oracle Cloud Infrastructure:2024年12月度サービス・アップデート
oracle4engineer
PRO
0
170
DevOps視点でAWS re:invent2024の新サービス・アプデを振り返ってみた
oshanqq
0
180
NW-JAWS #14 re:Invent 2024(予選落ち含)で 発表された推しアップデートについて
nagisa53
0
260
生成AIをより賢く エンジニアのための RAG入門 - Oracle AI Jam Session #20
kutsushitaneko
4
220
Featured
See All Featured
The Power of CSS Pseudo Elements
geoffreycrofte
73
5.4k
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
26
1.5k
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
2
170
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
PRO
49
11k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
693
190k
Faster Mobile Websites
deanohume
305
30k
How to Think Like a Performance Engineer
csswizardry
22
1.2k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
270
27k
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
507
140k
It's Worth the Effort
3n
183
28k
Writing Fast Ruby
sferik
628
61k
YesSQL, Process and Tooling at Scale
rocio
169
14k
Transcript
バーコードリーダーに なろう! KLab株式会社 EM部 牧内大輔
自己紹介 牧内大輔 Twitter: @makki_d GitHub: makiuchi-d 学生時代: 動画編集関連のフリーソフト 就職してから: ブラウザゲームの開発(モバゲー・GREE)
EMLauncher(デバッグアプリ配布ツール) 同期対戦通信基盤(Unity・Websocket・Go)
最近の趣味 ZXingをGo言語に移植 • ZXing (zebra crossing) ◦ https://github.com/zxing/zxing ◦ マルチフォーマットバーコードリーダー
▪ QRコードのような2次元コードもサポート ◦ Java製 ◦ AndroidのQRコードリーダーとして広く利用されている • gozxing ◦ https://gitub.com/makiuchi-d/gozxing ◦ Pure-Go実装
QRコードに詳しくなった Before↓ After→
せっかくだから みんなにも 詳しくなってほしい
でもQRコードは 覚えることが多くて さすがに難しい
バーコードくらいなら 単純でわかりやすい
今日はバーコードを 読めるようになって もらおう
バーコードリーダーに なろう!
バーコードの規格について 世の中にはたくさんの規格がある • EAN-8/13、UPC-A/E、Code-39/93/128、ITF、RSS-14、…… 今日扱うバーコード: EAN-13 • 商品を表すバーコード ◦ レジで読み取るやつ
• 国際規格 ◦ ISO/IEC 15420 ◦ 日本ではJANとも呼ばれる ▪ JIS-X-0507 画像出典: https://en.wikipedia.org/wiki/International_Article_Number
EAN-13の構造 • シンボルキャラクタ ◦ バー7本分の幅 ◦ 1個1桁の数値 ◦ 12個 •
ガードパターン ◦ 固定パターン ◦ 長いやつ ▪ 長くなってないこともある
シンボルキャラクタ表 • 30種類のパターン ◦ AとBは左半分用 ◦ Cは右半分用 数値 セットA セットB
セットC 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
シンボルキャラクタ表 • 30種類のパターン ◦ AとBは左半分用 ◦ Cは右半分用 実は10種類覚えればOK • CはAの白黒反転
• BはCの逆順 • 比率だと覚えやすい 数値 セットA セットB セットC 0 3:2:1:1 1 2:2:2:1 2 2:1:2:2 3 1:4:1:1 4 1:1:3:2 5 1:2:3:1 6 1:1:1:4 7 1:3:1:2 8 1:2:1:3 9 3:1:1:2
さっそく 読んでみよう
読んでみよう A9 数値 セットA セットB セットC 0 1 2 3
4 5 6 7 8 9
読んでみよう A9B0 数値 セットA セットB セットC 0 1 2 3
4 5 6 7 8 9
読んでみよう A9B0B1 数値 セットA セットB セットC 0 1 2 3
4 5 6 7 8 9
読んでみよう A9B0B1A2 数値 セットA セットB セットC 0 1 2 3
4 5 6 7 8 9
読んでみよう A9B0B1A2A3 数値 セットA セットB セットC 0 1 2 3
4 5 6 7 8 9
読んでみよう A9B0B1A2A3B4 数値 セットA セットB セットC 0 1 2 3
4 5 6 7 8 9
読んでみよう A9B0B1A2A3B4-1 数値 セットA セットB セットC 0 1 2 3
4 5 6 7 8 9
読んでみよう A9B0B1A2A3B4-12 数値 セットA セットB セットC 0 1 2 3
4 5 6 7 8 9
読んでみよう A9B0B1A2A3B4-123 数値 セットA セットB セットC 0 1 2 3
4 5 6 7 8 9
読んでみよう A9B0B1A2A3B4-1234 数値 セットA セットB セットC 0 1 2 3
4 5 6 7 8 9
読んでみよう A9B0B1A2A3B4-12345 数値 セットA セットB セットC 0 1 2 3
4 5 6 7 8 9
読んでみよう A9B0B1A2A3B4-123457 数値 セットA セットB セットC 0 1 2 3
4 5 6 7 8 9
先頭の1桁は? 左半分にはAとBが混ざっていました A9B0B1A2A3B4-123457
先頭の1桁は? 左半分にはAとBが混ざっていました A9B0B1A2A3B4-123457 これを右の表に照らし合わせると ABBAAB → 5 0 A A
A A A A 1 A A B A B B 2 A A B B A B 3 A A B B B A 4 A B A A B B 5 A B B A A B 6 A B B B A A 7 A B A B A B 8 A B A B B A 9 A B B A B A
先頭の1桁は? 左半分にはAとBが混ざっていました A9B0B1A2A3B4-123457 これを右の表に照らし合わせると ABBAAB → 5 3つに分けてAの位置に注目すると覚えやすい 0 A
A A A A A 1 A A B A B B 2 A A B B A B 3 A A B B B A 4 A B A A B B 5 A B B A A B 6 A B B B A A 7 A B A B A B 8 A B A B B A 9 A B B A B A
これであなたもバーコードリーダー! 5-901234-123457
今日お話した内容は…… • KLab Tech Book Vol.3 に掲載 • 技術書典5にて頒布 ◦
10/8 ◦ 池袋サンシャインシティ • 電子版も無料配布予定 KLabGames Tech Blogをチェック! http://klabgames.tech.blog.jp.klab.com/