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Layermate・Claude Codeで挑む エンジニア→デザイナーの越境

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September 03, 2025
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Layermate・Claude Codeで挑む エンジニア→デザイナーの越境

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まっきー

September 03, 2025
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  1. 2 自己紹介 2 1995年生まれ 大阪府出身 2021年4月 株式会社リブ・コンサルティング 住宅・不動産向けVertical SaaSを開発 エンジニア2人目入社→UXLead

    2025年5月~ アセンド株式会社 プロダクトエンジニア 物流向け運送管理SaaSを開発 蒲田 眞希 Kamada Maki プロダクトエンジニア 自己紹介
  2. 4 プロダクトエンジニアとは 4 4 Technology Domain UX Design 機能開発の全体にオーナーシップ •

    Technology ◦ 1機能を単独で実装できる技術力(フルスタックさ ◦ 技術力ゆえのソリューションの多様さ ◦ 検証イテレーションを早く回す開発生産性 • UX Design ◦ 仮説検証、Lean開発、仕様策定 ◦ 顧客体験のデザイン、OOUI、情報アーキテクチャ • Domain ◦ 高い解像度での顧客理解 ◦ 事業・KPI・ビジネスモデル 参考:プロダクトエンジニアとは何者か
  3. 越境に立ちはだかる2つの壁 ▪少人数体制  ×全員プロダクトエンジニア 各メンバーがオーナーシップを持って 遂行する結果、画面や機能ごとに体験に 差分が出てくるケースがある。 スピードを落とさず開発を進めつつ、 デザインのイネーブルメントを実施した い。 ▪Figmaデザインの難易度

    何でもできる一方で学習コストが高い。 オートレイアウト、バリアント etc.. ▪既存の制約や実装ベースでの発想 1人でデザイン→実装を担うため 人格分けが難しい。 まずは理想を起点にユーザーにとって 違和感なく滑らかな体験を構想したい。 6 6 作成の壁 QAの壁 Layermateによる 自然言語でのデザイン作成 Claude Codeによる デザインレビュー
  4. Layermateあれこれ ▪既存コンポーネントを参照可能 既存プロダクトのデザインに寄せて作成す ることで、 渡すコンテキストを最小化できる。 v0やFigma Makeで一から全体を構築する よりも速い。 ▪アウトプットを編集可能 「ここだけ編集したい」に対応できる。

    作成したコンポーネントを用いて、 Figma Makeで全体構築も可能。 8 8 良いところ 惜しいところ ▪拭いきれない“AIっぽさ” 絵文字の多用やカラーリングは、 どうしてもAIっぽさを感じさせる。 ▪既存コンポーネントの使用不可 参照して似たようなUIを作成可能だが、全 く同じではないので修正が必要。 実務で十分使える。ちょっとした UI改善から1領域の機能開発まで、 ほぼ毎日使用中
  5. Claude Codeあれこれ ▪MCP接続 Figma、Playwrightの設定も一瞬。 Claude Codeから一発で呼び出せるのが◎ ▪最低限のベースラインの担保 サポートサイトのURLがあるか、文言の統一など 必要だけど人間の確認が面倒なものを一定担保できる 11

    11 良いところ 惜しいところ ▪ドキュメンテーションコスト 適切なコンテキストを渡せないとあまり機能しない。 機能要件を詳細に渡さないと期待する結果が得られない ことが多く、ドキュメンテーションコストがかかる ▪ガイドライン、デザインシステ ムの有無、クオリティ次第 弊社のケースだとガイドラインをもう少し具体に詰めた ほうが良さそう。土台づくりに時間がかかる いかに適切なコンテキストを渡すか。まだまだ試行錯誤中。