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Tech x Marketing meetup #6 iOS x AD

msano
November 26, 2020

Tech x Marketing meetup #6 iOS x AD

msano

November 26, 2020
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  1. WWDC Build trust through better privacyでの発表 プライバシーに関する4つの柱 • オンデバイス処理 •

    データの最小化 • セキュリティ保護 • 透明性とコントロール https://developer.apple.com/videos/play/wwdc2020/10676/
  2. データの最小化 写真選択のアップデートの例 • Limited Photos Library アプリに対して全ての写真を許可するのではなくユーザーが選択 した写真にのみ権限が付与される • PHPickerの導入

    アプリとは別プロセスで動作し、アクセス許可の必要はない選ん だ内容のみアプリに渡され、選択中もスクショされたりしない https://developer.apple.com/videos/play/wwdc2020/10641/ https://developer.apple.com/videos/play/wwdc2020/10652/
  3. 透明性とコントロール AppStoreConnectの登録情報追加(12/8まで) • データの種類 • データの使用用途など • 個人情報に紐づいているデータ • トラッキングに使用するデータ

    https://developer.apple.com/jp/app-store/user-privacy-and-data-use/ https://developer.apple.com/jp/support/app-privacy-on-the-app-store/ ユーザーはインストールする前に何のデータがどう 使われるか知ることができる サードパーティのデータの取り扱いに関しても把握する必要がある
  4. 仕様 IDFAの取得が許諾性になる (2021年に延期) 許諾ダイアログは1度しか表示できない 設定アプリからアプリごとに変更可能 アプリに埋め込みなので同じ時間でのA/Bテストはできない 実装 ATTrackingManager.requestTrackingAuthorization()でダイアログを表示 info.plstの Tracking

    Usage Descriptionを設定 Authorization Status • authorized • notDetermined • restricted • denied ※ そもそも端末設定が拒否だとダイアログはでずにdenied扱いになる ※ deniedの場合はIDFAは0埋め App Tracking Transparency (ATT)
  5. ADNWに与えた影響 影響 • ターゲティングできない • 収益落ちる • CV計測できない 対応 •

    SKAdNetworkには対応 • ATT許可への実装をアプリに勧める ※ 広告ロード時にATT許可リクエスト出すSDKもあるので注意
  6. MMP(mobile measurement partner) に与えた影響 影響 • リターゲティング、リエンゲージメントなどマーケティングが困難 • IDFAの代わりに使っていたフィンガープリントでの予測を強いられる 対応

    • SKAdNetworkに対応 • ATT許諾への実装をアプリに勧める • フィンガープリントなどの予測精度向上 ※ IDFVを他のデータと組み合わせて、外部サイトでユーザーを追跡することはできない
  7. GANMA!の動き 影響 • マーケティングの幅が狭まる • 広告収益が下がる 対応 • SKAdNetworkでCV通知を送れるよう実装 •

    SKAdNetworkに対応したSDKのアップデートに順次対応 • ATTフレームワークを使ってIDFAを取得許諾してもらえるように対応
  8. レビューガイドライン https://developer.apple.com/jp/app-store/review/guidelines/ 5.1.1(iv)アクセス:Appでは、ユーザーのアクセス許可設定を尊重する必要があります。不要なデータアクセスに同意するようユーザーを誘導したり、だ ましたり、強制したりすることはできません。たとえば、ソーシャルネットワークに写真を投稿できるAppで、マイクへのアクセスに同意しなければ写真を アップロードできない仕様とすることは許可されません。可能であれば、アクセスに同意しないユーザー向けに別の方法を用意してください。たとえば、 位置情報の共有に同意しないユーザーには、住所を手動で入力できる機能を用意することができます。 事前説明はいいけど強制や誘導はダメ 3.2.2 (vi) Appでは、ユーザーが対価を支払ったコンテンツを、追加作業(ソーシャルメディアへの投稿、連絡先のアップロード、Appを特定の回数開くことな

    ど)を実行しなくても入手できるようにする必要があります。Appは、ユーザーにAppの評価やレビュー、ビデオの視聴、他のAppのダウンロード、広告の タップ、トラッキングの有効化を求めるべきではありません。また、機能やコンテンツへのアクセス、Appの利用、(ギフトカードやコードを含むがこれに限ら ない)金銭やその他の報酬を受け取るために、同様のアクションを取ることもユーザーに求めるべきではありません オンにしたらコイン付与とかはダメ
  9. オプトインを拒否した人に対して • 1回しか許諾ダイアログをだせない • 設定アプリからは変更できる ユーザーの許諾状況を把握して再アプローチする ポイント • いつだすのか、どのくらいの頻度でだすのか •

    ユーザーにとって不快、強制感を与えないように • ダイアログ再度表示できないので設定アプリから変更可能なことを伝える • 最適解はA/Bテストで確かめていく
  10. A/Bテストの実現 Firebase RemoteConfig • アプリ内パラメータを定義し、その値をクラウドで更新する • アプリのリリース必要なし Firebase A/B Testing

    • RemoteConfigのパラメータをA/Bテストできる • Firebase Analyticsのイベントを目標値として設定 • テストグループの割合調整可能 • 自動でレポート作成してくれる https://www.youtube.com/watch?v=ph-gNsKX2oA