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It's up to you 〜 楽しさドリブンで歩んだ道 〜
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Masakazu Matsushita
July 10, 2021
Technology
0
77
It's up to you 〜 楽しさドリブンで歩んだ道 〜
DevLOVE350 Graduates!!! での登壇資料です。
https://devlove.doorkeeper.jp/events/123216
Masakazu Matsushita
July 10, 2021
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Transcript
It’s up to you 〜 楽しさドリブンで歩んだ道 〜 松下雅和 / @matsukaz
2021.07.10 DevLOVE 350 Graduates!!!
CTO エンジニア CTO SE アーキテクト 2 松下 雅和 @matsukaz 株式会社カオナビ
CTO AWS, Node.js, TypeScript, Ruby, Python, PHP, Go 都築電気 株式会社 株式会社 オープンストリーム 株式会社 トランスリミット 株式会社 サイバーエージェント 株式会社 カオナビ 2001.04 2 2005.08 2011.01 2014.10 2020.02 漫画, ゲーム, カメラ, 自転車
It’s up to you 3
このタイトルで 登壇するのは2回目 4
5 DevLOVE #15 Change The Future 変化は自分から始まる。 2010年5月21日 https://www.slideshare.net/matsukaz/its-up-to-you
当時を少し ふりかえってみる 6
2001年 新卒でSIerに入社 7
R&D部門で エンジニアリングの基礎と 楽しさを経験 8
外の世界への憧れ 成長に対する焦り 9
2005年 開発会社に転職 10
11 SIer 約1300人 SE, R&D 開発会社(SI/SES) 約100人 アーキテクト(PL, PM, 営
業支援, CTO室所属)
優秀なエンジニアが たくさん! 12
ただ自分はSESで ほとんど客先常駐… 13
開発力はついてきたが、 帰属意識は希薄な状態に 14
その頃に出会ったのが 15
やがて無理なスケジュール、 技術が会社に残らない体制、 疲弊する現場に危機感 16
17
危機感を自分事として捉え、 何とかしたいと ボトムアップで活動 18
主体的に動く重要性 そのときにとった行動 まわりを巻き込んだ結果 19
それが初めてのDevLOVE登壇 20 2010年5月21日 https://www.slideshare.net/matsukaz/its-up-to-you
このときの活動は 結局うまくいかなかった 21
ビジョンのない活動 価値観の違い 変化を望まない人も 22
DevLOVEのスタッフに なったのはこの頃 23
みんな仕事でもないのに すごい熱量! 24
毎日ミーティング 夜中2時までチャット ピーク時は週2で勉強会開催 25
26 自分のやりたいこと、 やるべきことを考えて 何でも楽しんでいた
27 どうせ行動するなら 楽しまないと もったいない!
「楽しさドリブン」 を意識するように 28
29 危機感を持つこと、 変えようとすることは 悪いことではないはず
でもまわりが 望まない変化は 自己満足でしかない 30
31 何よりも 自分自身が楽しんでいないと まわりもついてこない
32 変化を求めて 環境を変えることに
33 2011年 サイバーエージェントに転職
34 開発会社 (BtoB) 約100人 アーキテクト Web系 自社サービス 数千人 (グループ全体) エンジニア
35 個性のかたまりのような エンジニアばかり!
36 共通点 ・開発を楽しんでいる ・良いサービスを作りたい
37 1年で100人以上の エンジニアが中途入社
38 中途同期勉強会やろう! (111勉強会)
週に1回、1年間開催 気づけば中途入社以外の メンバーも増えてた 39
お互いのナレッジ、 各サービスでのやり方など、 貴重な共有の場に 40
41 社内ではすっかり 勉強会が大好きな人に
42 配属先では MongoDBを引き継ぐ
とんでもないじゃじゃ馬っぷり 43
数多の障害を乗り越え、 なんとか手なづけたので LTで楽しく発表 44 https://www.slideshare.net/matsukaz/mongo-db-8707809
炎上 45
でもそこから 雑誌の寄稿の話が! 46
苦しいときも 楽しむこと大事! 47
とある飲み会にて 48
「今どきGitが使えない 環境なんてクソだよなー」 49
「松下さんGitできるっしょ? 勉強会やって広めてよ」 50
なんという 無茶ぶり 51
52 でも楽しさドリブンで 考えると?
「Git学ぶ良い機会だし、 社内で広められるし、 いいことしかないじゃん」 53
(Gitほとんど知らんけど) 「んじゃやりますよー! その代わり集客よろ」 54
55 慌てて 公式ドキュメントを熟読 内部実装まで理解
56 1ヶ月かけて資料作成、 いざ社内勉強会!
57 参加者は300人以上! (中継参加者含む)
Web記事になったり 発表資料がバズったり 58 https://codezine.jp/article/detail/8092 https://www.slideshare.net/matsukaz/git-17499005
Git逆引き入門を 執筆することに 59
楽しさドリブンで 無茶ぶりもチャンスに! 60
その後、多産多死の サービス作りにも疲れ、 転職を決意 61
62 次は事業をしっかりと 成長させているところ
DevOps的に 全体に関われるといいな 63
そんなタイミングで 起業した後輩から誘われる 64
65 スタートアップ大変そう… でもチャレンジできるのも 30代のうち?
66 自分たちで 全部やらなきゃいけない 環境は貴重な経験になる
67 なにより 楽しそう!
68 2014年 トランスリミットに転職
69 Web系 自社サービス 数千人 (グループ全体) エンジニア アプリゲーム (世界向け) 6人 CTO
入社後半年で CTOに就任 70
クライアントサイドは もう一人のCTOがいる それ以外は全部やるしか 71
72 (C) チーフ (T) 球拾い (O) おじさん
73 サーバサイド実装 インフラ 開発環境整備 CI/CD 運用監視 クライアントライブラリ リリース自動化
せっかくだから 運用も手軽で楽しく! ChatOpsにチャレンジ 74
いい感じにできたので ChatOpsで登壇 75 https://www.slideshare.net/matsukaz/translimitchat-opsbot
Slack入門を 執筆することに 76
楽しさドリブンで 新しいことにもチャレンジ! 77
連続してアプリがヒット! アーキテクチャを全公開 78
79 優秀なエンジニアが 少しづつ集まりはじめる!
楽しんでいるところに 人は集まる 80
81 とはいえ市場はすでに ブラックオーシャン
82 ヒット作がなかなか出せず、 仕事と家庭のバランスも 取れない状態に…
83 気づけば40歳も過ぎ、 一番長く在籍した会社に
84 頑張ってやってきたけど これ以上は家族に 迷惑をかけるだけ
なにより 楽しく働けなくなっていた 85
86 もっと安定した組織で 全体に関わりたい
経営層との 距離も近いところ 87
家族の幸せも考えて 88
89 兼業でいろんな方とも 関わってみたい
90 2020年 カオナビに転職
91 アプリゲーム (世界向け) 約20人 ハードワーク HRTech SaaS 約180人 残業ほぼナシ ホワイトな働き方
92 いままで一番 考え方がロジカルな会社
必要なものを見極め 捨てる重要性を知ること 自分が出来ることを 他の人でも出来るようにすること 相手の言葉を鵜呑みにせず その背景や理由を考えること シンプル 仕組み化 仮説思考 3
2 1 VALUE ーカオナビが大切にしている仕事観ー © kaonavi Inc.
94 キャッチアップしつつ いろんなプロジェクトを支援
95 コロナの影響で 働き方が大きく変化
96 No Normalだからこそ、 柔軟な働き方ができるように
カオナビの仕事以外での経験を通じた自己研鑽を応援しています。 オフィス/自宅など働く場所を自分で選べます。 兼業推奨 働く場所を選択できる 勤務時間と休憩時間を柔軟に組み合わせて働くことが可能です。 スイッチワーク 出退社時刻と勤務時間を自分で決めることができます。 スーパーフレックス制度 MY WORK
STYLE制度 ー場所と時間に縛られない働き方ー
そして2020年9月 CTOに就任 98
99 エンジニア組織全体を見たり 経営層とも深く関われるように
100 最近は兼業で 技術支援や面接をしたりも
いまでも新しい経験を 積み重ねていけるのは楽しい! 101
気づけば幅広く いろんな経験をしてきた 102
103 役割 SE, R&D アーキテクト エンジニア CTO CTO 社員数 1300
100 数千 6 → 20 180 事業 SIer 開発 (SI/SES) Web系 アプリゲーム SaaS 対象顧客 toB toB toC toC (世界向け) toB
20年前の自分では 考えられない生き方や経験 104
きっかけの一つは 間違いなく 105
そして楽しさドリブンで 変化を楽しめていたからこそ 106
天才は努力する者に勝てず、 努力する者は 楽しむ者に勝てない 孔子「論語」 107
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