Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

Kiro Powersを使用してAWSインフラ構築をしてみよう!

Kiro Powersを使用してAWSインフラ構築をしてみよう!

「AWSパートナー7社合同 re:Cap2025 in 九州」で登壇した資料になります。
https://connpass.com/event/375856/

Avatar for Kohei Matsunobu

Kohei Matsunobu

January 23, 2026
Tweet

More Decks by Kohei Matsunobu

Other Decks in Technology

Transcript

  1. 自己紹介 名前: 松延 航平(まつのぶ こうへい) 所属: 株式会社Benjamin AWS Strategy Group

    役割: AWSエンジニア 業務: AWSを用いたインフラ要件定義・設計・構築など All Cert LinkedIn © Benjamin Inc 1 認定: • 2025 AWS Top Engineer(Services) • 2025 All AWS Certifications Engineer 好きなサービス: • Amplify Gen2, Bedrock AgentCore • Kiro (Kohei Matsunobu)
  2. Kiroとは - 概要 AWSがAIエージェント統合型IDEとして「Kiro」を提供。(2025年11月より一般提供開始(GA)) Kiro最大の特徴であるスペック駆動開発を提供し、プロトタイプから本番環境相当の環境をAIコーディングで構築可能。 (*)Mac OS / Windows OS

    / Linux OSでインストール可能。 (*)利用可能なモデル:Claude Sonnet 4、Sonnet 4.5、Haiku 4.5、Opus 4.5 D © Benjamin Inc 5 ※ Kiro公式サイト:https://kiro.dev ※ Kiro公式サイトより出典
  3. Kiroとは - 概要 D © Benjamin Inc 6 ※ Kiro公式サイト:https://kiro.dev

    スペック駆動開発の構成要素 1. 要件定義(requirements.md) 2. 設計(design.md) 3. タスク(tasks.md) どのようなシステムを構築したいのか定義 要件定義の内容から詳細な設計ドキュメントを作成 必要なタスクを洗い出し、Kiroがタスクを自動遂行 Kiroの最大の特徴であるスペック駆動開発(Specモード)は、従来のバイブコーディング(Vibeモード)とは異なり、 曖昧な指示で完璧な結果を期待せず、構造化されたプロセスを重視して、フェーズごとにMarkdownファイルを生成。 Markdownファイルの内容を元にAIコーディングを推進していく仕組み。
  4. Kiroとは - その他機能 © Benjamin Inc 7 1. 概要 生成AIの振る舞いや回答、生成物のルールを

    永続的に制御する仕組み。 プロジェク内ディレクトリ(.kiro/steering/)に Markdownファイルを配置することで、Kiroに 対してプロジェクト固有のルールや指示を事 前に学習させることが可能。 Kiro Steering 2. 主な用途 ・コーディング規約の遵守: 特定のライブラリの使用、命名規則、アーキテクチャ パターンをKiroに守らせることが可能 ・言語設定: 「常に日本語で回答する」といったガイドラインを定 義して、レスポンスの質を統一することが可能。 ・役割の定義: AIを特定の専門エージェント(例:セキュリティ担当、 レビュアー)として機能させるための指示を記述可能。 1. 概要 Kiroにおけるイベント駆動型の自動化機能。 特定の開発イベント(ファイル保存、作成、削除など)を トリガーに、AIエージェントが定義済みのタスクを自動 実行してくれる仕組み。 Kiro Hooks 2. 主な用途 ・ドキュメントの自動更新: ソースコードの変更を検知して、関連するドキュメン トを自動更新させることが可能。 ・テストの自動生成・実行: ソースコードが保存された際に、対応するテストファ イルを自動的に生成させたり、自動実行させることも可 能。 ・コード品質・セキュリティチェック: コミット前にコードのセキュリティ脆弱性やコーディ ング規約からの逸脱がないかチェックしてくれる。
  5. Kiro Powers - 概要 AWS re:Invent 2025で発表されたKiroの新機能。 MCP(Model Context Protocol)/Steering/Hooksを「powers」としてパッケージング、

    AIエージェントが必要な時に必要な専門知識とツールを動的に読み込む仕組み。 Kiro Powersは、Kiroを利用している全ユーザが無料で利用可能です。 © Benjamin Inc 10 ※ Kiro公式サイト:https://kiro.dev/powers ※ Kiro公式サイトより出典
  6. Kiro Powers - 仕組みの詳細 従来のAIコーディングの課題 多くの知識やツールを事前に読み込む方式 ✗ 数万トークンのコストが発生 ✗ コンテキスト過多の状況に陥る

    ✗ AIエージェントのレスポンスが遅くなる ✗ 回答の質が下がる(思考がブレやすい) ✗ 関係ない提案やハルシネーションが発生 Kiro Powersを導入するメリット タスクに応じて必要なものだけを動的読み込み ✓ コンテキスト使用量を最小限に抑制 ✓ 回答出力の品質が向上 ✓ AIエージェントの思考がブレにくくなる ✓ 必要なツールがないことによるエラー回避 ✓ Powersの有効/無効を必要に応じて切り替え → © Benjamin Inc 11 ※ HashiCorpサイト:https://www.hashicorp.com/en/blog/hashicorp-is-a-kiro-powers-launch-partner
  7. Kiro Powers - サポートされているPowers AWS提供 • Build an agent with

    Strands Strands Agent SDKでAIエージェント構築 • Build an agent with Amazon Bedrock AgentCore Amazon Bedrock AgentCoreを構築・デプロイ • Build AWS infrastructure with CDK and CloudFormation Well-Architectedに従い、CDK/CloudFormationを使用したインフラ構築 • Build applications with Aurora PostgreSQL Aurora PostgreSQLベストプラクティス活用して、Aurora PostgreSQLを基 盤とするアプリを構築 サードパーティ提供 • Design to Code with Figma デザイン→コード自動生成 • Deloy web apps with Netlify WebアプリをグローバルCDNにデプロイ • Build a backend with Supabase SupabaseのDB・認証・ストレージ等を使用してアプリ構築 • Deploy infrastructure with Terraform Terraform(IaC)を使用したインフラの構築・デプロイ • API Testing with Postman Postmanを使用したAPIテストの自動化 • Datadog Observability ログ・メトリクス・トレース分析 • Stripe Payments Stripeを使用した支払い統合機能の構築、サブスクリプシ ョン管理など • Build a database with Neon サーバレスDB構築 © Benjamin Inc 18 他にも多くのPowersがサポートされている!
  8. Kiro Powers - カスタムPowers カスタムPowersの構成 POWER.md • いつ・どうツールを使うかを定義 • ベストプラクティス・注意点を記載

    • AIエージェントの行動指針 MCPサーバー設定(option) • 実際に使えるツール定義 Steering(option) • 特定のタスク(テスト、デプロイなど) に特化した追加の指示ファイルを格納 © Benjamin Inc 19 独自でPowersを構築して使用したい場合は、カスタムPowersを使用する ※ Kiro公式サイト:https://kiro.dev/docs/powers/create
  9. Kiro Powers - カスタムPowers © Benjamin Inc 20 ※ Kiro公式サイト:https://kiro.dev/docs/powers/create

    ①Kiro Powersの「Add Custom Power」 を選択 ②「Import power from a folder」から カスタムPowersフォルダをインポート カスタムPowersの設定もシンプル!