Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
AI導入のヒント!Amazon QとBedrockの実践事例を解説
Search
Kohei Matsunobu
March 01, 2025
Technology
0
170
AI導入のヒント!Amazon QとBedrockの実践事例を解説
JAWS Days 2025でLT登壇した際の資料
(※)私が担当した内容のみ抜粋しています
Kohei Matsunobu
March 01, 2025
Tweet
Share
Other Decks in Technology
See All in Technology
Oracle Base Database Service 技術詳細
oracle4engineer
PRO
14
82k
[re:Inent2025事前勉強会(有志で開催)] re:Inventで見つけた人生をちょっと変えるコツ
sh_fk2
1
1k
AWS DMS で SQL Server を移行してみた/aws-dms-sql-server-migration
emiki
0
270
RemoteFunctionを使ったコロケーション
mkazutaka
1
170
設計に疎いエンジニアでも始めやすいアーキテクチャドキュメント
phaya72
18
12k
AIでデータ活用を加速させる取り組み / Leveraging AI to accelerate data utilization
okiyuki99
6
1.5k
激動の時代を爆速リチーミングで乗り越えろ
sansantech
PRO
1
190
OPENLOGI Company Profile for engineer
hr01
1
46k
AI時代の発信活動 ~技術者として認知してもらうための発信法~ / 20251028 Masaki Okuda
shift_evolve
PRO
1
130
re:Invent 2025の見どころと便利アイテムをご紹介 / Highlights and Useful Items for re:Invent 2025
yuj1osm
0
450
.NET 10のBlazorの期待の新機能
htkym
0
160
【SORACOM UG Explorer 2025】さらなる10年へ ~ SORACOM MVC 発表
soracom
PRO
0
180
Featured
See All Featured
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
246
12k
[Rails World 2023 - Day 1 Closing Keynote] - The Magic of Rails
eileencodes
37
2.6k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
72
11k
JavaScript: Past, Present, and Future - NDC Porto 2020
reverentgeek
52
5.7k
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
16
1.7k
Connecting the Dots Between Site Speed, User Experience & Your Business [WebExpo 2025]
tammyeverts
10
630
Java REST API Framework Comparison - PWX 2021
mraible
34
8.9k
Navigating Team Friction
lara
190
15k
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
127
54k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
411
23k
Fantastic passwords and where to find them - at NoRuKo
philnash
52
3.5k
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
PRO
55
11k
Transcript
AI導入のヒント!Amazon QとBedrockの実践事例を解説 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_e
事例3: BedrockとTranscribeを組み合わせた 議事録生成ツールについて ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_e
名前:松延 航平(まつのぶ こうへい) 所属:株式会社ベンジャミン 業務:AWS設計・構築・保守運用 認定:AWS認定全冠 Salesforce認定(Administrator) LPIC-1 好きなAWSサービス:Lambda、CloudFormation 趣味:旅行、温泉巡り
出身:福岡県 自己紹介 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_e Prairie Card
BedrockとTranscribeを組み合わせた議事録生成ツールの事例 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_e 弊社では、業務効率化のため、 社内の生産性を2倍にする活動をしています。 社内から、こんな声が挙がりました。
BedrockとTranscribeを組み合わせた議事録生成ツールの事例 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_e 「毎回議事録をまとめるのが大変」 「自動的に議事録が作成される仕組みがほしい」 「会議の録画データがあるので、活用できないか」
BedrockとTranscribeを組み合わせた議事録生成ツールの事例 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_e 「会議の録画データから議事録を自動生成してくれるツールを AWSで構築できないか?」 「会議の録画データはあるので、Amazon Transcribeというサービスで 文字起こししてBedrockで要約できれば・・」 普段の業務はAWSインフラ作業を担当しているのですが、このアイデ
アを形にすれば生成AI開発体験を積むことができ、かつ、社内の生産 性向上につながるので一石二鳥!!
BedrockとTranscribeを組み合わせた議事録生成ツールの事例 オンライン会議ツール(Zoom/Google Meetなど)から出力した録画ファイルをWeb画面か らアップロードすることで、録画ファイルの音声データから文字起こし(Transcribe)、生 成AI(Bedrock)を使用して議事録を自動生成するアプリケーションとなります。 議事録はNotionページへ出力され、Slackチャンネルにて通知されます。 (※)対応している録画データのファイル形式(Amazon Transcribeの仕様による) m4a,mp3,mp4,wav 議事録生成アプリケーションの概要
ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_e
議事録生成アプリケーションの利用イメージ ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_e
議事録生成アプリケーションで使用しているAWSサービス一覧 AWSサービス サービス概要 備考 Amazon Bedrock 基盤モデルを使用して生成AIアプリの構築が可能 Claude 3.5 Sonnet
v2を使用 Amplify Gen2 TypeScriptを活用したフルスタックな開発環境を提供 React + TypeScript + Viteで フロントエンドを構成 Amazon Cognito アプリケーションにユーザのサインイン/サインアップ、 アクセスコントロールの機能を提供 ユーザの管理に使用 Amazon S3 オブジェクトストレージサービス 録画ファイルの保存先として使用 Amazon EventBridge AWS内外のイベントソースから発生するイベントを受け 取り、ルールに基づいてターゲットに送信可能なサービ ス AWS Step Functionsを実行するための トリガとして使用 AWS Step Functions 分散アプリケーションのための視覚的なワークフロー 議事録生成ワークフローを実装 Amazon Transcribe 音声データをテキスト変換するサービス 録画ファイルの音声データから 文字起こしを行う Amazon DynamoDB 1桁ミリ秒単位で規模に応じたパフォーマンスを実現す る高速で柔軟なNoSQLデータベースサービス プロンプトテンプレート、 議事録メタデータの保存先を実装 AWS Lambda サーバをプロビジョニングしたり管理しなくても、コー ドを実行できるコンピューティングサービス(FaaS) プロンプト生成、議事録出力 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_e
議事録生成アプリケーションのAWS構成
1. IaC化(Infrastructure as Code) 2. ローコード開発 3. プロンプトチューニング 工夫した点 ハッシュタグ:#jawsdays2025
#jawsug #jawsdays2025_e
• IaCの利点を活かしてAWSリソースを管理している ◦ フロントエンド ▪ Amplify Gen2 (CDK) ◦ バックエンド・インフラ
▪ CDK for Python • 別AWSアカウントへcdk deployを実行することで同構成を展開可能 工夫した点 - IaC化(Infrastructure as Code) ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_e
• 議事録生成のワークフローをStep Functionsで実装 ◦ できるだけシンプルなワークフローとしており 、処理を視覚化 ◦ ワークフローが失敗した際、グラフビューから 失敗箇所を特定が容易、デバッグが容易な構成 となっている
工夫した点 - ローコード開発 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_e
• プロンプト用のテンプレートをDynamoDBテー ブルで管理 • チューニングはDynamoDBテーブルのレコード を編集することで可能 • 他モデルを指定することが可能 ◦ StepFunctionsのInvokeModelでは、Converse
APIが使用できない ◦ 他モデルを使用したい場合は、 StepFunctionsを修正する必要がある 工夫した点 -プロンプトチューニング ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_e
• 話者分離機能 ◦ 誰がどう言った発言をしたのかを議事録に反映する ◦ Transcribeの話者分離機能を使用する(最大10名まで) • 議事録の精度を評価機能(スコアリング) ◦ 評価結果はSlack通知
◦ 評価結果をもとにプロンプトのチューニングを実施する 今後実装を予定している機能 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_e
議事録生成アプリケーションのAWS構成 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_e 議事録生成アプリケーションについては、弊社HPにも内容を記載しております。 (※)Benjamin HP https://benjamin.co.jp/service/genai-minutes/
None